ONE PIECE プラントオーナー   作:ひよっこ召喚士

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投稿です。


第17プラント 動乱の中心へ!!圧巻PLANT計画始動!!

 自己紹介の方はまぁまぁと言った所か、特に良い反応も悪い反応もない。しかし、視線は一様にオレに集まっている。

 

「『プラント』の概要については資料があるので読み上げさせてもらうが良いか?」

 

 構わないと頷くと手元の資料の何処に掲載されているか伝えてからリク王によって説明がなされた。

 

「プラント王国。アスカル王も言っておったが、昨年度から世界政府に加入し、建国がなされたばかりの全く新しい国だ。だが、アスカル王の力によって国土は自由に操られ、大量に生産されるとても質の良い食料に政府も海軍も助けられており、その重要度は極めて高いとされている」

 

 間接的に取引しているものとなるとこの中にもそれなり居ると思っている。とリク王が付け足すと、頷く者が何人か居た。

 

「そう言った世界への影響力を考え、顔合わせと意思の疎通の場としてこの議題が提案されたわけだ。アスカル王より直接聞ける機会であるが、もちろん分かっていると思うが常識の範囲内でだ」

 

 リク王が余計な事にまで及ばない様にと話の内容に牽制をかけてくれるが、その必要が感じられないくらい一様に頷いている。イスト聖とのやり取りを見てまで手を出そうとす愚か者は流石にいない。

 

「それではアスカル王、後は任せても良いかな?」

 

 ではまずはプラントの在り方と今後について説明させてもらいます。ここから先は話しやすさを優先させて頂きます。

 

 資料には詳細は記載されてないが、オレは悪魔の実の能力者でその力で国を作った。その国で大量に食料を生産している。

 

 ここまでは確認みたいなものだ。オレはよく働いた。働き続けた。その結果、世界政府が放っておけないと考え始めた。その結果誕生したのが『プラント』だ。

 

 つまり、オレは王にさせられた人間であり、王に成らんとした人間では無いということを頭の隅にでも入れておいてくれると助かる。

 

 特別な野心などは無いと思ってくれて構わない。あー、いや、うちの作物はできる限り広めていきたいなとは思ってるが、農家としての野望だなそれは。

 

 オレ自身は誰に対してでも、平等とはいかないが、誰とでも取引はしている。そう、それは先程問題にあがってた海賊とかも含めてだ。

 

 少し、煩いですよ……続きを話すと、とは言っても別に海賊を優遇してるわけでもないです。話の通じない相手は潰してます。ああ、資料にも載ってるが、プラントの建国前から、だいたいオレが能力者になってからですかね。プラントよりあとの島では海賊の被害が減ってるはずです。ええ、ご確認頂けたでしょうか?

 

 取引は絶対です。約束は守るのが常識ですからね。農家として、商売人としてそこは宣言しておきたかったんで。ちなみに取引に関しては海軍には了承されてますし、世界政府もそう文句は言わないでしょう。

 

 それで、今も多くの方と取引をしているんですが、オレの島は四季がなく、気候が常に安定してます。そのため、決まった作物を一年中育てる事が出来てる。当たり前だが気候に合わない作物も多い。

 

 うちの国は国土の拡大と作物を含めた植物の収集も行ってます。植物に関しては殆どオレの趣味ですが、農家としてはより様々な作物を育てたいんです。

 

 そこで、これからのプラントは新天地を求め、植物の収集を行いながら、この世界を航海します。今も噂になってますが、機動国家の名の通り、海に左右されずに動く国土はグランドライン後半、新世界においても問題なく移動できる事でしょう。

 

 目標としているのは、春、夏、秋、冬、全ての季節が安定している海域。それぞれの気候の島と近い海域でしたらあり得なくは無いでしょう。常識を疑うのがグランドラインの常識です。

 

 しかし、移動する国家を追いかける事はどんな船であろうと不可能。それに、うちの作物は特別な処理により新鮮な状態が長く続くが、遠くなれば国につくまでも保たない方もいます。そうなると今まで取引してきた方々との取引が難しくなってしまう。

 

 その解決策が次の2つです。移動する国家に対応できないログポースに代わり『ビブルカード』を持った者が国に留まっています。皆様にもお配りします。

 

 ビブルカードだけでなく、あの世界政府新聞社の社長であるモルガンズさんとの契約により、航路の情報が新聞に記載されます。これで国に来る方法は大丈夫です。

 

 国に来れなくても連絡だけでしたら、専門のスタッフによる電伝虫での対応もありますので抜かりはありません。

 

