ヤバい大海賊に出会ってしまった北条響さんの話。   作:スクランブルエッグ 旧名 卵豆腐

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作者の妄想シリーズ第六弾。
お待たせしました。



哀愁のシキとお悩み猫のセイレーンと過去の追憶

彼は、夢を見ていた。

 

 

『ジハハハハ!ロジャー、俺の仲間になれ!世界を支配しようぜ!』

 

『ワハハハハ!そいつはお断りだ!俺は自由でいたいんだよ!』

 

 

今となっては淡い夢。

その男に、夢の中で彼は何度も誘いをかける。

その誘いは毎度断られ、実力行使による小競り合いに至るまでがワンセット。 

だがその夢は終わりを迎え、場面は男が処刑されるシーンに変わる。

 

 

『ロジャー…何故死んだ。何故なんだ………。お前は、俺が認めた男なんだぞ。海軍なんぞに殺させるくらいなら、この俺が…!おい、ロジャー‼︎俺を置いて行くんじゃねェ!』

 

 

何度も何度も、彼は男に向かって叫び続ける。

その声が届かない事を分かって居ながらも、彼はそうせずには居られないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ‼︎ロジャー…⁉︎」

 

 

「あ、起きた。奏ー?シキが目を覚ましたよー?」

 

 

夢から覚めた彼…金獅子のシキが起きると、其処は見慣れない場所。

状況が呑み込めずに居ると、傍にいた響が足早に奥の部屋に入っていく。

 

 

「響…?こいつはどういう……そもそも何処だ、此処は?」

 

 

周りを見渡すと、其処には机や椅子が並んでいて、ケーキのサンプルらしき物が入ったショーケースが置かれている。

どうやら飲食店か何かのようだ。

よく見ると、自分も椅子に座らされていた事に気づき、近くの扉を開けて外へ出る。

 

 

「グララララ…!まさかお前も来てたとはなァ、金獅子ィ…‼︎」

 

「ハ〜ハハハママママ!懐かしいねェ!まるであの頃みたいじゃないか!聞いたよ、奏に殴り倒されたらしいじゃないか!ハ〜ハハハ‼︎」

 

「白ひげ⁉︎リンリン⁉︎何でお前らが………‼︎」

 

 

扉を開けた先にはかつての仲間であり、同時に敵でもあった2人の海賊。

エドワード・ニューゲートとシャーロット・リンリンが、机の上に山と積まれたカップケーキを囲んで座っていた。

 

「あー…話すと長くなるぞ。それに、話すとしても全員揃ってからだ。響とあの娘がもうすぐ来るだろうからな。それと、ここでは暴れんじゃねェ。俺とリンリンと響を敵に回してェってんなら話は別だがなァ」

 

白ひげがそう言うと同時に扉が開き、2人の少女…北条響と南野奏がカップケーキと飲み物を持って外へと出て来た。

 

「はい、お待たせっと。ほら、シキも立ってないで座りなよ」

 

「あ、ああ………」

 

生返事をしながら、シキは響に促されて椅子に座る。

 

「ラッキースプーンのカップケーキはとっても美味しいの。シキも食べてみなよ。因みにこれは奏の手づくり」

 

可愛らしい形のカップケーキが机の上に所狭しと並べられる。

甘く芳しい香りに、シキは一つ手に取って食べてみる。

確かに美味い。

 

「………お味は如何ですか?」

 

味の感想を求められたシキが振り向く。

其処にはつい先程、自身を打ち倒した少女…奏が何とも言えない表情を浮かべて佇んでいた。

 

 

「誰かと思えば、あの時のベイビーちゃんか。殴られた時の痛みがまだ残っててな。口を開く度に痛くてたまらねェんだ。ベイビーちゃんが責任を持って食わせてくれよ」

 

「それだけ話せるなら一人で食べられるでしょう?と言うか、今さっき自分で食べてたじゃないですか」

 

「ジハハハハ………確かにそうだ。で、これは何のつもりだ?俺が響やベイビーちゃんに何をしたか、分かってるだろう?」

 

