単発でもIFでもないですが4/1企画のスタートです。
ウソップの誕生日おめでとう!!
前もってこれ書いたらなんか満足しきってここ数ヶ月やる気がわかなかった。本編はそのうち書くのでお待ち下さい。
プラントオーナートリコ✕ワンピースコラボ導かれし美食屋、海賊、大地の王
誰かが言った…大きな物でも肉眼で捉えるのがギリギリの大きさでありながら、丸々と肥えてジューシーな肉汁たっぷりの豚『プランク
誰かが言った…食べると特殊な能力が身に付く悪魔の実があると…その中には食べると体がゴムのようになる『ゴムゴムの実』があると…
誰かが言った…ラザニアの様な濃厚なソースの血とパスタの身がミルフィーユみたいな層を作っているピラニア『ピラザニア』がいると…
誰かが言った…食べると特殊な能力が身に付く悪魔の実があると…その中には食べると自在に大地に干渉し操れる様になる『ツチツチの実』があると…
世はまさにグルメ時代であり大海賊時代、
偉大なる航路を漂いながら規模を拡大し続けている世界最大の食料生産国であるプラント。取引に食材探索、加工に品種改良と常に賑やかなこの国にて運営の役割を持っている幹部以上、もしくは幹部と同等の面々が一堂に会していた。
『
最高幹部として名を連ねるのは『
そして続いて幹部クラスが『
そして少し特殊な立ち位置ではあるが幹部と同等とされているのがコーヒヒ代表『
そして完全なプラントのメンバーとは言えないが、それなりに力と立場があるカスタードとエンゼルの二人も呼ばれている。
またグラン・テゾーロを離れられない為にこの場に来ていないが『
プラントと言う世界屈指の国家の運営に関わる十八人と三匹の内、十六人と三匹もがこうして集まる自体というのは『微笑』は当時は就任してなかったがワールド・バイキングの計画始動時以来である。
「よく集まってくれた」
普段は接しやすいアスカルの真剣な声色に、プラントの今後に関わる大事かと全員が少なからず緊張を覚えながらも、直ぐに頭を下げ礼を尽くす。
「今回集まって貰ったのは突き詰めれば食材探索だ。だが偉大なる航路でもかなり特殊で危険な領域へと行く事になる」
偉大なる航路では何が起こってもおかしくない。ましてや世界規模で考えても上から数えた方が早い実力者であるアスカルが危険と評する領域だ。
普段の食材探索とは理由が違うと気を引き締め直し、説明の続きを黙して聴く。
「少し前に話題になったルルカ島に関する論文を知ってるのは何人くらい居る?」
アスカルの問い掛けに手を上げたのはマニュ、グレーヌ、ティア、室長と三人と一匹だけだった為、それに関する説明が挟まる。
「その島には『虹色の霧』が広がり、その霧の中に入ると船の墓場『エイプスコンサート』に辿り着く、そしてその霧の中に広がる世界は、時間と空間が捻れている場所だ」
事実として外で何十年も経っても中では子供のままだった者や捻れに巻き込まれ過去へと飛ばされた者が確認されている。
そしてアスカルがそれを例として持ち出そうとしたという事は勘の良い者は気付き始めた。探索予定の領域と言うのがそれと似通った性質を持った場であると。
「探索予定の領域の名は『美食領域』!! 昔よりこの世界と繋がりが深いにも関わらず、全くの別の世界である彼方とオレ達が住む此方が混ざりあって生まれた領域だ」
アスカルによる説明はまだ続き、この領域は常に存在する訳ではなく、例が少ない為に規則性があるかどうかは分からないが、一定の期間だけ偉大なる航路のあちこちにその領域へと入り込む場が出来上がる。
二つの世界の法則さえも混じり合うその領域は本当の意味で常識が通じない場となるかもしれない。それ故にこの時代まで記され、残されている情報も少ない。
「遮ってしまい申し訳ありません。アスカル様、質問を許して頂けないでしょうか?」
「あぁ、良いぞ」
研究者として優秀であるティアが手を挙げ、アスカルの話が途切れた所で質問の許可を取り、その口を開いた。
「その領域は彼方から人が、いや人に限らず、彼方側の存在も入ると考えてよろしいでしょうか?」
「あぁ、その通りだ。それ故に危険度はかなり高くなる」
見知らぬ世界の見知らぬ技術を使う人も恐ろしいが、どんな特性を持ってるか分からない異世界の化け物と出会う可能性もある。
だがそれでも通常では観測すら出来ない領域の食材を回収する事が出来た際のメリットは計り知れない。
メリットとデメリットのどちらも多い、ハイリスク・ハイリターンな計画である。
「今回はオレも出る事に決めているが『美食領域』にてプラントまで能力を維持出来るか不明だ。仮に分身まで消えた場合は最低でも数日間はオレの地下流通網が使えなくなる。それ以前にプラントが停留する事は確定している。その為、緊急令を出して対応するがプラントの維持や防衛に専任する者と探索に出る者をこれから指名する。名前を呼ばれなかった者は通常業務に加えて専任の者の補助だ」
専任と探索のどちらに選ばれたとして責任重大である。自分が選ばれるか、選ばれるならどちらに選ばれたいか、誰が一緒になるか、皆が様々な思考を巡らせる。
「まずはプラントの維持、マニュを筆頭にモーダス、ホーニィ、モル、室長だ」
続けて理由を語るが、マニュはアスカル不在時の国の運営と指揮をする事が決まっており、アスカルが探索に出る時点で役割は確定している。
モーダスとホーニィは交易品の維持だ。アスカルが居ないと用意出来ない物もあるが、それ以外はある程度なら二人でも保たせられる。
