ヘパイスに転生してTSアフロディと仲良くなった   作:あっかーまん

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はやく本編に絡ませたい…!


風を感じて

親友であり、俺の思い人でもあるアフロディこと亜風炉照美が引っ越してから一月、俺はとある場所に訪れていた。

 

「ここが天ノ使FCか…」

 

地元に最近できたクラブチームで、監督には元Jリーガーの紫電選手が監督を務めていてクラブ発足一年目ながらフットボールフロンティアU-12大会ではベスト16という成績を叩き出している。

 

強豪のクラブチームに入ってレギュラーを勝ち取れるかという不安はあったが、どうせやるのならば強いチームで自分の技術を磨いて上手くなりたいと思ったし、今まで照美との練習ばかりでチームの練習はした事がなかったから、中学生になるまでに連携とかの技術も学ぶ必要があった事。

 

そして、全国を制覇しU-12の世界大会に出場することがあったら、もしかしたら照美に会えるんじゃないか、という淡い期待も持っていた。

 

今日は地元の大学のグラウンドを借りて練習との事で、俺はキャンパスを入ってすぐ近くのグラウンドで練習している同い年くらいの少年達を見つけ、紫電監督と思われる人に声を掛けた。

 

「すみません、今日体験の部灰ですけど」

 

「おぉ!君が部灰君か!待っていたよ、早速だが着替えてアップを始めてもらってもいいかな?」

 

ツンツンしている赤髪に大きい瞳の高身長の筋骨隆々の男はまさに熱血漢そのもので、俺は若干引きながらも大人しく着替えアップをすませた。

 

 

「よし!ではこれから入団テストを行う!」

 

「えぇ!!?」

 

いきなりテスト!?入るつもりだけどまだ体験のはずだけど!?

 

「?ウチに入りたいんだろう?なら申し訳ないが監督者が私しかいなくてね!管理の関係で人数を制限させてもらっているんだ!」

 

ハキハキ説明してくれる監督、ざっとみて20〜30人くらいいるこのチームの管理者の大人が一人なのは厳しいだろう。

 

「ルールは簡単だ!ウチの子とPK対決をして勝ってみせてくれ!

しかし!キーパーも自分でやる事!交代制のPKというわけだな!!」

 

 

まさかのPK対決、しかも自分でキーパーもやるときた。

 

 

しかし俺だってだてに照美のシュートを受けてきたわけじゃない、キーパー専門じゃないからといって、ここで負けたら照美に笑われちまうな。

 

「わかりました、誰と対決するんですか?」

 

誰とやろうとも絶対に勝つ!

 

「いい目だな!」

 

笑いながらそういう紫電監督はグラウンドにいる選手達に向かって、1人の名前を呼んだ。

 

「戒〜!!入団テストをするから来てくれー!!」

 

“戒”と呼ばれた子はボールを置きゆっくりとこちらに近づいてきた。

 

その容姿に俺はとても驚いた。

 

 

キラキラ輝く銀髪をセミロングにし、ダボダボのユニフォームを着て、キーパーグローブを外しながら歩いてくるその頭には何故か月桂冠を付けているからだ。

 

「この子が入団希望の子?どーせ大したことないんだから私が相手する必要あるー?」

 

こっちを指差しながら紫の瞳で明らかに上から目線で煽ってくる。

 

「こら!ウチのメンバーになるかもしれない子だぞ!」

 

フォローしてくれる監督。

 

あれ?銀髪に月桂冠に紫電…

 

 

 

思い出した!!

 

コイツは原作イナズマイレブンのアフロディの没デザインの紫電戒だ!!

 

つまり監督と戒は親子で俺の記憶が正しければ紫電戒は男のはず…!

 

「まぁ一応アイサツしとくわ、私は紫電戒、この天ノ使FCの正ゴールキーパーやってるわ」

 

「お、おう…俺は部灰炎、小3」

 

わからない!照美もそうだけどイナズマイレブンのキャラは見た目だけで性別を判断するの難しすぎるわ!

 

「なーんだ私と同学年か、絶対年下だと思ったのに」

 

一人称が私だから女の子か!?

 

いや照美はボクっ娘だから…逆に男っていう可能性がある!?

 

そんな感じでひとりでモヤモヤしていると

 

「ちょっとアンタ、なにひとりで百面相してんのよ」

 

「ご、ごめんちょっと考え事しちゃってて…」

 

「私と話してる時になにを考えてるのよ」

 

いやもう直接きいてみちゃうのもアリか…な?

 

「えっと君は女の子…だよね?」

 

すると紫電は一瞬ポカンとした後、つり目がちな目がどんどん鋭さを増していき

 

「…それは私が男に見えるって事?」

 

めちゃくちゃ怒らせてしまった

 

「いやいやそういう訳じゃなくて!…そう!確認だよカクニン!

可愛い子すぎて逆に女の子じゃないんじゃないかな〜ってさ!」

 

あー自分でもなにいってるかわかんないぃ…

 

「ま、まぁ私の可愛さに気付けるなら多少認めてあげてもいいわ!」

 

ほんのりの頬を赤く染めながら認めてくれた紫電、なにを認めるのかわからないけど怒りが逸れたのならヨカッタ…

 

「あ、そんなことより父さんから聞いてると思うけど今からテストするから、絶対落ちると思うけど、私を楽しませられるぐらいせいぜい頑張りなさい」

 

突然発破をかけられた、いまいちここにきてから落ち着きがない俺だったがいざサッカーをやるという雰囲気になったら不思議と落ち着いてくる。

 

「おう、めちゃくちゃ楽しませてやるよ!」

 

5月の爽やかな風が吹く中、俺の転生人生を大きく左右する入団テストが行われようとしていた。

 

 

 




紫電戒ちゃんの性格はわからなかったので高飛車っぽい感じになっちゃいました
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