アサルトしないリリィ   作:坂ノ下

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オジギソウ (鶴紗×梅)

「ベストシュッツエンゲル賞?」

 

 LG(レギオン)ラーズグリーズ、通称一柳隊の控室に素っ頓狂だが愛らしい声が響いた。

 テーブルの端っこでチョコ入りケーキを頬張っていた安藤鶴紗(あんどうたづさ)が、声のした方へ視線を動かす。すると彼女の赤い瞳に、ソファに並んで話し込む二人の少女が映った。

 

「そうです! 毎年この時期、全校リリィの投票によって選ばれる賞なんですよ。シュッツエンゲルとシルトの絆や愛情、戦場での連携等々、色んな観点から評価されます。勿論知名度も大きなポイントですが」

 

 小さな膝の上にタブレット端末を乗せて早口で解説する二川二水(ふたがわふみ)と、彼女の隣で聞き入る一柳隊隊長一柳梨璃(ひとつやなぎりり)。レギオン内で訓練メニューの打ち合わせを終え一息ついていたところ、二水が待ってましたとばかりに話を切り出したのが発端であった。

 

「優勝したお二方にはティーセットとか菓子折りとか、心ばかりの品が贈られるんですが、それよりも重要なのは名声ですね! 新聞部の号外だけでなく、受験生向けパンフレットに制度紹介の一環で載せられるんです!」

「うわぁ~、パンフレットに紹介だなんて。凄いねえ」

「ちなみに去年の優勝者は、アールヴヘイムの槇若菜(まきわかな)様・天野天葉(あまのそらは)様ペアでした」

 

 その時だ。元から輝いていた二水の瞳が更にキラリと光を湛えた。

 

「今年の優勝候補は天葉様とそのシルトの樟美(くすみ)さんだと言われています。若菜様が今年は辞退されたので。まあ確かに順当にいけばそうでしょう。お二方とも過去にワールドリリィグラフィックの表紙を飾った逸材ですから。しかしっ! しかしですよ! 今年はレギオン水夕会の谷口聖(たにぐちひじり)様・六角汐里(ろっかくしおり)さんペアが立ちはだかるのではないかと私は愚考しますっ! 学年を越えて広く慕われている聖様と、学院最大レギオン水夕会で愛される汐里さん。この新星は、百合ヶ丘に新たな旋風を巻き起こすこと間違いなしですぅ!」

 

 茹でられた蛸の如く紅潮し、唾でも飛ばしかねないほどの勢いで捲し立てる。そんな二水を前に梨璃は「はぁ~」だとか「へぇ~」だとか、意味がよく分かってないかのような相槌を打つだけ。いや、実際分かってないのだろう。無理からぬことではあるが。

 一方鶴紗はと言うと、騒がしい光景を尻目にひたすらカロリーと糖分摂取に勤しんでいた。二人の会話にさしたる興味も示さずに。

 ところが二水の話が進んでいくと、だんだんと鶴紗の意識が向き始めた。

 

「そして、新星は我が一柳隊にも!」

「へえっ?」

「梨璃さんと夢結様に決まってるじゃないですか! この百合ヶ丘を救った、アルトラ級ヒュージ討伐の功労者。話題性は他の方々に勝るとも劣りません!」

「そ、そうかな?」

「そうですよ! それに何より、優勝に最も大切な愛があります!」

 

 そこまで聞いて、鶴紗は先の展開が読めてきた。話に乗せられた梨璃が自分たちも賞を目指そうと言い出すに違いない。事実、梨璃の顔はふにゃふにゃと緩んで締まりがなくなってきた。

 また面倒事になりそうだ。そう鶴紗は警戒する。

 ふと、梨璃たちへ密かに意識を向けている者がもう一人居ることに気付いた。一見落ち着いた様子でカップの中の紅茶に口を付けている。しかし、時折目線だけ送って様子を窺っているようだった。梨璃のシュッツエンゲル、白井夢結(しらいゆゆ)その人だ。

 鶴紗も夢結も、普段から言葉少なである。だがそれでも、鶴紗はこの先輩とは波長が合うんじゃないかと思っていた。戦闘でも、それ以外でも。

 

「お姉様、私たちも優勝目指して頑張りましょう!」

「何を頑張るというの……。それに梨璃、好奇心旺盛なのは良いけれど、もっとよく考えて判断なさい」

「ええっ!? でも私、お姉様が世界一のお姉様だって皆に知ってもらいたいです!」

 

 拒絶されかけた梨璃は顔を曇らせ、両の手を組んで懇願する。

 幾度となく目にした光景だった。こうなると、梨璃のお姉様は何だかんだ言いつつも最後にはシルトの()()()を聞いてしまうのだ。

 ところが今回ばかりはいつもと様子が異なるようで。

 

