ヤバい大海賊に出会ってしまった北条響さんの話。   作:スクランブルエッグ 旧名 卵豆腐

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ドリーム好き、ああドリーム好きドリーム好き。

※投稿時間が深夜の為、テンションがおかしくなっています。


Natural born monster

それはまさに、歩く災害と言っても過言では無かった。

ズシンズシンと、地響きを立てながら歩く巨大な老婆…『四皇』“ビッグ・マム”シャーロット・リンリン。

 

『食いわずらい』を発症し、理性が彼方へと飛んでいってしまっている彼女の歩みを阻止出来る者など本来なら、存在しないと言っても良い。

 

 

そう、本来ならば。

 

 

 

「クロカンブッシュは何処だァ〜〜〜〜‼︎」

 

「ここには無いって言ってるでしょ!今作ってる途中なの!それまで我慢しなさい!」

 

「持ってないなら死になァ〜〜〜〜‼︎」

 

「ああもう!話が通じないお婆さんね!」

 

 

リンリンが振り下ろす剛腕を機敏な動作で避けながら、ミルキィローズ は思わず愚痴を漏らす。

どれだけ声をかけようと、耳を貸さないどころか本気で殺しに来ているリンリンに、嫌気が差すのも無理はないだろう。

 

 

「このままじゃ持たないわ!動きを封じる事が出来れば…!」

 

「だったら私に任せて下さい!」

 

 

アクアの声に応えるように、前に進み出たのはレモネード。

彼女は素早い身のこなしでリンリンの背後に回ると、その身に宿るプリキュアとしての力を発動させた。

 

 

「プリキュア・プリズム・チェーン!」

 

「あァ⁉︎」

 

 

レモネードが叫ぶと同時に黄金に輝く鎖が飛び出し、瞬く間にリンリンを拘束する。

 

 

「やったわ!これで暫くは…って嘘⁉︎」

 

「グウゥ………‼︎」

 

 

安心したのも束の間、リンリンは恐るべき膂力で強引に鎖を引きちぎろうと腕に力を込め始め、徐々に鎖にヒビが入っていく。

余りにも強引な抜け方にレモネードも驚きの表情を浮かべるが、次の瞬間、鎖は派手な音を立てながら粉々に砕け散ってしまった。

 

 

「ママママ…!ゼウス!プロメテウス!」

 

 

鎖による拘束から脱出したリンリンは、ホーミーズである雷雲ゼウスと太陽プロメテウスを呼び出す。

その目に宿るのは狂気に近い食への欲求。

故に邪魔をする者に対し、容赦はない。

 

 

『はいは〜い!ママ!』

 

『ごめんよ、君達!ママの命令には逆らえないんだ!』

 

 

プロメテウスは楽しそうに笑い、ゼウスは若干申し訳なさそうにプリキュア達に対して呟く。

 

 

「何あれ?喋る太陽と雲?」

 

「呑気な事言ってる場合じゃないよ、ドリーム!ほら、来るよ!」

 

 

プロメテウスとゼウスを見たドリームが興味深げに言い、ルージュ若干呆れながらも直ぐに対応出来るよう構えを取る。

 

 

天上の(ヘヴンリー)ボンボン!」

 

「プリキュア・エメラルド・ソーサー!」

 

 

リンリンの手に掲げられたプロメテウスから、複数の火球が放たれる。

直撃すれば一瞬も耐えられないであろう業火を防いだのはミントだった。

 

 

「くだらねェ事しやがって…!だからよォ、お前ら…!」

 

 

攻撃を防がれた事が癪に触ったのか、リンリンは少し俯くと怒りの形相でミントに向かって走り出す。

 

 

「さっさとクロカンブッシュを持って来いって………言ってんだろうがァ〜〜〜〜‼︎」

 

 

「………⁉︎」

 

 

あの巨体からは信じられないスピードで走ってくるリンリンに、驚き反応が遅れてしまうミント。

リンリンの腕が彼女を捕らえようと伸ばされ…寸前で横から割り込んだドリームがミントを突き飛ばし、捕まってしまった。

 

 

「くぅっ………⁉︎ミント、大…丈夫⁉︎」

 

 

「ドリーム⁉︎そんな‼︎」

 

 

ミントが悲痛な声を上げ、リンリンに捕まえられたドリームを見上げる。

リンリンは理性のない瞳でドリームを睨みつけ、掴んでいる手に力を込めた。

 

「あぐっ………!」

 

「ハ〜ハッハッハ!捕まえたよ…!」

 

 

そして………リンリンの口から恐るべき宣告魂への言葉(ソウルボーカス)が放たれる。

 

 

 

ライフオアトリート(寿命かお菓子か)………⁉︎」

 

