ONE PIECE プラントオーナー   作:ひよっこ召喚士

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お花見は無しにしました。そして前回も登場したこどもの元奴隷組が再登場して島を廻って勉強します。

まあ、現在のプラントを紹介しますという話ですね。その過程で住民たちの姿を見ていければと言った感じです。


外部プラント3 「作物以外の食料事情」

「アスカル様、作物以外にもプラントにはたくさんの食材があるのね。それらはどこから手に入れているのね?」

 

 訊いてきたのは元奴隷の子供組、『ポコ』だった。「〜のね」って語尾につけてる女の子で、特徴的だからすぐに名前も覚えた。

 

「他の皆も早く覚えてなのね。それで何処からなのね?」

 

 確かに、育ててる作物以外は見る機会がないから子供には分からないかもしれないな。勉強として、島について教えるのはありかもな。

 

「よし、それなら明日にでも島の探検に行こうか?」

「やったなのね!!みんなにも伝えてくるのね」

 

 そして次の日、約束の時間に集合地点に行くと子供組が全員揃って待っていた。

 

「アスカル様来たぞ!!」

「今日、どこ行く?」

「ありがとうございます。アスカル様」

「待ってたのね」

 

 力強い男の子が『デル』、おとなしくて片言気味な男の子が『フィン』、丁寧な口調の女の子が『ティア』、そしてさっきも言った『ポコ』の4人だ。

 

「今日は家畜小屋、自然エリア、研究エリア、海だな。畑以外で食べ物を手に入れてる場所を一通り見ていこう。準備は良いか?」

 

 訊かれるまでも無いといった表情で頷く子どもたち、とりあえずは家畜小屋に向かおう。

 

「ここは生産エリアと自然エリアの間ぐらいに位置してる。理由は飼料を運び込み易いし、放牧用の土地を確保しやすいからだ。まあ、オレの能力で簡単に用意出来るけどな」

「まあ、肉や乳製品、食料では無いが革も一部はここからだな。餌やりとかの簡単な作業は土人形で出来るが、生き物相手だから最初は殆どオレが世話をしていた。今は人が、増えて交代で手伝ってもらってる」

「アスカル様、私はここで働きたいのね!!」

 

 ポコは元々住んでいた場所では動物の世話の仕事をやっていたらしい。なら、オレより詳しい可能性すらあるし、任せるぶんには問題ない。一応、怪我とかの予防を考えると監督役は必要だろうが、前向きに検討すると伝える。

 

「やったぁなのね!!」

「ポコ仕事、見つかった」

「やったな」

「良かったね」

 

 元奴隷組は基本的には電伝虫対応や雑用が仕事になってるが、取引が落ち着けば問い合わせも落ち着いて行くので、新しい海域についてからしばらく時間が経てばそこまで人は要らなくなる。

 

 それも、新聞で今後の航路と取引可能範囲を図にして載せてもらったからだ。それと一緒に『今後、こっちに来いとか言う勧誘の電話をしてきた所との取引はしない』と言う言葉も載せたから余計な電伝虫がかなり減った。

 

 そんな訳で彼等も忙しい時期以外は他の仕事に携わる事になっている。そのため子どもたちは電伝虫対応の勉強と並行して他の仕事を探しているのだ。少しくらい休んでても良いのに、みんな働き者だな。

 

 さて、次は自然エリアに向かおう。子どもたちは島の中を走り回っているので、山道もなんのそのとたくましく育っている。

 

「この山の中では畑で育たない物がたくさんある。ほら、そっちの木の下や向こうの上を見てみな」

「キノコだ!」

「バター炒め」

「果物もある!」

「デザートなのね」

 

 オレが指し示した場所にはキノコや木になる果物が存在する。ポコはまあ分かるが、フィンお前も食いしん坊なのか?まあ、美味いけどな。

 

「畑みたいに整えるより、自然の中で少し整備する方が良いんだよ。収穫は少し大変だけど、モーダスが頑張ってくれてるよ」

「人手いるなら俺が手伝えるか?」

「そうだなぁ、日によってはモーダスが何度も往復する必要もあるから、荷運びを手伝う人員はいるかもな。どうなるか分からないけどモーダスに伝えとくよ」

「アスカル様、ありがとう!!」

「良かった」

「決まると良いね」

「モーダスならOKしてくれるのね」

 

 多少楽観的だが、確かにモーダスならOKしてくれるだろうな。丁度いいし、ピアスを起こして先に海に行くとしよう。そこで昼食にすれば丁度いいだろう。

 