 そして、位置関係により取引できない方の為にこれまでプラントが置かれていた位置に中継地点を設けます。中継地点には能力で作った分身を置きますし、こちらにはログポース、エターナルポースで来ることが可能です。

 

 これに関しては、現在プラントが存在しない事により、プラントを通る航路が機能を果たし切れていない事の解決にも繋がります。海賊、冒険家、問わずプラントがあるはずの海域でしたら立ち往生は困りますから。

 

 取引する物は、本体と分身の力で海底より下、地底を道にして、トンネルの様に作物の運び込みをします。専用のケースを用いて運びますし、能力による保護もあるので、商品には一切の問題はありません。

 

 今後とも取引の拡大に合わせて中継地点を増やしていきたいのですが、多くの分身の作成に必要な物と私の力量がどれだけになるかが判明していないので詳しくは語れません。

 

 それと、探している海域が長く見つからない場合はそれぞれの四季の安定したポイントに国を分けて配置することも視野に入れています。ですがこれは最終手段ですね。出来れば全てを眼の前で一度に育てられる環境が欲しいですね。

 

 とりあえず、国についてはこんな感じですね。ああ、それと近くにいた人は耳に入ったかもしれませんが、イスト聖からの依頼もありますので、それを優先する可能性もありますね。

 

 まぁ、オレとしては取引するのであればよろしくお願いしますと言った所です。それと能書きよりも実際の物を見て判断してほしいところですね。以上で終わります。

 

 オレが話を終える頃には部屋の中は完全に静まり返っていた。しかし、一人が口を開くと、もう一人と、どんどん喧騒が広がる。

 

「……なんと言って良いのか分からんが、これまでよりも影響力を強めるというのか」

「ふむ。確かに作物は素晴らしい物だ。これだけでも関わりを持つには十分だ」

「たった一人、王によって成り立つ国家か」

「危ういがそれ以上に力はある。ここは我が国も関わっていくべきか」

「世界中に広がった際にはそれこそプラントによる独壇場だろう」

「だが、何も出来ないだろう。この状況ではな」

「若さが功をなすかどうかだな」

「死にさえしなければ続くだろう」

「後ろ盾も十分過ぎる。消されることは無い。これは見過ごせまい」

 

 その後もいくつかの議題は出されたが、オレの時ほど口は開かれず、会議関わり終わり次第その場にいた王たちから取引について話を受け、多くの国と国交を持つことになった。

 

 あれで良かったのか、正解は分かりはしないが、問題がないのであれば、それがオレにとっての正解だと信じる事にする。

 

 7日に渡る会議も海賊についてと海軍についてが殆どで、あまり具体的な話にはならなかった。先行きの見えない状況で、押し付けられるのを皆避けたのだろう。

 

 もちろん、一部の王達は危機感を持ち、軍への要請などについても詰めていた。まあ、そこいら辺は役に立てることはないので参加しなかった。

 

 そんなこんなでレヴェリーも終わりとなり、約束を果たす為に案内に連れられて本来であれば入ることの出来ない『神々の地』の一室、約束の相手であるイスト聖の部屋までやってきた。

 

「7日と言うのは待っている間は長く感じるものだな。まあ、その席に座れ。何かつまめる物を用意させよう」

 

 お構いなくと言う前にイスト聖は部屋と直接繋がっている厨房の方に声をかけた。すると、数分もしないうちに調理服を着た女性が皿を持ってやって来た。

 

「お客さん来るなら先に言っといて欲しいんだけど?はい、つまめる物って言われたからとりあえず用意したけど、簡単で悪いねえ」

 

 そう言って出された物は一つ一つは小さいが彩りが鮮やかで、むしろ手間がかかっているように見えた。イスト聖もつまんでいるのでオレもヨウジを持ち、口に運んだ。あ、美味い、そしてこれもやっぱりうちの野菜が使われてる。

 

「ソイツは『ソイツ?』…クチーナはオレに最初に与えられた奴隷でオレと年はほぼ同じ、今は奴隷の前に元がつくがな。基本的な調理は任せてる」

「そこの馬鹿の専属料理人みたいな感じよ。天竜人の客が来るわけ無いのは分かってるけど、お客さんは何の人?食事関係だと思うけど……国王?!それと農家って、農家と国王って兼任するような職業だったっけ?え、あの野菜の生産者!!あれ、凄いのよ。いや、生産者だから私より詳しいかもしれないけど、料理の味がかなり変わるし、新鮮で彩りとしても優秀で、あの野菜を持ってきた時はソイツを褒めたものよ」

 

 イスト聖と彼女のヒエラルキーはなんとなく分かった。イスト聖がソイツと呼ぶのは怒るのに自分は平気で馬鹿とかソイツ呼ばわりをしている。

 

