ヤバい大海賊に出会ってしまった北条響さんの話。 作:スクランブルエッグ 旧名 卵豆腐
〜メイジャーランド〜
「へー…ここが、ハミィとエレンの故郷なんだ………!」
「その通りニャ!あの湖が、セイレーンと一緒に歌の練習をした場所で、あの山の麓が昔セイレーンが迷子になった場所ニャ〜♪」
「ちょ、ちょっとハミィ!そういう余計な事は言わなくて良いの!」
ヒーリングチェストを手に入れる為、メイジャーランドを訪れた響・奏・エレン・アコの4人。
初めて目にするメイジャーランドの景色に、響は物珍しそうに周りを見渡し、ハミィにしれっと過去の恥ずかしい話をバラされたエレンが顔を赤くしながら抗議する。
「もう、ハミィ。私達は遊びに来た訳じゃないのよ?フェアリートーンの皆も何だか元気が無いし、やる事が沢山あるんだからね?」
「あ、そうだったニャ。ニャプ〜♪」
「久しぶりにママに会える………♪」
メイジャーランドの主な場所を得意げに説明するハミィに、奏は苦笑しながら言い、アコは久しく会えていなかった母であり女王であるアフロディテに再会出来る事に内心喜んでいたのだった。
「皆さん、メイジャーランドへようこそ。歓迎します」
メイジャーランドに到着した響達を出迎える長身の女性。
彼女こそ、この国を治める女王にしてアコの実母であるアフロディテだ。
見ただけでも分かる気品と美しさに、アコとエレンを除く2人は思わず見惚れてしまう。
アコは久しぶりに母に会えたのが嬉しかったのか、思わず抱きついて喜ぶ。
「ママ!」
「アコ、久しぶりね。元気なようで何より。それにしても、貴方がキュアミューズだったなんて…知ったときは驚きました。皆さんも、アコを支えて下さってありがとう」
「い、いやそんな!お礼を言われるような程の事はしてないですよ!私達もアコちゃんには色々と助けて貰ったりしているので!あ、あははは……」
和かに笑いながら、感謝を口にするアフロディテ。
それに対して、響は手をブンブンと振って恐縮しながら笑って誤魔化した。
「さて、ハミィから事情は聞きました。ヒーリングチェストを求めて『魔響の森』へ取りに行くのだとか。ヒーリングチェストを手に入れれば、フェアリートーン達も回復するでしょう。………過去にも『魔響の森』へヒーリングチェストを求めて足を踏み入れた勇気ある者達が居ましたが、誰一人戻って来る事は叶いませんでした。でも、貴方達なら。伝説の戦士プリキュアであり、仲間との絆を信じている貴方達なら必ず闇の力を跳ね除け、ヒーリングチェストを手にする事が出来ると信じています」
「はい!必ず、ヒーリングチェストを手に入れて来ます!」
元気よく答える響にアフロディテも柔和な笑顔を浮かべる。
「実に頼もしいですね。では、今は動けないフェアリートーン達に代わって、一時的ではありますがプリキュアへと変化させましょう」
アフロディテがそう言って、腕を振るうと眩い光が響達を包み込み、光が収まると同時に、全員がプリキュアへと変身を遂げていた。
「凄い………フェアリートーン達が居なくても変身出来るなんて」
「あくまで一時的な物です。ですが、『魔響の森』へ行って帰ってくるまでの間なら持つ筈ですよ」
「ありがとうございます、アフロディテ様!………ところで。『魔響の森』って、どうやって行けば良いんですか?」
「メロディ………」
威勢良く言ってはみたものの、肝心の『魔響の森』への行き方が分からず首を傾げるメロディに、リズムは若干呆れたような表情で呟くのだった。
「これが、『魔響の森』の入り口………?」
「何だか不気味ね………」
アフロディテに案内され、『魔響の森』へと続く門へとやって来たメロディ達。
門の中は黒紫色に染まった空間が渦を巻き、如何にもな雰囲気を漂わせている。
「よし!じゃあ、行くとしますか!いざ、『魔響の森』へ!」
「ニャプニャプ〜!『魔響の森』へ、レッツゴー!ニャ〜!」
「メロディ!ハミィ!………ああもう。直ぐ突っ走っていっちゃうんだから!エレン、アコ!響達を追いかけましょう!」
一切の躊躇なく門の中へと飛び込んで行くメロディとハミィに、リズムは嘆息しながら門を潜り抜けていく。
「全く、落ち着きがないわね………」
「まあまあ。2人は何時もあんな感じですし………私達も行きましょう!」
足早に飛び込んで行った2人に対し、呆れたように呟くミューズ。
ビートは苦笑いを浮かべながら、ミューズと共に門を潜り抜け『魔響の森』へと向かうのであった。
〜『魔響の森』〜
「ここが『魔響の森』…。随分、殺風景な場所だねー………」
『魔響の森』へ足を踏み入れた一行。
辺りには荒廃した大地と枯木の樹海が広がるのみで、ヒーリングチェストをどうやって探せばいいのか見当もつかなかった。