「ええ。ハミィ達は勿論の事、響や私にも色々やってくれましたからね。ぬるま湯で生きてきたガキ(・・・・・・・・・・・・)に負けた金獅子のシキさん」

 

 

嫌味混じりのシキの言葉に、奏も微笑みを浮かべながら先の戦闘時にシキに言われた台詞をもって、刺刺しく言い返す。

響は若干目を逸らしながら「奏が珍しく毒吐いてる………」と呟き、シキはシキで奏に負けた事を指摘されたのが癪に触ったのか、苛立ちを滲ませた。

  

 

「ジハハ………確かに負けたのは事実だ。それ自体を否定する気はねェ。だがな、調子に乗るんじゃねェぞベイビーちゃん」

 

「私はベイビーちゃんじゃなくて、『南野奏』って名前があるんです。キチンと名前で呼んでくださいね。それと、響は貴方がした事を許してるみたいですけど、私はまだ許してませんから」

 

 

売り言葉に買い言葉。

2人の間に生じる摩擦で空気の重みが僅かに増して行く。

 

 

「(ニューゲート、何とかしてよこの空気)」

 

「(無茶言うな。本気で怒った女ほど面倒なもんはねェ。関わるのは御免だ)」

 

 

ヒソヒソと会話をする響と白ひげ。

どうしたものかと2人が思案していると、意外な人物が奏とシキの間に入った。

 

 

「まぁ落ち着きな、お前たち!生きてりゃ殺したい奴の100や200はいるもんだ!仲良くやんな!ハ〜ハハハママママ!」

 

リンリンがカップケーキを口に頬張りながら言うと、毒気を抜かれたのか、シキは溜め息を吐いて椅子に座り直した。

 

 

「さて、それじゃシキに今の私達の現状を教えるとしますか。と言っても、私だけじゃ説明出来ない事もあるから、ニューゲートにも所々で補足して貰うからね」

 

「ったく、そう言うのには慣れてねェが仕方ねェ。シキ、お前にも話を聞かせて貰うぞ。何でお前があの連中と一緒にいたのか…とかなァ」

 

 

響がそう言って話題を変え、白ひげもまた、仕方ないと面倒そうに言いながらシキを方を見る。

 

「ジハハハハ…!いいだろう、話してやるよ。信じるかどうかはお前達次第だがな…!」

 

シキはニヤリ、と笑いながらこれまでの経緯を話すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

〜数十分後〜

 

 

「シキの話を纏めると。麦わら帽子を被った男に、油断と慢心と老化と変眉が原因でみっともなく負けて、こっちの世界に来てから性懲りもなくマイナーランドと手を組んで世界を支配しようとしたけど、油断と慢心と老化と変眉でまたもや敗北。で、今に至ると。こんな感じ?」

 

 

「間違っちゃいねェし実際その通りだが、もうちょっと気を使って物を言えねェのか、響ィ!それに、変眉は負けたのに関係ねェだろ!どんだけ変眉ネタで俺を馬鹿にすりゃ気が済むんだテメェ‼︎」

 

 

響の身も蓋もない言い方に青筋を浮かべるシキ。

 

「アハハ、ごめんごめん。冗談だって。それで、これからシキはどうするつもりなの?マイナーランド側に付くって言うなら海に沈めるけど」

 

「ジハハハハ…!やれるもんならやってみろ!………と言いたい所だが、今更マイナーランドに戻る気はねェよ。それに、お前らを敵に回すとなると流石に分が悪い。………こうなれば、いっそ隠居するのも悪くねェかもな」

 

シキの言葉に響は勿論、白ひげやリンリンまでもが目を丸くして意外そうに見つめる。

暫くの沈黙が続き、最初に口を開いたのは白ひげだった。

 

 

「………俺ァ、大抵の事じゃ驚かねェが今回ばかりは驚いた。お前からそんな台詞を聞く日が来るとは夢にも思ってなかったぜ。麦わらの小僧と、この娘に負けたのがそんなにショックだったかァ?」

 

「ママママ…!あの金獅子も落ちぶれたもんだ。ルーキー1人と奏に負けたくらいで。それでも昔、おれとタメを張った海賊かい?全く、情けないねェ…!」

 

