会場内に金を大量に持ち込むのは何なので外で待っていて貰ったガープ中将に預かって貰っていたのだが、ガープ中将の周りに何やらゴロゴロと転がっているのが見える。オレの目が悪くない限りは人で、たぶん周辺のごろつきが集まってきたのだろう。
「ようやく終わったのか、まあ向かってくる奴らがいたから退屈はしなかったがな。で目的の奴隷は買ったのか?」
オレは頷いて、買った奴隷の情報を話しながら金を返してもらう。魚巨人である事を伝えると、ほほぉと面白そうな顔でニヤリと笑った。自分で鍛えて、バトろうかと考えているのか、それともオレの趣味とでも思っているのか。後者だったら殴ってやる……まあ余裕で躱すか防ぐかするだろうけど。
まあ、金を持ってオークションのスタッフに案内される形で裏に向かい料金を支払う。そして、ピアスに付けられている奴隷用の爆発する首輪の鍵を受け取る。そして、不機嫌さを隠すことなく立っているピアスと対面する。
「……」
「黙ってないで、主人に挨拶しろ!!申し訳ありませんアスカル様。入荷したばかりで何もしつけられてなくて」
別にそこはどうでも良いので謝罪を適当に聞き流してピアスを受け取る。とりあえず、何の反応もない彼女にとりあえず付いてくるように伝える。
「ぶわっはっはっは、お前凄い睨まれてるのぉ、ウケる。それにしても、こういったきつめのが好みな、おっと、冗談じゃ冗談、本気で殴りかかるな」
オレにはマニュがいるから、ガチでそう言った冗談はやめて欲しい。いや、王族の中には一夫多妻や逆に一妻多夫も多いし、マニュはたぶんオレが望んだらむしろ喜んで女を集めそうなところがあるから怖いんだよ。オレは理解はしてるが自分がそう言った立場にはなりたくないんだよ。
憤慨しながら殴りかかるオレを予想通り余裕の表情で避けるこの爺、どうにかして葬れないだろうかと考える。なんでこの人にあんな出来た部下の人たちが付いてるんだろう。いや、この人がこんなだから部下が頼もしくなるのか。
まあ、この人が周囲の人を惹き付けるのも分かるけどね。この性格、揶揄いをオレに向けるな。まあ、今のは別の意図があっただろうけどね。
魚巨人であるピアスを連れてあるけばそれなりに目立つので、オレ的には街中もそうだが普通に無法地帯であってもあまり長距離の移動は避けたいので、行きと同じように60番台の海軍駐屯、政府出入口の役割となっているエリアから直接国へと戻る。
「……海軍、顎で使って……コイツ何者だ?」
何やら呟いているようだが、その声ははっきりと聞き取ることはできない。だが、どこか警戒しているように見える。
島の殆どが農地や牧場、食材の加工場になっているので巨人サイズの彼女の足の踏み場が全然ない事に気付いた。とりあえずは足の踏み場だけあればいいだろうと思い、城の周囲に広がる町をどけてスペースを確保した。
ここから先はオレとピアスの問題になるので、海軍と別れてはそこに向かうが、ガープ中将の横を通る際に一言だけ伝えられる。
「ま、頑張ることじゃな」
まあ、この人ならそう言うか。手は出さないぞと伝えられたわけだがそれが正解だろう。あれだけ殺気を向けられれば嫌でも気づく、マニュや小人、他の奴隷の守りだけはしてくれるだろう。
国の中央にたどり着き、オレとしては自己紹介して、話し合いといきたいのだがそうもいかないらしい。ピアスは首輪を気にすることなく、オレに殴りかかった。
力強く鋭い一撃だが、来ると分かっていて避けれないことはない。主人に逆らった奴隷の首輪がその力を発揮しようとするが、恐怖はあるようだが彼女に焦りは見られない。
