ヘパイスに転生してTSアフロディと仲良くなった 作:あっかーまん
よろしくお願いいたします!
誤字脱字あります、ご理解ご了承の程よろしくお願いいたします
先制点を獲られ、呆気に取られる我らが天ノ使FC。
しかし
「みんな切り替えていくぞ!!すぐに取り返そう!」
みんなを鼓舞するカオル、こんなときでも楽しそうにサッカーをしている。
そんな姿に皆んなは付いて行きたくなる、だからカオルはキャプテンに選ばれたのだ。
「ゴールは任せなさい!!もう一点だってやらないんだから!」
カオルに負けじと戒も声を出す。
俺も負けてはいられない、相手のカウンターが凄いならそれをさせないように動くだけだ、歩星のスローイングだって身体で止めてやる!!
「いくぞ箕田!」
「おうキャプテン!」
2人はパスを繋ぎながら軽快に相手ゴールへと進むが、トロイアFCのディフェンス陣は動く気配がない。
あいつら舐めやがって
いや舐めてるんじゃない、自信があるんだ。
絶対的な守護神の存在が後ろで守っているからだ。
まったくと言っていいほどに動かないトライア陣営に君の悪さを感じながらカオルと箕田は攻めていく。
箕田のシュートは止められ反撃、カオルのシュートも止められて反撃で俺たちDF陣も頑張ったが、トライアFCの全員攻撃で削られ、いつの間にかスコアは3-0になっていた。
ホイッスルがなる、ハーフタイムだ。
みんなは一旦ベンチに戻ると
「みんな、ゴメン私が不甲斐無いばかりに…」
戒はうなだれて、力無い声でみんなに謝った。
静まり返る皆の中、カオルが声をあげた。
「戒、まだ試合中だよ?謝る必要なんかない、後半は僕たちが絶対に逆転する。」
「皆んなも諦めたわけじゃないだろう?確かに今までの闘ったどの相手よりもつよい、でも僕たちもすごい頑張ってきた!この先もまだまだ強い相手とサッカーするためにも後半何としても逆転しよう!!」
「「「おおぉぉー!!!」」」
さすがキャプテン、みんなを鼓舞するのが上手い。
さっきの暗い雰囲気は一気に消えて、戒も照れ臭いのか顔を背けているが、耳まで真っ赤になっていてモロバレだ。
「お前たち!ここまでよく耐えた!!後半は我々のターンになる!!!」
今まで口を閉ざしていた監督が皆んなに声をかける。
後半は俺たちのターン?
どういうことだ、このままじゃ皆んなジリ貧で逆転のチャンスすらなさそうだけど…
「カントクー!私たち結構疲れちゃったんですけど大丈夫なんですかー?」
能天気そうに監督に尋ねる愛音、実際体力はあまり残っているとは言えない、前半にトロイアFCの猛攻にかなり苦戦したからだ。
「そう、皆んな疲労しているだろう!ウチのチームは脚をよく使うプレーが多い!そして練習からかなりの走り込みをこなしている皆んなが疲れているんだ!」
「不思議に思わないか?自分たちが疲れているのは相手の猛攻を抑える為、その相手は疲れていないと思うか?」
「「「ッ!!?」」」
ハッとして相手のベンチを見る、ほぼ全員で攻撃をしていた向こうのチームはGKの歩星以外は肩で息をしていた。
ていうか歩星やばいな、あんだけシュート捌いて、スローイングもかましてるのに全然余裕そうだ。
「実際にここまでの試合、トライアFCは後半の得点率だけ異常に低い!
先行逃げ切りが彼等の闘い方なのだ!!」
「てゆーことはー、勝機はあるってカンジ?」
「そういうことだ!愛音!流石の理解力だな!!」
高らかに笑う監督、いや言葉にしたのが愛音だけであって皆んなわかってるだろ…
しかし、あの監督の元でプレーしているとネガティブな感情が一切湧かないな、生きるポジティブみたいなもんだからなぁ。
「よし!ここまで言えばもうわかるだろう!後半も全力でお前たちのサッカーをやって来い!さすればかならず勝てる!!」
「「「はい!!!」」」
沈みかけた士気は再上昇、カオルや監督は本当にすごい、俺もまだ、なにも出来ていない、必ず爪痕残してやる。
ピーーー!!!!
後半開始のホイッスルが鳴る、箕田からカオル、MFの愛音、手瀬とパスを回しつつ前線を上げていく。
監督の言う通り相手の動きは落ちてきている、あとは絶対的な守護神をぶち抜くだけだ。
相変わらず最小限の動きしかしないトロイアFCのDF陣、いやもうあまり動く体力もないのかもしれない。
あっさりと1対1になる歩星とカオル。
「打て!カオル!!」
気づくと声を出していた、ポジションは良い、カオルのシュートなら今度こそ抜ける!
と思ったが
「いや、僕じゃないここは…」
「ぜってぇキメる!!」
目が血走り、口から煙が出ている紅いオーラを纏った箕田が来ていた。
箕田にパスを出すカオル。
シュートは真っ直ぐ歩星に向かう、ボールは歩星により弾かれる。
いや、歩星は今までずっとキャッチしていた、今回は初めて弾いた。
弾かせたのだ、箕田の強烈なシュートによって!!