 

白ひげに続き、リンリンも呆れたように言う。

そして響は何故か何も言わず、シキの顔を眺めていた。

 

 

「何とでも言え。それに身を引くと決めた訳じゃねェんだ。………あばよ。カップケーキは美味かったぜ、ベイビーちゃん」

 

 

そう言ってシキは椅子から立ち上がり、カランコロンと下駄の音を鳴らしながら歩き去っていく。

そして白ひげの横を通り過ぎようとした時、独り言のように呟いた。

 

 

「なァ、白ひげ。歳はとりたくねェもんだ。身体だけじゃなくて、心まで衰えちまう。………何、くだらねェ戯言だ」

 

 

哀愁の篭ったシキの言葉に白ひげは黙したままその背を見送り、シキも再びカランコロンと下駄の音を響かせながら、今度こそ去っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、マイナーランドの歌姫であるセイレーンは公園のベンチに座り、ボーッと周りの景色を眺めていた。

これは今に始まった事ではない。

ここ最近はこのように何もせず、無心でいる事が増えているのだ。

セイレーンとしても音符を集め、一刻も早く不幸のメロディを完成させなければならないのだが、相変わらず音符集めは行き詰まっている。

キュアメロディを筆頭とするプリキュア達も日を追う事に強くなり、益々手が付けられなくなって来ていた。

しかしセイレーンの心内を占めるのはそれではなく、全く別の事柄。

 

 

 

「ハミィ………アンタは何故、いつも私に構うの…」

 

 

 

ここ最近脳裏に浮かぶのは、袂を分かち敵となった今でも自分を構いにくるハミィの事ばかり。

 

最初は鬱陶しいとしか思っていなかったし、何故マイナーランド側に付いた自分に構い続けて来るのか、彼女には理解出来なかった。

一緒に幸せのメロディを歌おうとか、メイジャーランドに帰ろうだとか、馬鹿の一つ覚えのように言い続けてくるハミィ。

何度も何度も騙し、裏切り続けても決して諦めず見放しもしないハミィに、僅かながらにセイレーンの凍り付いた心が揺り動かされる。

そんな事はないとセイレーンは自分自身に無理矢理言い聞かせるが、納得がいかない。

そもそもセイレーンは、ハミィの持つ歌姫としての天賦の才に嫉妬し、悪の道に堕ちた。

 

そんな自分が、今更どの面下げてハミィとメイジャーランドに戻るというのか。

 

そう思い悩んでいる時だった。

 

 

 

 

 

「ハハハハハ…!人生ってなァ、何が起こるか分からねェ。だからこそ、面白い………!そう思わねェか?」

 

「(何…この人間?まあいいわ、面倒だけど猫のフリを……)」

 

 

 

 

 

逆立ちうねる髪を靡かせながら現れた謎の男。

セイレーンはいつも通り、猫を演じてやり過ごそうとしてーーーー

 

 

 

 

 

「俺は今、お前に話しかけてんだーーーー黒猫。それとも、セイレーンと言えば反応してくれるのか?」

 

 

 

 

 

男の言葉に、思わず振り返って立ち止まる。

何故?どうして、この人間は自分の名前を知っている?

まさか、メイジャーランド側の人間か?

 

警戒レベルを最大まで引き上げ、セイレーンは何時でも対処できるよう身構えた。

そして冷静に状況を分析。

相手は人間の男1人、近くにはプリキュアの気配もない。

いざとなれば、簡単に始末出来る。

 

 

 

 

 

「やめとけ。死ぬぞ(・・・)?」

 

 

 

 

 

その瞬間。

男から発せられた濃密という言葉ですら霞む程の殺意が、セイレーンの全身を襲う。

キュアメロディや、あの巨大な老婆とは質の違う、理から外れたような異様な気配。

 

 

決して抗ってはいけない、その瞬間に命を絶たれると確信してしまえる程のそれ。

 

セイレーンが男の威圧感に、圧倒されているのを感じ取ったのか、男は笑いながら嵐のように荒れ狂う殺意を霧散させる。

 