「梨璃、何も万人に認められることが全てじゃないわ。当人がその価値を認めてさえいれば」

「でも……」

「賞なんて無くとも、私たちは誰より互いに想い合っている。それでは不足かしら?」

「……! いいえ、不足じゃないです! お姉様ぁ!」

 

 鶴紗は珍しいものでも見た時のようにパチクリと瞬きした。

 そしてそんな目前の光景に驚いたのは皆同じだったらしく、当人たちの邪魔をしない程度に周りがざわつく。

 

「のう、二水。何やら夢結様の口が上手くなってはおらんかのう」

「そうですねえ。普段なら梨璃さんに可愛くおねだりされたら、陥落してたはずなんですけど」

「ふむ。まあ長く付き合う上では、上手く御せる方が都合が良いのじゃろうが」

「ゆりゆりペアは不参加っと……。だったら次は、ミリアムさん!」

「わしと百由(もゆ)様か? わしはともかく百由様は確かに知名度がありそうじゃが、どう考えても色物枠じゃぞ?」

「あっ、そっかぁ……」

 

 チビッ子たちが不穏な会話を繰り広げている。二水はどうあっても一柳隊から受賞候補を出したいらしい。独占取材とか何とか言って、記事にするつもりなのだろう。この分だと望みは薄そうだが。

 

「梨璃もミリミリも出ないのか。つまらないなあ、折角のイベントなのに」

 

 別方向から聞こえた愉快げな声に、鶴紗はもう一度目線を動かす。

 ソファの上にどっかり胡坐を掻き、バリボリと音を立てながらスナック菓子を貪る先輩が居た。

 

「何を他人事みたいに仰ってるんですか! こうなったら(まい)様、お願いします!」

「梅? でも梅にはシルト居ないゾ」

「だからこそ、ですよ。初代アールヴヘイムで、長らく誰とも契らなかった吉村(よしむら)Thi(てぃ)(まい)様が遂にシュッツエンゲルの契りをっ! 注目度ナンバーワンです! いけますよこれは! というわけで梅様、早速シルト作っちゃってください」

「無茶苦茶だなあ、フーミンも」

 

 口の中の咀嚼音を抑え、鶴紗が目線だけで梅たちの会話に注目する。自ら話に加わろうとはしなかったが。

 

「梅は皆のことが好きだから、今は誰かとシュッツエンゲルを結ぶ予定はないゾ。そんな柄でもないしなー」

「えーっ、そんなー!」

 

 迫る二水を、湿り気のないカラッとした笑みであしらう梅。それもまた既視感のある、以前にも当たり前のように繰り広げられてきた光景だった。

 けれども鶴紗はそんな当たり前を直視するのが嫌になり、手にした甘味を強引に口の奥へ詰め込んでいく。その感情は何かと問われたら、()()()()()と答えるべきか、()()()()()と答えるべきか。ひょっとしたら()()でもあるかもしれない。

 何れにせよ、今日この時は自身の内を吐き出すことなく、鶴紗は控室の喧騒からひっそりと抜け出すのだった。

 

 

 

 

 

 一旦は抑え込んだ梅への感情に再び直面したのは、そう先のことではなかった。

 後日、学院敷地内の射撃場。重厚な発砲音と幾分か軽快な連射音が飛び交う空間にて、鶴紗はある程度距離を置いて二人の先輩リリィと訓練に当たっていた。

 単発だが、腹の底にまで届かんばかりの咆哮を上げているのが夢結のチャーム、ブリューナク。それよりも幾らか控えめな砲声を三点射で奏でているのは、梅の所持するユニークチャーム、タンキエム。

 それら二機のチャームと鶴紗が右肩に担ぐティルフィングが、遠く前方の射撃目標を各々撃ち抜いていく。チャームの中にはレーザー射撃が可能なものもあるが、ここで使用されているのは実体弾。的ごと破壊してしまったら意味が無いからだ。

 ちなみに、的はヒュージを模しているので人型ではなく円形である。

 

「昨日のあれは、きつく言いすぎたかしら」

 

 引き金を引く合間に、夢結の呟くような言葉が漏れた。

 すぐ隣に居た梅は勿論、離れていた鶴紗も聞き逃さなかった。二人はすぐさま引き金に掛けていた人差指を引っ込める。

 

「あれって、梨璃が前に出過ぎてヒュージの攻撃を食らいかけたことか?」

「そう。必要なこととは言え、少し強く叱ってしまったから」

「あー、確かに梨璃の奴、随分しょげてたからなあ」

 

 夢結の声色も表情もパッと見では冷静だったが、それがかえって不自然さを滲み出してるようだ。

 梅の方も普段通りの軽い態度だが、内心では真剣に悩み寄り添っているに違いない、と鶴紗は思う。

 

「叱ってやるのは大事だけど、後のフォローも同じぐらい大事だろうな」

「フォロー?」

「例えばこう、ガシッと抱き締めて、ブチューってするとか」

「貴方ねえ……」

 

