完全に意識を失ったのも、救急車に乗ったのも初めてでした。本当に意識失うと前後の記憶が結構飛ぶんですねぇ……貴重な体験をしましたが、もう2度と味わいたくはないですね。……検査で異常は無いって結局は原因が分からないって事なんですよね……働き始めて4か月……疲労かストレスかそんなところでしょう。我ながら貧弱すぎますね。
と言う訳で言い訳をしつつ遅くなった本編をどうぞ。
交替で捜索に明け暮れ、誰かの身体にロビンの目や耳が咲かせられてないか互いに注意しながら探し続けたがその成果は得られなかった。ロビンを見失ってからかなりの時間が過ぎ、何度も日が沈み、昇った。
「もう、5日目だ」
「政府がやってくるのは今日だぞ」
オハラに政府の人間がやってくる日、考古学者が殺される日になってもロビンは姿を現さなかった。みんなが焦りを隠せずにいると、いきなり図書館にその人は入ってきた。
「久しぶりね、みんな……」
「オルビアさん……」
「オルビア……」
問題のロビンが合う事を望んでいるオルビアだった。元より海軍から逃げ出した事は知っていたが、ロビンよりも先にこの人に出会う事になるとはな。オルビアが博士たちに政府が来ることを話そうとしたが、それは既に知ってる事だ。それよりも最悪な問題が残っていることをオルビアに伝えた。
「ロビンが!?」
「ああ、逃げてから丸々5日経っている。すまない」
ロビンが自分に会う為に島から逃げ出さず、ましてや博士たちから逃げ続けていると聞かされたオルビアは眩暈でも引き起こしたのかふらついて倒れそうになった。慌てて支えられたが顔色はとても悪く見える。
「ごめんなさい、少し困惑してしまったわ。だけどこうなったなら尚更会う訳にはいかないわね。断ち切らなきゃ、あの子が知っていても関係ない。彼女を”罪人の娘”にする訳にはいかない。もう行くわ、全員!!いいわね!!私とみんなは仲間でもなけりゃ知り合いでもないっ!!これを頭においておいて!!何が起きても!!」
「オルビア!!!待て!!何をするっ!!」
駆け出した女性を止める事は出来ず、ロビンの母親は銃を片手に図書館を出て行った。それとほぼ同時にオレはようやくロビンの能力の気配を感じ取れたのでロビンの居場所を探る事に集中した。
「これは不味いか?」
ロビンのだいたいの居場所が出て行ったオルビアの位置と重なり、その近くには普段は島から感じられない気配がいくつか存在する。政府の人間の近くにいては危ないと考え追いかけようと思ったが既に図書館の外にも役人が近づいているのに気づく、せめてとオレも能力を使ったが、結果は分からない。成功を祈るばかりだ。
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銃を持ったオルビアと相対している政府の人間、CP9のエージェントが二人とその長官、余裕を持った表情で淡々と島に来た理由と軍艦の意味を告げると、部下に命令を伝えた。
「仕留めろ……」
その瞬間にCP9によってオルビアに攻撃が繰り出されるはずだったが、その動きを封じる様に身体から生えた小さい手が動きを邪魔した。在り得ない出来事に直面したCP9は片方は動き出そうと勢いのままに転倒し、その身体能力が仇となり頭を強打し気絶、もう一人は何とか持ちこたえて踏みとどまり、自分の邪魔をしている手を振りほどこうとしたが綺麗に体を抑えられ直ぐに外せず、呆気に取られていたオルビアが咄嗟に手元の銃を撃ち放った事で痛手をおった。しかし、無理やり手を振り切り、オルビアに一撃を入れる事に成功した。
「ウ……!!!」
「おいおい、今のは何だったんだ?」
「分かりません。ですが何かしらの悪魔の実の能力である事とさっきの物がその者の身体であればおそらく10歳にも満たない子供かと」
「ちっ、ガキにしてやれられたってのか……おそらくコイツの関係者だろう。考古学者連中と関わりのある子どもについて調べりゃ出てくるか?とりあえずこの女を連れて行くぞ。そこの馬鹿は部下に回収させとけ」