 

「……………?」

 

 

しかし、何も起こらない。

シーン…と、気まずい静寂が辺りを包み込む。

 

 

 

 

『嘘だろ…⁉︎あいつ、ママに1ミリもビビってないのか⁉︎』

 

 

 

 

リンリンの『魂への言葉(ソウルボーカス)』を受けながらも一向に寿命が滲み出てこないドリームを見て、驚愕するプロメテウス。

 

 

「ね、ねぇルージュ。ライフオアトリートってどういう意味なのかな?」

 

「私が分かるわけないでしょ!全く、アンタって子は………。とにかく、今の内に助けるよ!」

 

 

何処か緊張感がないドリームの問い掛けに、ルージュ達は呆れながらもドリームを助ける為に駆け出した。

 

 

「これが効かねェなら…こいつを喰らいなァ!」

 

 

業を煮やしたリンリンの手が、空中に浮かぶゼウスに突っ込まれる。

バチバチバチッ‼︎と尋常ではない雷の音が響き、ドリーム目掛けて振り下ろされようとした瞬間だった。

 

 

 

「獅子威し“(とぐろ)巻き”!」

 

 

「⁉︎」

 

 

地面が揺れ、リンリンの足元の土が盛り上がり蛇が獲物を締め上げるが如く、身体を締め上げていく。

不意を突かれたのもあってか、リンリンはドリームを掴んでいた手を離してしまった。

 

 

 

「ジハハハハ!食いわずらいのリンリン相手に良くやるじゃねェか!俺も加勢するぜ!」

 

 

 

不敵な笑みを浮かべながら、空から降り立つ金獅子のシキ。

敵か味方か今一つよく分からないシキの登場に、プリキュア達は困惑と警戒が入り混じった視線を向ける。

そんな中、プリキュア5のメンバーで唯一シキと話した事のあるドリームが思い出したように叫んだ。

 

 

 

 

「貴方は…あの時の変わった眉毛の人‼︎」

 

 

「真っ先に出てくる台詞がそれかよ⁉︎俺は変眉じゃねェッ‼︎」

 

 

 

 

最早定番となっている眉毛ネタに、思わずシキは頭を抱えるが直ぐに頭を切り替えると、プリキュア達に歩み寄る。

 

 

「まあいい。それより、リンリンを止めるんだろう?俺に良い作戦があるんだが…乗るか?」

 

「分かった!どんな作戦か教えて!」

 

 

シキの提案に、迷う事なく即答したのはドリーム。

いくら敵対していないとはいえ、まさかの即答即決にシキは一瞬だが呆気に取られた。

 

 

「おいおい、ベイビーちゃん。流石に警戒心なさすぎじゃねェか?何処の誰だかよく分からねェ奴に、テメェの命預けるってんだぜ?」

 

「う〜ん…でもさっき私がやられそうになってる時、助けてくれたし…それが理由じゃ駄目かな?」

 

 

ポリポリと頬を掻きながら屈託なく笑うドリームに言葉を失うシキ。

 

 

「おい、赤髪のベイビーちゃん……」

 

「皆まで言わないで…ドリームはこういう子なの」

 

 

やれやれと言った感じで溜め息を吐くルージュ。

 

 

「まあ、ドリームらしいわね」

 

「ドリームはいつもこんな感じよ」

 

 

アクアとミルキィローズも同意し、レモネードやミントもうんうんと頷いている。

 

 

「ジハハハハ!全く…!ロジャーの野郎とは少し違うが、似てやがるなお前は!なら、早速作戦を話そうじゃねェか。いいか、あいつが剣を………」

 

 

ドリームの姿に、僅かながら曾ての宿敵の影を見たシキは楽しそうに笑うと作戦を話し始めた。

 

 

 

 

「上手くいくかどうかは五分五分。それでもやるか?」

 

 

 

 

「「「「「「YES‼︎」」」」」」

 

 

 

 

「ジハハハハ!威勢の良い返事だ‼︎期待してるぜ、ベイビーちゃん達‼︎」

 

 

 

シキが作戦の内容について話し終えるのと、リンリンが拘束を無理矢理解くのはほぼ同時だった。

 

 

「金獅子ィ〜〜‼︎邪魔すんじゃねェよ!クロカンブッシュは何処だァ⁉︎」

 

「ジハハ!そんなもん俺が知るかよ!ただ…暫くは付き合って貰うぜリンリン!」

 

 

邪魔をするシキへ怒りを露わにするリンリンは、力技で無理矢理拘束を解くと、二角帽を宙へと投げる。

 

 

「ナポレオン…刃に移りな!ゼウス、プロメテウス!お前達も来い!」

 

『『『はいママ!』』』

 

