俺氏、転生したらブランの弟だった。   作:唯野婆華

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《白の弟》誰かぼすけて《もうやだ》

1:特ヲタ ID:AU3mo8EQg

取り敢えずほい。

前スレ:《白の弟》久しぶりなので情報共有をば

 

2:一般悪魔 ID:s7Ac/I6uW

ああ…

 

3:一般悪魔 ID:hTJJgv9Cs

あれか…

 

4:一般悪魔 ID:20g4Fp45X

《土下座》安価当てちゃったワイ、流石に後悔《ごめんなさい》

 

5:一般悪魔 ID:XDCEuAjZz

よせ。止められなかったワイら全員の責任だ。

 

6:一般悪魔 ID:5lf/MEOLv

あの…前回のスレに年齢制限かかってるんだけど誰か情報共有の後に何があったのか教えて…

 

7:一般悪魔 ID:XfzG9RHOl

前回の3つの出来事

1つ、原初の3人が弟くんを賭けて殺し合う。

2つ、弟くんが血迷って安価で解決しようとする。

3つ、弟くんがお姉ちゃん(3人全員)に快楽堕ちさせられる。(ライブ配信)

以上

 

8:一般悪魔 ID:U0fsT0e/D

え、マジ?

 

9:特ヲタ ID:cRo2mxV5/

だいたい合ってる

 

10:一般悪魔 ID:ID/d+rFEU

上に同じく

 

11:一般悪魔 ID:mUBrKS68J

アレはヤバイって

 

12:一般悪魔 ID:DIWO5d0g7

アヘ顔だった…

 

13:一般悪魔 ID:iV0IcaVDp

それもエロ同人誌みたいな

 

14:特ヲタ ID:4PXo+QH8m

アヘ顔とか快楽堕ちとかよくわからないけど、現状説明

弟くんは未だ3人にいかがわしいことをされてる。

結果として白、黃、紫の悪魔達が混乱してなんか、こっちもいかがわしいことになってる。

 

15:一般悪魔 ID:7Lxy92kes

ええ…

 

16:一般悪魔 ID:pUq2s+p2G

何その地獄絵図

 

17:一般悪魔 ID:/HKN+KpAs

ある意味天国だろ!いい加減にしろ!!

 

18:一般悪魔 ID:Yr6ezQ3F7

"ある意味"なんだよなぁ…

 

19:安価を当てた大罪人 ID:C7V5Bvvqo

本 当 に 申 し 訳 な い

 

20:一般悪魔 ID:/oPsJYTOV

>>14具体的には?

 

21:一般悪魔 ID:pxC3JypLF

>>19もういいよ…ノッたのは俺達もだから

 

22:特ヲタ ID:wd39MGtLf

>>20白の悪魔はネコ耳を互いに舐め合い

  黃の悪魔は尻尾(犬とか猫とか色々な)をもふり合い

  紫の悪魔は、抱きしめ合ってる

尚、その全員が(客観的には)男女問わず弟くんみたいな顔をしているものとする

 

23:一般悪魔 ID:pxN3S/Cnb

>>22うわぁ

 

24:一般悪魔 ID:lKoVYQ3qg

>>22変態歓喜

 

25:一般悪魔 ID:J6BhCl13+

>>22最高じゃないか!

 

26:一般悪魔 ID:QlR/IlBz4

>>24>>25黙れ

 

27:一般悪魔 ID:Xa2xuHezH

>>24 >>25俺知ってる。前スレはライブ映像じゃなくてこいつ等が変態発言しまくったせいで年齢制限かかったんだって。よって黙れ(豹変)

 

28:一般悪魔 ID:uZIu9y+PE

>>22…大変やったんやね

 

29:一般悪魔 ID:xhp6DFNZ1

>>22泣いても…いいんやで

 

30:一般悪魔 ID:+Wryx5NHP

>>26>>27辛辣で草

 

31:特ヲタ ID:JjZrqOWQC

…《live:『もうづがレダァァァ』》

 

32:一般悪魔 ID:1+0TIruci

ギャン泣きで草生えない

 

33:一般悪魔 ID:oGkWNgh41

魂の叫びで笑えない

 

34:一般悪魔 ID:q1GCKrxZB

これ書き込むんじゃなくてライブで叫んでるあたり相当精神的ダメージデカいだろ

 

35:一般悪魔 ID:WHukHd+uw

>>22これ眷属にも影響あるっぽいけどそんな描写本編であったか?

 

36:一般悪魔 ID:zqvrrWM8r

さぁ?

 

37:一般悪魔 ID:5ZCPxbAxJ

なかった気がする

 

38:一般悪魔 ID:WAMsysEyA

>>22それって自我のハッキリした悪魔もそうなってたのか?ほら、アゲーラ、剣魔さんとか

 

39:一般悪魔 ID:EH5J6LUgk

>>38どういう事だ?

 

40:特ヲタ ID:7f98ZrVT5

>>38えっと、剣魔さんなら多分なんともないよ?

でも、今いるヴィオラ様の領域にいる料理担当と紅茶担当は「弟様弟様弟様弟様」ってかんじ。

 

41:一般悪魔 ID:gioor38Ec

ん、料理担当と紅茶担当?

 

42:一般悪魔 ID:bYZa82Shd

誰のことだ?