能力者を探すかと考えたが、事前の任務が先だと気絶した奴をその場に残し、オルビアを担がせると図書館の方へ向かった。そこから少し離れた場所には少し赤くなった手を抑えて、気配を消しているロビンの姿があった。
「お母さん……図書館に行かなきゃ……これは?」
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政府の役人が慌ただしくやってきた。扉の近くにいた者を乱暴に押しのけ、聞く耳を持たない姿に呆れる思いだ。碌に話も聞かずにオレも一緒に追い出す始末、これは政府に対して使えそうだな。しばらく、学者に混ざって待っていると長官と呼ばれる政府の高官らしき者が現れた。
「やっとるか諸君~~」
「ご苦労様です!!長官殿」
「しかしまァ、この島の森には…恐ろしい猛獣が出るんだな。殺されかけたぜおれァ、ムハハハ」
そう言って投げ出されたのは先ほど出て行ったオルビアだった。ボロボロになった姿が痛々しく、昔からの仲間である学者たちは狼狽え、目を背けている。
「こいつは脱獄囚…この女の一団も先日古代文字解読の罪で消されたのさ…てめェらがこの女とつながってるってんならだいぶ話は早ェんだがな」
誰も口を開かずにいる所を考えるに出ていく時のオルビアの言葉を尊重しているんだろう。しかし、全知の樹に響いた爆音によってそれが意味の無い物となった。全知の樹への被害を考え、学者たちは怒りに打ち震えるが電伝虫からの報告でまた顔色は変わった。
『発見致しました!!地下に部屋があり”歴史の本文”と見られる巨大な石が一つと明らかな古代文字の研究書類が!!』
「……!!」
「ムハハハ…さて『オハラ』の学者達よ…!!!ここに貴様らの『死罪』が確定した!!実に残念…今日この日…世界一の考古学者達が一同に命を落とすとは……!!……みろ拍子抜けだ。こんだけだおれの仕事は後は”五老星”に報告だ」
「了解」
五老星に直接報告するほどの案件なのかと少し疑問に思いながらも特に何もせずに様子を見守る。まあ、五老星との電話に割り込むくらいの事はしておこうと考えていると先に立ち上がった人物がいる事に驚く。
「死ぬ前に”五老星”と……世界のトップと話をさせろ!!この考古学の聖地『オハラ』が長きに渡り研究を続け、夢半ば”空白の百年”に打ち立てた仮説を報告したい!!!」
長官と呼ばれた男が掛けた電伝虫が掛かったタイミングでオレも話に割り込む事にした。このタイミング以外で此処を離れる手段は無いだろう。
「その仮説とやらはオレは聞いてちゃダメな奴じゃ無いかなクローバー博士?」
「そうじゃった。客人であるお主を巻き込むわけにはいかんな」
『その声は!?』
「誰だお前、いきなり割り込んで、学者じゃないのか?」
「ああ、プラント・アスカル。プラント王国の国王をしている。ここには調べ物で来たんだが、五老星にはイスト聖からの依頼と言えば伝わるだろうか?」
「国王!?」
『やはりか……』
そこまで言うと長官と呼ばれた男は顔色を変えた。何でこんな所に居るんだよと言った感情が漏れ出ている。五老星と繋がった電伝虫はなんとも形容しがたい表情を浮かべた。
『しかしなんともまぁ間の悪いことだ……CP、その人物は政府にとって、また世界にとって重要な人物だ。丁重に対応するように』
「了解しました!!」
「既に、学者と一緒に無理やり図書館を追い出された処なんですが、そこいら辺の話は何処ですればいいですかね?それと図書館が無くなると少々困るんですが」
『知りたい情報については最大限に協力するよう伝える……それで頷いて貰えると思っとるがどうだろうか?』
「ええ、それではオレはこの場から離れさせてもらいます」