 

宙へと投げられた二角帽は瞬く間に巨大な剣へと姿を変え、プロメテウスがリンリンの伸ばされた腕に纏わり付くようにしながら頭部へと移っていく。

更に巨体に見合わぬ身軽さでゼウスに飛び乗り、ナポレオンを大きく振りかぶるリンリン。

 

 

 

「喰らえよ、エルバフの槍…‼︎」

 

 

「…⁉︎プリキュア・ミント・シールド‼︎」

 

 

 

何か途轍もない攻撃が来る。

直感的に察知したミントは咄嗟に皆の前に進み出て盾を展開しようとするが…。

 

 

「やめろ、それは受けんじゃねェ‼︎」

 

 

「え?」

 

 

シキが叫ぶも時すでに遅し。

限界まで振り絞られたリンリンの巨腕から、破壊そのものと言うべき技が放たれる。

 

 

 

「威国‼︎」

 

 

 

放たれた一撃は、ミントの展開した盾を紙細工を潰すかのように粉々にし、近くの建物を軒並み破壊し尽くしていく。

まるで、巨大な槍で大地を抉ったかのような攻撃に言葉を失うプリキュア達。

 

 

「ミント!ミントは⁉︎」

 

 

アクアが顔を真っ青にしながらミントの無事を確かめようとするも、立ち込める土煙で視界が遮られてしまう。

 

 

「けほっ…けほっ…!私は大丈夫よ、アクア!」

 

 

土煙の所為で咳き込みながらも無事に現れたミント。

彼女はギリギリの所でリンリンの威国を避ける事が出来ていた。

最も、それは単純に運が良かったのと、リンリンが理性をなくしていた為に威国の精度が僅かながらに落ちていた事、更にこれまでの戦いの経験による勘がそれを可能にしたのではあるが。

 

 

「ハ〜ハハハママママ!ちょこまかと鬱陶しいガキ共だ…!纏めてスライスしてやるよォ‼︎」

 

 

グン!とリンリンの右手に握られたナポレオンが巨大化。

立ち尽くすプリキュア達に向かって、巨剣が一気に振り下ろされる。

 

 

皇帝剣(コニャック)破々刃(ハハバ)ァ〜〜〜〜‼︎」

 

 

轟音が炸裂し、攻撃の余波だけで大地が揺れ動く。

これをまともに喰らえば只ではすまない事は明白だろう。

 

 

「ママママ…さあ、金獅子!残るはお前だけだよ!覚悟しなァ‼︎」

 

 

リンリンは視線をシキの方へと向けて叫ぶが、当のシキは葉巻を吸いながら悠然と佇んでいる。

 

 

「ジハハハハ!馬鹿言ってんじゃねェよ、リンリン!覚悟すんのはお前の方だぜ‼︎」

 

 

「あァ⁉︎何を………⁉︎」

 

 

其処で漸くリンリンは気付く。

ナポレオンが、黄金色に輝く鎖のようなもので絡め取られている事に。

絡み付く鎖の正体。

それは、レモネードの放つプリズム・チェーンだった。

 

 

「このガキィ…!離し「今です、アクア!」⁉︎」

 

「プリキュア・サファイア・アロー‼︎」

 

 

リンリンがレモネードに気を取られた一瞬の隙を突いて、アクアが水の矢を放つ。

即ち、リンリンのホーミーズであるプロメテウスへと。

 

 

『ギャアアアア〜⁉︎アチ、アチチ⁉︎』

 

「プロメテウス⁉︎」

 

 

アクアの放った水の矢を喰らい、悲鳴を上げるプロメテウスにリンリンが驚きながら頭上を見上げる。

 

 

 

「今よ、ドリーム!」

 

「任せて!行くよ、ローズ!」

 

 

リンリンが動揺した隙を突くように、ミルキィローズとドリームは間近に近づくと全力の拳を打ちつけた。

 

 

「「プリキュア・ダブル・パンチ‼︎」」

 

 

「うっ………⁉︎」

 

 

その気になれば巨大なクレーターを作る程の威力があるパンチが炸裂し、リンリンが思わず呻く。

彼女の巨体が震える程の威力と言えば、その凄まじさは伝わるだろうか。

これが、プリキュア5のクレーター職人の力である。

 

 

「………って!誰がクレーター職人よっ‼︎」

 

「私何も言ってないよ⁉︎」

 

 

 

メタなツッコミをするミルキィローズに困惑するドリーム。

そんな2人に対し、リンリンが怒りの形相を浮かべて叫ぶ。

 

 

 

 

 

「ガキが舐めやがって…!おれが誰だか分かってんのかい⁉︎おれは… “ビッグ・マム”だぞ‼︎」

 