「もういっちょだ!!!」
弾かれたボールをそのまま打ち返す箕田。
「まだまだぁ!!!」
弾かれる、打ち返す。
「入りやがれぁ!!!!」
迫力が凄すぎて誰も間に入らない、あれはまさに箕田のゾーンだ。
「ッオラァ!!!!!」
ボレーシュート、かなりの威力だ、歩星も両手でパンチングをしてもなお体勢が崩れる。
その刹那
「クリムゾン・ブル!!!」
弾かれたばかりのボールの行方を読んでいた箕田が深紅の雄牛さながらのヘディングで突っ込んでいた。
そしてボールと共に自らゴールネットを揺らした。
「おっしゃぁ!!」
「「「おぉぉー!!!」」」
遂に1点を返すことができた。
流石の歩星も驚きを隠せていない、他の選手にいたってはかなり動揺している。
ここがチャンスだ、畳み掛けるしかない!
点を取られ焦った、トライアFCのFWからボールを奪うのは容易かった。
こいつらパス回しも碌にできていない。
ボールは箕田に回り、強烈なシュートを何回も叩き込むシュート技、クリムゾン・ブルで歩星を削り隙をみてカオルのコーナーギリギリのシュートが決まり、点差は1点となった。
このまま逆転いけるぞ、と思った矢先、向こうのFWが自陣のゴールキーパーまでボールを回し始めた。
歩星はボールをゆっくりと拾い上げると大きく振りかぶり、こっちのゴール目掛けて思いっきりスローイングをしてきた。
空気を切り裂く音が聞こえるほどの豪速球。
まだこんな元気あるのかよ!?
箕田のシュートでだいぶ腕が消耗してるはすだが、アイツも負けたくないのだ。
気力でブン投げてきている。
しかし、威力は先ほどまでとはいかず、俺はスパイクの裏でトラップし、ゴールにいる歩星を見る。
俺だって反撃の一撃をくれてやる。
「お前らがやってきたこと、そのまま返してやるよ!」
俺はカオルと箕田にアイコンタクトをして、シュートの体勢に入り、打つ。
「トライデントアロー!!」
戒と対戦したときには未完成だったが、今回はハッキリと三又の槍のオーラを纏った必殺シュートを打つことに成功した。
「舐めるなぁ!!!」
歩星は両手でしっかりとボールを抑えようとするものの、先ほどの猛攻で消耗が著しい、なんとか弾いたそのボールはゴールポストに当たり…
「クリムゾン・ブル」
箕田が空中でボレーシュートで押し込み、同点となった。
「ナイシュー!箕田!!」
「部灰こそ、鬼強ぇーロングシュートだったぜ!!」
俺たちはガッチリと手を合わせ、点の獲得を喜ぶ。
その後も天ノ使FCの猛攻は続き、歩星も最後まで粘りをみせ、試合終了1分前まで同点が続くものの、最後は箕田のシュートフェイントのカオルへのパスでカオルがゴールポストギリギリのコースに狙いシュート。
これが逆転弾となりそのまま試合終了のホイッスルがなり、スコアは4-3で我々天ノ使FCが勝利した。
「「「ありがとうございましたぁ!!!」」」
試合終わりの挨拶を済ませ、自陣のベンチに戻る中、俺は歩星に声をかけた。
「歩星!」
「…なんだ?」
「お前凄かったよ、正直負けも覚悟した…俺たちはこの大会必ず優勝する!だからまたサッカーやろうな!!」
「…今度は負けない、覚悟しておけ」
「おう、またな!」
俺たちは握手を交わし、また一緒にサッカーをやることを誓った。
まぁ原作通りいくなら、世宇子中で一緒にサッカーやるから頼もしい事この上ないな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
試合後、全体で軽くミーティングをし、今回の反省を行い。
それぞれ帰路に着くことになった。
カオルと戒と比較的に家の近い俺は、3人で帰ることとなった。
「今日の試合はヒリヒリしたなぁ、でも最後まで楽しかったね」
「楽しくないわよ!!3点も取られて悔しいわ!!!」
「まぁまぁ、俺もDFの役割出来なかったし、良い勉強になったから…」
戒は悔しがり、俺がなだめる、カオルはどこ吹く風で今日の試合の余韻に浸っている。
試合後は毎回こんな感じの構図ができあがっている、戒はいつも悔しがっている。
意識が高すぎるんだよなぁ、逆にカオルは試合後は気が抜けてホワホワしてて使い物にならない…
「じゃあ俺、ここで曲がるから」
「うん、またね炎」
「おつかれ、次の試合も頼むわよ」
2人と別れて、自宅へ進む。
1人になるとつい考えてしまう。
これでまた彼女に近づけただろうか。
なんとしてもこの大会を勝ち抜け、世界大会で照美とサッカーをやる。
照美もきっとサッカーをやっているはずだ。
俺たちの再会はサッカーでないとダメな気がする、出会いがサッカーだったように。
熱くなる心を抑え、俺は帰路についた。
サッカーの描写難しいですが、超次元なのでブッ飛んでいても良いですよね?
最後まで読んでいただきありがとうございました!