双月の少年達のウィンタースポーツ   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第4話 初めてのスキー

「んーっ! スノボなんてするの久しぶりだなー!」

「あこもあこもー!」

 

雪遊び広場からゲレンデに再び移動した一行。

 

「みなさん、スノボなんですね……ジブンもスノボの方がいいでしょうか? スキーの方が怖くないイメージがあるのですが……」

「あーそれ、ジブンもなんとなく思ったっす。足が固定されてるからっすかね?」

「確かに、足が固定されてるスノボの方が怖く感じるかもしれないですね」

 

麻弥と月灯の疑問に答える美咲。

 

「スノボは横に滑ってくけど、スキーはまっすぐ滑れるから怖くないのかも!」

「あこはスキー派だよっ!」

「あたしはどっちでもいけるから、途中で交換でもしてみよっかなー!」

 

それを聞いた麻弥は、とりあえずスキーにしてみる事に。

 

「ふむ。じゃあジブンも麻弥ちゃんと同じでスキーにしてみるっす。悠里と汐里は恐らくアレをやるだろうし……」

「あの片瀬さん、アレってなんですか……?」

 

月灯の言葉に、美咲がアレってなんですかと訊くが……

 

「まぁ、すぐに分かるっすよ」

 

そう言うと、月灯は悠里と汐里を呼びに言った。

 

そして各々準備ができ、移動する事になったのだが……

 

「あ、あの……板を履いたのはいいんですが、これどうやって歩くんでしょうか……」

 

歩いても後ろに下がってしまってと困った表情をする麻弥。

 

「ガバババーーって歩けば大丈夫だよっ!」

「え、ええ!? ガバババーーと言われても……」

 

はぐみの説明を聞いても、どういう意味か分からない麻弥。

 

「ガババーーだよ? それはカサー……だよ、麻弥さん!」

「……全然分からないんですが」

「あこは、シャッ、シャーって感じだと思うっ!」

「あこちゃんそれは違うでしょー。スイスイスーイって感じじゃない?」

「えー、僕はシャッシャッ、スイスーイって感じだよ?」

 

あこや日菜、汐里の説明を聞いても分からない麻弥。寧ろ、余計に分からなくなった気がするが。

 

「麻弥ちゃん、がに股気味にスキーの板を進む方向に対して斜めな感じでやるといいっすよ。少しずつ歩くといいっす」

「なるほど…………おお、ほんとですね!」

 

月灯が麻弥に助け舟を出す。試してみると、確かに上手く歩けた。

 

「じゃあリフトに移動しよっか」

 

悠里の声に一同は、リフトに移動するのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「さあ麻弥さん、これからリフトに乗るよっ!」

「はい! 初めてなので不安ですが、やってみます!」

 

リフトに着いた一行。

麻弥にとっては、リフトに乗るのも初めてなのである。

 

「麻弥ちゃん、大丈夫ー? リフトは止まらないから、前の人が乗ったら、すぐにシャッと行ってバッと乗る感じだからね」

「シャッと行ってバッ? この状態で動いているリフトに乗るんですか?」

 

日菜の言葉を聞いて驚く麻弥。その疑問にそうだよと答えるあこ。

 

「そ、それは絶対無理だと思います……せめてもうちょっとゆっくり……」

「大丈夫! やってみたら案外簡単だからっ!」

「もし不安なら板を一度外して手に持っても大丈夫なんで……」

 

やれば案外簡単だと言うはぐみ。もし不安なら板を一度外しても大丈夫だと言う美咲。

とりあえず、今回は滑り慣れるまでそうする事にした麻弥であった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ついたー!」

「こ、これで初級者コース……結構、勾配が急ですね」

「ほんとっすよ。悠里、初級者コースの意味が解んないっす……」

「気持ちは分からなくもない。現に僕もここが本当に初級者コースなのか疑ってるし……」

 