 

 

 

「「それがどうしたってのよ‼︎」」

 

 

 

 

 

 

 

覇王色の覇気をまき散らしながら叫ぶリンリンに、ドリームとミルキィローズは負けじと言い返す。

 

 

「言ったね…ママママ!クロカンブッシュも寄越さねェ、おれに逆らう…!なら、殺してやるよ!」

 

「くぅ………⁉︎」

 

 

リンリンの振り下ろした拳を反射的に受け止めたドリームとミルキィローズだったが、徐々に後ろに押されていく。

 

 

「力で…勝てると思うなァ‼︎小娘がァ‼︎」

 

「「きゃあっ⁉︎」」

 

 

ドォン‼︎と2人が吹き飛ばされ、近くの建物に突っ込んでいく。

 

 

「ミ、ミル〜〜〜〜………⁈」

 

 

吹き飛ばされたショックか、変身が解けて元の妖精の姿に戻ってしまうミルク。

 

 

「マ〜ハハハハ!クロカンブッシュがないなら死になァ!刃母(ハハ)「そこまでよ、リンリンさん‼︎」⁉︎」

 

 

倒れ伏すミルクに近づきナポレオンを振り上げるリンリンだったが、その時、皆が待ちわびていた声が響いた。

皆が向ける視線の先には、これでもかとばかりに積み上げられたクロカンブッシュの山を乗せたリヤカーと、息を切らせて立っている南野奏の姿があった。

 

 

「皆、遅くなってごめんね!パッションさん、お願い!」

 

「分かったわ!アカルン‼︎」

 

 

パッションがアカルンの力を使い、瞬間移動でクロカンブッシュをリンリンの目の前に移動させる。

 

 

「クロカン…ブ〜〜〜〜ッシュ♪」

 

 

満面の笑みでクロカンブッシュの山に飛び込んだリンリンは、猛烈な勢いで喰らい尽くしていき………。

 

 

 

 

 

「おいし〜〜〜〜い!これこれ〜‼︎」

 

 

 

 

 

かくして、“ビッグマム"シャーロット・リンリンの食いわずらいは一応の終息を迎えた。

幸せそうにお菓子を食べるリンリンの姿に、プリキュア5は若干疲れたような顔をしながら溜め息を吐く。

 

 

「なんとかなった………みたいですね」

 

「無茶苦茶よ、全く!」

 

「まあまあ、今はあの人を止められた事を喜びましょう」

 

「そうね。でも、まだ街にコワイナー達が沢山いるわ。気を抜くのは駄目よ」

 

「じゃあ早く行かないと!他の皆も戦ってるみたいだし、街の人達も助けないとね!」

 

「ドリームは元気ね…まあ、確かに休んでる訳にもいかないし、もう一丁やりますか!」

 

 

彼女達はそう言って、街で暴れているコワイナーを倒す為に駆けて行く。

 

 

「ジハハハハ!全く、忙しない奴らだ!にしても、5人がかりとは言え、リンリンを押さえ込むなんてな。俺が殆ど手出しする事なく終わっちまいやがった。仕方ねェ、白ひげと合流してロックスでも潰しに行くとするか………!」

 

 

つい先程まで、『四皇』ビッグマムと戦っていたと思わせない軽快さで走り去っていくプリキュア5の後姿を見ながら、シキは新しい葉巻きに火を付けながら豪快に笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽が栄える平和な加音町は今、大混乱に陥っていた。

 

 

 

 

「コワイナ〜〜〜〜‼︎」

 

 

 

 

「ネガトォォォーーーーーン‼︎」

 

 

 

 

 

「に、逃げろ!怪物が来るぞー!」

 

「誰か警察、いや自衛隊を呼べ!」

 

「馬鹿、怪物が暴れてる何て誰が信じるんだ⁉︎」

 

 

叫び声を挙げ、慌てふためく一般市民達。

突如、何の前触れもなく現れた怪物達に彼等は何の抵抗も出来ず、逃げ惑う事しか出来ない。

 

 

 

「「「ハアアアアッ‼︎」」」

 

 

「「コワイナーァァァァ⁉︎/ネガァァァァァ⁉︎」」

 

 

逃げ惑う人々を追い回していた怪物達が、現れた少女達によって蹴散らされる。

 

 

「き、君達は………⁉︎」

 

 

「早く逃げて下さい!ここは危険ですから!」

 

 

人間では太刀打ち出来なさそうな怪物達を鎧袖一触とばかりに打ち倒した少女の1人ーーーーキュアブロッサムが呆然と立ち尽くす人々に向かって叫ぶ。

その言葉に我に返ったのか、住民達は慌てて逃げて行く。

 

 