 自分で自分を抱き締めておちゃらけたジェスチャーを始めた梅に、相談した当人はこめかみを引きつらせる。

 

「夢結は何に対しても固すぎるから、もっと軽く考えろってことだゾ!」

「軽すぎるのも考え物だけど」

 

 不意に、割って入った鶴紗の言葉。本当なら黙っているつもりだったが、ふと口をついて出てきた。

 梅はきょとんとした顔で、夢結は真顔で、それぞれ乱入してきた声の主に向き直る。

 こうなってはもう仕方がないと、鶴紗は腹を括って言葉を紡ぐ。

 

「いつもいつも軽いから、いざ重くなろうとしてもできない」

「それって、何の話だ?」

「何でもですよ」

 

 鶴紗としては極力平静を保っているつもりだった。

 が、不穏な空気を感じ取ったのか、夢結の顔が僅かに強張った。やはり「自分と夢結様は波長が近いんだ」と受け止めかけて、考え直す。こんな状況なら、誰だって嫌な予感の一つや二つ抱くだろうから。

 

「鶴紗さん、私は外した方がいいのかしら?」

「いえ、別に……」

 

 そんな風に夢結へ返事をした後で、「別にって何だ。我ながら愛想が無いな」と自嘲する。

 

「よし、じゃあ移動して空気を変えるか」

「何を――」

 

 梅が言い終わるや否や、反論する暇も無い内に小脇に抱えられ、鶴紗の体が宙に浮かぶ。

 梅のレアスキル、縮地。次の瞬間、あるいは次の次の瞬間ぐらいには目的地に到着しているだろう。

 その目的地が梅にとっての逃避先なのか、はたまた別の何かなのか、鶴紗にはまだ知る由もないが。

 

 

 

 

 

「何だー? 今日はご機嫌ナナメかー?」

 

 梅の左腕に肩を抱かれ、反対の手に持った猫じゃらしの先っぽで頬をくすぐられる。着いたと思ったら、これだった。鶴紗は抵抗するのも馬鹿らしくなり、大人しくされるがままとなっていた。

 所は猫の集会所。茂みに囲まれ人目につかない、二人にとってとても馴染み深い場所。しかしまさか、近場とは言え訓練中に学院の敷地外まで出ていくとは、鶴紗も流石に予想しなかった。

 

「別に、ナナメじゃないっスよ」

「その割にヘソ曲げてるじゃないか」

「呆れてるんですよ、梅様に」

 

 いかにも心当たりはないと言いたげな梅だが、鶴紗は構わず続ける。

 

「夢結様と梨璃のこと色々言うけど、シルトの居ない梅様じゃあ説得力が無い」

「もしかして、シュッツエンゲル結ぶ結ばないの話してるのか?」

「とぼけちゃって」

 

 そんなやり取りを続けていると、辺りに猫の姿が見え隠れし始めた。草むらから顔だけ覗かせてきたり、木の枝の上から恐る恐る見下ろしてきたり。時折ニャーニャーと、か細い鳴き声が耳に届く。

 小動物は敏感だ。いつも遊んでくれる人間たちの、剣呑な空気を察知したのだろう。

 心配かけてごめん、と心の中で猫たちに謝りつつも鶴紗は引き下がらない。

 

「梅様、皆のことが好きだからとか言ってたけど。無理して言ってるでしょ」

「無理じゃない。本当のことだ」

「でも、わざと()()を作らないようにしてる気がする。それって梅様が話してた、梨璃と一緒になる前の夢結様そのものじゃないの?」

「……今日はやけに絡んでくるなあ。梅だってそこまで言われたらちょっとは気にするし、ちょっとはへこむゾ」

 

 梅の声色が少しだけ低くなる。

 鶴紗も分かっててやっているのだ。夢結の名を出せば反応が変わってくると。少々卑怯かもしれないが、手段を選んでいてはこの先輩の中に踏み込めないと感じたから。

 以前の自分だったなら、こんな風に他人へぶつかっていくなどあり得なかった。あの桃色少女にこんなにも影響されていたのだ。

 

「昔の夢結様みたいに、特別を失うのが怖い?」

「分からない。梅は夢結じゃないんだから。夢結と同じ目に遭って耐えられるかなんて、分かりっこない」

 

 もっともだ。特別を、シュッツエンゲルを失うことがどういうことなのか、他人に推し量れるはずもない。

 しかしそれでも前に進むことはできる。今まさに引き合いに出されている梅の親友こそが、その実例だった。

 

「どうしても失いたくないって言うんなら、私が特別になってあげてもいいですよ。私ならそう簡単には死なないし」

「何だよそれ。今のお前、梨璃みたいだゾ。グイグイくるところとか」

「……そうっスね」

 