「ヒーリングチェストさーーーーん‼︎何処にいるのーーーー⁉︎」
能力によって増幅させた大声を出して叫ぶメロディだが、当然ながら返答はない。
「声でかっ………!そんな叫んだくらいで見つかるなら苦労しないわよ」
声量がかなり大きかったのか、ミューズがジト目で抗議しながら響を見る。
ごめんごめん、と謝るメロディ。
その時、何かの気配を感じ取ったリズムが険しい顔をしながら叫んだ。
「皆、気をつけて!何か来るわよ!」
奏が言うと同時に地面がゴゴゴッ‼︎と蠢き、モアイを模したかのような巨大な石像が現れる。
『フハハハハ!よく来たな、プリキュアよ!だが、お前達の力ではヒーリングチェストは取り返せな「威国‼︎」ゴバァッ⁉︎』
高らかに笑いながら現れた石像は、いつの間にかベルティエを取り出し構えていたメロディの威国をまともに喰らい、哀れにも地面に倒れ込んだ。
最早見慣れた光景にリズムは遠い目をし、ビートは額に手を当てながら天を仰ぎ、ミューズは改めて目の当たりにしたメロディのヤバさ加減に絶句する。
「いや、隙だらけだったものだからつい………。ベルティエで威国使ったのは初めてだけど中々いけるね」
アハハ、と笑いながらベルティエを武装色で染め上げて笑うメロディに石像は怒りに顔を震わせる。
『お、おのれプリキュアめ!だが調子に乗って居られるのも「音響砲‼︎」ブフゥ⁉︎す、少しは喋らせろ‼︎』
ハアハアと肩で息をしながら叫ぶ石像。
こんな奴等を相手にするとか聞いてない!と内心愚痴を漏らすも、何とか表情に出す事だけは避けた。
「この流れだと、貴方を倒せばヒーリングチェストが手に入る的な感じかな?悪いけど、直ぐに終わらさせて貰うよ!」
『フン!寝言をほざきおって!ならば、これを見るが良い!』
「ニャ、ニャプ〜!捕まったニャ〜!」
ニヤリ、と笑う石像の肩の上辺りにシャボン玉のような膜に捕らえられているハミィとフェアリートーン達が現れる。
「ハミィ⁉︎また捕まってる⁉︎」
まさかハミィが捕まっていたと思わなかったメロディ達は、僅かに動揺してしまう。
石像はその隙を逃さなかった。
『フハハハハ!隙を見せたな?最高純度の悪のノイズを喰らうがいいわ!』
何処からともなく現れた貝殻のような見た目の耳栓が、4人の両耳にピタリと貼りつく。
それは悪のノイズを流し込み、ノイズを聞いた者を悪に染め上げる恐るべき代物。
余程の精神力を持つ者でなければ抗う事すら出来ない凶悪な洗脳道具だ。
「ぐ………う………⁉︎」
「あ…………‼︎」
絶え間なく流される悪のノイズに、苦痛の声を漏らすメロディ達。
『フハハハハ!これで終わりだ、プリキュア‼︎』
勝利を確信し笑う石像。
そんな中、メロディは悪のノイズに耐えながらリズムに話しかけた。
「リズム…!聞こえる?大丈夫、私達なら乗り越えられる………!だから、決して諦めないで!」
「………!勿論よ、メロディ!私達の友情と絆は、誰にも破れないわ!」
「メロディとリズムは前向きよね…!だけど、確かに2人の言う通りよ!こんな所で立ち止まる訳には行かないわ!心のビートを止める事なんて、誰にも出来ないのよ!」
「私だって…!パパを元に戻すまで、諦める訳には行かない…!漸く、皆と仲間になれたんだもの!」
メロディの掛け声に呼応するように、リズムだけでなくビートやミューズも自らの思いを胸に、心を奮い立たせる。
「「「「私達は、決して屈したりなんかしない!友情、愛情!それが私達の力になるんだ‼︎」」」」
4人の叫びに応えるかのようにハーモニーパワーが高まり、ピシッ!と音を立てて耳に貼りついていた貝殻状の耳栓が粉々に砕け散る。
それを見た石像は、信じられない物を見るかのようにあからさまに動揺して見せた。
『ば…馬鹿な⁉︎あれ程の悪のノイズを喰らっておきながら、正気を保っているだと………⁉︎おのれぇ、プリキュアッ‼︎』
「さあ、覚悟してよね!貴方を倒し………え?あれは…?」
両手を武装硬化させ、石像に拳を叩き込もうとしたメロディは、何かに気がつくと空を見上げる。
よく見ると、其処にはメロディが何度か目にした事のある空間の裂け目のような物が存在していた。
そして、その裂け目から何かが飛び出してくる。
「あれは………まさか!」
メロディは思わず叫ぶ。
それは、メロディが元の世界に戻ってくる際に置き忘れてきた筈の物。
ロックス海賊団時代に愛用していたそれを目にして、メロディは顔を綻ばせる。
それは、一振りの戦鎚。
ロックス直々に貰い受けた『音奏』の異名が付く所以となった武器。
『大業物 集音鎚』
