戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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356話

「プログラム完成、後はこれを錬金術で形とした装置に組み込めば完成だ」

 

「本当に容易く言ってくれる、ホムンクルスを作り出す装置そんな物は元々存在しない。だからこそ錬金術ですら形とするのは難しい」

 

「そうですね、元となる何かが存在するので有れば簡単なのかも知れませんが存在しない物を作り出すとなると如何しても時間が掛かってしまいます」

 

元となる何かか…

 

「俺も手伝おう、メアは俺の遺伝子を元に装置で作られたホムンクルスだ。その記憶を呼び起こせば何とかなるだろう」

 

「成る程な、明確な形が存在するのであれば形とするのは然程難しくはない。より強くその装置をイメージしろそうすれば自ずとその装置が構築されて行く筈だ」

 

俺はキャロルに言われるがままに彼処で見た装置の形をイメージする

 

「完成だ、おい如何した‼︎」

 

「湊さん‼︎」

 

装置が完全したと同時に倒れる俺の所にキャロルとエルフナインが来る

 

「はぁ…はぁ…」

 

「何があった…‼︎

 

「……‼︎」

 

誰かの声が聞こえる中俺の意識は途絶えた

 

〜キャロルside〜

 

「キャロル湊さんに一体何が」

 

「恐らくはあの装置を完成させる為に奴がイメージしたせいだろう。当時の事が聡明に思い出され奴が忘れかけて居た記憶が蘇ったのだろう」

 

此奴はそれ程までの事をあの時にあの場所で経験したんだろう

 

「何があった‼︎」

 

「湊君‼︎如何したの‼︎」

 

「しっかりするであります湊‼︎」

 

「ご主人‼︎」

 

「落ち着け、そいつは気絶して居るだけだ」

 

俺はそう言って湊が気絶するまでの経由を話す

 

「そうか…」

 

「湊君凄く苦しそう…」

 

立花響の言う通り湊は気を失いながらも苦しそうな表情を浮かべて居る

 

「それ程までの事があったんでしょうねシンフォギア軍事兵器化実験の行われた場所では」

 

「ああ、それは並大抵の苦しみではないのだろうな…」

 

「お兄ちゃんを助けてあげたいのは山々デスけど…私達には如何する事も出来ないデス」

 

「本当に湊さんが困ってる時、私達には何も出来ない…」

 

「ご主人…」

 

「苦しいに決まって居るであります…あんな場所での事を思い出してしまったでありますから」

 

「クソッタレが‼︎」

 

雪音クリスはそう言って壁を殴る

 

「一先ず雪音湊の容態を確認するのが先だ」

 

「俺達は此奴を完成させる。彼奴が此処までした物を完成させる義務が俺にはある」

 

「僕も手伝いますキャロル」

 

彼奴らが湊を連れ出す間、俺とエルフナインは装置完成までの残りの作業を続けた

 

〜キャロルside out〜




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