ハイスクールフリート 特別潜水直接教育艦伊401潜物語 作:高野五十六
2016年4月6日、舞鶴港に停泊していた特別潜水直接教育艦伊401は出港準備が終わり総員が艦内に戻った。
「艦長、総員乗り込み完了、いつでも出港出来ます」
「分かった、伊401潜出港、両舷微速前進、湾外まで針路このまま、湾外に出次第、艦橋水位まで潜航、若狭湾を抜けたら深度50に潜航、隠岐の島沖にて浮上し、無人機の発艦訓練を行う」
「了解、伊401出港!」
暫くすると舞鶴湾を抜けた
「舞鶴湾を抜けた、ダウントリム5、艦橋深度まで潜航せよ」
「ヨーソロー、ダウントリム5、艦橋深度まで潜航!」
航海長がそう言うと潜航を始めた。
「艦橋深度へ到達、トリム戻します」
「速力このままを維持、俺は艦橋の上に上がる」
「艦長、お供します」
副長がそう言い、一緒に発令所から艦橋に上った
「しかし、改修明けの艦は良いものだな」
「はい、今までの汗臭い匂いが無くなりますからね」
副長と話しているとスマホが震え、画面を見ると万里小路楓からメッセージが来たと書いてあった
「艦長、どうなされたのですか?」
「ああ、幼馴染からL○NEが来てな」
「幼馴染ですか、よろしければどんな方か教えて頂けますか?」
「万里小路重工のご令嬢だよ」
「あの万里小路重工ですか!?」
「そうだ、あの万里小路重工だよ」
「となると艦長は宗谷の血筋な上に、万里小路重工のご令嬢と幼馴染ってことですか!?」
「ああ、そうだが本当は宗谷の血筋なのは隠しておきたいんだがな」
「それはまた何故ですか?」
「昔、中等海洋学校時代に学生艦で海賊殲滅した化物と
「確かにそれはそうですね。そう言えばその学生艦で海賊を殲滅した人は今、行方不明なんでしたっけ?」
「ああ、十年近く前から行方不明で未だに見つかってないらしい」
「そうなんですか。その人、どこかで大規模な艦隊率いてそうな感じはしますね」
「ほんとに有り得そうで怖いな」
そう言うとスマホを開きLI○Eを開き、楓の送ってきた文章を見た
[お久しぶりです。私は晴風クラスになりました。またいつかお会いした際、私の制服姿み見ていただきたいです]
(そうか、楓ももう高校生か、親父さんたちに猛反対れてたけど本当に船乗りになるのか)
そう考えていると伝声管から航海長の声が聞こえた
『艦長、もうまもなく若狭湾を抜けます』
「分かった、潜航用意、深度50。俺が降りたら潜航を始めてくれ」
「副長、もうじき潜航する。降りるぞ」
副長が発令所に降り最後に自分も降りた
「深度50へ、ダウントリム5」
「ヨーソロー、深度50、ダウントリム5」
「速度は5ノットのまま維持せよ」