ヒュンヒュンと、空を切りながら落下する戦鎚を両手で掴むメロディ。
「また使えるとは思ってなかったけど………まあいいか。慣らしも兼ねて、アンタで試し打ちと行こうじゃない!」
そう言って、戦鎚を石像に向けたメロディは両手で柄を握り締め大きく振りかぶる。
ミシミシミシ…!と、莫大な力が戦鎚に集約されていく様に石像は本能的に恐れを抱いた。
『(ば、馬鹿な…⁉︎何だというのだ、この重圧感は………⁉︎何をする気かは知らんが、今直ぐ奴を始末せねば大変な事になる‼︎)フ、フン!そんな武器が増えたから何だと言うのだ‼︎さっさと消え失せろ‼︎』
戦鎚を構えるメロディに対し、石像は口元に禍々しい黒色の光を蓄えると一気に収束させ、戦鎚を構えている彼女に向かって放つ。
「メロディ、危な………⁉︎」
食らえばタダで済まないであろう攻撃に対し、リズムは咄嗟にメロディに向かって叫ぼうとして………それを止めた。
その理由は至極単純。
「穿いて響かせ鎚の音撃………‼︎」
バチバチバチッ‼︎と、赤黒い稲妻のような物がメロディの両手と戦鎚を駆け巡り、集まった其れ等が今にも放たれようとしているのを目にしたからだ。
「“
『……………⁉︎』
ズアッ‼︎という大気を穿つような轟音と衝撃波が放たれ、迫りくる黒光の波を真正面から打ち砕く。
尋常ならざる光景に言葉を失う石像。
「「「「プリキュア!パッショナートハーモニー‼︎」」」」
彼が次に目にしたのは、自らに向かって迫りくるプリキュア達の浄化の光。
『ば………馬鹿…な!こんな事がある訳が………あっていい訳がない!お前は、お前達は何なのだ⁉︎プリキュアーーーーッ⁉︎』
そうして、石像は最後の最後に恐怖の混じった雄叫びを挙げながら光の奔流に呑まれ、欠片も残す事なく消滅するのであった。
その後は特に語るべくもない。
ヒーリングチェストを手に入れた響達は、疲弊していたフェアリートーン達をクレッシェンドトーンの力を借りて復活させ、意気揚々と人間界に帰還。
そしてクレッシェンドトーンと、調辺音吉両名の口から語られた立ち向かうべき敵………『ノイズ』の存在を知り、新たな戦いに備える事となる。
一方マイナーランド側はと言うと、未だ音符集めが捗らない事に業を煮やしたメフィストが再び人間界に行く事を宣言し、トリオ・ザ・マイナーを慌てさせていた。
「メ、メフィスト様が直接プリキュアと戦われるのですか?流石にそれは………!」
『煩い!元はと言えば、お前達が不甲斐ないからだろうがっ!不幸のメロディの完成を急がなければならんというのに、呑気に焼肉なんぞしおって!』
「や、焼肉は今の話と関係ない気が………」
叱責もなんのその、という風に七輪を使って焼肉を食べるトリオ・ザ・マイナーの姿に、メフィストは呆れと怒りを交えて怒鳴る。
『とにかくだ!お前達はマイナーランドで伝説の楽譜が奪われる事のないように見張っておけ!音符集めはこの俺がやる!分かったな⁉︎』
「「「り、了解です〜♪」」」
こうして、マイナーランド側は国王であるメフィスト自ら出陣する事となった。
そして………メフィストの行動が、この物語において大きな転回点となるのだが…それはまだ少し先の話である。
響達がヒーリングチェストを手に入れ、メイジャーランドから帰還してから数日が経過したある日。
いつも通りの平和な日常を謳歌する加音町の大通りを、見上げる程の巨体を震わせて歩く老婆が居た。
「ママママ…!何だかとっても良い匂いを感じるねェ〜♪」
老婆………『ビッグマム』シャーロット・リンリンは、クンクンと鼻をひくつかせながら上機嫌で呟く。
通りを行き交う人々が、普通の人間というには巨大過ぎるリンリンの姿を見て驚きに満ちた目をしながら眺めるが、そんな好奇の眼差しを気にする事もなく、何処からともなく漂ってきた甘い匂いを伝いながら歩き続ける。
「あれ………?リンリンさん?」
不意に声を掛けられたリンリン。
声の聞こえて来た方を見ると、其処には不思議そうに自身を見ている少年の姿が目に入った。
「ん〜?お前は奏の弟じゃないか。丁度良い、聞きたい事があるから教えなよ………!この甘くて美味しそうな匂いは何なんだい?」
「匂い………?ああ、今日は町の中心にある広場でスイーツフェスティバル?だっけかな、があるんだってさ。ウチの店も参加するからって、朝から大忙しだったんだよ。ねーちゃんのケーキ作りも手伝わされたし、大変だった…」
少年…南野奏太から、スイーツフェスティバルという単語を聞いたリンリンの目が見開かれ、怪しい光を帯びる。
「へェ………!スイーツフェスティバルだって?それはそれは実に楽しそうな祭りじゃないか!よし、案内しな!」
「ええ⁉︎まあ、良いけどさ………」
