12話から修正しているのでそちらを見ていない人はそちらから見て頂けると幸いです。
少し誤りがあったので修正。
内容に変更は無いです。
オレは今後の事を考えて島の全体を整備し直そうと思い至った。オレは自分の周りの足場を柱の様に伸ばしていき、島を空高くから見下ろす。
今は元の島に土を付け足す形でやっていたので歪んでいるが大体円状になっている。しかし、区画や道の整備の事を考えると四角の方が良いだろう。懐から電伝虫を取り出して地上の面々にこれから行う事を伝えて、しばらくしてからオーケーサインが出たので始める。
今ある畑や山などを分類ごとに分けて一纏めにする。そしてそのままの風景を残した自然エリアと農業用の土地を組みなおす。作物などは同じ種類の物はある程度纏まってたがしっかり揃えて並べていく、何やらパズルでもやっているような感覚になる。あ、高級用や品種改良の物などは別区画にまとめよう。加工場と貯蔵も別かな。
家と言うか城などオレ達の拠点は比較的中央にまとめて、そこを中心に4方へまず巨大な道を通しておく、とりあえず生産エリア、自然エリア、研究エリア、加工・貯蔵エリアの4つの区画にした。島が動くので方角で例えられないが、左上、右上、右下、左下で並んでいる。
そして今までは船の出入りが一か所しかなく、防衛面では良かったのだがどうしても受け入れられる数に限界が出てきているので、4つの道の先に港をきちんと形作り、とりあえずは政府や海軍用、取引先用で分ける。そして他の2つのうち1つは海賊用だ。もちろん、この国に敵対的でない者たち専用で、普段は侵入されないように締め切っておく。もう一か所は大きめに作り住民用にしておけばいい。
今までの外壁も少し組み直して港の外側と内側の2重に大き目の壁を作り出し、4つの港の所に門を建てる。エリアごとに分けた所にも壁を作ろうかとも思ったが見通しが悪くなるし、移動がしにくくなるので止めておこう。
そして城の周りの街、はっきり言って住んでる住人が殆ど居ない、見栄えだけの為に現状存在している。小人や奴隷の住居を確保しても殆どが空き家である。とは言ってもある程度そう言ったものが無いと国としての威厳が皆無になるので残して置く。そしてその周囲にもぐるりと外壁を作っておく。
そしてピアス用の入り口を作ったのは良いが場所をどうしたものか、中央に作る事も出来るが彼女には手狭だろう。となると一番使えそうなエリアは自然エリアだろう。自然の中で育つ植物の生産地でもあるが、多少崩したところで問題は無い。自然エリアの一部を崩して道を作り、山と山の間に平らな場所を用意する。後は大きめの家を建てれば完成。家具は土で良ければ作れるけど、そこいら辺は相談して決めよう。
正面を取引用の港とした場合、右に研究エリア、左に加工・貯蔵エリアがある。そしてその反対側にピアス用の港があり、そちらを正面にした場合、右に生産エリア、左に自然エリアがある。その左右にある港はどちらが海軍用でどちらが海賊用かは決めてない。どちらも常に使うわけではないので、その時々で問題は無いだろう。
〈彼女が目を覚ましました。暴れることなく、大人しくしていますがどうなさいますか?〉
オレは今後について話し合うべきだろうと伝えると、それならいっそのこと代表者を集めて、まとめて話すのはどうだろうと提案される。オレは頷き、自然エリアにある大きい土の家を会場にして欲しいと伝え、オレも向かった。
着いてみて出来を直接確認してみる。仮ではあるがピアスの住居として作ってみた土製の小屋はサイズ的には問題は無さそうだ。
そして、会議については先程伝えたばかりマニュはすでに準備をが出来ているようだ。小人は隠れて席についている。
奴隷も一応代表者とその補佐として二人ほど席についている。彼らもピアスについての話し合いを見守るらしい。まあ、急に魚巨人なんて存在がやってきて、いきなり戦闘が起これば気にもなるだろう。
とりあえずは、改めてこの場にいる面々で自己紹介でもしていこう。小人は、どうしたものか……いや、奴隷の代表者とも何度も会うだろうし、
あ、「ホーニィ」は
あ、奴隷の代表者と補佐も男と女のペアになってる。代表の男が「スレイ」、補佐の女が「テル」だ。元々は代表だけだったが、代表に何かあった際に困るからとマニュが決めさせたらしい。
さて、話がそれたがまずはオレとマニュから始めていこう。小人に関しては次の人を指定する際に呼べば姿を出すだろう。
