戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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85話

〜切歌side〜

 

「楽しい楽しい買い出しだってこうも荷物が多いと面倒臭い労働デスよ」

 

「仕方ないよ過剰投与したLiNKERの副作用を抜ききるまではおさんどん担当だものそれにあの時LiNKERを使わなかったらアリスも危なかったし」

 

「それもそうデスね、あ」

 

私達がスーパーを出ると向こうからセレナとあの子と彼奴が来ていた

 

「調」

 

「うん」

 

私達は眼鏡をかけて隣を通り過ぎようとする

 

「?」

 

(バレて無いデスよね?)

 

さっきからすれ違ったあの子の視線を感じる

 

「じ〜」

 

「調あの子が私達だって気づかない内に行くデスよ」

 

「うん」

 

私と調は早足で歩いて行く

 

「切歌お姉ちゃん‼︎調お姉ちゃん‼︎」

 

「やばバレたデスよ!」

 

「お前ら変装するの下手だろ」

 

振り返るといつの間にか私達の後ろに来ていた彼奴がそう言た

 

〜切歌side out〜

 

翌日俺達がスーパーに行くと出口から見知った顔の2人組が出て来て俺達に気づいた途端に眼鏡をかけた

 

「彼奴らあれで変装のつもりかよ」

 

「あれはあれで可愛いけど」

 

眼鏡をかけた2人を見てセレナがそう言う

 

「どうしたんだよ葉月?」

 

俺はずっとあの2人を見てる葉月にそう聞く

 

「パパ、あれって切歌お姉ちゃんと調お姉ちゃんかな?」

 

「気になるんだったら行って来たらどうだ?」

 

「うん!切歌お姉ちゃん‼︎調お姉ちゃん‼︎」

 

「やばバレたデスよ!」

 

「お前ら変装するの下手過ぎだろ」

 

俺は暁と月読の後ろからそう言う

 

「私達が何処で何をしていようと貴方には関係のない事」

 

「俺もお前らが何処で何をしようと別に気にしちゃ居ねえよ。葉月の奴が気にしてたから行ってみたらどうだって言っただけだ」

 

「湊君も調ちゃんも落ち着いて私達は別に喧嘩をしに来た訳じゃ無いんだし」

 

俺と月読が睨み合うのをセレナが仲裁する

 

「パパ切歌お姉ちゃんと調お姉ちゃんと遊びたい」

 

「たく、セレナ一緒に行ってやってくれ」

 

「うん、切歌ちゃんと調ちゃんも良いかな?」

 

セレナは暁と月読にそう聞く

 

「どうするデス調?」

 

「少しだけなら良いんじゃ無いかな?」

 

「本当‼︎」

 

葉月は目を輝かせてそう言う

 

「んじゃ頼んだぞ」

 

俺はそう言ってスーパーに入って行った

 

〜セレナside〜

 

「切歌お姉ちゃん‼︎」

 

「今度こそ捕まえるデス」

 

スーパーから少し離れた廃墟で私達は湊君を待って居る

 

「色々とあったけど施設に居た頃よりかは自由だよね。あの時はこんな自由が出来るなんて想像もつかなかったね」

 

「そうだね」

 

調ちゃんは私の言葉にそう返すが心なしか元気がない気がする

 

「フィーネの魂が宿る器として施設に閉じ込められて居た私達、でも今はマリア姉さんがフィーネを宿してるって湊君から聞いたけど本当なの?」

 

「うん」

 

「そっか、もしかしたらマリア姉さんがマリア姉さんじゃ無くなっちゃうんだね。寂しいけどマリア姉さんが私がセレナだって分かって貰えないんじゃ仕方ないよね…調ちゃん?」

 

今度は返事が無いから調ちゃんを見ると調ちゃんは苦しそうにして居た

 

「調ちゃん大丈夫!」

 

「セレナ調がどうかしたデスか⁉︎」

 

「分からないの、返事が無いから調ちゃんの方を見たら苦しそうにしてて」

 

私の声を聞いた切歌ちゃんがこっちに来る

 

「もしかして調ずっとそんな調子だったデスか⁉︎」

 

「大丈夫少し休んだら…元気に…」

 

そう言って立ち上がろうとした調ちゃんは倒れる

 

「「調(ちゃん)‼︎」」

 

「切歌お姉ちゃんセレナお姉ちゃん」

 

「葉月ちゃん、は!こっちに来ちゃダメ‼︎」

 

私は物音がして上を見ると鉄の棒が落ちそうになって居た

 

「調‼︎しっかりするデスよ調‼︎」

 

「切歌ちゃん此処は危ないから少し移動しよう」

 

「分かったデス、セレナ上デス‼︎」

 

切歌ちゃんに言われて上を見ると鉄の棒が既に落ちて来て居た

 

「ごめんね切歌ちゃん」

 

「へ?」

 

私はそう言って調ちゃんを支える切歌ちゃんを押して鉄の棒が届かない所まで押し出す

 

「「セレナ(お姉ちゃん)‼︎」」

 

私は身を縮こませてしゃがむが一向に鉄の棒が落ちて来ない

 

「たく、ヒヤヒヤさせんなよセレナ」

 

「湊君」

 

そこに居たのは私の上部に障壁に似た何かを展開する湊君だった

 

〜セレナside out〜




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