リンリンからの頼みに、若干渋々という雰囲気を漂わせながらもスイーツフェスティバルの会場へと連れて行く事を了承する奏太。
ぶっちゃけ、断るとヤバそうだからというのもあるが。
「あれ?リンリンは何処に行ったの?」
今日も今日とて、怪物達が集まるラッキースプーン。
いつもなら必ずいるリンリンの姿がない事に違和感を覚えた響が、酒を飲んでいるカイドウに尋ねる。
「俺が知るか。あのババアなら、ちょっと前に『いい匂いがするねェ〜♪』とか言って何処かに行っちまったぞ」
興味無さげにカイドウは言うと、グビグビと酒を呷る。
「ジハハハハ!どうせ、その辺のお菓子の匂いでも嗅ぎつけたんだろ!直ぐに戻ってくるだろうし、放っておけばいいじゃねェか!」
「いい訳ないでしょ。あのリンリンだよ?何処かのお菓子屋か何かを襲って、店ごと食べてるかも知れないじゃない」
「………否定できねェな」
放っておけばいいと言うシキに対して、響が言い返すとシキは黙り込んでしまう。
お菓子は何処だと叫びながら、町を破壊するリンリンの姿が容易に予想出来るからだ。
「仕方ねェ。俺が探してくる」
「いいの、ニューゲート?本当に?」
「俺も直ぐに戻ってくると思って放っていたからな。どうせここで座ってても退屈なだけだ。道すがら探してくるぜ、グララララ…!」
リンリン探しに名乗り出た白ひげは、そう言うと町の方へと出かけて行く。
「まあ、ニューゲートが行ってくれるなら良いかな。私も奏の手伝いで忙しいし………シキ、カイドウ!私ももうすぐ奏達と一緒に出掛けるから、くれぐれも問題を起こさないでよね!」
「心配しなくても何もしやしねェよ。喧嘩売ってくるバカが居たら話は別だがな!ジハハハハ!」
「だから心配なのよ、変眉舵輪頭!」
「誰が変眉だァ‼︎舵輪だって好きで付けてる訳じゃねェって言ってんだろ‼︎」
いつものやり取りをシキと交わし、響はラッキースプーンの店内へと入って行く。
因みに今日は、スイーツフェスティバルが開催される日。
奏の実家であるラッキースプーンも当然ながら出店を出すとの事で、響・エレン・アコの3人もなし崩しで手伝う事になったのだ。
「響ー?そろそろ行くわよ?早く来てー!」
「ごめんごめん、今行くよ!あれ?エレンとアコちゃんは?」
「あの2人なら先に行ったわよ。ほら、早く!」
奏に急かされながらラッキースプーンを後にする響。
今日も一日慌しくなりそうだーーーーと思いながら奏と共にフェスティバル会場へと向かうのだった。
「マ〜マママハハハ!美味しそうなスイーツが沢山あるねェ!」
「そりゃ、スイーツフェスティバルだからなあ。んじゃ、俺は行くよ」
会場に並べられたスイーツ達を見て、目を輝かせるリンリン。
彼女の道案内に付き合わされた奏太は、さり気なくその場を去ろうとするもリンリンに呼び止められる。
「まあ待てよ!この場所を教えて貰った礼に、おれが、お前に何かお菓子を買ってやろうじゃないか!」
『(出た…!ママが10歳以下の子供に対して稀に見せる“マザーモード”だ!)』
傍らに居るプロメテウスが、久しぶりに見たというような顔をしながらリンリンを見る。
「いや、俺は別にそんな大した事してないし………」
「子供が遠慮なんかするんじゃないよ!マ〜ハハハハ!」
「じゃ、じゃあ少しだけなら………」
何だかんだでリンリンにお菓子を買って貰う流れになってしまった奏太。
姉にこんな所を見られたら面倒な事になりそうな気がしたが、まあいいかと思ってリンリンの言葉に甘える事にしたのだった。
「フハハハハ!何やら随分と楽しそうな事をしているな!その楽しみ、俺が不幸に変えてやろうではないか!」
町の中心部にある時計塔の屋上で、メフィストは眼下で幸せそうな催しをしている人々を見て邪悪な笑みを浮かべた。
幸いな事に、付近にプリキュアの気配はない。
今なら問題なく音符集めをしながら、人々を不幸に染め上げる事が出来るだろう。
その考えに至ったメフィストは、早速その辺に居た音符を近くにあるドラムに宿らせ、ネガトーンへと変化させた。
「出でよ、ネガトーーーーンッ‼︎」
「ネガトォォォーーーーーン‼︎」
メフィストによって生み出されたネガトーンは、その身から不幸になるノイズを響かせ始め、町の人々はネガトーンの発する音波によって次々と悲しみに包まれ倒れて行く。
「うわあああ〜ん!悲しいよぉ〜!」
「どうしたんだい、急に泣き出して?………おや〜?あれは…?」
ネガトーンの発する音波を受け、他の人と同じ様に泣き出して蹲る奏太。
突然の事に、リンリンは訝しげな顔で問い掛けるも奏太は泣いて蹲るばかりで反応がない。