では、オレからだな。名前はアスカル、姓は国の名前を使ってる。立場はこの国、プラントの国王だ。とは言っても元々農民兼商人と言った感じで、去年から王になった完全な成り上がりだな。そして、ツチツチの実の能力者だ。呼び方は蔑称でない限り好きにしてくれ、っとこんなもんかな?次はマニュ頼む。
「では、私はプラント・マニュです。旧姓はスキーラと言い、スキーラ王国の第一王女でしたが、国を救済してくれたアスカル様に憧れ、この国に嫁ぎました。今では忙しいアスカル様に代わり内政の多くを取り仕切らせて頂いてます。次はホーニィとモーダス出てきて良いですよ」
マニュが名前を呼んで促すとヒョコッと姿を表し、全員から見えるように机の上に並んで立った。
「はいレス。トンタッタ族とアタシたちは呼称してたレスが、大人間には小人族と呼ばれる種族レス。アタシはトンタッタの代表者が1人、ハナハナの奇術を持つホーニィと言うレス、よろしくレス」
「ボクもトンタッタの代表者をやらせてもらってる1人レス。ボクが持つのはクサクサの奇術レス。ボクたちトンタッタが騙されて奴隷になってた所をアスカル様が助けてくれたレス。その恩を返すために働いてるレス。これからよろしくレス」
オレとマニュの方を振り向いて小声で「これで良かったレスか?」と聞いてきたので頷いておく、この場では隠れなくて良いと伝えるとオレたちの席の前に座った。
「説明にあった通り小人族の代表者です。彼らはとにかく純粋で非常に騙されやすいので基本的に人前に出ず、私達からの指示しか聴かない様に伝えてあります。まあ、それでも不安なので、少し気にかけてあげてください。ですが、小人については仲間にも他言無用です。一応、小人全員が信頼して良いと判断したら顔を見せる様にと伝えてありますので、それを待ってください。では次にスレイ、テル、二人も自己紹介を」
順番的に振られるとは思っていたようで狼狽えている様子はない。二人とも立ち上がり、一拍おいてから口を開いた。
「奴隷の代表と言う事になっているスレイだ、じゃなくてスレイです」
話しにくそうなので、外部の人間がいる場でなければ話し方もそこまで気にしなくて良いと伝えた。
「正直助かるが、俺のことだ。うっかりやらかすだろうから、今後は練習させてもらう。なんていうか、堂々としてるからってリーダーを任された。元々、船乗りだったんだが、海賊に捕まり、その後で人攫い屋を介して売られて、その後でアスカルの旦那に買われてここにいる。商人によく雇われてたから、多少難しい話も理解は出来る。よろしく頼む」
そう言って頭を下げるスレイ、まあ威厳とかはどうでもいいから、タメ口でも良いとオレは考えているが、流石にダメだとマニュから言われた。
そして、別に奴隷になった経緯は言わなくても良かったんだが、そう言った海賊と人攫い屋が裏で協力して金を稼ぐ事もあるのか、色々と危険だな。続いて補佐のテルが口を開いた。
「スレイさんの補佐になりましたテルです。スレイさんが動けないときは私が代表の代理として働きます。奴隷になった経緯は知り合いと飲んでたんですが、気付いたら檻の中でした。元々は小さな店を開いてたので、顧客や取引先との対応などは問題ありません。これからよろしくお願いします」
こっちはこっちで奴隷になった経緯がやばいな。知り合いに変装してたとかじゃない限り、知り合いに嵌められた事になる。恨みとかはないのか少し気になったがその場で訊かずに座るよう促した。そして、暴れることはしないがあまり機嫌は良くないピアスには目を向ける。すると、観念した様に
「賞金稼ぎのピアスだ。種族はダツの魚巨人だ。奴隷になった経緯を言う前に言いたい事がある」
そこまで言うと彼女は、何か覚悟を決めた様な顔をしたあとで地面に手をついて謝罪の姿勢を取る。そう、土下座の姿勢になったのだ。
「アタシは奴隷になったことが認められなかった。だから、暴れて逃げ出してやろうとしたが、アンタに真正面から叩きのめされた。本気で殺す気でやってあのザマだ。アタシはもうアンタに逆らわない。巨人の血を引く戦士の一人として、その誇りに誓ってアンタに従う。許してくれなんて、都合のいい事は言いやしない。アタシの頭なんかに何の価値も無いのは、分かってるがこれしか誠意を示すやり方をアタシは知らない。今回は本当にすまなかった」
そう言って、土下座の姿勢のままピクリとも動かないピアスにオレは少し面を食らった。とりあえず、土下座をやめるよう伝えると、素直に姿勢を直す。