「と言うことで小屋に入ろうか」

「ピアス姉ちゃんの家でけーな」

「あの人が、でかいから」

「ピアスお姉さん用の扉はもうただの壁ですね」

「でかい壁なのね」

 

 部屋に入り、未だに寝ているピアスの近くに立ち、思い切り殺気を送る。すると、ガバッと起き上がり、体勢を立て直している。そしてオレの姿を確認する。

 

「びっくりするからその起こし方は辞めてくれないか?」

「モーダスの起こし方とそう変わらないと思うんだけどな。海に潜って貰っても良いか?昨日伝えたと思うが、いい時間だから昼食にしようと思ってな。採ってきて下に運んでくれ」

「ああ、そういう事なら任せておくれ」

 

 

 そう言うと、オレ達の事を待たずにピアスは海の方へ向かっていった。まあ、別に問題は無いが、どうせなら姿を見せるためにオレ達も早く向かう。プラントの中であれば下を通れば早い。

 

「潜るぞ」

 

 端的に伝えると、オレと子ども4人を土で覆って土の下を高速で移動する。調節すれば、中に衝撃が来ることは無い。便利な移動方法だ。数秒もせずに住民用の港に辿り着いた。

 

「アスカル様やっぱ凄いな。もう着いた」

「だって、国王様だし」

「ピアスお姉さんより強いですからね」

「あの戦いは格好良かったのね」

「まあ、それよりピアスの方を見てみな」

 

 海の方を指差すと豪快に泳ぎながら魚を追い込んだり、海獣や小さい海王類を狩っているピアスの姿が見えた。

 

「魚や肉の一部はピアスが狩っているんだ。後は海草とかの回収もピアスの仕事だな。後はピアスが持ってくるのを下で待っていようか」

 

 オレの下という言葉に疑問を感じているようだが、すぐに分かる。もう一度土に潜るとこの前に作ったばかりの場所ヘ向かう。

 

「一応、街の中や国土の側面から採光出来るようにしてるんだが少し薄暗いか、すぐに明かりをつけよう」

 

 照らされて見えて来るのは地下の大空間、そして広々と広がる水、ここは地下の中でも最下層で海と繋がっている。ここは海草の栽培と貝など砂浜の生物の養殖、他には魚の生簀代わりとして使っている。土の栄養を流し込んだり、砂浜を最適な状態にする事で結構成果が出ている。

 

「日光が足りないのが課題だな。まあ、今はモーダスのおかげでなんとかなってるけどな。今日はそっちの人工砂浜でバーベキューだ」

 

 そう、宣言すると子どもたちは目に見えて喜んだ。そして、ほぼ同時くらいに水面の中央からピアスがざぶんと波を立てながら出てきた。

 

「こんなもんで良いかい?」

「十分だな。自分で採ってきて貰うことになるが一緒にどうだ?酒も多少なら持ってくるぞ」

「それは嬉しいね。折角だからご相伴に与ろうかね」

「ピアス姉ちゃんとご飯だ」

「ピアス姉ちゃん、凄い」

「ピアスお姉さん、昼からお酒?」

「普通ならダメな大人なのね」

「はっはっはっ、アタシはこれでも働いてるからな。だよなアスカル様?」

 

 ここにいる事で自体が仕事ではあるし、彼女は一回海に出るだけで普通の人間の数十倍の成果を出すから、これでも働きとしては大きい。そもそも、酒を渡すことを提案したのはオレだからな。見逃してやってくれ。

 

「『砂鉄』」

 

 最近は土以外の操作も色々と試し始めた。元々、オレは大地人間、大地に存在する物は操れるのだが、能力を畑用に使いすぎている事と土以外への知識が少ない事で土以外は遅れを取っている。

 

 今は砂鉄を集めて形を網状に変更している。ピアスの分も焼くのでかなり大きい網が必要なので試しにやって見た。思いの外、上手くいった。

 

「よし、何を食べたい?」

「肉!」

「貝、食べたい」

「まずは野菜をお願いします」

「魚を食べるのね」

「アタシは適当に焼かせて貰うね。海獣をまるごと焼くけどちびっこ達も食べるかい?」

「食べる!」

「少し」

「私も」

「食べるのね」

「そうか、そうか。巨人流の豪快な味をご馳走してやる」

 

 ふむ、貝にはこれが良いだろう。田で育てた米で作った酒だ。鎖国国家として名高いワノ国から生まれた酒でかなり手間がかかるが、かけた甲斐があったと思ってる。開いた貝に自家製の魚醤と一緒に一滴ずつ垂らす。

 