 と言うかオレとイスト聖での対応がかなり違うんだけど……まあうちの野菜を褒めてくれてるから良い人だろう。イスト聖そっちのけで会話が弾む。イスト聖は部屋の端に移って料理をつまんでいる……いつの間にかにクチーナさんがイスト聖の席を奪っていた。

 

 イスト聖とクチーナさんの昔の話なども一緒に聞けた。昔はイスト聖も他の天竜人と変わらなかったらしい。ある日、暇だから何かしろって命令をイスト聖は出したらしい。

 

 その際にクチーナさんは料理を作ったらしく、それをかなり気に入って、それを盾に段々と今みたいな関係になったとか。ちなみに料理には自信があり、バカにして来たら抱きついて首輪の爆発に巻き込んでやろうと考えてたらしい……料理関係者以外に当たりが強いのはこの人の影響か。

 

「いやぁ、話し込んじゃってごめんね」

 

 いえ、こちらも楽しかったです。これからも食材は卸しますので美味しい料理にしてあげてくださいと伝えた。そうしてクチーナさんは厨房に帰って行った。ちなみにあの厨房もイスト聖に造らせたらしい。

 

「……ようやく終わったか」

 

 イスト聖が帰ってきた。なんとも哀愁が漂っており、どこか疲れているように見える。触れないであげた方が良いだろう。

 

「予定外に時間を取らせてしまったから手短に話すとしよう。まずはこれを見てくれ」

 

 そうして手渡されてのは数十枚に渡る纏められた資料だった。なになに、『イートグラスランド』『落花星(ラッカセイ)』『ヌードルアイビィ』『(ウォ)ーターランド』『超味粱(ちょうみりょう)』『石食島(せきしょくとう)』『ボーイン列島』『巨食獣』『デザートデザート』『酔う滝(ようろう)』『ピクル湿地』……まだまだ続いているが、一体これは何なんだ?

 

「それは我が調べられただけで見つけた、食に関わる土地と植物、一部は動物もだな。それとは別にこっちに食以外の植物に関する情報も纏めておいた。お前の嫁が言うには植物収集が趣味と聞いたからな」

 

 前金ならぬ前報酬としてらしい、それは普通に嬉しい。それとは別に報酬もできる限りは約束してくれるらしいが、そもそも何をすればいいのかを聞いていない。

 

「それらをお前の土地に組み込めないか?そうすれば食が集まる一大地としてプラントも成長するだろう。世界政府や軍の管理している情報も集めたがそれでも全てとは言えないだろうな。やはり、『オハラ』に人を送るべきだったか?」

 

 つまり、機動国家の話を聞き、これらの土地を廻って獲得してきて欲しいとの事だ。うわっ、どっちの書類にも機密と書かれた物がある。厳重に保管しておこう。えっ?処分なんてしないよ。大事な植物の資料だからな。

 

 それと『オハラ』と言うのは考古学の聖地とされ、世界最大の図書館である『全知の樹』がある島らしく、情報量に関しては右に出る地は無いだろうと言われた。調べるために一度行ってみるか、今なら分身が余ってるし、送るのも良いかもしれない。

 

「特別急がせる気はない。しかし、頭の隅にでも入れておいて、もし、確保できたなら連絡をしてくれ。その時に報酬についても話し合おう」

 

 オレとしてはこれだけ情報があるのであれば問題はないので、この契約を受けることにした。クチーナさんも食材なら私にもちょうだい、と言われた。どうせイスト聖経由で渡るだろうが、個人的に料理研究にも使いたいらしい。料理としては引き換えにそちらも約束した。

 

 やはり、専門の人間の味と言うのは素晴らしいと言う事が分かった。プラントにも料理人を募るべきだろうか?真剣に検討しよう。料理の形でさらに作物の魅力を伝えられるかもしれない。

 

 料理だけでなく、取引に関して言えば、加工食品も複雑な物を作るのにはそれぞれ専門の人間がいるだろうし、人材というのは大切だなと改めて実感した。

 

 最後の最後でかなり建設的な話が出来たのでレヴェリーの疲れが結構吹き飛んだ。まあ、国々との取引に関しても纏めていく必要があるので、帰ったらまた仕事だけどな。

 

 移動中は特に何もなかったので、いう事は無い。プラントに帰ると、すぐにマニュや代表者たちに世界会議の概要と取引について、そしてイスト聖からの依頼についてざっと話した。

 

 特に問題はないが、これから電伝虫の対応が増えるだろうから電伝虫の対応グループは頑張ってほしい。直接の対応はオレとマニュでやりきる。分身もあるからやってできない事は無いはずだ。

