戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
「湊君‼︎了子さんは⁉︎」
「ああ、ばっちり無事だ」
俺はフィーネを担ぎながらそう言う
「良かった無事だったんですね了子さん」
「お前何を馬鹿な事を…」
俺達に近寄って来る響にフィーネはそう言う
「皆んなに言われます、親友からも変わった子だって」
「まあ敵を助ける何てバカな事考えるのは世界中探しても此奴ぐらいだろうな」
「あはは」
俺がそう言うと響は苦笑いを浮かべる
「もう終わりにしましょう了子さん」
「私はフィーネだ」
「でも了子さんは了子さんですから」
響は笑ってそう言う
「きっと私達分かり合えます」
「ノイズを作り出したのは先史文明期の人間、統一言語を失った我々は手を繋ぐよりも相手を殺す事を求めた。そんな人間が分かり合えるものか。だから私はこの道しか選べなかったのだ」
フィーネは力強くそう言う
「人が言葉よりも強く繋がれる事、わからない私達じゃありません」
「私の勝ちだ‼︎「まだ勝ち誇るには早いんじゃないか?」何?ぐっ‼︎があぁぁあ‼︎」
俺がフィーネに触れるとフィーネは苦しみ始める
「くっ!でやー‼︎」
フィーネは苦しみに抗いながらネフシュタンの鎧の鞭を引っ張った
「はぁ…はぁ…貴様何を⁉︎それはネフシュタンの鎧⁉︎なぜ貴様がそれを‼︎」
「悪いがお前にそれを教える義理はない」
俺はそう言ってネフシュタンの鎧を通信機の中に仕舞う
「まあ良い、月のかけらは落ちて来ているのだからな」
フィーネがそう言うと全員が月を見ると少しずつ近づいて居る月のかけらがあった
「私の悲願を邪魔する禍根は此処で纏めて叩いて砕く‼︎この身は此処で果てようと魂までは絶えやしないのだからな!聖遺物の発するアウフヴァッヘン波形がある限り私は何度だって世界に甦る‼︎何処かの場所いつかの時代今度こそ世界を束ねる為に‼︎私は永遠の刹那に存在し続ける巫女フィーネなのだ‼︎」
フィーネがそう言うと響は軽くフィーネを殴る
「うん、そうですよね。何処かの場所、いつかの時代、蘇るたび何度でも私の代わりに皆んなに伝えて下さい。世界を1つにするのに力なんて必要ないって事、言葉を超えて私達は1つになれるって事、私達は未来にきっと手を繋げられると言う事、私には出来ないから了子さんにしか出来ないから」
「お前まさか…」
「了子さんに未来を託すためにも私が今を守って見せますね」
響がそう言うとフィーネの雰囲気が変わる
「本当にもう放って置けない子なんだから、胸の歌を信じなさい」
そう言うとフィーネは塵になりかける
「ちょっと待てよ、その…お前にこう言うのも何だが…お前と姉さんが一緒に居たお陰で俺は姉さんにまた会えた。お前と一緒じゃ無かったらもっと後になってたか、もしかするともう死んじまってたかも知んない、だからその事だけはお前に礼を言いたい。ありがとな」
俺がそう言うとフィーネは完全に塵になった
「機動計算でました。直撃は避けられません」
「あんな物が此処に落ちたら…「その心配は必要ない」どう言う事…」
俺はそう言って全員の前に出る
「まさかネフシュタンの鎧を使うのか?」
「当たり前だ、まさかこんな直ぐに使う事になるとは思っても見なかったけどな」
俺はそう言って通信機からネフシュタンの鎧を取り出して纏う
「湊君…」
「大丈夫だ、よっと」
俺はそう言ってネフシュタンの鎧の鞭を月のかけらに巻きつける
「想像してた以上に重いな」
「手伝うか?」
「これで貸し借りの件は無しにすんだ遠慮させて貰う」
風鳴司令の言葉に俺はそう返す
「はぁ…仕方ない壊すか」
《MEGA DETH FUGA》
俺が背部に形成した固定式射出器の左右に1基づつ連装し発射した2基の大型ミサイルは月のかけら目掛けて飛んで行き破壊した
「終わったな、あ…やべ」
つい勢いで使ったが後ろを振り返ると一般人と響と未来以外のニ課全員と姉さんが驚いて居た
「んじゃ俺は疲れたから帰「まあ待て、湊君」だよな」
俺が逃げる為に帰ろうとすると風鳴司令に止められる
「えっと…取り敢えず助かったって事で良いんですよね師匠?」
「だろうな、確認急げ!」
「司令!月のかけらの破壊を確認しました‼︎」
友里が衛星の映像から月のかけらを破壊した事を確認する
「ありがとう湊君‼︎」
「ありがとう湊」
「俺はただデュランダルの件の借りを返しただけなんだけどな」
「何を言って居る。君はニ課の者だけじゃない此処に居る全員の命を救ったんだ。お釣りが来てもおかしくないだろう」
風鳴司令は笑ってそう言う
「分かった、でも本当に疲れてるから明日にしてくれ夜通し戦ったから本当に眠いんだよ」
「言われてみれば私も眠いかも、ふぁ〜」ぐ〜
響はそう言って大きなあくびをすると同時に大きなお腹の音が鳴る
「もう響てば、それじゃあ帰ろっか」
「うん!今日のご飯は何かな〜♪」
「待て響君、明日の朝10時場所はカ・ディンギルの前だ」
「わかりました師匠!」
「私達も帰ろっか」
「そうですね、では雪音さんさようなら」
響と未来に続き安藤達も帰って行った
「あたし達も帰るか」
「そうだな、俺達の住んでるアパートだけは俺が全力で死守したし大丈夫だろ。他の所はどうか知らねえがな」
正直言って俺の住む場所が無事なら俺はそれで良いからな
「湊君達も今日はゆっくり休むと良い。因みに湊君、君も明日の朝10時カ・ディンギルの前に集合だ。クリス君も立ち合いたければ一緒に来ると良い」
「分かった」
「はいよ」
俺はそう言って姉さんとアパートに帰った
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