「うん、美味いな。これは持ってきて正解だな」

「それアタシにもくれないか?」

「お前にやると一気に減るからな。オレも今回はこれで辞めにするからお前も一回で満足しとけ」

 

 そう言って、人を平気で食い殺しそうな牙のある巨大な貝に魚醤と酒をドバっといれる。大きさと味が良いからオレは気にしないが、焼く時にギャーと叫び声を上げる貝はバーベキューの雰囲気に合わないからな。子どもたちが引いてるぞ。

 

 と言うか見覚えがあるな。資料に載ってたっけか、えっと、海の食材、単品……あった!なになに、珍味『船溶かし』、潮を吹き出す様に溶解液を船に飛ばし、船を沈め、溺れ死んだ人を喰らう。溶解液は必要な時に体内で随時生産するので、調理の際に気を付ける必要はない。食事を繰り返し、際限無く成長、旨味を体内に溜め込む。普通の貝の数十倍濃厚で、とても美味いと語り継がれてる。

 

「ピアス、潜って採ってきてくれ、最低量を区画分けした生簀に保存、餌は家畜だな。一応、他で代用出来ないかは探るか」

「飼うのソレ!?」

「アスカル様、止めたほうが……」

「人を喰う化け物貝が地下に……」

「美味いのね?」

「美味いぞ。酒精は飛んでるし、一口いるか?」

「食べるのね!」

「マジかよ」

「強いな、ポコ」

「私なら嫌ですね」

 

 男の子以上に勇気のあるポコに他の子どもたちは戦慄を覚えている。逆に度胸のあるポコをピアスは気に入ったようだ。さて、みんなティアを見習って野菜も食べなさい。うちの野菜は美味しいから。

 

「甘いし、美味しいから良いけどさ」

「普段から、食べてる」

「折角だから色々と食べたいのね。人食い貝、美味しかったのね」

「身体に良いから食べなさい。真面目な話、肉や魚だけで終わらせるのはダメだからな。それとポコ、外聞が悪いから船溶かしと言おうな」

「「「はい」」なのね」

 

 そこいら辺は徹底しておく、まあ、子どもたちが言ったように他の島の野菜と違ってうちの野菜は甘みが強いので子どもも苦手で意識なく食べている。まあ、他の物の方が多いが、食べているなら大目に見る。ピアスも子どもの手前、もう少し野菜を食え。

 

 さて、仕事の作業や世間話をしていたら結構時間が経ったな。みんな、もうお腹いっぱいだろうし、休憩したら次に行くぞ。トイレは向こうだから全員行っとくといい。

 

「それじゃ、今日はわざわざありがとな」

「こんくらいなら何時でも使ってくれ」

 

 ピアスは帰って寝ると言って潜っていった。言ってくれりゃ、家まで送るんだが、泳ぐ速度を考えればそこまで時間は掛からねぇか。

 

「あの、アスカル様」

「フィンか、どうかしたのか?」

「ここ海に繋がってる、どうなってる?」

 

 フィンは口数が少ないから質問の意味を読み取る必要があるが、意外と何を聞きたいのかは視線と表情で分かる。

 

「一番下の方にピアス用の出入り口があるが、きちんと金網の扉もあって安全になってる。危険な場所や養殖の場所とも違うスペースなら泳いだりも出来るくらいだな」

「安全、ここ仕事ある?」

「ここで働きたいのか?」

 

 そう尋ねるとコクンと頷いた。ここでか、整備関係は上はオレ、水中はピアスでやってるからな。餌やりも能力での作業だな。さて、どうしたものか……そうだ!あれならいけるか。

 

「少し地味で大変だけど、海草や貝類の養殖所を観察して、できる限り細かく状態を報告してほしい。砂浜はオレの能力で出来る。しかし、海中の物は魚なら会話でどうにかなると言ってたが、ピアスだと小さくて養殖所の管理までは上手くいかないからな。やり方とかの決まりもこれから決める感じになるけど、それでも良いか?」

「やる!!」

 

 力強い返事をもらったので少しずつ試していこう。異変が無いように毎日みて欲しいが、それはおいおい人員を増やしてからだな。とりあえずはオレと交代でやっていこう。オレが、付き添いの時には潜って見てもらうのもありかもな。

 

 さて、フィンと話しているうちにみんなも帰ってきたから、次は研究エリアに行くとしよう。地下からの移動なので直で行くことになるので、到着まで一瞬だ。

 

「さて、ここが研究エリアの施設だ。今の時間ならホーニィとモーダスがいるはずだ。っと、もう来たな」

「アスカル様、ようこそレス」

「なんの用レスか」

「見学だな。子供組に仕事を見せてやってくれ」

「「了解レス」」

 

