ヘパイスに転生してTSアフロディと仲良くなった 作:あっかーまん
頑張って書きました!
暖かい目でお願いします。
今回は天ノ使FCメンバー紹介も含まれてます!
初戦のチーム発表から翌月、チーム全員怪我なくしっかりと練習を重ね、ようやくこの日を迎えることが出来た。
開会式も紡がなく終わり、各チームそれぞれの球場で開幕戦をむかえる。
我が天ノ使FCもグランドでウォーミングアップを開始する。
みんなに緊張の色はなく、調子は良さそうだ。
特にカオルと2トップのFWを務める箕田は闘牛士の赤いマントを目の前にした猛牛の様に血走った眼でアップをしていた。
「相手は地区大会失点ゼロ!俺が初ゴールぶっかましてやらぁ!!」
「気合いは良いけどまたボールごと相手のゴールに突っ込むなよ?!怪我するからな!」
彼の伝説は闘争心が溢れすぎて相手のGKをぶっとばして自身もろともゴールにタックルした事で有名だ。
もちろんファールだけどね。
「おい猪突猛進バカ、今日はファールするなよ」
「うるせぇ手瀬!!お前はいい加減地図見ながら道迷うんじゃねぇ!」
手瀬は道を覚えるのが苦手で、今日も球場のベンチからトイレに行っただけなのに軽く迷子になってしまって、手瀬は持参した毛糸で道標を作っているぐらいの方向音痴、だが試合では道に迷うことなくゴールに最速で進む脚の速さもある。
今日のMFは手瀬、愛音、射矢須、識野だ。
「大事な試合前なのに、あの調子で大丈夫なのー?」
愛音はこのチームで2人目の女の子で、カオルに釣られて入ってきたが、戒がいるからとカオルを諦めて、今は逆に戒とカオルのカップリングを推している。
「問題ないよ〜いつも通りさ〜♫」
射矢須、気づけば何かを口ずさんで歌っているが、ドリブルが得意なトリックスターだ。
「まぁ緊張してガチガチよりかはいいよね〜」
識野は常にヘラヘラしているがときどき未来予知のような指示をだし、広い視野を持つ名プレイヤー。
我ながら思う癖の強いチームだなぁと、しかし賑やかでみんなサッカーに直向きなのだ。
「部灰ー!ちょっとDF陣でフォーメーションの確認したいんだけどいい?」
話しかけられる振り向くと俺を含め4人が集合していた。
「相手は4人のFWでくる、この試合は俺たちDFが鍵になるぞ」
DFミーティングを仕切ってくれているのは軽部で、彼は相手の攻め方によって様々なフォーメーションに切り替えられる優秀なDFだ、試合中だと性格がコロコロ変わるから脳みそ3つくらいあると思ってる。
「じゃあ僕は部灰さんのサポートに入りますね!」
木舞はスタメンの中で唯一の四年生、四年生ながら類稀なる才能でDFを務めるが、実際どこでもやれそうな雰囲気がある天才タイプ。
そしてなぜか俺を慕ってくれている。
「んじゃ真ん中は俺と木舞でいくわ、軽部と部灰はサイド頼む」
長身の青蓮は抜群の跳躍力で空中を支配できる、たぶんそろそろ翼生えると思ってる。
GKの戒と闘う前にこのDFを突破しなくちゃいけないんだから、敵ながら可哀想に思えるくらい粒揃いのメンツだ。
「よし、全員集合!!」
監督の号令に集まる皆んな、俺も駆け足で向かった。
「皆んな初の公式戦だからって心配するな!!練習はたくさんやった!今日は楽しんでプレーしてこい!!」
「「「はい!!」」」
しっかり準備はしてきた、緊張は少ししてるけどそれも心地良い。
両チームグラウンドに集合し、整列をする。
相手と並んで初めて感じたのはトロイアFCのGK
歩星 呑一のデカさだ。
デカすぎる、こいつほんとにランドセル背負ってんのか!?
対面してる戒が睨みつけて威嚇してるが、大型犬に吠えるチワワにしか見えない!かわいい!
睨まれてる歩星は気まずそうに目を逸らしていた。
あ、この子いい子だなぁと直感で感じた。
イナイレだと敵キャラだけど、実際あってみると良いやつオーラが半端ない!!
だが勝負は勝負、全力で挑ませてもらうぞ!
審判の号令と共に「お願いします!」と礼をして、ポジションについた。
キックオフはコイントスで決まって、天ノ使FCから。
カオルからセンターバックの愛音にパスが渡る。
そこで気がついた、相手は攻めてきていないことに。
「あんにゃろ〜、舐めやがって!!」
愛音からのパスをもらった箕田は動かない相手を無視して敵陣に突っ込む。
「くらいやがれッ!!!」
そのままシュートを撃つ。
コースは良い、誰もが決まったと思った。
しかし、
「良いシュートだ、だがまだまだだな」
目にも止まらぬ速さで一歩動き、そのまま手を伸ばしただけでゴールポストギリギリのシュートを止めてしまった。
「ま、マジかよ…!」
渾身のシュートを止められ驚く箕田。
「油断するな!来るぞ!!」
キャプテンのカオルが何かを察し、呆気に取られていた皆んなに声をかける。
歩星はそのまま大きく振りかぶる投球のモーションに入った。
その瞬間、相手のFW、MFは走り出した。
反撃がくる。
大きなモーションで投げ出されたボールはさながら投石のようだった。
キュルキュルと風を切る音と共に、俺の横をものすごい速さで通り過ぎたボールは戒の守るゴールは飛んでいった。
「この程度ッ!!」
カオルの声にいち早く反応していた戒は、ボールを止める体制に入りパンチングでボールの軌道をずらす事に成功した。
だが、弾かれたボールをオフサイドコースギリギリから狙い澄ましたように相手のFWがシュートを放ち、体勢の立て直し切れていない戒はボールに手が届かず、ゴールになってしまった。
相手は余裕があるから攻めてこないんじゃない、ゴール前にある絶対的な"壁”があるからボールを奪う必要がないんだ。
1-0、試合開始からわずか3分たらずの出来事であったが、天ノ使FCの全員を絶望させるには充分なものであった。
読んで頂きありがとうございました。
誤字脱字等ありましたら、すみません。
サッカー全然詳しくないのでおかしいところあっても超次元で流して頂けると幸いです。
詳しいメンバー紹介いりますでしょうか?
コメントにて教えて頂けると嬉しいです!