“大賢者”と“ガチャ”を得た転生者の冒険譚   作:白の牙

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か~~な~~り、遅いですけどあけましておめでとうございます。
新しい小説作成と並行していたらここまで遅くなってしまいました


第51話

 

 

 

 

 「さて、受動探知」

 

 本格的に行方不明者の探索を始めた飛羽真達一行。山脈の七合目まで一緒にやって来たシュテル、ゼスト、ミレディの4人と別れた飛羽真は魔導書を読んで覚えた探知魔法を使い、目的の人物たちを探そうと試みたが、

 

 「・・・・覚えたてだから探知範囲が狭いな」

 

 覚えたてなため探知範囲が狭く、困っていた。

 

 「しゃ~~ない。探知魔法を発動し続けながら歩くか」

 

 この場に留まっていても範囲が拡がるわけでもないので移動することを決めた。そして、歩くこと数分、飛羽真はあることに気づいた。

 

 「・・・人はまぁ、いないの当然だが、魔物どころか動物すら探知できない?覚えたてで精度が低いせいだからか?・・・シュテル、応答してくれ」

 

 『どうかしましたか飛羽真?』

 

 「ちょっと、情報を共有したくてな。俺は覚えた探知魔法を使いつつ、歩いて探してるんだが、魔物どころか動物の反応も捉えられないんだが、そっちはどうだ?」

 

 『飛羽真もですか』

 

 「俺も?ってことはそっちも同じなのか?」

 

 『はい。送られてくる映像に生物が映っていないのです』

 

 シュテルに連絡を取った飛羽真は自分が得た情報を教えると、同じだと答えられる。シュテルの話を聞いた飛羽真は他の2人とも情報を共有しておくべきだと判断し、連絡を取ると、同じ答えが返ってきた。

 

 「どういうことなんだ?」

 

 『考えられるのは野生の本能で何かを察し逃げたか。圧倒的捕食者に食べられた。この2つですね』

 

 『どうしますか飛羽真様?』

 

 「・・・・・」

 

 ゼストの問いにどうしようか飛羽真が悩んでいると、地震でも起きたかのように、地面が揺れ、吐息のようなものが背後から聞こえてきた。嫌な予感を感じながら後ろを振り返った飛羽真の両眼にはあっち(メルロマルク等の転移した世界)でも数回しか見たことのないドラゴンが映っていた。

 

 「・・・マジ?」

 

 『どうしたのですか?』

 

 「通信で話していた圧倒的捕食者であろうドラゴンが俺の目の前にいるんだよ。おっと」

 

 圧倒的捕食者である白いドラゴンが目の前にいることをシュテル達に伝えた飛羽真はドラゴンの尻尾での薙ぎ払いを跳び上がって躱す。

 

 「相手は待ってくれなそうなんで通信切るぞ。あと、このことはハジメ達に伝えておいてくれ」

 

 『とう・・・』

 

 「さて、本来ならパーティーを組んで戦うべき相手と1人で戦おうなんて無理ゲーもいいとこだが・・・やるしかねぇな」

 

 飛羽真はソードドライバーを取り出し装着する。

 

 「相手が相手だからな、加減は無しだ」

 

 『ブレイブドラゴン』

 

 『ストームイーグル』

 

 『西遊ジャーニー』

 

 『烈火抜刀!』

 

 そして、3冊のライドブックをドライバーにセットし、火炎剣烈火を引き抜く。

 

 「変身!」

 

 『語り継がれし、

         神獣の、

             その名は、

                  クリムゾンドラゴン!』

 

 『烈火三冊!真紅が悪を貫き、全てを燃やす!』

 

 飛羽真の背後に巨大化した3冊のライドブックが現われ、開くと同時に龍、鷹、筋斗雲が飛びで、飛羽真の周りを回った後、右肩、胸部、左肩へと宿った。

 

 「更に身体強化」

 

 ライダーへの変身が完了すると、飛羽真は魔法による身体強化を発動する。

 

 「行くぞ」

 

 全ての準備を終えた飛羽真は背中の翼を広げると、飛び上がるとドラゴンへと向かう。

 

 「グルァア!」

 

 「っふ、はぁ!」

 

 ドラゴンの爪での一撃を横へと回転して躱した後、無防備な胸部へと剣を振るうが硬い鱗によって傷一つつけることが出来なかった。

 

 「やっぱ硬いなっと」

 

 ドラゴンの鱗の硬さに悪態をつきながら急上昇して噛みつきを上昇して躱し、ドラゴンの攻撃範囲外で止まると飛羽真は一冊のライドブックを取り出す。

 

 『ジャックと豆の木

           ・・・ふむふむ』

 

 『習得一閃』

 

 烈火にライドブックの力を読み込ませると、烈火を振るう。すると、剣から拳大の豆の弾丸が放たれ、ドラゴンの周りの地面に着弾する。そして、飛羽真が指パッチンをすると、地面に埋め込まれた豆から伸びた蔓がドラゴンに巻き付き、身体の自由を封じ込めた。

 

 「お次はこれだ」

 

 ドラゴンの動きを封じた飛羽真は烈火をドライバーに納刀し、トリガーを1回引く。

 

 『必殺読破!』

 

 『月闇居合!』

 

 更に、左腰の必殺ホルダーに納刀している闇黒剣月闇のトリガーを引く。

 

