ご無沙汰してます白い牙です。
約2ヶ月ぶりの投稿。新しい小説を考えたり、新作のゲームをしていたらあ!っという間に2ヶ月も経っていました。
「ふむ、恋人[ラバーズ]の現状の効果はこんな感じか」
飛羽真はキャンピングカーにある自分の部屋の中で昨夜手に入れたレアスキル“恋人[ラバーズ]”の効果を確認していた。
フェイト・T・ハラオウン 好感度レベル30
近衛木乃香 好感度レベル30
シルヴィア・リューネハイム 好感度レベル30
エルザ=ランドール 好感度レベル25
ラフタリア 好感度レベル5(MAX)
フィーロ 好感度レベル5(MAX)
メルティ=メルロマルク 好感度レベル5(MAX)
リーシア=アイヴィレッド 好感度レベル5(MAX)
エクレール=セーアッド 好感度レベル5(MAX)
その他 セーアッド領に住む女性陣6人 好感度レベル5(MAX)
八重樫雫 好感度レベル25
園部優花 好感度レベル11
ゼシカ・アルバート 好感度レベル20
シュテル・シュタークス 好感度レベル20
ゼスト 好感度レベル20
篠ノ之束 好感度レベル20
シア・ハウリア 好感度レベル18
フィリス・ハウリア 好感度レベル15
中村恵理 好感度レベル5(MAX)
ユエ 好感度レベル5(MAX)
「・・自分のステータスを見たくないと思えたの今日が初めてだ」
好感度一覧を見た飛羽真は初めて自身のステータスを見るのが怖くなった。
「だが、以外だったのは園部だな。俺は女友達として見ていたんだが、あっちは俺のことを好きでいただなんて」
どうしたものかと飛羽真が頭を悩ませていると、
『八神?私だけど、入ってもいいかな?』
「(なんちゅうータイミングでくるんだよ)お、おう、いいぞ」
その本人がやって来た。
「んで?どうしたんだ?何か問題でも起きたのか?」
「問題は起きてないわ。ただ、もうすぐ着くから来て欲しいって」
「分かった(さて、鬼が出るか蛇が出るか、不謹慎だが楽しみだな)」
飛羽真は心の中で少しワクワクしていた。
「ここが捜索隊とウィルが来た、北の山脈地帯・・・か。フェアベルンもそうだったが、ここも凄いな」
北の山脈地帯。標高千メートルから八千メートル級の山々が連なるそこは、どういうわけか生えている木々や植物、環境がバラバラという不思議な場所だった。日本の秋のような色彩で溢れかえっているかと思えば、別の場所は真夏の木のように青々とした葉で一杯、逆に枯れ木ばかりという場所もあった。
また、普段見えている山脈を越えても、その向こう側にも山脈が広がっており、北へ北へと幾重にも重なっている。現在、確認されている4つ目までの山脈まで。
その見事な色彩を見せる自然の芸術に誰もが見惚れるなか、飛羽真はキャンピングカーを量子ボックスにしまうと、手を叩いて見惚れている全員の正気を戻した。
「ほれ、いつまでも見惚れてないでさっさと行くぞ」
そう言うと、飛羽真は山脈を登り始めた。
「そうだな。時は金なりっていうからな」
「束さん、映像は取ってあるんですよね?」
「もちのろん。後で撮った映像をお風呂場に映せるようにしないとね~」
「それはいい案ですね。この景色を見ながらお湯に浸かる。この上ない贅沢ですね」
飛羽真に続くようにハジメ達も山を登り始める。
「ま、待って下さ~~い!?」
置いて行かれまいと慌てて飛羽真達を追いかける愛子達。
「あの、八神君。まずは何処に向かうんですか?」
「魔物の目撃情報があった中腹より少し上の六合目と七合目辺りですかね~~」
愛子の問いにそう答えながら飛羽真達は冒険者も通ったであろう山道をハイペースで進む。
「ここが六合目か」
そして、進むこと約1時間とちょっと、飛羽真達は六合目に到着した。早々に行方不明者の捜索を始めたかったのが、