オレとしてはこれ以上暴れないのであれば言うことはない。オレに従うと言うのであれば、この国の数少ない仲間だ。これからよろしく頼むと伝える。
「微力だがこの力、アンタの為に使うよ」
いい感じに話がまとまった所で蒸し返すのもなんだが、戦ったオレとしてはこれピアスが奴隷になる経緯が良くわからない。
「今は綺麗に負けて気分が良いんだけどな。思い出すと本当に腹が立つ、アタシは同業者に騙されて、嵌められたんだ。薬を盛られたのか、身体が思うように動かせず、陸だったのもあって、数で押されたんだ」
魚巨人相手に騙して一服盛るとは中々に度胸のある奴だったんだな。身体がデカイ分、巨人とかには薬は効きにくいと言うのに……まあ、盛られた方からしたらたまったもんじゃないだろう。
「勝負に負けたんなら話は別だったが、あんな騙し討ちで終わるのは納得がいかなかったが、アンタはアタシを受け止めて、それ以上の力で返してきた。だから、アタシはアンタに従う分にはむしろ嬉しいくらいさ」
元々はオレを倒して逃げ出したら復讐するつもりだったらしい。そしたら認めるしか無いくらいの強さをオレが持っていて今に至る。
ピアスも今は復讐なんてどうでも良いみたいだが、色々と問題のある業者がシャボンディ諸島に居座っているのはあまりよろしく無いだろうからどうにかしたい。
「その同業者の名前は分かるが、アイツはよくよく考えると、計画立てて誰かを嵌めるとか出来るタイプじゃないから、アタシとして裏に誰かいるんじゃないかと思ってるよ」
それが本当だとするとソイツを叩いても意味がなさそうだ。だが、その情報はピアスの予測なので、本当かをまずは確かめる所からだな。と考えていると意外なところから援護がきた。
「すみません。私も知り合いに騙されたと言いましたが、奴隷の中に同じ様な手法を取られてる人が多くいるんです。奴隷たちの話でも、人間屋の間でも不思議だと噂になってます」
それが本当だとしたらピアスの言うとおり裏に何者かが居て、組織だった動きをしている可能性はあるだろう。そして一般人に多く手を出していることから、見つければしょっ引く事も出来そうだ。
「おっ、ここに居たのか!邪魔するぞ」
話がまとまりそうな所に見慣れては居るが珍しい来客である。ガープ中将はオレとかに絡んでは来るが、こういった国の事には直接関わることは無かったのに、そう思っていると彼が一人で無いことに気付く。
「悪意は無さそうだが、妙な動きをしていてな。捕まえてみたらお前さんと話がしたいとの事だ」
そう言って、出てきたのは何処に居てもおかしくないような。特別目立ちそうにない男だったが、動き方を見るにそう見せているのが分かった。
「俺の名前はサイフォ、傭兵みたいなもんだな。一応通り名で『先読み』なんて呼ばれてるな。まあ、よろしくしてくれると助かるんだが、ちょうど俺の伝えたい話に関わる話し合いだったみたいだからちょうど良いな」
ちょうど良いと言う男の言葉に最初は首を捻ったが直前に話していた内容は奴隷の違法売買の手引をしている人物についてだが……
「俺はそこの魚巨人の姉ちゃんの監視を任されてたんだな。オークションの会場に居たんだがな、買ってったのは天竜人とも関わりのある新興国の国王だってんだからな。連絡も忘れて後を着けて、戦いを見届けて、このままじゃヤバいって保身のためにここに来たってわけだな。俺はその組織について知ってるし、トップについても教えられる」
中々に興味深い内容だが、ピアスの方をみるがオレに任せてくれるらしい。そして一応ガープ中将の方を見るが好きにしろとのことだ。まずは話を聞こうか。
「そいつは裏で『斡旋』って通り名で、名前はション、『斡旋』のションって呼ばれてるな。ソイツは能力者でもあるんだな。名称は『ポワポワの実』、悪魔の実にしてはいささかハズレ枠で影響力は弱い、相手の意識をほんの少しポワポワさせる事が出来る。そして完全に意識を掌握すると意識の間に指示をねじ込めるんだ。命令と言う程の力は無いが暗示に近く、それをされると自然と言う事を聞いてしまうんだな。だけど普通にやっても意識の掌握なんて出来ないから、アイツは酒場に入り込んでカモを探すんだな。逆にターゲットを決めてから、その交友関係内で酒飲みを探すこともあるな」
なるほどその話が本当であれば先程の仮説は確定だろう。そしてサイフォが嘘をついてる感じはしない。では、堂々と殴り込みと言うのも可能だろうか?