不審に思ったリンリンが辺りを見渡すと、其処には何やら妙な音を垂れ流す珍妙な生き物とニヤついた顔で倒れる人々を眺めている赤毛の男の姿が目に入る。
「さあ、ネガトーン!その調子でどんどん他の奴等を不幸に「おい…!お前ェ…!」…⁉︎き、貴様は………‼︎」
意気揚々とネガトーンに指示を出していたメフィストだったが、急に背後から声を掛けられ振り返ると、其処には恐ろしい形相で見下ろす巨大な老婆が佇んでいた。
その老婆が、以前自分を押し潰した人物だという事に気付いたメフィスト。
咄嗟に背を向けて逃げようとするも、背後から伸びてきた巨大な腕に掴まれてしまう。
「逃げんじゃねェよ…!」
「や、やめろ!離せ!」
メフィストを鷲掴みにするリンリンは怒りの形相に染め上げる。
「奏太を泣かせた挙句、おれが楽しみにしていたスイーツフェスティバルまで台無しにしやがって…!無事に済むと思うなよォ‼︎」
そう言って、リンリンは頭上にいるゼウスに手を伸ばし………勢いよくメフィストへ振り下ろした。
「よ、寄せぇっ!やめ「“
ドカァンッ‼︎と雷を纏ったリンリンによる掌底がメフィストに直撃。
メフィストは堪らず悲鳴を上げて地面に突っ伏してしまうが、何気に耐久力だけはあるのか地面を這いずってでも逃げようとする。
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ⁉︎ネガトーン、俺を助けろぉっ‼︎」
「ネ、ネガァァァ‼︎」
メフィストの必死の叫びに、ネガトーンが果敢にもリンリンの前に立ちはだかるが………。
「“
「ネッ………⁉︎」
振り下ろされたリンリンの剣『ナポレオン』の一太刀で、無残にも斬り捨てられてしまう。
「こ、こんな筈では………⁉︎」
「ハ〜ハハハママママ!これで終わりだよォ!
最早万事休す。
リンリンの手に掴まれているプロメテウスがゴォ!と燃え広がり、メフィスト目掛けて今にも振り下ろされようとしたその時だった。
絶体絶命の危機に瀕したメフィストの前に、現れた少女が庇うように立ちはだかる。
「あァ………⁉︎」
「やめて!もう充分でしょう⁉︎」
「キュアミューズ………⁉︎いや、お前は…⁉︎」
少女ーーーー調辺アコこと、キュアミューズがメフィストを庇うように両手を広げる。
一方、メフィストは初めて目にしたミューズの素顔に激しく動揺してみせた。
そして、ミューズに続くようにしてプリキュアへと変身しているメロディ・リズム・ビートの3人が現れ、更にリンリンを探し回っていた白ひげも合流する。
「リンリン、流石にやり過ぎ。取り敢えず機嫌を直しなよ。ケーキが食べたいなら後で奏が作ってくれるしさ」
「全く…派手に暴れ過ぎだ。もう充分だろう」
「………ママママ!いいだろう!その代わり、おれが必ず満足できるくらいのケーキを寄越しなよ!」
メロディと白ひげの言葉にリンリンは暫し考えた後、笑いながらズシンズシン!と足音を響かせてラッキースプーンの方へと歩き去っていく。
「さて、後はメフィストだけど………」
チラ、とメロディは頭を抱えて蹲るメフィストを見る。
「ぐ…うあああああ⁉︎ア…コ⁉︎いや、そんな筈はない!俺に娘など……!」
「パパ!目を覚まして!あの頃の優しいパパに戻って!お願い‼︎」
ミューズがメフィストに駆け寄り懸命に声を掛けるが、メフィストはその手を振り払うと瞬間移動で姿を消してしまう。
「パパ………!」
父を思うミューズの声は、虚しさを孕んだまま虚空へと消えていくのであった。
tips⑥『白ひげと、新たなる出会い』
白ひげ………本名をエドワード・ニューゲート。
海を支配する四人の皇帝・『四皇』の一人として世界に君臨し続けた世界最強の男。
財宝や名声には興味を持たず、何よりも『家族』を重んじた伝説の海賊。
そんな彼は、今まさに激動の人生を終えようとしていた。
「う、撃てェ!この怪物をぶっ殺せェ〜‼︎」
かつての『息子』否、今は息子とは呼べる訳もない男が叫び、男を含めた海賊達が無数の銃弾を、刀傷を彼に浴びせ掛ける。
「(随分長く旅をした………!こんな俺について来てくれた事に礼を言う。さらばだ、息子達…!)」
薄れゆく意識の中で、彼が最後まで自分を慕ってついて来た『家族』の事を、そして次の新時代を担うであろう者達の事を思いながら長い人生に別れを告げた。
「し、死んでやがる…!立ったまま‼︎」
死してなお その体は屈することなく。
頭部半分を失うも 、敵を薙ぎ倒すその姿 まさに"怪物" 。
その身に受けた刀傷 実に二百六十と七太刀。
受けた銃弾 百と五十二発。
受けた砲弾四十と六発。
さりとて 、その誇り高き後ろ姿には…あるいはその海賊人生に
一切の"逃げ傷"なし!!!