学者たちの研究は凄まじいの一言に尽きる。きっとその仮説を耳にしてしまえばオレも五老星の排除する対象に含まれてしまう可能性がある。これ以上この場に居続ける訳にはいかない、ロビンの事については彼らに任せるしかないが、それだけが心残りだ。
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SIDE:クローバー
『消せ』
ワシが打ち立てた仮説を語り切ろうとしたその時、銃の音が聞こえた。ワシは驚き、その王国の名を口にする事は出来なかった。しかし、ワシが撃ち抜かれる事は無かった。その原因はその人物の腕を押した幼い腕によるものだった。
「また、この腕か!?探せ、能力者が潜んでるはずだ!!」
『先に攻撃の合図を出せ、オハラは知り過ぎた……誰一人逃がしてはならん!!』
「では大将センゴクより預かったこの”ゴールデン電伝虫”で『バスターコール』だ!!!以後よろしく」
『バスターコール』……海軍本部の戦力を用意していたというのか!?だとすればすぐにでもロビンを逃がさねば、しかしこやつらの前で動くわけにもいかん。そう思い詰めていると誰かの叫びが耳に入る。
「おい……!!アレ……」
「うわァ!!!”全知の樹”に火が……!!!」
「おい、何のマネだ世界政府!!!」
「俺たちの首だけとればいい筈だぞ!!!」
「知らねェよ、さっきの爆破で火がついちまったんだろ?」
「フザけるな!!あそこにどれほど貴重な文献があると……」
口々に叫んだ者達を押さえつけようとするが、長官と呼ばれた男が引き上げを命じたため、わしらも動けるようになった。みなが図書館の火を消し止めようと動き出した。
「その女は連れてこい!!まだそいつしか知らん情報があるんでなここで死なれちゃ困る」
そう言ってオルビアを無理やり立たせて連れて行こうとする。弱った彼女をこれ以上どうするのかと何人かが止めようと動いた。それと同時にまた幼い手が咲き誇ったのが見えてしまった。
「お母さんを放せ!!『
「なっ!?ぎゃぁああああ!!??」
いきなり響き渡った堂々とした声と共にオルビアを連行しようとしていた役人の周りに等間隔で腕が生え、遠くから放たれた紙を役人を擦るように投げてはキャッチしてを繰り返している。紙はとても鋭利な様で、切り傷が体中に出来て血を流している。そして、それをやった犯人であるロビンもその姿を現している。
「よ、よくも、今すぐアイ、ツ…を……あ、へ」
「から…だ…が……」
「樹液と薬草を混ぜてしみ込ませた特製のカード、そのまま眠ってて」
アスカルめ……何が調査に役立ちそうだからじゃ……あんな物騒な代物をロビンに渡しおって。無力化された長官とCPに怖気づきながらもロビンに銃を向ける他の役人たちも素早く関節を封じ、カードを投げて動きを封じた。ワシもオルビアも成り行きを見守っていた者達も驚きの視線を送ることしか出来ないでいる。
「お母さんですよね?私、ロビンです……ごめんなさい。博士もお母さんも絶対に喜ばないって分かってたけど、どうしても会いたくて、お母さんが傷つくのが見たくなくて……一人はもう嫌なの、一緒に居てよ。私ね。勉強したんだ。考古学者にもなれたの。”歴史の本文”も読めるんだよ。だから…だから…一人にしないでよお母さん」
”歴史の本文”を読めるという告白に全員が驚くが、それ以上にわしはやるせない思いで胸がいっぱいになった。”独りにしないで”と言ったようにロビンは自分を一人と思っていたんじゃ。ああ、わしたちは何も出来ていなかった。アスカルの言う通り、もっと子供として扱うか、きちんと仲間として扱っていれば何かが変わって居たのだろうか?ロビンの言葉を聞いて、驚きで固まっていたオルビアもそっと近寄っていった。
「ロビンなのね?大きくなったわね……驚いたけど私も会えて嬉しかったわ。ごめんなさい、貴女を一人にしてしまって、ごめんね、ロビン」
「お母さん!!」
抱き合う二人を関係ないと言わんばかりに島に砲撃の雨が降り始めた。図書館の中におった役人たちが慌てて外に飛び出し、倒れている仲間や長官に驚きながらも動けるものが担いで島から逃げ始めた。