「ひゅう!ブロッサムかっこいい!」

 

「ちょ、ちょっと!揶揄わないで下さいマリン!」

 

 

マリンに揶揄われたブロッサムが顔を真っ赤にしながら叫ぶと、フワリと音も無くムーンライトとサンシャインが2人の傍に降り立った。

 

 

「2人とも、遊びじゃないのよ?まだまだ敵は居るんだから、気を抜かないの」

 

「えへへ…ごめんなさい、ムーンライト」

 

「全くもう…」

 

 

緊張感のない2人に呆れながら言うムーンライト。

サンシャインも2人のやり取りに苦笑いを浮かべているが、次から次へと現れるコワイナーやネガトーンを見て僅かに顔付きを険しくさせる。

 

 

「それにしても凄い数ね。地道に倒していくしか………」

 

 

その時だった。

サンシャインが呟くと同時に、コワイナーやネガトーンが紙屑のように吹き飛ばされた。

 

 

「………⁉︎一体何が…?」

 

 

 

 

 

 

 

「弱すぎんだろ…!俺を舐めてんのか、雑魚どもがァ‼︎」

 

 

 

 

 

プリキュア達が見上げた先にいたのは、巨大な東洋風の龍。

この世における最強生物にして、『四皇』に数えられる1人。

 

 

 

 

百獣海賊団『総督』

 

 

百獣のカイドウ

 

 

 

懸賞金額46億1110万ベリー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、ああああれって!砂漠の世界にいた大きい人⁉︎」

 

 

「ブロッサム!そんな大きい声だしたら…!」

 

 

 

魔女の力で飛ばされた砂漠の世界で、カイドウの強さとヤバさを目の当たりにしていたブロッサムは思わず叫んでしまう。

その声に気付いたのか、カイドウの視線がハートキャッチプリキュア達に向けられた。

 

 

 

 

「お前らは…あの時のガキ共か。丁度良い、雑魚の相手にも飽きてた所だ。俺の相手に「隙ありだ!」ホブ⁉︎」

 

 

 

 

プリキュア達を見下ろしていたカイドウに、何処からともなく飛来した光弾が降り注ぐ。

しかし、ダメージは殆ど無かったのか、煙の中から無傷で現れるカイドウ。

 

 

「ふん…まるで手応え無しか。化け物め」

 

 

「貴方は!サラマンダー男爵‼︎」

 

 

悪態を吐きながら悠然と現れたサラマンダー男爵に、プリキュア達は身構えた。

 

 

「プリキュアよりも、今は貴様の方が脅威だ…!早々に排除させて貰おうか!」

 

 

サラマンダー男爵はそう言うと、身体を巨大な赤色の西洋風の龍…ドラゴンへと姿を変化させていく。

 

 

「ウォロロロ!お前も動物(ゾオン)系の幻獣種か⁉︎何処のどいつか分からねェが、少しは俺を楽しませてみろ‼︎」

 

 

それを見たカイドウは興味深そうに眺めるとニヤリと笑みを深めた。

やがて、完全に姿を変化させたサラマンダーは、カイドウを見据えると口を開きエネルギーを溜め込んで行く。

カイドウもまた、受けて立つとばかりに口を開き莫大な力を収束させる。

 

 

 

 

 

両者の必殺の一撃が放たれるのは同時だった。

 

 

 

 

 

 

「ドラゴンブレス‼︎‼︎‼︎」

 

 

 

熱息(ボロブレス)‼︎‼︎‼︎」

 

 

 

 

 

 

ドンッ‼︎と互いの放った熱線がぶつかり合い、地震のような衝撃波が辺りを駆け抜けていく。

 

 

「ウォロロロ…相殺したか!少しはやるようだな」

 

 

サラマンダーと引き分けた事に対し、楽しげに笑うカイドウ。

一撃では駄目だと判断したサラマンダーは、更に間髪入れず2発めのブレスを放つ。

しかし、迫りくるブレスを前にカイドウは避ける素振りを見せない。

 

 

 

「サンフラワー・イージス‼︎」

 

 

 

咄嗟に、サンシャインが黄金色の向日葵のような形をした盾を展開し、迫るブレスから仲間達とカイドウを守る。

 

 

 

「チッ…余計な事すんじゃねェ!ガキは引っこんでろ!」

 

 

 

戦いに割り込まれたと感じたカイドウが、苛立ちを露わにしてサンシャインに怒鳴ると、それを聞いたマリンが怒りマークを浮かべながらカイドウに抗議した。

 

 

「ちょっと!守ってくれたサンシャインに対してその言い方はどうなのよー‼︎」

 

 

「黙れ!俺はそんな事頼んじゃいねェぞ!水を差すってんなら、お前らから始末してやろうか⁉︎」

 