 そう言って施設の中を進んでいく、ここの植物は色々と手を加えているので、あまり外に見せないほうが良い。まあ盗まれたとしても能力無しで、育てられるとは思えないがな。

 

「ここは、作物確保エリアレス」

「僕が能力で気候に合わない作物を作り、すぐに回収と言うのを繰り返して、国内で食べる分と特別な取引の分を確保しているレス」

「補足すると、ここの土は植物の負荷を負担するために特別な配合にしてある。それでも、量は全然取れないし、無理をさせ過ぎてるからか、少量収穫したら枯れる」

「割に合わないんだな」

「モーダス達、仕事出来ない」

「そっか、他の事が出来ないんですね」

「最低限なのね」

 

 そういう事だ。ホーニィとモーダスの仕事は色々とある。任せきりで申し訳なく思っているが、能力ありきの作業なので手伝う事は出来ない。

 

「次はここレス。品種改良エリアレス」

「植物を少しいじって作り変えるレス」

「ホーニィはより綺麗な花やより美味しい蜜の花、より薬効の強い花などを、モーダスは味の濃い野菜、味の違う野菜、食感の違う野菜、薬効の強い薬草などだな」

「美味しい方が良いもんな」

「今より、美味しく?」

「綺麗な花が楽しみですね」

「美味しい蜜なのね」

 

 そうそう、美味しい方がより認めてくれる人が増える。オレはあまり気にしてないが美味くなると高く売れる様になる。綺麗な花や薬効の強い植物もだ。

 

「次は新種開発エリアレス」

「組み合わせたり、思い切り組み換える事で、全然違う植物を作るレス」

「とは言っても目標はある。例えばオレンジとリンゴでオレンジ味のリンゴとか、リンゴとさくらんぼでリンゴサイズのさくらんぼとかな。作りたい姿を考えてから作っていくんだ。場合によっては1から作るときもある。大変な場所だな」

「アタシ達はアスカル様ほどの発想力はないレスから、今は言われたものしか作れてないレス」

「ボク達だけで驚かす様な物が作れたら良いのレスが、難しいレス」

「アスカル様、ここで働くことは出来ますか?」

「機密情報も多いからなぁ。正直、一番難しいな。作業的にも要望的にもな。どうしてもって言うなら植物の勉強をして、テストに合格して、作りたい植物の案をオレに見せてくれ、それでオレの納得のいく物なら許可する」

「やらせて下さい」

「他の仕事もやった上で、自由時間を削ってやる事になるぞ」

「構いません」

 

 決心は固いようなので、とりあえず一週間後までに勉強の道具を渡すと伝えた。こういった実験の様な物が好きなのは男子とポコ達の方だと思ってたので意外だった。

 

「頑張るレスよ」

「合格したら一緒に働くレス」

「直ぐにとはいかないけど、絶対受かるから待ってて」

 

 しかし、見学を行って正解だったな。人間誰でもやりたい事を待たずにやるのが一番だ。まあ、限度を考えないとオレみたいに失敗するけどな。今はだいぶ賑やかになって毎日を楽しく感じている。

 

「どうせだ。加工・貯蔵エリアと取引所の方まで見に行くか?」

「良いのか!」

「取引所、お客さん、居る」

「普段は行ってはダメと」

「ルール違反なのね」

 

 ルール決めてるオレが許可を出してるから良いんだよ。今日だけの特別だから、普段は行くんじゃないぞ。それと、向こうでは騒いだり、走り回っては駄目だからな。

 

「「「「はい」」」なのね」

 

 そういって加工・貯蔵エリアを禁止しているのは、仕事の邪魔になる可能性が高いからだ。ここに貯めた商品を相手に卸すので、ここは土人形が大量に往来している。今はオレが少し、操作しているのでぶつかる心配はない。

 

「ここで食べ物の加工を行ってる。加工する理由は加工しないと食べれない物や加工した方が美味しい物、加工する事で別の味や食感が楽しめる物、加工する事で長持ちするから、などなど理由は様々だ」

「渋かったり、アクがあったり、毒がある奴だな」

「加工する、食べれる様になる」

「食感は風味にも影響するってコックさんが言ってた」

「ああ、シャボンディ諸島近くにいた時、やって来た強いコックのお姉さんなのね」

 

 シャボンディ諸島近くで国の内側まで入れるコックの女性……クチーナさん、オレがレヴェリーの間に来てたのだろうか?子どもたちと知り合ってたとは思わなかった。当時は子どもたちもあまりうろついてなかったと思ったんだが、どこで出会ったんだろうか。

