ヘパイスに転生してTSアフロディと仲良くなった 作:あっかーまん
突然死んでしまった俺は、生前ハマりにハマっていたイナズマイレブンの世界に転生してしまった。
しかも転生したのはなんと世宇子中の通称ヘパイス、部灰炎だったのだ。
自我が芽生えた5歳くらいの頃から自分が転生者なのだと気づいた。
何故自分が?とかなんでヘパイスなの?とか色々思うことはあったが一緒に暮らしている鍛治職人の叔父さんはすごい優しくて大好きだし、毎日仕事の見学や手伝いをして遊ばせてもらっていて、いつの日かそんな事も気にならなくなってきた。
なぜ叔父さんと暮らしているのかというと、俺の両親は俺を産んだ後、叔父さんに俺を押し付けて逃げたらしい。
いわゆる捨て子という奴だったのだ、でも叔父さんが仕事の傍ら俺をここまで育ててくれて、親がいなくて悲しいと思ったことは一度もなかった。
叔父さんも赤ん坊の俺をもらう前に奥さんを亡くしていて、ひとりぼっちは寂しくて俺を受け入れてくれたのだとか。
そんな一般的とは言えないけど、平凡で楽しい毎日にとある事件が起こった。
小学校入学間近に迫ったある日、ほぼ毎日鍛治職人の叔父さんの手伝いをしていた俺はある程度の刃物なら自分だけで作れるようになっていた。
この日も叔父さんといっしょに作業に没頭していて午後にさしかかったころ、叔父さんがお昼ご飯を買ってくるといい原付バイクに乗って近くの弁当屋に出かけた時に俺はまだ作業を続けていた。
いつもなら監督者である叔父さんが戻ってくるまで作業をやめていたのだが、仕事への慣れからくる油断からかその日は作業を続行した。
作業場は灼熱の鋼材やハンマーなどが転がっており、油断すれば怪我では済まないことはわかっていた。
しかし午前中からの作業の疲れからか落ちている鋼材に気づかずに躓いて右の膝を地面に強打してしまった。
激しい痛みで動かなくなった俺は泣き叫んで助けを求めたが作業場は激しく鉄を打つこともあり防音がしっかりしていて、外には届かない。
その後運良くすぐに帰ってきた叔父さんは俺を見て顔を真っ青にして、俺に近づき「どうした!?大丈夫か!?」と叫び、急いで病院へと連れて行ってもらった。
診断結果は右膝の骨折と靭帯損傷、医者からは普通に歩くまでにはかなりリハビリの時間を要するとのこと。
絶望感が胸を支配した、鍛治の仕事に制限がかかるのももちろんだが、小学校に入学してからは友達を作り、おにごっこやかけっこなんかして遊びもしたかった。
そして、サッカーもやってみたかった。
ヘパイスである自分はサッカーをやる運命だとも思っていたし、まだみぬ世宇子のメンバーとも会ってみたかった。
叔父さんの鍛治職人の仕事を継ぎたいとは思っていたけど、新しい世界で、生前大好きだったイナズマイレブンの世界で生きているならば原作の人達と関わりはもちたかった。
叔父さんは目を離した自分の責任だと悔やんでいたが、俺は自分が作業をやめなかったのが悪いのだと言ったら、強く抱きしめて「ごめんな…」と謝った。
俺はその後ずっと泣き、泣き疲れて眠ってしまって起きたら朝だった。
来月からは小学校に入学になる、足は不自由だが叔父さんを不安にさせないためにも頑張って通おうと誓った朝だった。
ありがとうございます。