 

 それと、小人はオレがいない間の作物の管理、ピアスはオレがいない間の国の防衛、それぞれご苦労様。問題はなかったか?なら良かった。

 

 これで1週間程度ならオレが居なくても保つ事がわかったな。しかし、やっぱり土地の維持ができないからやれない事も多いか……長くても2週間が限度だろう。

 

 それでは、今までも言っていた計画も実行に移す時がやってきた。まずは、元の位置に戻り、中継地点の作成とスキーラに挨拶も改めてしておこう。それが終わり次第、機動生産国プラントとして、世界に発信し、実行する。今までと変わることも出てくるだろう。だが、オレ達なら問題はない。

 

「『PLANT計画』の開始を宣言する」

 

 2日後に全ての準備を整えたオレ達『プラント』については世界経済新聞によって世界中に伝えられた。さて、どこまで行けるのか分からないが、行けるところまで行ってやろうじゃないか。




前回や今回みたいに、話の区切り、宣言などにおいては喋らせても良いんじゃないかと思い、アスカルのセリフを入れた。元々「 」が無いだけで喋ってはいたからね。そう大して変わらないだろう。

というか、次に書く予定の日常回だと別視点なのでアスカルのセリフはどうせ書くので良いかなと思った。あえて喋らせて無い所はあったが絶対的な制限では無かったのからね。

各国の王を説得したというより、今までの実績と計画の大きさで圧倒し、押し切った感じですね。それにより、話の流れ、中心がアスカルに向き、止められることが無くなった。世界政府、海軍との取引、イスト聖の後ろ盾も大きいですね。

元奴隷の尻に敷かれているイスト聖、胃袋を掴まされたから逆らえない。あっ、別に彼らは付き合ってませんよ。イスト聖とクチーナは、会話とか関係性は結婚してそうな感じになってますが、言い表すなら恋愛感情の無い幼馴染ですかね。

イスト聖によってもたらされた依頼と情報、まずは何処に向かうか、時系列と相談しながら候補の中から絞って行きます。ちなみに、しつこいようですが麦わらの一味のメンバーの救済はしないので、もしオハラに行ったとしても助ける事はしません。

それと食材や植物以外にもプラントには足りないものが多い、なまじっか土地で移動できるから放置されてるが、きちんとした船も無いし、武器などの整備も完ぺきではない。医者も料理人も大工も、何も居ないんですよね。今の所は知識を持ってる人間が代役を務めていますが、大きくなってきて立場が確立したらもっと人を呼び集めても良いかもしれませんね。

船となるとやっぱり『ウォーターセブン』かな。トムの処刑まで14年も時間があるので、カティ・フラム時代のフランキーにもあっちゃうよなぁ。まあ、こっちも同じかな。

ドラムとの取引がありますが、こちらはまだチョッパーが生まれてないので問題なし、関係を持ちそうなのは先代の王とくれは、ヒルルクかな。ドルトンはまだ11だから合わないだろう。

PLANT計画と国の名前をそのまま名前にしてみました。あえて意味を持たせるならplant、Large、And、National、translationって所ですかね。あ、andとか入れてますが別に文にはなって無いです。単語を並べてるだけです。本当はsop作戦みたいなネタを入れたかったんですが、流石に思いつかなかった。

では、次は約束通り日常回を現段階で書いても問題ない範囲で書いて行こうと思います。章設定は、2章目を書き始めて、章タイトルも思いつけたら行います。

一応これで、一区切りまで書けたのかな?いやあ、どうにかここまで来れました。人気作にあやかってでしょうが、一時期は日間ランキングにも載ったりと、今でも信じられない位です。

 今も週間には載ってますね。しかし20位台→30→40→50ときてついに101まで落ちましたね。月間も101ですね。一昨日までは60位台にはいたんだけどな。落ちるの早すぎる。

上位に入れた時はほぼ毎日投稿してた時でしたね。やっぱり目に留まる回数って大事なんですかね。まあ、準備期間も終わり、ネタのストックの多い部分に成るので書く気力さえ湧けば多めに投稿するのも夢ではない。まあ、評価やランキングもそうですが、止めてしまわない事を第一に自分なりに納得のいく物を書いて行きます。

ここまで来れたのも全てこの作品を見つけ、読んでくれている方々のおかげです。評価や感想などはどれも励みとさせて頂いてます。(誤字報告には助かってます。いや、本当に助かります。今後ともお願いします)

では、いつもの挨拶でさようなら。
読んでくれている方々に多大なる感謝を。
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