「”歴史の本文”を読めるというのは本当か!?わしがちゃんと目を光らせておれば……!!」
「ごめんなさい……でもそれ以外思いつかなくて」
「そんなことも出来る様になってるなんて…本当に驚いたわ。頑張ってたくさん勉強したのね。誰にでも出来る事じゃない…すごいわロビン!!」
「幸いにもロビンの姿を見たのは遠巻きに見てた役人だけ、”歴史の本文”はもちろん、学者である事も割れてない。ここでぐずぐずしてはいかん。オルビア……ロビンを連れて逃げろ!!!何とかロビンを避難船に潜りこませれば島を出られる!!!」
そうワシが捲くし立てていると見覚えのある顔の巨人が現れた。ロビンの名を叫び、ずっと探していたという彼こそサウロ元中将だろう。アスカルから聞いていたが、実際に目の前にすると運命の恐ろしさを感じる。
「サウロ!!……あなたがなぜこの島に」
「何の因果かかと……!海で遭難してもうて浜辺でロビンに助けられた。そんな事より事態は最悪だで!!早く島を出ねぇと!!」
「……ロビンをお願い!!!娘を…!!必ず島から逃がして!!」
「いやだ!!お母さんは!?一緒にいてよ!!来ないなら私も残る!!本気だよ」
ロビンはそう言うと手に本を持って構えた。何が何でも動かないという意思を見せるが、それでもオルビアの意思は変わらない。そっとロビンの肩に手を置いて説得を始める。
「"歴史"は…人の財産、あなた達がこれから生きる未来をきっと照らしてくれる。だけど過去から受け取った歴史は次の時代へ引き渡さなくちゃ消えていくの……。「オハラ」は歴史を暴きたいんじゃない。過去の声を受け止めて守りたかっただけ……!!私達の研究はここで終わりになるけど、たとえこの『オハラ』が滅びても……あなた達の生きる未来を!!私達が諦めるわけにはいかないっ!!!」
「わからない!!」
「いつかわかるわ、さァ行って!!サウロ!!」
「ええんだな!!」
巨人族の身体には並大抵の毒では回らない、ロビンのカードも意味をなさないだろう。どれだけ腕を生やそうと小さな子供の力では巨人の力には敵わない。彼がいてくれて良かった。そのおかげでロビンを逃がす事が出来る。
「お母さァん!!」
「生きて!!!ロビン!!!」
泣き叫ぶロビンの声はだんだん聞こえなくなり、辺りに響くのは砲撃の音だけとなった。すすり泣くオルビアの声もワシの耳にさえ届かん。ああ、生きてくれロビン。
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SIDE:ロビン
「サウロー!!戻ってお願い!!」
「だめだでそれはできん!!」
私はお母さんの願いでサウロに連れられてこの島から出ようとしている。サウロにはカードも能力も効かないし、私の意見を聞いてもくれない。手の中から出れない私はせめて周囲を確認しようと目と耳を生やした。
「ロビン!!!誇れ!!!ロビン!!!お前の母ちゃんは立派だで!!!オハラは立派だでよ!!!この島の歴史は!!いつかお前が語り継げ!!ロビン!!オハラは世界と戦ったんだでよ!!」
「サウロ!!砲弾が来る!!少し開けて!!『
カードに勢いをつけるために腕を5本咲かせて、次々と力を加えながら真っすぐにカードを放った。するとサウロに向かっていた砲弾に当たり、砲弾は空中で爆発した。
「助かったでロビン!!お前さんは避難船へ走れ、ロビン」
「サウロ?」
「ロビンが傷ついたらどうするんだで……!!」
サウロは岸の近くの海軍の船に近づくとその船体を持ち上げんとその力を振るった。サウロに生やしていた耳と目のおかげでそのやり取りは聞こえていた。制止の声も届きはしない、サウロは止まりはしない。
「うわァア!!中将やめてください!!何する気ですかー!!!」
「それ以上…!!」ちょっと待って気は確かですかー!!!