 

言い争うカイドウとマリン。

四皇であるカイドウに臆する事なく言い争えるマリンは、ある意味凄いのかも知れない。

 

 

 

 

「ギャアアアアアア〜〜〜〜⁉︎」

 

 

 

 

言い争うマリンとカイドウの頭上から、悲鳴を挙げる巨大な何かが降って来る。

ドズン‼︎と轟音と共に落ちてきたそれは、ロックスの仲間としてプリキュアや四皇達と先程まで戦っていたトイマジンとサーロインだった。

 

 

 

更に少し遅れるようにして、プリキュア達に加えてリンリン・シキ・白ひげの3人も現れる。

 

 

 

「ハ〜ハハハママママ!随分と苛立ってるじゃないか、カイドウ!」

 

「ジハハハハ!お前もお前で楽しそうだな!俺も混ぜろよ、暇してんだ‼︎」

 

「ったく、滅茶苦茶に暴れやがって。このアホンダラどもが」

 

 

 

 

「お前ら…!何しに来やがった⁉︎」

 

 

 

何処からともなく現れた彼等に対し、カイドウは苛立ちを隠そうともせずに睨み付ける。

 

 

「ママママ!何、ちょっとコイツらと遊んでたのさ」

 

 

そう言って、右手に握るナポレオンでトイマジンとサーロインを指し示すリンリンに、カイドウは舌打ちをしながら人型へと姿を戻した。

 

 

「フン…こんな骨のない奴等を相手にすんのはウンザリだ。纏めて終わらせねェか?」

 

「なら、カイドウ‼︎久々にアレをやろうじゃねェか!」

 

「ジハハ…ロックスの頃にやっていたアレか?」

 

「このわけわからん奴らと戦い続けるのも面倒だ…!響とロックスの所にも行かなきゃならねェし、仕方ねェ。やるぞ、お前ェら‼︎小娘どもは下がってろ!巻き添え食らっても知らねェぞ‼︎」

 

 

白ひげがプリキュア達に注意を促すと、集う四皇達の雰囲気がガラリと変わる。

皆、各々の武器を構えると不敵な笑みを浮かべて佇んでいた。

 

 

 

 

「足腰衰えてねェだろうな、ババア‼︎」

 

 

「誰に口きいてんだ、小僧‼︎」

 

 

「おい、白ひげ!腕は鈍っちゃいねェよなァ⁉︎」

 

 

「こっちのセリフだ、ハナッタレ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

「ま、待て!やめろ⁉︎」

 

「こ、この化け物どもめ‼︎プリキュアに復讐する事すら出来んというのか…⁉︎」

 

 

散々四皇達にボコボコにされたトイマジンやサーロインが何とか逃れようと後退りするも、最早遅し。

唯一、サラマンダーのみがブレスを放とうとしていたが………本当の天災の前では、そんな抵抗は無意味であると知る事になる。

 

 

 

 

 

 

 

「ウォロロロ…‼︎」

 

「ママママ…‼︎」

 

「ジハハハハ…‼︎」

 

「グララララ…‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“覇海”‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴバァッ‼︎と、破壊という力そのものが具現化したかのような攻撃を前に、サラマンダーのブレスは拮抗すらせず消滅。

攻撃を放った彼自身も同じ道を歩む事になり、目も眩むような閃光と衝撃波が、トイマジン達を消し飛ばしていく。

衝撃波によって巻き上げられた土煙が晴れると、辺り一帯は更地と化し、何も残っては居なかった。

 

 

 

「ジハハハハ!ちょっとやり過ぎちまったか?」

 

「加減はしたんだ、こんなもんだろう。俺はもう行くぞ。お前も来るか?金獅子」 

 

 

 

周囲のプリキュア達が、眼前で引き起こされた光景にドン引きしているが、気にする事なく歩き去っていくシキと白ひげ。

 

 

「ハ〜ハハハママママ!カイドウ!弟分のお前は、おれと来るんだよ!」

 

「誰が弟だ!ふざけた事を抜かすのもいい加減にしろ、リンリン‼︎」

 

「おれに、でかい借りがあるのを忘れたのかい?それに…白ひげと金獅子がロックスとぶつかり合って、共倒れになれば好都合だ。だろ?」

 

「ウォロロロ…まあいい。だが、リンリン!お前だけに1人勝ちさせる気はねェぞ。精々気をつけるんだな…!」

 

 

リンリンとカイドウは不穏な会話をしつつ、まだ残っているコワイナーやネガトーンを潰しに向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、奏」

 

「どうしたの、エレン?」

 

「私、あんな人達と戦って無事に生き残れたのが奇跡だって思うわ」

 