彼女は手に隠していた水を首の周りに纏うと、爆発を待つように目を閉じた。そして、爆発の瞬間に剃を超える速度で動き、爆発から逃れた。
逃れたと言っても致命傷をさけただけで、水を纏ってダメージを抑えたようだが、それでも多少は喰らっている。彼女は万全じゃない状態にも関わらずこちらに攻撃を仕掛けてくる。
先程の移動速度よりも速く、鋭い攻撃だ。オレは国土の下の土台とも言える部分を上に持ってきて壁を作る。
『
そして、ガープ中将が動いてくれているが万が一にも被害を出さないために、他の国土を守るドームを作ると、戦闘に必要な地面以外を沈める。
攻撃を防がれた事を理解した彼女は次の攻撃を仕掛けてくる。質量には質量で応戦するのもまあ、悪くは無いだろうと土を身に纏い、土の巨人となり攻撃を受け止める。
そして、安全性を示すためにも、攻撃されてそのままと言う訳にもいかない。相手を拘束する為に動くが、国を沈めた事で彼女が手を伸ばせば届く距離に海がある。
『大海槍』
彼女は海に触れると、能力者の弱点である海水を飛ばしてきた。たが土の巨体は水分を上手く吸収して逃す、少し削れはされたが直ぐに補給出来る。
彼女は分が悪いと感じてはいるか逃げる気は無い様で、海に潜るが未だに殺気がこちらに届いている。流石に魚巨人、水を得たことで先程以上のスピードで向かってくる。水を纏い、自身を巨大な槍のようにして突っ込んできた。
『海神槍』
速度では完全に負けており、剃を使っても対応は出来ないが、見聞色の覇気を使って相手の動きを正確に読み取り、くる位置を把握すると、拳を振り上げた姿勢で止まり、集中する。
『堕地』
地を墜とし、地へ堕とす、質量で叩き潰す、シンプルで、それでいて強力な一撃だ。彼女は地に叩きつけられて意識を失う……オレの勝ちだ。
とりあえずは、これで良いだろう。オレは国土を元に戻し、海軍と取引先に安全は確保されましたと強く報道する。突然の事態に戸惑い、恐怖していた人も、映像電伝虫でオレの戦いをマニュが大体的に見せてたので興奮した様子で帰ってきた。
さて、彼らとの話を終えたら気絶している彼女について考えるとしよう。まずは、彼女が通れるように道を確保して、いやいっそのこと、国の整備をこの機会にしてしまうとしよう。
と言う訳で訂正12話でした。
続けて修正13話も投稿されてるはずです。
いや、急に大幅変更してしまい申し訳ありません。
前書きに書いた通り、自分で納得がいかず、一度妥協すると、次からも妥協して段々とこの小説が駄目になってしまう気がして直さずにいられませんでした。
『大海槍』
海流一本背負いに近い技。
巨人の腕から繰り出される特大の海の槍。
普通の山なら吹き飛ばせる。
『海神槍』
海を身に纏い、ダツとしての特性を最大限に生かし、自らを一本の槍として放つ技。当たれば島を壊して突き抜ける。
『
大地を壁にする防御技。
『堕地』
地を墜とし、地へ堕とす、質量で叩き潰す、シンプルで、それでいて強力な一撃。
大地を纏い、巨大な土の巨人となり、その全ての質量を一撃に込めて叩き潰す。
やっぱり、強さを感じ取っただけで従うというのは味気ないというか、よくよく考えるとピアスの性格設定的にないなと思い、一度倒す事にしました。
読んでくれている方々に多大なる謝罪と多大なる感謝を。
ここから下のは以前の12話に書かれていた後書きをコピーで持ってきたものです。
感想で訊かれた質問の答えも一度書きます。
問1 原作キャラの救済はするのか?
答え 救済になるかは分かりませんが改変する事はあります。
その場合は流れで関われる相手だけです。
問2 原作沿いで進みますか?
