戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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70話

「来たか雪音」

 

「当然だ。約束をすっぽかす様な事をするつもりはないからな」

 

昼休みの後、鬼ごっこ2日目が始まり今日逃げ切れば俺は学園祭当日のんびり出来るその為にも副会長の所で時間を稼ごう

 

「皆んな待たせて済まない、昨日言って居た助っ人を連れて来た」

 

「雪音湊だ、宜しく頼む」

 

『宜しくお願いします‼︎』

 

俺がそう言うと副会長のクラスの奴らはそう返す

 

「彼はフランスからの留学生らしくてな、紅茶の淹れ方を教えて貰おうと思って来てもらったんだ。早速頼む」

 

「分かった、先に聞いておくぞこの中に紅茶を淹れた事がある奴は居るか?」

 

俺はそう聞くが誰も返事をしないって事は全員初めてか

 

「良いか、紅茶を淹れる時に1番最初に気をつけるのはお湯の温度だ。紅茶に淹れるのに適してる温度は沸騰直後の100℃だ。この温度が紅茶の香気成分を1番良く引き出すんだ。この時のお湯がぬるかったり沸騰しすぎたお湯では紅茶の香気成分がよく出ないから気をつけろ」

 

俺がそう言うと全員がメモ帳にメモを取り始める

 

「すみません!紅茶に1番適してる温度って何度でしたっけ?」

 

「次はないぞ100℃だ」

 

「ありがとうございます」

 

そう言って女生徒はメモを取る

 

「次に紅茶を淹れるポットだ。一見何でも良い気がするが此処にも気をつける点がある。それは鉄分の含まれたポットは避ける事だ」

 

「どうしてですか?」

 

「それはだな、鉄分を含むポットを使うと紅茶のタンニンと言う成分が鉄分と化合して香味を損なうからだ、それだけじゃない紅茶の命と言っても良い色も黒っぽくしてしまって見た目も悪くなる。だからポットは陶磁器か銀製のティーポット、それが無ければガラス製のティーサーバーを使え、それもない場合は緑茶用の急須を代用品として利用するのも可能だ。最後にティーカップだな、ティーカップは出来るだけ白が良いな、紅茶の生命は色と香りだと言っても良い。その色を楽しむために内側は白くて香りが広がりやすい浅い形をしたティーカップが理想だ。紅茶を淹れるまでに気をつける手順としてはこれで終わりだ。何か質問はあるか?無いならこれで終わりだ」

 

『はい!ありがとうございました‼︎』

 

そう言って全員が紅茶を淹れる準備に取り掛かる

 

「ありがとう雪音」

 

「別に、俺は行くからな」

 

「待て今日は此処に居ると良い、皆んなも初めて淹れる紅茶だ。君の感想も欲しいだろう頼めるか?」

 

まあ此処で時間を稼げはそれだけ逃げる時間が減る訳だからな

 

「分かった、待て全員でやっても手が余る。スコーンの作り方も教えるから何人かこっちに来い」

 

そう言って俺の所に集まったのは半数の15人だった

 

(これだけ居れば大丈夫だろう)

 

そう思った俺は集まった奴らにスコーンの作り方を教えて2日目の鬼ごっこも俺と同じクラスの奴に出会わずに終わった




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