戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
「此処がわたくし達の家であります。そして貴方達がフランスに滞在中の宿泊する場所でもあります」
「どうしたお前ら」
俺とエルザが中に入ろうとすると響達は呆然と立ち尽くす
「小日向…これは我々がおかしいのだろうか?」
「いえ、多分私達が普通の反応だと思います」
「家つうか普通に豪邸じゃねえか」
「もしかして湊君って私達が思ってる以上に凄い人なのかな?」
俺は響達を放置して中に入る事にする
「「ただいま(であります)」」
俺とエルザがそう言って中に入ると奥から足音が聞こえて来た
「パパ‼︎エルザお姉ちゃん‼︎お帰り‼︎」
「元気そうだな葉月」
足音の正体は俺目掛けて走って来た葉月だった
「お帰り湊君」
「ああ、葉月の面倒見てくれてありがとなセレナ」
葉月に少し遅れてセレナが来た
「初めましてセレナ・カデンツァヴナ・イヴです」
「風鳴翼だ、数日の間だが宜しく頼む」
そう言ってセレナと正気に戻った翼は挨拶を交わす
「にしても、此処がフランスのお前の家か。日本に居た時が借りアパートだったから普通だと思ってたんだけどな」
「普通じゃないのか?」
「此処を普通って言ってるのは湊君だけだと思うよ」
俺の言葉にセレナがそう言う
「それでずっと湊君の膝の上に座ってるのっては」
「ああ悪い、葉月自己紹介しろ」
「うん!雪音葉月宜しくお姉ちゃん‼︎」
葉月は俺の膝の上に座りながらそう言う
「嘘⁉︎クリスちゃん妹も居たの⁉︎」
「居ねえよ、湊正直に答えさせろそいつは何なんだ」
「うう…嘘じゃないもん…葉月は…葉月だもん」
「わっ悪かっただから泣くなよ」
葉月を泣かせた事でエルザに睨まれ直ぐにフォローする姉さん
「葉月ちゃん休憩は終わりにしてそろそろお勉強に戻ろっか」
「うん!」
葉月はセレナにそう言われると2人で勉強を再開しに行った
「それで結局彼女は何なんだ?雪音の口ぶりから察するに本当にお前の妹ではないのだろ」
「ああ、葉月は完全聖遺物ネフィリムが2つに分裂した際に生まれた言わば自律型の完全聖遺物だ」
「完全聖遺物が分裂⁉︎そんな事があり得るのか⁉︎」
「わたくし達も実際に現場に鉢合わせなければ信じなかったであります。ですが葉月ちゃんはわたくし達の前で2つに分裂したので間違いないであります」
エルザの言う通り葉月は6年前、FISで行われたネフィリムの起動実験後、再び暴走仕掛けたネフィリムを完全に鎮める為に呼ばれた俺が触れた事で分裂したネフィリムの姿だ
「そのままFISに居させたらイギリスにいた頃の俺みたいに実験道具として使われるのは目に見えて居た。だから俺が引き取ったんだ」
「そうだったのか、でもよ何でお前の事パパって呼ぶんだ?」
姉さんの疑問は最もだ
「雛鳥は初めて自分が見た生き物を親だと思う事があるって聞くだろ、それと同じ原理だ」
「つまり初めて見たのが湊君だから葉月ちゃんは湊君をお父さんだと思ってるって事?」
「凄いな響、理解できたか」
「えへへ」
俺がそう言うと響はどこに照れる要素があるのかは不明だが照れている
「そうだ未来‼︎せっかく来たんだし観光に行こうよ‼︎」
「う〜ん、私は良いけど私と響2人だけだと道に迷った時不安だし」
「ならばわたくしが同行するであります」
未来の言葉を聞いてエルザがそう言って立ち上がる
「良いのエルザちゃん⁉︎」
「ガンス」
未来の質問にエルザはそう言って頷く
「パパ…一緒に…お昼寝…」
「ごめんね湊君、葉月ちゃんが今日は湊君と一緒が良いって言って聞かないんだ」
「良いよ今日くらい、行くか葉月」
俺はセレナにそう言って葉月の手を引く
「パパ…抱っこ…」
「はぁ、今日だけ特別だぞ」
俺はそう言って葉月を抱っこして葉月の部屋に向かった
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