答え 基本的にはその予定です。
改変されても大きく流れは変えない予定
※問2に関しては予定であり、確定では無いと思ってください
※大きく流れは変えないので麦わらの一味関連は基本救済しない
そして次なのですが、一応設定を変更した理由に繋がるのですが、質問された訳でもこうしてくださいと頼まれた訳でもなく、こちらに振られた話題について答えてるうちに、自分がこうした方が良いかもと感じたからです。
まずそのままでは無いですが「キャラの救済するならテゾーロが気になる」的な話題がでました。
元々の設定だと、小説の時間軸が、現在の20年前、原作開始の18年前の設定でした。そこだと丁度ステラが死んでるので救済は無理だなと答えました。
テゾーロとは取引だけの関係でも問題ないとその時は思ってましたが、よくよく考えると救済されないと、倒されてテゾーロの「グラン・テゾーロ」はいずれ無くなる運命にあるよなぁ、と思いました。
因みにその際に「まだ島に娯楽が無い」とも言われましたが、この国は研究・生産・加工・取引を行う「プラント」なのでその面はそこまで必要として無い。何なら働くのが楽しい人たちが殆どなので。(少人数で運営、アットホームでワーカーホリックが集まる国家ですww)
仮に救済したとします。すると表面上は同盟関係で実際には忠誠度MAXの従属国の様な関係性になり、使える金と権力も増え、取引も増えそうだなとは思いました。
助けようと思うとマリージョアへ行く必要があるが、丁度いい事に天竜人のコネはあり、不可能ではなさそうと感じました。
確実な問題はゴルゴルの実を食べたのがフィッシャー・タイガーの襲撃で逃げて、ドフラミンゴのオークションで奪ったからなので、そこだけは確実に改変する必要がある。まあ、ハンコック達みたいにお遊びで食べさせられた事にすればいい。
でも、成り立たせるために必要な改変はそれぐらい、なら変えてしまうのも悪くは無いかもと考え、助けるために時間設定を変更しました。
レヴェリーは4年に1度、となると必然的に時間が丸ごと4年前になり、となると国王に成ったのが大海賊時代より前に成る。そのため、これまで投稿した話を修正作業を行ってました。
各話で修正点は書いてますが、一応ここでまとめておきます。
1話目で『特にこの大海賊時代呼ばれる今の海は海賊が多かった。』を消去。
7話に『海賊王であるゴール・D・ロジャーが処刑され、大海賊時代と呼ばれる新たな時代が幕を上げた。そのため、どこの国でも海賊の被害が増え、色々と大事な話し合いがあるそうだ。なんでこんな時に国王になっちゃったんだろう。』を追加。
下のは7話目の後書きに追加したものです。
ゴール・D・ロジャーが処刑されたのはエースが生まれる1年3ヶ月前とあった。エースは1月1日生まれ、1月の3ヶ月前は10月。
大海賊時代が始まっている設定だと、世界会議がほぼ年末に開催されてることになりそう……世界会議と言うなの忘年会になりそう。
世界会議の期日が4年に1度としかかかれてないから、私の小説では開催する月は多少ばらつきがあり、ロジャーの処刑で出る影響を話し合うため、開催が遅かったことにしました。
修正については以上に成ります。
そしてオリ主の基本設定を確定させようと思います。
これ以上の変更はしませんので、改変できるのは大海賊時代始まってから後の人物だけです……結構多いな。と言うより基本的に殆どオーケーじゃん。ま、良いか。
そんなわけで、アスカルが国王に成ったのはロジャーが処刑される前の年、原作開始の23年前、王になった年齢だと若くても18かな?と考えてましたが、原作開始時に41歳と言うのは個人的に嫌だったので、ブルックを除いて麦わらの一味で一番年上は2年前で34歳のフランキー、そこに合わせたかったが、そうすると11で国王になったことになってしまう。それは流石におかしいので諦める。ギリギリ原作開始時も2年後も30代でいられる14歳の設定にしました。レヴェリーに15で出席……在り得ないメンタルだな。4年の時間変更は大きいなやっぱり。変更が無ければ王に成ったのは19年前だから18歳で良かったんだけどねぇ。
まとめ
名前:アスカル
性別:男
年齢:国王になった時 14歳
現在 15歳
原作開始時 37歳
2年後 39歳
能力:ツチツチ
立場:新興国家『プラント』の国王
抜けは無いですかね?自分でやってて段々分からなくなってるので不安ですが、これで確定させます。長かった、とても長い道のりだった……