「お爺ちゃん…!この人は………⁉︎」
「ふむ………?」
………………………。
……………………………。
「ん………あァ…⁉︎」
鳥が鳴く声と太陽の暖かい日差しの感触で『白ひげ』は目を覚ました。
「………どういう状況だ、こいつは?俺ァ、確か………!」
ガバッ!と身体を起こし、困惑する白ひげ。
そうだ。
自分は確かにあの時死んだ筈。
何故、生きている?
それどころか、あの戦いで負った傷も全て消え失せているではないか。
様々な疑問が渦巻く脳内を落ち着かせながら、ゆっくりと身体を起こし、冷静に身の回りを確認する。
ここが何処かは皆目見当もつかないが、一応何かしらの建物である事は間違いない。
誰かが自分をここに運び込んで蘇生したのか?
いや、如何に海軍が保持する科学力でも死者を蘇らせる事など不可能だ。
仮に出来たとして、海賊である『白ひげ』を蘇らせる理由がない。
ならば、誰が何の目的で?
次々と湧いて出る疑問に苛まれているとキィ、と小さな音がして部屋の扉が開く。
「……………⁉︎」
扉を開けて現れたのは、眼鏡を掛けた年端もいかない少女だった。
白ひげが目を覚ましていると思わなかったのか、目を大きく見開き固まっている。
暫しの沈黙が流れ、ややあって白ひげが静かに問い掛ける。
「おい…此処は何処だ………?」
「……………‼︎」
話しかけられた少女は、ビクッ!と身体を震わせると扉を開けたまま何処かへ走り去っていく。
「参ったな………」
頭を掻きながら、溜息を吐く白ひげ。
この後、調辺音吉と名乗る老人が部屋を訪れ、音吉との会話を交わした白ひげは自分の身に起こった事に更に困惑する事となる。
「成る程のう。世界政府、海軍、四皇、海賊王、ひとつなぎの大秘宝……。お主が只者ではないとは薄々思ってはいたが………まさか、別世界から訪れていたとはな」
「俺だって半信半疑なんだ。これが悪い夢ならまだ良かったんだが、紛れもない現実だってんだからタチが悪ぃ」
苦虫を噛み潰したような顔で言う白ひげ。
別世界に転移してしまう等、あまりに荒唐無稽な話ではある。
事実、白ひげ自身まだ信じられないのだ。
実際に、この世界の地図を音吉に見せて貰った際は軽く目眩を起こしそうになったくらいだ。
「しかし、よくこんな話を信じてくれたな。普通なら狂人扱いされるか、下らない与太話だと言われると思っていたんだが」
「ふふ…何、儂もお主と似たようなものだからのう。まあ、儂の場合は少々事情が異なるが………」
「そうなのか?なら、あの娘もお前と同じ…」
「うむ。あの子は儂の孫じゃ。名前はアコ。儂とあの子はメイジャーランドという別の世界から来ておる」
まさか自分以外にも別世界から来ている人物が居るとは…それも、目の前にいる音吉と自分の様子を見に来た娘がそうであると思っていなかった白ひげは内心で驚く。
「して、お主はこれからどうするつもりじゃ?」
「どうすると言われてもなァ。元の世界に戻る事も出来ねェし、まあ適当に海に出てから考えるさ、グララララ…!」
「そうか………。ならば、一つ提案があるのじゃが…どうかね?」
「提案………?」
音吉の含みを持たせた言い方に、白ひげは怪訝そうな顔をする。
「うむ…。実は、儂にも色々と複雑な事情があってな」
「………何か荒事でも抱えてるのか?」
問い掛ける白ひげに、音吉は話し始める。
伝説の楽譜、マイナーランド、騒動の全ての元凶たるノイズ。
古より伝わる戦士プリキュア。
そして、孫娘のアコがメイジャーランドの王女であるという事も。
「成る程なァ。お前も中々にややこしい事情を抱えているのは分かった。それで、俺にどうしろってんだ?」
「プリキュアの事は話したな?実は、アコがそのプリキュアなのだ」
「あの娘が?伝説の戦士とやらには見えねェが………」
プリキュアというものがどれ程の強さかは分からないが、あの年端もいかない娘がそうであると言われ、半ば信じられないといった風に呟く白ひげ。
「そこでお主に頼みがある。これから先、アコは苦しい戦いに身を置く事になるだろう。もし、あの子が困っていたら少しでも良い。助けてやってはくれんか?勝手な頼みだというのは重々承知しておる。もし引き受けてくれるなら、暫くの間この家で過ごして貰っても構わんが…」
「そいつは構わねェが………いいのか?俺みてェな素性の分からねェ…それも、海賊を招き入れちまってもよ」
「問題ない。儂も悪人と善人を見分ける事くらいは出来る。お主からは邪悪な意志などは感じられんし…構わんよ」