 『烈火抜刀!ドラゴン、イーグル、西遊ジャー!三冊斬り

ファ・ファ・ファ・ファイヤー!』

 

 『読後一閃!』

 

 烈火を右手で、月闇を左逆手で同時に抜刀し、必殺技を発動。ドラゴンに接近し、十字を描くように2本の剣を振るい、強烈な一撃を与えた。

 

 「グルァアア!?」

 

 さすがのドラゴンも今の一撃は効いたらしく悲鳴を上げる。

 

 「(このまま押し切る)」

 

 反撃の隙を与えずに畳みかけようとする飛羽真だったが、ドラゴンは縛っている蔓を力づくで破ると、飛羽真にブレスを放った。

 

 「しま・・・」

 

 斬撃の威力を上げるためにトップスピードでドラゴンへと向かっていた飛羽真はまさかの攻撃に驚き、飲み込まれそうになる。だが、

 

 「“黒渦”」

 

 漆黒の渦が飛羽真へと放たれたブレスを飲み込んだ。

 

 「これは」

 

 「いや~~~危ないところだったね~~とーくん」

 

 「ミ・・・レア」

 

 間一髪の飛羽真を助けたのは別行動を取っていたミレディだった。

 

 「助かった。あのままだったら死にはしないがかなりのダメージを受けていただろうからな」

 

 「どういたしまして~~。それにしてもドラゴンって言ってたからもしかしてって思ったけど・・・やっぱり、竜人族だったんだね~~」

 

 「竜人族?」

 

 「うん。吸血鬼族と同じでこの世界では希少な種族だよ。でも、生き残ってた何てね~」

 

 「どういう意味だ?」

 

 「後で話すよ」

 

 含みのあるミレディの言葉に飛羽真は尋ねるも後で話すと言われた。

 

 「ふむふむ・・やっぱり。この子、誰かに操られてるね」

 

 「何で分かるんだ?」

 

 「魂が正常じゃないからね」

 

 「レア、言ってることが本当なら討伐するのはまずいですね」

 

 「シュテル、お前も来たのか。ゼストは?」

 

 「とあることで少し遅れてきます。まずはあのドラゴンをどうにかするかが先です。レア、竜人族と言うことは人の姿もあるんですよね?」

 

 シュテルはミレディに尋ねる。

 

 「うん。ちゃんと人としての姿もあるよ」

 

 「なら、正気を戻させて人の姿に戻ってもらうか、気絶させて強制的に元の姿に戻す、取れる手段はこれだけですね。っという訳で飛羽真、お願いします」

 

 「やっぱ俺がやるのね。なら、動きを封じてくれ。巨体だから大丈夫かもしれないが、念には念を入れてな」

 

 「分かりました。レア」

 

 「はいは~~い」

 

 「ルベライト」

 

 シュテルに言われ、ミレディは重力魔法でドラゴンの周囲の重力を倍にして動きを停止させ、シュテルは拘束魔法で動きを封じる。

 

 「んじゃあ、行きますか」

 

 『龍騎インミラーワールド』

 

 『必殺読破!ドラゴン。イーグル、西遊ジャー!三冊撃!

 ファ・ファ・ファ・ファイヤー!』

 

 「おまけにコイツもだ」

 

 『ブレイブドラゴン』

 

 シュテルとミレディの2人がドラゴンの動きを止めたことを確認すると、飛羽真は烈火をベルトに納刀そ“龍騎インミラーワールド”のライドブックを取り出し、起動させると背後に出現したライドブックから真紅の龍“ドラグレッダー”が現われる。それを行ったあとベルトに納刀しトリガーを2回引いて必殺技を発動。そらにブレイブドラゴンのライドブックに触れてブレイブドラゴンを呼び出す。

 

 「こぉ~~~~~・・・っ!」

 

 独特の構えを行った後、周りを旋回する2匹の龍と共に空高く跳び上がると、ムーンサルトから蹴りの体勢に入る。そして、ブレイブドラゴン、ドラグレッダー、2匹の放つ火炎放射を受けて身に纏う。

 

 「はぁああ!」

 

 そして、威力+速度が上がった跳び蹴りを動けないドラゴンに叩き込んだ。

 

 「っ!?」

 

 飛羽真のライダーキックをまともに受けたドラゴンは悲鳴を上げることなく蹴り飛ばされ、爆発した。

 

 「・・・やりすぎたか?」

 

 「どっからどう見てもやり過ぎだよ!っというか、あの時も思たけど何で爆発するの?」

 

 「知らん、そういう仕様だ」

 

 ミレディの問いに答えた後、吹き飛んだドラゴンの元に向かい、生きてるかどうかの確認をすると、

 

 「ふぅ~~よかった、ちゃんと生きてる」

 

 ちゃんと息をしており、ほっとした。

 

 「やった本人が言うのもなんだが、とりあえず傷を癒しておきますか」

 

 飛羽真は回復薬を取り出し、ドラゴンに浴びせると、傷だらけだった身体が一瞬で治った。

 

 「後は、目を覚ますまで・・・」

 

 傷を癒し、ドラゴンが目覚めるまで待とうと言おうとした瞬間、ドラゴンの身体が輝き、繭のようなものが現われ、身体全体を覆う。そして、繭はだんだんと小さくなっていき、人1人が入れるくらいの大きさになると、霧散し、中からチャイナ服を着た銀髪の女性が現われた。

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