 

 

「おっと、悪い悪い。今のはちょっとした警告だ。それよりも…お前の話を聞かせてくれよセイレーン………ハハハハハ!」

 

 

 

身を竦ませ、怯えるセイレーンに男の言葉に逆らうという選択肢は………存在しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tips①『悪魔の実』 

 

 

「ねぇ、ロックス。それって………」

 

「ハハハハハ…!見ての通り、悪魔の実だ」

 

 

ロックスに部屋へと呼び出された響は、彼が手に持っている『悪魔の実』を見て驚きを交えながら問い掛けた。

 

 

「前に俺達が叩き潰した天上金を乗せた船があっただろ?アレにこいつが乗せられてたのさ…!しかも、コイツはその辺にある悪魔の実とは一味違う!希少とされている自然(ロギア)系より、更に希少な………動物(ゾオン)系『幻獣種』の実だ!中々お目にかかれない逸品だぞ」

 

「ふーん…何だか変な見た目だね。食べる気しないなー…」

 

「よく言うぜ。『音符型の実』なんて妙な形の実を食べたお前が言う台詞か?ハハハハハ!」

 

「しょ、しょーがないじゃない!だってお腹空いてたんだもん。まさかアレが悪魔の実だった何て思わなかったし!それにすっごく不味かったんだから!」

 

 

先日、上陸した島で偶々見つけた『ジックジックの実』を食べてしまい、能力者となってしまった響。

一生カナヅチという代償と引き換えに手に入ったのが、楽器無しで音を出して演奏が出来るというこれまた微妙な能力。

その件でロックスには腹を抱えて大笑いされ、白ひげやシキからも僅かに同情的な目で見られる等、散々であった。

 

 

「あーあ。私の食べた実もシュトロイゼンみたいな食べ物を生み出す能力だったら良かったのになあ」

 

「ハハハハハ…!そう言うな。どんな能力でも鍛え方によって変わってくる。『覚醒』すりゃ、化けるかも知れねェぞ?得た能力をどう使うかはお前次第だ…!」

 

 

そう言って、ロックスは手に持っていた悪魔の実を鍵の付いた箱の中へと仕舞った。

 

 

「あれ?食べずに仕舞っちゃうんだ。どうして?」

 

「今の俺には必要のない物だからな。売るには勿体無さすぎるし、いつか相応しい奴に食わせるさ…!」

 

「そう言えばさ。その『悪魔の実』って何の動物になれる実なの?」

 

 

響の問い掛けに、ロックスはニヤリと笑う。

 

 

 

 

 

 

 

「ハハハハハ…!よく聞けよ?この実はなーーーーーーーーだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。

この悪魔の実は、様々な巡り合わせを経て、とある人物の手に渡る事になる。

 

最も、それを響が知るのはこれより後の事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tips②『彼を殺す者』

 

 

「なァ、響。俺を殺せる奴が居るとしたら、誰だと思う?」

 

 

ロックス海賊団の船長室。

船長であるロックスは、傍らにいる響に不意に問い掛ける。

唐突な問い掛けに、響は顔をロックスに向けて眉間に皺を寄せた。

 

 

「どうしたの、急に。私、そう言う話好きじゃないよ」

 

「ハハハハハ…!お前がこういう話を嫌うのはよく分かってるさ………!だからこうしよう。船長命令だ、響。俺の質問に答えな!」

 

「ズルいでしょ、それ!そう言う時だけ船長命令出すの!」

 

 

まさかの船長命令に、響は膨れっ面になってロックスに抗議するが、ロックスはハハハハハ!と笑って受け流した。

ハチノス島にいた時から思っていたが、ロックスという男は時々子供っぽい所がある。

こうやって悪戯っ子のように人を揶揄ったりするのだ。

 

 

意外に思うかもしれないがロックスは普段、船員にこれといった命令をしない。

目的地と何をするのかを簡潔且つ丁寧に説明した後は『楽しんでこい、好きにしろ…ハハハハハ!』と告げて何処かに行ってしまう。

 

