戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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366話

「お前ら!」

 

「「お兄ちゃん(湊さん)‼︎」」

 

「漸く来たぜ、でも残念月遺跡の探査ロケットは既に破壊済みだぜ」

 

さっきの爆発音はやっぱりロケットが破壊された音だったのか

 

「ごめんなさいデス」

 

「良いんだよ別に、それにあれ偽物だしな」

 

俺がそう言うと切歌と調は疑問符を浮かべる

 

「偽物?」

 

「ああ、言ってなかったな本物は俺の通信機の中だ。その方が襲撃があった時も安全だろうって米国側に話を持ち掛けたら許可をくれた」

 

「それじゃあ私達が守ったのって」

 

「ああ、彼奴らへの囮だ」

 

俺がそう言うと切歌と調は安心する

 

「ちっ、舐めた真似してくれるぜ」

 

「実際はそんな事しなくても良かったんだがあくまで念の為だ」

 

俺がそう言うとミラアルクは地上に降りて来る

 

「前回はうちもヘマしちまったが今回はああは行かないぜ」

 

「それはお前自身で証明して見せろ」

 

「行くぜ‼︎」

 

ミラアルクはそう言って俺に向かって来る

 

「うちらはずっとずっと壁に囲まれて疎外感に苛まれて来たんだぜ!利用されて裏切られてそれでも何時か孤独を埋める方法があると信じて、それだってのに…こんな姿になれ果てて」

 

ミラアルクはそう言って涙を流しながら俺への攻撃の手を緩めない

 

「不可逆な怪物に成り果てるくらいなら優しさなんてうちは知らなくて良かったんだぜ」

 

「それは違う!」

 

「うちらに無いものを全部持ってるお前に…うちらの何が分かるんだぜ‼︎」

 

ミラアルクは怒りに任せて攻撃を続ける

 

「確かに前にメアが言った通り人間なんて殆どの奴らがそうだ異物を受け入れず、自分達と少し違う程度で相手を蔑み淘汰する連中ばかりだ、俺自身も怪物だと淘汰された事なんて山の様にあった!」

 

「だったら!うちらに味方してくれても良かったじゃねえか‼︎」

 

「だとしても全員が全員そう言う訳じゃねえ!中には俺達をみたいな怪物を受け入れて優しくしてくれる奴らも存在するそれはお前だって分かってんだろ‼︎」

 

「うちらの周りにはそんな奴らは居なかったんだぜ‼︎」

 

ミラアルクはそう言って上空に飛ぶ

 

「うちらの周りには利用して裏切って来る連中しか居なかったんだぜ!だからうちらは今もこうして戦い続けてるんだぜ‼︎」

 

「居るじゃねえか!お前にとってあの2人はそう言う存在じゃ無かったのかよ‼︎」

 

「メアにヴァネッサ…うわぁぁあ‼︎」

 

ミラアルクは一瞬動きを止めたが直ぐに俺に向かって来る

 

「お兄ちゃん避けるデス!」

 

「後は私達で‼︎」

 

《ポリフィルム鋏恋夢》

 

そう言ってアマルガムを発動させた切歌と調が巨大なトラばさみでミラアルクを捕らえようとする

 

「ミラアルクちゃん‼︎」

 

「メア…お前…」

 

そこにメアが割り込んで来てミラアルクを突き飛ばしトラバサミはミラアルクの代わりにメアを捕えて内部の刃が球体ごと回転しを切り裂いていく

 

「メア!メア‼︎」

 

「行かせっかよ!」

 

俺はメアを助けに行こうとするミラアルクを羽交い締めにする

 

「離せ!離しやがれ‼︎うちは…うちはメアを助けに行かなきゃいけないんだぜ‼︎」

 

「それにもっと早く気が付いたりゃこうはならなかっただろ、お前に出来る事は現実を受け止めることだけだ」

 

「チクショ〜‼︎」

 

ミラアルクのその声と共に地面に激突し爆発すると同時に俺はミラアルクを離す

 

「やったデスか…」

 

「多分だけど…」

 

「メア‼︎」

 

俺に解放されたミラアルクはメアの元に向かって行く

 

「済まないんだぜメア…うちのせいでこんな目に合わせちまって…」

 

「大丈夫だよミラアルクちゃん、まだ戦えるから」

 

そう言ってメアはふらふらになりながらも立ち上がる

 

「その必要はないわメアちゃん月遺跡への探査ロケット破壊と言う此方の目的は既に達成されています」

 

ヴァネッサがそう言って1つの結晶を取り出すと

 

「そいつを使えば貴様達の喉元に喰らいつけるのだろ、この命に変えてもセレナは必ず!!」

 

そう言って翼がヴァネッサ達目掛けて剣を振るう

 

「翼さんを1人ぼっちにさせるな‼︎」

 

「エルザ!ルナ!お前達は残って防衛に専念しろ‼︎」

 

俺はエルザとルナにそう言って響達と翼を追いかけた




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