「はぁ、はぁ、きゅ、休憩ですか・・・?けほ、はぁはぁ」
「ぜぇー、ぜぇー、だ、大丈夫ですか・・・愛ちゃん先生?ぜぇー、ぜぇー」
「うぇっぷ、もう休んでいいのか?はぁはぁ、いいよな?休むぞ?」
「・・・ひゅぅーひゅぅー」
「ゲホゲホ、や、八神はまだ分かるが、な、南雲達は化物か」
想定以上に愛子達の体力がなく、休む必要があったからだ。
「体力がなさすぎじゃないか?」
「いや、今の僕達と皆を比べるのは酷だと思うよハジメ君」
「まぁ、先生達は置いて行かれまいと殆ど全力疾走だったし、こうなるのも当然と言えば当然だろう」
愛子達の体力の無さにハジメが辛抱気味にいうが、恵理と飛羽真は苦笑いしながら愛子達をフォローする。
「(一先ず休憩にするか)先生、俺達はこの先にある小川に行って休みます。息が整え終えたら来てくださいね。っと、その前に」
「ぜぇー、ぜぇー、きゃ!?や、八神!?」
愛子にそう告げると飛羽真は四つん這いで必死に息を整えている優花をお姫様抱っこすると、小川へと一足先に向かった。後ろで愛子が何か言っていたが、無視した。
「はぁ~~~いい音です~~」
優花を連れ、山道から逸れて山の中を進む飛羽真達。シャクシャクと落ち葉が立てる音を楽しみながら木々の間を歩いていると、川のせせらぎが聞こえてくる。大森林に住んでいたシアにとってはなじみのある心地よい音、その証拠に耳が“ピッコピッコ”と嬉しそうに跳ねていた。
そうして飛羽真達が辿り着いた川は、小川と呼ぶには少し大きい規模のものだった。
「・・・綺麗」
飛羽真に抱えられている優花は小川と木々の色彩のコラボレーションにそう呟いた。
「・・・・飛羽真さん、周囲に魔物の気配はありません」
「俺も飛ばした無人偵察機で周囲を探ったが、シアのいう通り魔物はいないみたいだ」
「なら一先ずは安心だな」
シアとハジメからの報告を受けた飛羽真は優花を川岸の岩に座らせると、量子ボックスから空のペットボトルを取り出し、水を汲みあげ、飲み始めた。
「ふぅ~~~」
「や、八神。愛ちゃん先生の所に戻ったほうがいいんじゃ。今、魔物に遭遇したら、何もできずに食べられちゃうわ」
汲んだ水を飲み干し、一息ついている飛羽真に愛子達の身の心配をする優花。
「先生達なら問題ない。置いていく際、オルクさん作のゴーレムを何体か置いてきてもらったからな」
「オー君のゴーレムは強いから、大丈夫だよ~」
「っほ。ならよかった」
飛羽真とミレディの説明を受けた優花は息をこぼした。
「さて、捜索方針を話し合うとするか」
「ウィルと行方不明の冒険者達がここに来たのも想定を探さないといけないな」
「川沿いに上流に移動した可能性もあるね」
「あぁ。だから、役割分担をしようと思う。束さんは衛星を使って森の中を、ハジメは負担はかかるかもしれないが無人偵察機を使って上流を探ってくれ」
「了か~~い」
「分かった」
飛羽真から指示を受けた束はパソコンを取り出し、衛星から送られてくる映像を処理していき、ハジメは無人偵察機を飛ばして手がかりを探し始めた。
「残り面々は軽食の準備だ。腹は減っては何とやらだからな」
「私は、火をおこすための薪と食べれそうな山菜を拾ってくるわ」
「ゼシカ、私も手伝います」
「じゃあ、僕は魚を採ってくるね。ユエ、シアも一緒に来て」
「・・・ん」
「はいです」
「では私は白米を炊きます。飛羽真様、ライスクッカーをお願いします」
「あいよ」
「私達はどうしようかオー君?」
「僕はこの周辺を周りつつ薪や山菜を採ってくるよ」
「ん~~じゃあ~~私はユエちゃん達と一緒に魚を採ってこよおっと」
「・・・採りすぎて生態系を壊すなよ?」
「壊さないよ!」
飛羽真達は一端別れ各々が出来る事を始めるのだった。