これだけ聞くと本当に世界の王になる気があるのか?と思うかも知れないが、実は綿密に計画を立てた上での行動なのだ。

最も、響や他の船員達がそれを知るのは全てが終わった後というのが通例なのだが。

時には国家を崩壊させ、海軍支部を壊滅させたかと思えば謎の遺跡巡りに船員を付き合わせたりと、彼の行動にはとにかくいとまがない。

 

 

「ハハハハハ!そう怒るな!で、どうだ?俺を殺せる奴…この際、将来的に可能性がありそうな奴でも良い。言ってみろ。それがこの船の船員だったとしても、それを理由にして殺したりはしねェさ…!」

 

 

そう言って笑うロックスに対し、響は軽い溜め息を吐きながら、彼を殺せそうな者達を思い浮かべて口にする。

 

 

「まあ…そうね。あんまり言いたくはないけど、貴方を殺せそうなのはニューゲート、リンリン…シキ辺りかな。将来的な可能性ならカイドウとか。見習いでいるのが不思議なくらいの強さだしね。後は…海軍のガープとセンゴクとゼファー。それに、前に私達と戦った海賊のロジャーとか………」

 

「ハハハハハ…!中々見る目があるじゃねェか。確かに俺を殺せる奴らと言えば今お前が挙げた連中だろう。とは言え、奴らの今の実力なら無理だがな…!ガープは前の海戦でボロ雑巾にしてやったが………ロジャーの野郎の横槍で止めを差しそこなったしな。そのロジャーも叩き潰してやったが……逃げられちまった。いるのさ、ああいう『天性の運』を持つ奴が。アレは間違いなく強くなる。そして必ず俺の脅威になるだろう。奴が再び俺の前に現れるのが楽しみだ…!同じ『D』を背負う人間だけにな…!まあ、それはそれとして。後一人、名前が挙がってない奴が居るぞ」

 

 

楽しくて堪らないとばかりに笑うロックスは、後一人残っていると言って指先を立てる。

ロックスの指摘に、響は他の船員達や海軍の軍人達を思い浮かべるがロックスを倒せる程かと言われればそうでもない。

 

 

「う〜ん?分からない。誰だろ?」

 

「ハハハハハ…!成る程、確かに分からねェかも知れねェな…!なら、俺が特別に教えてやるよ。今挙げた奴ら以外で、俺を殺せる奴は………」

 

 

ロックスは響に顔を近づけると、その名を口にする。

 

 

 

 

 

 

お前だよ、北条響(・・・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って、ロックスは口端を歪めると言葉を失って立ち尽くす響を見て笑うのだった。

 

 

 

 

 

 




金獅子のシキ………ルフィにやられ、奏にも敗北した主人公補正の被害者。ルフィはともかく、海賊ですらない奏に負けた事で流石に自身の衰えを感じたのか、少し傷心気味。ONE PIECEで最もロジャーに執着してたのはコイツじゃないだろうか。シキの声を演じた竹中直人氏には『悲しくも切ない男』と評されている。
今は単独行動中。
シキのファンの皆様は安心して欲しい。
彼には今後見せ場がある。←重要。


北条響………今回は彼女に関して語る事は然程ない。
シキに溺れさせられかけた事に対しては、戦いだから仕方ないと思っている。
過去にロックスからは『俺を殺す事が可能な人間』リストに入れられていた。
ロックスが響をどう思っていたのかは、現時点では不明。


南野奏………今話では、響を殺そうとしたシキに対して毒を吐いた。
でもカップケーキは食べさせてあげた。優しい。


ラッキースプーン………被害者枠。日を追う事に増えていくヤバいメンツの溜まり場となりつつある。


セイレーン………プリキュアとの戦いや、音符集めに疲れて物思いにふけっていたら逆立つ髪をうねらせたヤバそうな男に絡まれてガクブル。
何やら不穏な空気が漂いつつあるが………⁉︎

………次回でプリキュアに覚醒するかも。


逆立つ髪をうねらせたヤバそうな男………誰なんだろーな。作者も分かんないや。多分ヤバい奴だよ。





次回こそ、ビート覚醒だから!多分!多分だよ⁉︎







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