戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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63話

「そろそろ出してやるか」

 

アパートに着いた俺はそう言って猫に変えた金髪少女を通信機から出す

 

「暴れんな」

 

「何デス急に猫になったりでもう頭が追いつかないデスよ!」

 

「怪我人が寝てんだ静かにしやがれ」

 

「ごっごめんなさいデス…ってそうじゃないデス‼︎」

 

金髪少女はそう言って床を転がる

 

「お姉ちゃん誰?」

 

「私デスか?私は暁切歌デス」

 

「切歌お姉ちゃんって言うんだ!私は雪音葉月‼︎」

 

「葉月お前もセレナが怪我して寝てるんだから静かにしろ」

 

「うん、ごめんなさいパパ。セレナお姉ちゃん元気になった」

 

葉月の質問に俺は首を左右に振る

 

「嫌、まだ一度も目を覚ましてない。まあ無理もないかもしれないがな」

 

「パパお腹空いた…」

 

「晩飯もまだだしな何か食べるか」

 

時刻は8時30分、流石にこの時間じゃ手の込んだ物は出来そうにないな

 

「仕方ない鍋でも食べるか」

 

「お鍋!やった!切歌お姉ちゃんも一緒に食べよ」

 

「敵の情けは受けないのデス」

 

金髪少女はそう言ってそっぽ向くまあ此奴はどうでも良いが

 

「それじゃあ食べるか葉月」

 

「うん!」

 

そう言って俺と葉月は鍋を食べ始めるが

 

「じ〜」

 

「何だよ」

 

「な、何でもないデス」ぐ〜

 

腹が減ってるなら素直に言や良いのに

 

「ん…湊君…葉月ちゃん…」

 

「起きたかセレナ」

 

「セレナお姉ちゃん‼︎」

 

少ししてセレナが起き葉月がセレナに飛びつく

 

「ごめんね葉月ちゃん心配かけちゃって」

 

「ううん!セレナお姉ちゃんもう大丈夫なの?」

 

「うん、大丈夫だよ。あれ?そこに居るのって切歌ちゃん?」

 

「何で私の名前を知ってるデス?」

 

「当たり前だよ、覚えてる?私セレナだよ」

 

セレナがそう言うと金髪少女は疑いの目を向ける

 

「そんな筈無いデス、セレナは6年前に死んだ筈デス。私もマリアも調もマムもこの目でしっかりと見てるデスよ」

 

「それじゃあ切歌ちゃんこっち来て」

 

セレナが手招きすると金髪少女は疑いながらもセレナの所に行く

 

「な!何でそんな事知ってるデスか!それは本物のセレナしか知らない筈デス‼︎」

 

「言ったでしょ?私はセレナ・カデンツァヴナ・イヴだって」

 

「でっでもセレナはあの時確かに…」

 

「セレナの言ってる事は本当だぞ」

 

俺は鍋を食べながら金髪少女にそう言う

 

「6年前、起動実験で暴走したネフィリムを休眠させる為に使われた翌日、その施設が廃棄される事になってな、アメリカに居る俺の仲間がその実験施設を買い取った時に瓦礫の山の下から人が出て来たそれがセレナだ」

 

「そっそれじゃあセレナは本当に…」

 

「うん、辛い思いさせちゃってごめんね切歌ちゃん。マリア姉さんと調ちゃんそれにマムにも辛い思いをさせちゃって」

 

セレナは金髪少女に頭を下げてそう言う

 

「もう良いデスよセレナ無事で良かったデス、早速マリアや調に「ごめん切歌ちゃん調ちゃんは大丈夫かもしれないけどマリア姉さんは難しいと思う」どうしてデス?」

 

「私もねマリア姉さんに切歌ちゃんと同じ事言ったんだけど全然信じてくれなくて」

 

向こうの言い分も分からなくは無いけどな。死んだと思ってた妹が生きてたんだ信じたいって気持ちもあるのかも知れないけどそれ以上に死んだって信じ込んで居た自分がそうさせないんだろう

 

「そうデスか…分かったデスマリアには秘密にしておくデス」

 

「ありがとう切歌ちゃん「セレナお姉ちゃんお鍋一緒に食べよう!」うん、食べようか葉月ちゃん」

 

そう言ってセレナも俺達と鍋を食べる

 

「何なんデスか私への用件って」

 

「お前そのシンフォギア何処で手に入れた」

 

「確かに、切歌ちゃん6年前はペンダントは持ってなかったよね?」

 

「イガリマデスか?これは5年前にFISで渡された物デスよ?」

 

FISって事はやっぱり彼奴らが持ち出してた訳か

 

「そのイガリマは今から5年前に突如紛失した物だ。時期的にもFISの連中が無断で持ち出したんだろう」

 

「そう言われても私にはこの力が必要何デス、マリアの為、調の為、マムの為、アリスの為この力が必要デス、だから手放すわけにはいかないデス」

 

「それでフランス諸国を敵に回す事になったとしてもか?」

 

俺がそう聞くと金髪少女は力強く頷く

 

「調にマリア、マムにアリスを守るため為なら私はどんな罪も背負ってみせるデス」

 

「分かった、だが次に敵対する様な事があればその時は例えセレナの姉や友人だとしても容赦はしない叩き潰す」

 

「分かったデス」ぐ〜

 

「ほら、これで何か買って来い捕虜に餓死される訳にはいかないからな」

 

そう言って俺は金髪少女に1000円札を渡す

 

「こっこんな大金貰えないデス‼︎」

 

「1000円が大金ってどんな生活してんだよ」

 

「とっ取り敢えず一緒に行こう切歌ちゃん」

 

「わ、分かったデス」

 

2人はそう言ってアパートを出てコンビニに向かって行った




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