「何が正義か今はわからんで、ワシはただ友達を守る…!!!覚悟せェ…ワシを敵に回すと…たたじゃ済まんでよ…!!!」
サウロは襲い掛かる砲撃や銃弾をものともせずに船体を持ち上げると別の船に叩きつけた。大きな爆発が上がり、何隻もの船が沈んでいく。だがサウロも傷つかない訳では無い、少しずつボロボロになって行くサウロを見ていられなかった。
そして未だ変わらず、いや少し前よりも悲惨な状況になっていく島の姿を、燃え尽きていこうとする全知の樹の姿を目に移し涙がこぼれる。戸惑っている私にサウロが声を上げた。
「ロビン!!お前の母ちゃんの望みは何だ!!!」
それを聞いて私は急ぎ船へと走り始めた。まだ船の姿は見える。これでも体は同年代の子よりも鍛えられている。能力を多用して疲れているけど、まだ十分走れるし、今ならまだ間に合うはずだ。今は理解できないけど、お母さんとサウロの想いを無駄にしない為にも私は船へと足を進めた。
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SIDE:サウロ
良かった。ロビンはどうにか避難船に乗り込む事が出来た様だで、後はワシはどうなるかは分からんがこれだけ暴れたんだ。目立つこの身ではこの状況から逃げ出すのは無理だろう。せいぜい最後まで暴れてみせるでよ。
「”アイス
「……!!クザン!!!」
「あららら…『バスターコール』が元海兵によって阻止されたんじゃあ、恰好つかんじゃないの…」
既にロビンは逃がした。ワシは悪あがきをして、少しでも余裕があれば図書館の方を見に行く気だったが、こいつが居た。クザンやサカズキの奴も参加していたはず、こいつらの強さは異常だで、ワシでは到底かなわん。目的は達成しているんだで、無理に戦う必要はないが、ワシはどうしてもコイツに聞かにゃならんことがある。
「……!!クザン……!!おめェはこの攻撃に誇りが持てるのか!!?おかしいでよ……!!お前も知っとるハズだで!!!これは”見せしめ”だ……!!その為にオハラを消すんだで!!」
「それが今後の世界の為なら仕方ない。現に学者達は法を破ってんじゃない…!!正義なんてのは立場によって形を変える。だからお前の”正義”を責めやしない。ただ俺達の邪魔をするなら放っておけねェ……!!!」
ドォン!!
「うわァア!!!避難船が吹き飛んだァ!!」
「な…な!!!なんでだ!!!」
「砲撃です!!軍艦から……!!」
「サカズキ中将の艦から!!!:
「……!!バカ野郎……!!」
クザンが小さく何かを呟いていたがワシはそれどころでは無かった。ロビンがあの船に乗り込んだところをワシは見た。きちんと逃げれたかワシは確認したんだで、それが、それが……!!!!
「これが正義のやる事か……!!!これでもまだ胸を張れるのかァ!!!」
ワシはやりようのない気持ちの全てをぶつける為に、クザンへと殴り掛った。クザンも動揺した為か動きが鈍かったがワシの攻撃が当たるほどではない。
「……!!あのバカ程行き過ぎるつもりはねェよ!!!」
「ふざけるな!!!何が正義だ!!!ワシは…ワシは…お前らを許さんぞ海軍!!!!」
「くっ!?”アイスタイムカプセル”!!!」
もはや何も関係ないこの惨状を生み出した海軍に…そして政府に少しでも痛手を与えてやろうとなりふり構わず船を襲おうと飛び出した。しかし、それをこいつは許さなかった。伸びてきた冷気に掴まったワシの身体は徐々に凍り付いて行った。
「……すまんでよ…オルビア…ロビン……」
「”アイスタイム”」
無念だで、オルビア願いを叶えられず、ロビンを守り通す事も出来ず、八つ当たりも出来ないまま静かにワシの意識は眠りつく様に薄れて行った。
完全なオリジナルと違って、原作とセリフとか状況見合わせながら書くので照らし合わせる作業に時間が掛かったし、セリフを映すのにも時間が掛かりましたし、そこいら辺も投稿が遅れた理由です。内容考えてるのと違ってみながら文章打ち込むだけって結構面倒で憂鬱な作業です。
ロビンちゃん、実は結構な強化でした。プレゼントはただのメモ帳ではございませんでした。樹液と一緒に薬効成分をしみ込ませることが出来、防刃、防火、防水など耐久に優れた丈夫な紙は切れ味の凄い投擲武器になってます。
コートはとにかく丈夫なだけでこれ以上特別な要素は無いです。カバンとペンに関しては一応設定がありますが、まだ登場させません。
ロビンちゃん、手ほどきを受けて多少心身共に強化、妖怪や化け物呼ばわりされてもめげずに無理やり避難船に乗り込みます。CPはロビンちゃんが既に無力化しており学者である事もばれてません。その結果がこれです。
アスカルは王としての立場がありますし、IF話ほどの立場は無いので無理やりな手段も取れません。冷たいと思うかもしれませんが、何もかも救うような都合の良い話はありません。学者やサウロの死はそのままです。
さて、そろそろいつもの挨拶でさようなら。
読んでくれている方々に多大なる感謝を。