 否定はしない。実際そうなのだから。

 我らが一柳隊の隊長は思うままに正面からぶつかっていき、夢結を、そして鶴紗を変えた。

 あの子ができたこと、自分でも真似事ぐらいならできるのではないか。そう思って鶴紗は梅へと踏み出した。

 

「それにしても人のことよく見てるなあ。他人になんて興味ない、みたいな顔しといてさ」

「たまたまですよ」

「またまた~、照れるなよ~。梅のこと好きすぎだろ」

「……」

 

 鶴紗は言葉を詰まらせた。

 好きかそうでないかと言えば、好きである。趣味は合うし、隣に居ても気負うこともなく楽な存在。そもそもここまで踏み込んでおいて、好きでないというのは流石に無理があるだろう。

 しかしながら、それを素直に認めるのは癪に障る。少なくとも梅が現状の飄々とした態度を改めない限り、認めてやるつもりはなかった。たとえ相手に見透かされていたとしても。

 

「あー……まあ、シュッツエンゲル結ぶかどうかはともかく、特別を作るってのは考えてもいいかな」

「梅様、素直じゃないな」

「お前もだろー?」

「……ふふっ」

「ははっ」

 

 どちらからともなく、笑みが漏れた。二人の笑みは混じり合って集会所に響き渡る。

 やがて一匹、また一匹と、隠れて様子を窺っていた猫たちが姿を見せ始めた。決して広くはない集会所が、たちまち本来の利用者で一杯となった。もう不安げな態度は無く、仰向けとなって日光浴に興じる者も出る始末。

 猫は本当に敏感だ。

 

「まったく、いつもは捕まえようとしたら逃げるくせに、こっちが逃げたら追ってくる。鶴紗は猫みたいな奴だな!」

「梅様こそ。本当は構って欲しいくせに、すっとぼけた顔して。猫みたいだ」

「そっかー。なら梅たちは似た者同士ってことか」

 

 そう言うと梅は右手に持っていた猫じゃらしを近くの猫に放り投げてやり、両腕で鶴紗を横から抱き締めた。そして自分のおでこを鶴紗の頭へ擦るように押し付ける。

 強すぎず弱すぎず、金髪の上からグリグリと。最初こそ相手の体温を感じていたが、やがてどちらの熱か鶴紗には判別できなくなっていた。

 ただ、確かにそこに居ることだけは、疑いようのない事実であった。

 

 

 

 

 

 夕食時、鶴紗は食堂で席が隣同士となった梨璃から不意に話し掛けられる。

 

「鶴紗さん、何か良いことあった?」

 

 横から天真爛漫な眩しい笑顔で聞いてくる。良いことあったのはそっちじゃないか、と問い返したくなるほどに。

 

「私、そんな顔してた?」

「うーん……。楽しそうというか安心したというか、とにかくそんな顔してました」

 

 自分ではいつもと変わらないように振舞っていたつもりであった。しかし、すぐ横で首を傾げている少女には、そう映らなかったようだ。

 第六感と言うべきか、何と言うべきか。油断も隙もあったものではない。「流石は私らのリーダーだ」と少しだけ感心する鶴紗。

 

「それは多分、面倒で繊細な猫にちょっとだけ相手をしてもらえたから、かな」

「猫ちゃん?」

「そう。触ろうと手を伸ばしたら、いつもスッとよけるような猫」

「あははっ、何それー」

 

 冗談交じりに話してる内に、ふと鶴紗は気付いた。ひょっとして自分もそんな風に見えているのではないか。今のはまるで、自己紹介ではなかったか。

 まさに似た者同士。

 

「よかったね、鶴紗さん」

「うん、よかった。自分を客観的に見れて」

「えっ? ……あっ、お姉様も、客観視できるのは成長した証だって仰ってました!」

 

 いまいち噛み合わない会話。

 けれども鶴紗は零れそうになる笑いを押し止め、平然とした態度を保つ。

 

「梨璃の方も、さっきからご機嫌だけど。何かあった?」

「ありました! 実はね、今日お姉様がね――」

「あ、やっぱいい。面倒臭そう」

「何でー!? 聞いてよ、聞いてよぉー!」

 

 梨璃が顔を綻ばせたままで抗議の声を上げる。嬉しいのか怒っているのか、器用な芸当だ。

 客観視できるようになったのも、手を伸ばせるようになったのも、隣の少女のおかげかもしれない。しかし言葉に出して伝えることはしなかった。やはり鶴紗もまた、繊細だったのだ。

 

 

 

 

 

「なあ夢結ー。さっきまで梨璃がゆるゆるのデレデレで面白いことになってたんだが。何か知らないか?」

「貴方の助言を参考にしたんだけど」

「えっ、マジでやったのか。流石の梅もそれは引くわ」

「梅、ちょっと表に出なさい」

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