音吉はそう言って白ひげを優しげな瞳で見る。
その目に宿る確かな意志を感じ取った白ひげは少しの間を置いてから口を開いた。
「………分かった。その頼み、引き受けようじゃねェか」
「引き受けてくれるのかね?すまんが、宜しく頼む」
「グララララ…!ああ、任せておけ。俺ァ『白ひげ』だァ…!」
こうして、数奇な出会いを経た『白ひげ』は再び『世界最強の男』と言われた力を振るう事となる。
因みに、この世界に来た白ひげが最初に梃子摺ったのが、自分を警戒して中々近寄って来ないアコとの関係を構築する事であったそうな。
tips⑦『東刹那』
ある日の夜。
加音町を見下ろす事が出来る高台の上で、適当な場所に腰を下ろした黒川エレンは、ラブギターロッドを抱えて静かに音を弾き鳴らしていた。
「今日は良い星空ね………」
自分以外誰もいないその場所で、エレンは1人呟きながら空を見上げる。
『爪弾くは魂の調べ!キュアビート!』
ついこの間の事だというのに、未だ実感が湧かない。
マイナーランドの歌姫として数多くの人々を不幸に貶めて来た自分がプリキュアになるなど、誰が予想出来ただろう?
実際、これは本当は甘い夢なのではないかと思う自分が居る。
プリキュアとして覚醒し、過去に犯した罪から目を逸らさず向き合いながら生きていく事を決意したエレン。
しかし、だからと言って罪が消える訳でも許された訳でもない。
「………考えていても仕方ない、か」
そう呟き、再びギターを弾き鳴らすエレン。
その時だった。
「こんばんわ。とても良い夜ね」
「誰⁉︎」
突然、背後から何者かによって話しかけられたエレンは咄嗟にその場から飛び退いて身構えながら、己の身に宿る悪魔の実の力を引き出し右手から伸びる銀爪を向けて睨み付けた。
エレンが向ける視線の先。
其処には1人の少女が佇んでいた。
「ごめんなさい、驚かせるつもりは無かったの」
そう言って、ふわりと笑う少女。
「質問の答えになっていないわよ。貴方は、誰なの?」
「落ち着いて。私は貴方の敵じゃないわ。私は…せつな。『東せつな』よ。宜しくね」
敵意のない笑みを向ける『東せつな』と名乗る少女。
怪しい人物ではあるが、取り敢えず敵ではなさそうだ。
そう思ったエレンは、一先ず銀爪を引っ込め様子を見る事にした。
「今日は良い夜ね。星空が綺麗。貴方も、そう思わない?」
「まあ…ね。それは同意するけど、そんな事を言う為に私に話しかけた訳じゃないでしょう?」
言外に、目的を話せと言うエレンに『東せつな』は微笑みながら語りかける。
「………貴方、今悩んでるんじゃない?」
「え?」
自身の心を見透かされたかのような問い掛けに、エレンは思わず呆然とした顔で彼女を見つめた。
せつなの紅い瞳が、星空に照らされ煌めいている。
その眼には何が写っているのだろうか。
「そうね。確かに私は悩んでる。でもこれは、答えのない悩みよ。考えても仕方がないって分かってるし、だからと言って忘れたり目を背けて良いものではないわ………」
エレンは頭を振りながら、何とも言えない顔をしながら言う。
深い後悔と苦悩が其処彼処に滲む言葉に何かを思ったのか、せつなは両手を後ろ手に組みながらポツリと囁くように語り始めた。
「昔…ある所に1人の女の子がいたの」
「………?」
「その女の子は、ある国家に所属していて、己の主たる指導者に絶対の忠誠を誓っていた。世界は絶対的意志の元に、管理統制されて然るべきとの考えに一切の疑問を抱く事なく主の命令に従い続け、関係のない人々を巻き込み不幸へと導いて行った。そんなある日、その女の子はある人物に出会った。その子は些細なことで幸せを手に入れたと言っては、はしゃいで喜んで、いつも笑っていた。女の子は何故かその子の事が無性に気になり始め、友達のフリをして距離を縮めて行ったの。そして彼女はだんだん、その子に魅かれていった」
淡々と静かに語るせつな。
何故だか、エレンは気が付けばその話に聴き入ってしまっていた。
「女の子は、その子を羨ましいと思った。何故なら、自分にないものを…自分が心の底で望んでいたものを、全て持っていたから。彼女にとって、その子の在り方は余りにも眩し過ぎるものだった」
「……………」
その話を聞いたエレンは不思議な感覚に満たされているのを自覚した。
今の話は…そう、まるで自分とハミィに近しいものを孕んでいるようであったからだ。