 

「そして、こっから先は本当に静かにな」

 

 ここから先は取引相手も出歩いているエリアだ。ここからマニュが居る仕事場の方まで行く予定だが、話しかけられないと良いんだがな。などと不安に思っていたが流石に子どもを引き連れている所に声をかけてくる者は居なかった。仕事場に突然来たことを謝罪しながら、マニュに取引について説明してもらう。

 

「別に構いませんよ。アスカル様からの頼みですからね。さて、取引についてですが、プラントはいくつもの他国の食を牛耳るほどの食料があり、美味しくて安いので、大量に売れています。ですが、うちは少人数で運営されているうえに、国内で大抵の物は賄えます。そのため、こちらが売るばかりで買う事は滅多にありません。今度国庫を見せてあげても良いですが、大量にお金が積み上げられて、使い道に困っているくらいです。生活用品や家具、武器、資材など、あっても困らない物を購入していますが、お金は増えるばかりです。最近は研究用に植物の種や自然エリアに植える木なども買ってますが、収支のバランスは取れてませんね」

「良い事なんじゃ?」

「使わない、貯まる、邪魔?」

「問題ではありますが」

「嬉しい悲鳴って奴なのね?」

「正直な事を言うとお金はいくらあっても困らないというのにも限度があるのではと考え始めました。他国では食料生産に携わる方、特に農家の方の失業も心配ですし、世界のお金の廻りを考えると使い道を考えた方が良いですね」

 

 失業者の増加に関しては、オレがやらかした失敗が下手したら世界規模で再現される可能性があるという事だ。それだけはどうにかして避けないといけないな。今のうちに少しでも良いから対策を考えておこう。

 

「他にもトラブル対応、契約確認、受け渡しなど色々と作業はありますが、基本的には私達が売って、お客さんが買いに来ていると覚えて置けば問題は無いです。たまにアスカル様に直接商品を売り込もうとする方も居ますが、まとも者は少ないです」

「一応安全面を考えて土人形は配備してるけど、何が起こるか分からないから入らないように伝えてるんだ。説明ありがとう。それじゃ、みんな帰ろうか」

「うん、それじゃさよなら」

「マニュ様、ありがと」

「ありがとうございました」

「さよならなのね。説明ありがとうございましたなのね」

 

 これにてプラント探索と銘打った見学ツアーの様な物は終了となった。結果的には色々と子供たちの発見もあり、子どもの視点から島について考える機会にもなったのでオレとしても悪くなかった。さて、周辺環境の調査や島の拡大改造など、溜まってる仕事を片付けよう。

 




桜ってワノ国以外にあるのかな?そんなことを考えて調べたりしてみたんですが、明確な情報はなく、適当に設定を作っても良いかとも思ったんですが、やめときました。

そして、本来はこども組を使う予定も島の紹介をする予定も無かったんですが、事前に書いてた奴が少し時期をずらした方が良さそうな内容になったので、急遽変更して書き上げた。島はアスカルの手によって随時改造されるので、前と内容が違ってても気にしない、アーユーオーケー?

そして、やっぱり登場しないサイフォと元奴隷組こと電伝虫組のリーダー達。このままだと子供組がレギュラーに昇格してしまいそうだ。まあ、しませんけどね。冗談はさておき、サイフォの登場をどうにかしないとな。一応、役割に沿ってキャラは作ってあるので出番はあるけど、普段の存在感が薄くなってしまう。まあ、諜報や隠密などが基本だからある意味正しいのかもしれませんがね。

島の地下空間は何層にもなっていて、光の無い場所で育つ植物を栽培する階層、土の回収の時に拾った物を置いておく階層、食料以外の備蓄品を仕舞っておく階層など様々な階層があり、今回出てきた海草や貝類などの養殖、海の魚用の生け簀などが役割の最下層がとりあえず構想にはあります。最下層の周辺の土は海王類の攻撃を受けても平気なように鉱物がふんだんに混ぜられております。そもそも、グランドラインの島は鉱物が多く含まれてるけどね。

中央エリア、城下町については未だに触れてませんが、とりあえず日常回は終わりかな。次から2章の始まりとしましょう。


出したいキャラが敵味方で色々と思いつているし、行事に向けて作り始めてる話もあったりと、忙しいですが、とりあえずは進めていきましょう。

2章では、何を行っていくのか、お楽しみに。
それでは、いつもの挨拶でさようなら。
読んでくれている方々に多大なる感謝を。
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