リフトに乗り、初級者コースに着いた一行。

勾配が予想してたよりも急な事に驚く麻弥と月灯。ちなみに悠里も本当にここが初級者コースなのかと首を傾げていた。

 

「滑ってみると、意外とそんな事ないんじゃないかなー?」

「うんうんっ! そんなにスピードも出ないし、安心だよ!」

「というか……今更だけどあたし、この格好でスノボできるのかな……」

 

日菜とはぐみも大丈夫だと言う。

一方で、美咲はミッシェルの格好をしたまま、スノボできるのかと今更ながら思っていた……

 

「前が見えてれば大丈夫だよ♪」

「そんな簡単にいきますかね……」

 

汐里が美咲にそう言うが、美咲はどっちかというと不安だった。

 

「あ、あのー……ジブンはどうすれば……?」

「大丈夫っ! 麻弥さんははぐみと一緒に滑ろっ!」

「は、はい! よろしくお願いしますー!」

 

麻弥がどうすればいいか悩む中、はぐみが滑り方を教える事に。

 

「まかせて! 滑り始めたら、まずはバーーーって滑るんだよ!」

「バーーー……あ、あの、止まる時は?」

「こう、ザザザーーーって止まる感じで!」

「ザザザーーー……」

「さあ、いってみようっ!」

「わ、分かりました……」

 

よし。とりあえず、挑戦してみようとする麻弥だが……

 

「麻弥ちゃん、大丈夫? 足がプルプルしてるけど……」

「見てて心配っす。本当に大丈夫っすか?」

「だ、大丈夫です」

 

足がプルプルとしていた。大丈夫だと彼女は答えるが、悠里と月灯から見れば危なっかしい。

 

「行きます! うわああああああああ!」

「「麻弥ちゃん!?」」

「麻弥さん!?」

「あわわわ……まやさん、大丈夫!?」

 

滑ろうとしたが、足がプルプルしてたのが抜けてないせいか、逆に転げ回ってしまう麻弥。

 

「麻弥ちゃんすっごいねー! 今、何回転したの? トリプルアクセル?」

「10回転してたよー!」

「全然凄くないですし、汐里さん、ちゃっかり数えてたんですか……大和さん、平気ですか?」

 

日菜と汐里にツッコミつつ、麻弥に大丈夫かと訊ねる美咲。

 

「あ、はい……なんとか……」

「……ごめんね、はぐみの教え方が下手だから」

「北沢さんは悪くありません……ジブンが、せっかく教えてもらってるのに、ザザザーの感覚がつかめなくて」

 

はぐみが麻弥に謝るが、麻弥は気にしなくても大丈夫だと言った。

 

「麻弥ちゃん、一度、下まで歩いて降りるっすか?」

「いえ……それも迷惑になりますから、なんとか頑張ってみます!」

「ほんとに? あんまり無理しないでね!」

「そだねー、ケガしたら意味ないしさ」

「あははは……そうですね、気をつけます……」

 

月灯、あこ、日菜に言われ苦笑い気味に答える麻弥。

 

「個人的に麻弥ちゃんは、あんな風にならないでほしいっす」

「?」

 

アレを見るといいっすよと指差しながら麻弥に言う月灯。

そこには……

 

「ビューン……スノボ、楽しいな。それにしても、身体が意外と覚えてるもんだね……」

「ほんとだね♪ たのしーっ!」

 

()()()を使って滑っている悠里と汐里の姿があった。

 

「えっ!? なんで水無月先輩と汐里さん、洗濯板で滑ってんの!?」

「なんでも2人曰く、こっちの方が滑りやすいみたいっす……悠里なんか珍しく活き活きした表情してるっす」

「あ、ほんとだ。水無月先輩、気のせいか活き活きしてるように見える……」

 

月灯が説明する。確かによく見たら、悠里が活き活きしてるような……気がした美咲だった。

 

「麻弥ちゃんも試してみるっすか? オススメはできないっすけど……」

「え、えっと……そうですね、遠慮しておきます……」

 

苦笑いしながら答える麻弥であった……




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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