「過程は省くけど…その女の子は自らの犯した過ちに気が付き、向き合いながら生き続ける事になった。かつて、敵対した………自らが羨み同時に魅かれた女の子と共に」
「………何が言いたいの?」
「人は何度でもやり直す事が出来る…という事よ」
「‼︎」
エレンは目を見開き、激しく動揺した。
これまでの自分の行いを思い出し、歯を噛みしめる。
分かってはいた。
分かってはいたのだ。
プリキュアとして覚醒した時、バスドラ達に向けて放った言葉は決して嘘偽りではない。
だが、同時に罪を犯し続けた自分がやり直す事など許されるべきではないのではないかとも心の片隅で思っていた。
「1つだけ覚えておいて。今の貴方は決して一人じゃない筈。罪を悔い、背負い続ける貴方を信じて支えてくれる友達や家族が居る。それだけは忘れちゃ駄目よ。私は、その果てに今ここにいる」
「そ、それって………!」
「私も貴方と同じ。でも、やり直す事は出来る。他ならない私自身が
せつなはそう言うと、穏やかな目をしたままクルリと一回りして見せる。
次の瞬間、せつなの身体が光に包まれたかと思うと、赤を基調とした服に身を包んだ桃色髪の少女が佇んでいた。
「嘘…!貴方も、プリキュア………⁉︎」
「また会いましょう、
刹那、そう言うと彼女の姿が一瞬にして消える。
まるで初めから、其処に誰も居なかったかのように。
「………言われなくてもやってやるわよ。私なりの精一杯で…ね」
エレンは、せつなが立っていた場所に向けて言うと、ゆっくりとした足取りでその場から去っていく。
自分を待っていてくれる友の元へと。
ふと、立ち止まりエレンは星空を見上げる。
見上げた空は、相も変わらず眩い煌きを放ち続けていた。
北条響………ロックス時代のメインウェポン『集音鎚』を手に入れた。
ヒーリングチェストも手に入れ、物語はとうとう佳境に。
南野奏………今回は余り出番なし。次回に期待かな。
黒川エレン………tips⑥にて、東せつなと出会っていた事が判明。
彼女との出会いを経て、決意を新たにしたようだ。
今回は余り出番なし。次回に期待。
調辺アコ………久方ぶりに母親であるアフロディテと再会し、ウキウキしていた。
『魔響の森』でのメロディの暴れっぷりを見て、絶句していた。
ヒーリングチェストを手に入れ、人間界に舞い戻った後は響の覇気トレーニングに付き合わされた模様。
今話では、父であるメフィストがリンリンにボコられているのを見て思わず庇った。
何とかメフィストを説得しようと声を掛けるも、逃げられてしまったので親子の和解は次回に持ち越し。
頑張れよ、姫様。
ビッグマム………奏太に対し、マザーモード発動。
メフィストによって、スイーツフェスティバルを台無しされた事に激怒しボコボコにした。
メフィストは不運としか言いようがない。
このババア暴れ過ぎな。
ステージギミックボスかよ、お前は。
白ひげ………tips⑥にて、スイプリ世界に来てからの経緯が明らかに。
アコちゃんの警戒を解くのには苦戦した模様。
世界最強の男すら苦戦させる幼女とは一体何ぞや?
まあ、あんなデカイおっさんが現れたらビビるわな。
メフィスト………リンリンにボコボコにされた不幸な人。
アコちゃんの父親。
キュアミューズに変身しているアコを目にした事で、記憶の混濁を起こした模様。
親子の和解は次回に持ち越し。
東せつな………サプライズ登場。フレッシュプリキュアに登場するキュアパッションと同一人物。
tips⑦にて、悩むエレンに自らの経験を話し彼女の背中を押した。
加音町に何故来ていたのかは謎。
多分偶々遊びに来てたんだろうな。
口癖は『精一杯、頑張るわ!』
実は貴重な黒タイツ枠プリキュアであり、プリキュア初の光堕ちプリキュアでもある。
フレプリ以前も光堕ちキャラは登場していたが、光堕ち後にプリキュア化したのは彼女が初。
名前が印象的。
東せつな…切ないとも、刹那とも言える彼女の在り方が表された名前だよなあ。
玩具として発売されたパッションハープの売り上げが悪かった事を口にしてはいけない………おっと、誰か来たようだ。
今回の所感。
かなり駆け足気味になった感は否めないかな。
ヒーリングチェスト回も、響に音鎚使わせたかったら書いたようなもんだし。
メフィスト回、次回に持ち越したが多分アッサリ終わるんじゃないかな。
それと次回から…正確には次次回から最終章に入ります。
プリキュア、ノイズ、集うヤバい奴達がどのような結末を迎えるのかお楽しみに。
DX3…?次回を見れば分かるさ。