戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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66話

(何処だよ此処)

 

鬼ごっこ開始数分俺は木の枝から窓の空いてる部屋に入った

 

(ある程度校舎内は見て回ったつもりだったがこんな場所があったんだな)

 

「あら?どうしてこんな所に猫が」

 

(この声って生徒会長、て事は此処って生徒会室か通りで見た事ない訳だ)

 

俺が顔をあげるとそこにはやはり生徒会長が居た

 

「あの窓から入って来たのね、駄目よ勝手に入って来ちゃ」

 

生徒会長はそう言って俺を持ち上げる

 

「会長何をしているんですか?」

 

「梨沙、可愛い侵入者が居たからついね」

 

「何を言って居るんですか、侵入者何ですから可愛い訳が…子猫でしたか。確かに可愛い侵入者ですね。換気の為に開けていた窓から入って来たんでしょうね」

 

此奴は確か副会長だったか?

 

「それでどうかしたの梨沙?」

 

「学園祭の出し物の申請がまだ完了していないクラスがいくつかある様なのでそろそろ催促に行こうかと」

 

「良いじゃ無い後になって苦労するのはその子達なんだから」

 

それは最もだがそれで良いのか生徒会長

 

「会長…その大変の内に私達生徒会も居るんですよ?分かって居るんですか?」

 

「その時は去年みたいに学校に泊まれば良いじゃ無い」

 

「はぁ、そうならない様に私は催促に行こうとして居るんですよ。1年生はまあ1クラスなので良いでしょう。2年はB組とD組、3年はA組とC組です」

 

1年で申請してないの俺らのクラスだけかよ

 

「そう、催促をするかどうかは梨沙に任せるわ」

 

「わかりました。今日の所は辞めておきましょう」

 

副会長はそう言って俺に向かって来る。何故か生徒会室の鍵を閉めて

 

「会長この子連れて帰っちゃダメですかね、本当に可愛くて仕方ないんです」

 

「貴方って本当に小動物が好きね、そう言う貴方も私は嫌いじゃ無いけど、て言うかそろそろ辞めてあげなさい苦しそうにしてるわ」

 

「は!すみません会長お見苦しい所を」

 

副会長がそう言って謝罪をすると扉が叩かれる

 

「あれ?誰も居ないのかな?会長?副会長?居ますか?」

 

「直ぐに行く、失礼します会長」

 

そう言って副会長は何事も無かったかの様に鍵を開けて出て行った

 

(何かどっと疲れた)

 

「貴方何処と無く彼に似てるわね」

 

生徒会の言う彼とは恐らく俺の事だろう

 

(まあ生徒会長なら良いか、口も硬そうだし)

 

「なっ⁉︎あっ貴方‼︎」

 

「久しぶりです生徒会長「今直ぐ此処であった事を忘れなさい」それで脅しのつもりかよ」

 

「脅しじゃ無いわお願いよ」

 

ならその木刀を仕舞え

 

「分かった分かった、此処であった事は誰にも言わない」

 

「そうなら良いわ、それともう1つ答えなさい貴方のそれは何かしら?」

 

「おいおい、こっちは質問も何もしてないってのにそっちにばかりに情報を提供するのはおかしく無いか」

 

俺がそう言うと生徒会長は木刀を下げる

 

「そうね、こればかりは貴方の言う通りよ。今ので無断で生徒会室に侵入した事は不問にしてあげるわ。でも貴方がそれを悪用したのは事実よ、この質問に答えたならこの事も不問にしてあげるわ」

 

悪用って俺何もしてないよな?

 

「はぁ、分かった話せば良いんだろ話せば」

 

「最初からそうすれば良いのよ」

 

俺はある程度脚色して生徒会長に話す

 

「成る程ね、納得はいかないけど理解はしたわ。でもそこまでして何をしていたの?」

 

「文化祭の出し物をかけての鬼ごっこですかね」

 

「何を言って居るの?」

 

俺は此処に来るまでの経由を生徒会長に話す

 

「成る程ね、貴方はクラスのその出し物が嫌で鬼ごっこを提案、そして木の枝から窓の空いていた生徒会室に入ったのね」

 

「単純に話せばそんな所だな」

 

「つまり貴方が此処に居ると校内放送をすれば貴方のクラスの人達は生徒会室前に来ると」

 

この人の意図は大体分かった、居場所がバラされたくなければ何か手伝えと

 

「お前良い性格してやがんな」

 

「何の事かしらね、私はただもしもの事を言っただけよ」

 

生徒会長は澄ました顔でそう言う

 

「んで何だよ」

 

「私の事は生徒会長じゃなく琴音と呼びなさい」

 

「分かったよ琴音」

 

「上出来よ、6限が終わるまで此処に居なさい。紅茶を淹れて貰ったりするだろうけど」

 

琴音はそう言って生徒会長と書かれたプレートのある席に座った




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