モルはアスカルの代わりとして流通網の維持を期待してになる。『フェアリーサークル』では大量の輸送は出来ないが各地の流通を途切れさす事はない。
室長は室長自身としてではなく人手不足を補う為にコーヒヒ全体に手を借りる為のコーヒヒの指揮要員だ。
「次にプラントの防衛、サイフォを筆頭にピアス、デル、ポコ、オオカミだ」
サイフォは優れた見聞色の覇気の覇気と状況把握能力から防衛時や別働隊の指揮をよく任されており、彼自身防衛の言葉が出た時点で予測していた。
ピアスは探索に連れて行けば海の安全性は増すが上陸出来る場所があるか分からない為に除かれ、防衛の方に回る事になった。
デルとポコは幹部未満の者の指揮である。四隊長と呼ばれているのは伊達ではなく、作戦時に割り振られた部隊を纏め、全体の指揮をとるサイフォの指令から、細かい調整をしながら警備を強化する。
オオカミは言わずともプラントの影の部分を任されている『獣憑き』を指揮してプラントの護りを一層固めるだけである。
「最後に探索班、オレを筆頭にグレーヌ、フィンだ」
グレーヌは『タネタネの実』の力を用いての食材回収要員としてと多くの事に対処出来る適応能力の高さから選ばれた。
フィンはピアスの代わりの水中要員である。水中では早々敵は居らず、地上でも水の中で鍛えた力を発揮し素早く動ける為に斥候役にも慣れる。
そして何処にも選ばれなかったメンバーは普段通りの仕事とプラントに残る専任組の補助になる訳だが、きちんと理由はある。
ラトニーも普段から防衛を命じているが基本的に待機であり、仮に世界政府や四皇が出てきたら最終手段として活躍する役な為に表立って防衛には参加できない。
ならば探索ならどうだとなるが、呑める物を確保しなければ『ゴクゴクの実』の力は望めず、あったとしても力が強過ぎて食材まで破壊しかねないので選ばれなかった。
ティアは四隊長の中で一番戦いが苦手である為に防衛には向かず、探索には機材を持っていけない為に研究面でも役に立てない。一応指揮能力は高いのだが今回は個人の武もいるのでいつも通りの研究に専念する。
ハニ&カムは蜂である為に多くの作業は任せられず、探索で必要になる機会も望めない。そもそも絶対数が少ないので蜂蜜の生産をいつも通りやってもらう必要がある。
カスタードとエンゼルは普段からビッグマム海賊団への対応が役割となっており、決まった仕事を普段はしてないので補助に回る形になる。
維持チーム
リーダー:マニュ
生産担当:モーダス・ホーニィ
流通担当:モル
指揮担当:室長
防衛チーム
リーダー:サイフォ
水中担当:ピアス
陸上担当:デル・ポコ
暗部担当:オオカミ
探索チーム
リーダー:アスカル
回収担当:グレーヌ
水中担当:フィン
その他チーム
メンバー:ラトニー・ティア・ハニ&カム
カスタード・エンゼル
「それでは零時から緊急令を発令、特別体勢でプラントを運営開始、明朝には各チームが稼働できる様に備えてくれ、以上だ」
海賊王を目指し偉大なる航路を航海する『麦わら』のルフィが率いる一行サウザンド・サニー号では大変な事態となっていた。
「「「えーーー!!!」」」
「メ、メシがないだとー?」
「ああ。底をついた」
コックを務めるサンジがサウザンド・サニー号の食料が零になった事を告げたのだ。
「底をついた、じゃねーよ!コックだろー?ちゃんと食料管理しとけー!」
「お前にはガッカリだ!」
「見損なったぞ!」
ルフィ、ウソップ、チョッパーの三人が食料管理をしているサンジに対して言及しているが…
「って、おめーらが見境なく食っちまったんだろうが」
「「「グギギ・・・」」」
食料が完全に尽きた要因はむしろ騒いでいる三人の方にあり、即座に立場は逆転した。
「最悪だわ!嵐でよく分からない海域に流された挙げ句に、食料までなくなるなんて」
「とにかく、どっかに立ち寄って食料確保しねーとな」
「しかしそう都合良く補給する場所なんか見つかるのか?」
「ねぇ、あれは?」
「あ?」
比較的気候は安定している様だが偉大なる航路の上、よく分からない海域でそんな都合のいい場所がはたしてあるのか、先行きの不安しかない中で一味の考古学者であるロビンが何かを見つける。
ロビンが示した先にはぼんやりとだが島らしき影が浮かんでおり、このままでは餓死する未来しか見えない一行は急いで島を目指して舵をきった。
鬱蒼と草木が生え茂り、日に照らされ暑い空気の中を真っ直ぐに進んでいく二人組。
「トリコさ〜ん。ちょっと待ってくださいよ〜」
「小松が早く来いよ。こっちから美味そうな匂いがするんだ止まってられねぇよ!!こいつを見習えよ!!」
美食屋四天王の一人として数えられている美食屋のカリスマであるトリコ、そして料理人の小松がグルメの島の探索を既に始めていた。そしてそこにもう一人……
「なぁフィン!!」
「…知識…ある…それに…反応も…だから…とりあえず…着いてく」
トリコと小松が船で進んでいる際に出会ったプラント幹部の一人、探索班に所属している筈のフィンが
近くに自身の言葉を読み解いて理解してくれる人がいない為に少しばかり口数を増やしている。彼が何故、トリコと小松と共にいるのか、それを語るには少し時間を遡る必要があるが…
かくして、何の因果か美食屋、海賊、大地の王とそれぞれの仲間達は導かれるかのようにグルメの島とも呼ばれる伝説の島、ハングリラ島へと集まるのであった。