 

何度目か分からない遠い目をしながら呟くエレンに、奏は何とも言えない顔を向けた。

 

 

「まあ…うん、そうね。エレンは前にリンリンさんに寿命取られかけてたものね」

 

「ビビったら寿命抜かれるんでしょ?ビビらなければいいんじゃない?」

 

 

ビビらなければいいのでは?というアコの指摘に、エレンは肩を竦ませた。

 

 

「いやいや、姫様。あの人相手にビビらない人間って、そうそう居ないと思うんですけど」

 

「ま、そりゃそうよね………。そんな人が居るなら会ってみたいわ」

 

 

割と身近に、リンリンの『魂への言葉(ソウルボーカス)』を素で跳ね除けた例外(キュアドリーム)が存在しているとは夢にも思わない3人は、首を振ると先に響の所へ行ってしまった白ひげとシキの後を追いかけるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tips⑨『パワーハラスメント』

 

 

 

 

「頭を垂れて蹲え。平伏しろ」

 

 

「「「………!」」」

 

 

不機嫌さを隠しもしないロックスのその一言に、海賊達はすぐさま膝を付く。

彼等は、つい最近ロックス海賊団の傘下へ降った者達であった。

 

 

「俺が聞きてェのは一つ。何故、襲撃した海軍基地の奴等を取り逃がした?1人残らず殺せと言った筈だよなァ?」

 

「「「申し訳ありません!」」」

 

 

示し合わせたかのように平謝りする海賊達。

 

 

「誰が喋って良いと言った。お前らの下らねェ意志で物を言うな。俺に聞かれたことにだけ答えろ……そうだな、其処の図体のデカいお前」

 

「へ、へい!」

 

 

ロックスに指名された体格の良い男は冷や汗を流しつつ、すぐさま応える。

 

 

 

「俺よりも海兵が怖ェか?」

 

「いいえ!お、俺はロックス船長の為に命をかけて戦います!」

 

「ほう…お前は俺が言うことを否定するのか?」

 

「……ぎゃああッ⁉︎ゆ、許し……⁉︎」

 

 

 

無造作に振るわれたロックスの剣が、男の身体をなぞる。

斬られた痛みで悶絶する男は、のたうちまわりながらヒィヒィと情けない悲鳴を漏らした。

すると、今度は別の海賊がロックスの前に進み出る。

 

 

「せ、船長!俺はまだお役に立てます! もう少しだけ猶予を頂けるのならば必ず!」

 

「具体的にどれ程の猶予を? お前はどんな役に立てるんだ? 今のお前の力でどれだけの事ができるか言ってみろ」

 

「か、金と武器さえ貸して貰えれば!必ず成果を出して見せます!」

 

「何で俺がお前に指図されて動かなきゃならねェんだ。図々しいにも程がある、身の程をわきまえろ…!」

 

「違います、違います!俺は……ギャアアア⁉︎」

 

「黙れ。何も違わねェ。俺は何も間違えねェのさ。全ての決定権は俺にあり、俺の言うことは絶対だ。俺が正しいと言ったことが正しいんだ。お前は俺に指図した。死という支配が必要みてェだな………!」

 

「ひ………ヒィ⁉︎」

 

 

 

余りに理不尽なロックスと傘下の海賊達のやり取りに、他の船員達は面白そうに眺めている。

 

 

「ギャハハ!また船長に詰められてる馬鹿がいるぞ!」

 

「海軍なんぞにビビって、追撃も出来なかったんだろ?船長の命令を実行できなかったんだから、当然だな!」

 

「畜生、この場に白ひげと響のガキが居ねェのがつまんねェな。あいつら、今日は傘下に入ってねェ海賊を潰しに行ってんだろ?」

 

「ああ。今度あいつらに会ったら、目に物みせてやろうと思ってんだ。気に入らねェからな!」

 

「へェ、そうなのか?奇遇だな、俺はお前が気に入らねェよ!」

 

「ウッ⁉︎て、テメェ…やりやがったな⁉︎」

 

 

ロックスの折檻を受けている海賊達の傍らで、船員同士の殺し合いが始まる。

これがロックス海賊団の日常。

仲間殺しも厭わない最強最悪の海賊団。

船上での喧騒を余所に、海は憎たらしい程穏やかだった。

 

 

 

 

 

因みに、仲間殺しは遠征から帰ってきた白ひげと響によって一旦抑え込まれたそうな。

 

 

 




思った以上にビッグマム戦が長くなってしまった。
色々考えた結果、スイプリ復活回及びロックスとの戦闘回は次回に持ち越し。
前回、予告したのに本当に申し訳ありません。
 
 
 
 
 