「証拠を確保してからの方が良いぞ。証拠があれば首輪を壊して暴れた奴隷の擁護もできるじゃろう」
主人であるオレが許しても、他にも人がいる場所で暴れたので一応処罰の対象らしい。と言う事はピアスは留守番になるのかな?
「自由に動かせてはやれないな」
「残念だがアタシの自業自得だ。主であるアンタに任せっきりで申し訳ないが、大人しく留守番をしておくよ」
それじゃあ、案内にサイフォは当然として、ホーニィとモーダスにも手伝ってもらうとしよう。夜になったら『斡旋』とやらの事務所へ行こうか。
続けて修正14話が投降される予定です。
ピアスのセリフや態度が結構変わってます。叩きのめされたことにより、完全に従属というか、傘下に入ったかの様な、舎弟にでもなったような感じですね。いや、舎弟の意味は男だから、言うとしたら妹分?なんか違う気がする。まあ、素直にいう事を聞く様になったという感じで覚えてくれれば大丈夫です。
サイフォと先に知り合います。
それと敵の情報を結構変わってます。
下のは以前の13話の後書きに書かれていた内容です。
【ちょっと、境遇がありきたり過ぎたか?しかし、犯罪者でもないのに、売られるとなると無法者か違法な人攫い屋に狙われたか、知り合いに騙されるかぐらいだろう。
さて、復讐の代行ですが、あまり考えていない。元々は、険悪な関係から少しずつ仲良くなっていく話にする予定だったけど、どうして攫われたのか考えてるうちに、方向性が変わった。
まあ、アスカルは国王だし、能力者だし、なんとかなるだろう。頼もしい仲間もいますしね。】
この部分で少し妥協してしまったのが駄目だった。
この時点でもっと何か無いかとか設定を練って居れば良かった。
本当に申し訳ない思いで一杯です。
すみません。改めてここより下は以前の後書きです。
下のはそれぞれの理由です。
コピペ、バンザイ。
【お義父さん国王 → 「ヒモジーダ3世」(ひもじい+何番目の君主)
ハナハナ女 → 「ホーニィ」(蜜を意味する「Honey」から)
クサクサ男 → 「モーダス」(草木が”萌ゆる”の「Moe」と、男性的なイメージで、怒りに”燃える”という、意味的な語呂から)】
ちなみに、提案レベルでしたら、どなたであろうと色々言って貰って大丈夫です。まあ、絶対的に変えれないラインはしっかり定めているので、その範囲内かつ流れ的におかしくない場合は検討します。
私は作品を作る際には世界観や流れを特に意識しているので、作品の根幹に当たる設定と相反すると判断した場合はごめんなさいと言う形になります。
目指すべきゴールはしっかりと決めてあるので、この作品らしさを損ねず、その範囲内で皆様の楽しめる作品になっていったらと思っております。
上のは、感想での質問?心配?のようなものへの回答も含めて、この作品のあり方を1度はっきりさせてもらいました。
自分で考えた奴隷の名前に触れるの忘れてた。
まあ、奴隷からスレイブでスレイと電話係なのでTELからのテルなんですけどね。単純すぎるって?……気にすんな。
さて、話が長くなりましたが今回はこんなところで終わりますか。
読んでくれている方々に多大なる感謝を。