キュアドリーム(夢原のぞみ)………YESプリキュア5GOGO!のリーダーにしてカリスマ。
ココの嫁。
この子のメンタルの強さとカリスマ性は化け物だな、と作者は思っている。
今話では、食いわずらいのビッグマムにソウルボーカスを投げ掛けられるも、全く臆していなかった為に寿命を取られなかった。
金獅子のシキからは『少しの違いはあるが、ロジャーに似ている』と評される。
激昂したビッグマムの覇王色も難無く受け流していた。
流石、2年間プリキュアやっただけはあるな。
 
因みに響ではなく、のぞみがONE PIECE世界に飛ばされていた場合、ロジャー海賊団に拾われて暴れ回るルートになる。
元々メンタル化け物な上に、海賊王とか冥王とかから戦い方を教わって帰ってくるから、戦闘力も化け物になる。
ナイトメアもエターナルも死にます。糞ゲーまったなし。
ダグラス・バレットと絡ませたら、良い対比になりそう。
この2人の掛け合いを見てみたい自分がいる。
 
 
 
キュアレモネード(春日野うらら)………ドリーム信者。のぞみ信者ともいう。
プリキュア5の作中では最早崇拝のレベルに達しているのでは?と思うくらいドリームを慕っている。
今話では、シキの指示でプリズム・チェーンをナポレオンに絡ませて動きを封じるという大役を果たした。
髪型が残念。
 
 
 
キュアルージュ(夏木りん)………プリキュア5のツッコミ兼苦労人枠。
「あんた他に友達いないの?」は名言。
今話では、他のメンバーとともにビッグマムを食い止めた。
プリキュア5の面子で一番純情乙女なのは、この子だと作者は思っている。
 
 
キュアミント(秋元こまち)………羊羹。
いや、ふざけてる訳ではない。
何故、羊羹なのかは原作を見るべし。
ナッツの嫁。
怒らせると一番怖いタイプだと作者は思っている。
 
今話では、盾を駆使してビッグマムの足止めを行うも、威国で殺されかけた。
しかし、それでも間一髪避けきったのは流石である。
 
 
 
キュアアクア(水無月かれん)………中学生というには無理があるんじゃないかと思うくらい声がババ・・・ゲフンゲフン!低い人。
間違ってもBBAなどと言ってはいけない。
ミルクの旦那。
 
今話では、リンリンのホーミーズであるプロメテウスをサファイア・アローで射抜き、ダメージを与えるという戦果を挙げた。
 
 
 
ミルキィローズ(美々野くるみ)………クレーター職人。
何故クレーター職人なのか分からない人はオールスターズを見よう。
厳密にはプリキュアではないが、最近は普通にプリキュアという扱いになっている。
正体は妖精のミルク。
かれんの嫁。
 
今話では、ドリームと一緒にビッグマムにクレーターパンチを喰らわせたが、硬すぎてダメージは然程通らなかった模様。
ブチ切れたビッグマムに吹っ飛ばされ、妖精の姿に戻ってしまったが、ビッグマムの足止めにはかなり貢献したのではなかろうか。
 
単純なパワーなら、全プリキュアで一番じゃないかと作者は思っている。
 
 
 
南野奏………今回も無事お菓子を作り、ビッグマムの食いわずらいを止めた。よくやったな。
 
 
 
ビッグマム………ナチュラルボーンモンスター。
食いわずらいを引き起こして暴れ回った。
正気に戻った後は、トイマジンやサーロイン相手に戦っていた模様。
シキ・カイドウ・白ひげによる合わせ技『覇海』でトイマジン達を消滅させた。
 
 
 
白ひげ・カイドウ・シキ………ほぼ上記と同じ。
『覇海』をノリノリでぶっ放し、格の違いを見せつけた。
 
 
 
 
 
 
以下、本編とは関係ない話↓
 
 
 
 
最近、プリキュア5を見返してるけど改めて見ると名言沢山あるなと思った。
 
 
『私はずっと同じ私じゃないの!昨日の私より、一時間前、一分前、一秒前!そんな私より!もっといい自分になりたい!!』
 
 
これ好き。
私もこんな風に前向きでいたいですね。
 
 
 
もう一つ好きなのが、「騙される方が悪いんだよ!」 という敵の発言に対しての反論↓
 
「自分でやっといて、なんで人の所為にするの!!騙した方が悪いに決まってるでしょ!!」
 
 
ド正論すぎて納得するしかなかった。
「○○される奴が悪い!」「○○された側にも問題がある!」という加害者側の論理を全否定する台詞。
個人的には爽快でした。
 
 
 
 
 
 
さて、それではまた次回。
お楽しみに!
 
………次で必ずスイプリ勢復活をやる。やるったらやる。
 
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