 

43:一般悪魔 ID:pnz/1pxiE

あくまで考察だが、確か13.5巻でヴェイロンは紅茶なんかを、ゾンダは料理を極めてる的な事を書いてたし

ヴェイロン=紅茶担当、ゾンダ=料理担当

だと思う。

 

44:一般悪魔 ID:/rLtvBDeq

へぇ〜

 

45:一般悪魔 ID:IQ2xs9n4C

なるへそ

 

46:一般悪魔 ID:jJm6NTtb5

で、剣魔さんと他2名の違いって何だっけ?

 

47:一般悪魔 ID:4OY+y5J5O

あ〜と、

 

48:特ヲタ ID:94rkWm8a4

アニメ勢ワイ、実は何もわかってない

 

49:一般悪魔 ID:fi2O6M4UQ

>>48ドンマイ…

 

50:一般悪魔 ID:fqOQ5Zw6W

確か、アゲーラ、剣魔さんは転生者だったはず、

一方、料理担当、紅茶担当は多分転生者ではない…はず

つまり、原初に仕える前から自意識がしっかりしていたから、剣魔さんは普通に過ごせているんだと思う。

 

51:一般悪魔 ID:NLPzDy9bz

はえ〜

 

52:一般悪魔 ID:TznQ0PMBf

なる

 

53:一般悪魔 ID:XSUSQqX3Q

理解

 

54:一般悪魔 ID:eAp8NLH4V

ん?てことはまともなのは剣魔さんだけ?

 

55:一般悪魔 ID:Ahr72IRka

多分

 

56:一般悪魔 ID:GAOgWz0pI

うわぁ

 

57:特ヲタ ID:s6rQigm4W

助けて

 

58:一般悪魔 ID:hEsQ1IiAA

う〜ん

 

59:一般悪魔 ID:tbOjWC56u

どうしたらいいのかね

 

60:一般悪魔 ID:08q6qcwVe

分からん

 

61:一般悪魔 ID:CwLWfbcvi

>>57弟くんを正気に戻せばいいんじゃね?弟くんがマジで3人を頃して命令で抑え込むしか…

 

62:一般悪魔 ID:tYi0Mmn3U

>>61それや

 

63:一般悪魔 ID:okwLfbtDE

>>61でかした

 

64:一般悪魔 ID:U86JGYnwx

>>61それしかない。

 

65:一般悪魔 ID:Gze6aDLeR

でもさ…無理じゃね?

 

66:一般悪魔 ID:R91Pu4nzh

>>65確かに今の弟さんじゃキツイよな。

 

67:一般悪魔 ID:sEes/Yf+W

んじゃボツか…

 

68:特ヲタ ID:+XzqaP7+y

…イヤ、1つだけ思いついた。

 

69:一般悪魔 ID:vkS7ouCBS

>>68どうするんだ?

 

70:一般悪魔 ID:srGB1h3j1

>>68何々?

 

71:特ヲタ ID:n29FyFNId

初変身形態勝利フラグ

 

72:一般悪魔 ID:1eQl9HAgu

>>71はい?

 

73:一般悪魔 ID:yTg7m7F14

>>71それだ!

 

74:一般悪魔 ID:Bb7346zm/

>>71これで勝つる

 

75:一般悪魔 ID:+HNARwHcg

説明プリーズ

 

76:一般悪魔 ID:tqmjIuztQ

仮面ライダー3代勝利フラグ

1つ初登場ライダー(新形態)は勝つ

2つ水落ちは生存フラグ

3つその時、不思議な事が起こった。

 

77:一般悪魔 ID:I1wnrL650

>>76はえ〜色々あるんっすねー

 

78:一般悪魔 ID:jAXxSDSAS

>>763つ目吹いたwww

 

79:一般悪魔 ID:CbLcvGcdP

>>77騙されるな!3つ目はてつをだけだ!

 

80:一般悪魔 ID:OVNkUULxU

だとしてもどうやって変身させる?弟くん、まだ弄ばれてるんだろ?

 

81:特ヲタ ID:FUL8pwvs4

>>80それにクローズチャージはまだ使えないっぽいしな

 

82:特ヲタ ID:iz98KD/I0

大丈夫。手はある。

 

83:一般悪魔 ID:8l85UMqH+

>>82どうするんだ?

 

84:特ヲタ ID:x6J6v/dgC

《live:「まあ観てなって」》

 

 

「さて、と。」

 

ライブ配信を始め、立ち上がる。

 

「おや、どちらへ?」

 

そう尋ねて来たのは剣魔さんだ。

 

「まあ、ちょっと弟くんを正気に戻してくる。こんな冥界いやだし。」

 

「…そうですな。」

 

辺りに広がるのは体を重ね合い、「弟くん…弟くん…」と虚ろに呟きながらえっち?な声を漏らす悪魔達。もうヤダほんと。

 

「じゃ、行ってきます。」

 

「はい。行ってらっしゃいませ。」

 

そう言葉を交わし、体を変化させていく。体躯は160メートルにもなり皮膚はゴツゴツとした黒い岩のようになる。

 

「GGUOOON!!GUUN…」

 

そう雄叫びを上げ、歩みを進める。目指すは弟くん災害の中心。さっさと元に戻ってもらおうか。

 

 

暫く歩けば弟くんと原初の3人が視えてきた。

 

「あ、あぁ〜♥だめぇ。」

 

なんかえっちいなぁ。…アレ?えっちい?俺ってそんな事すぐに考えるような性格だっけ?まあいいや。兎に角弟くんを元に戻す。それだけ。

 

「お〜い。弟く〜ん」

 

取り敢えず呼びかける。が、

 

「あひっ♥おっきいおとだめぇ♥お耳がイっちゃう♥の〜」

 

アヘってる。?アヘってるって何?やっぱり俺、なにかおかしい?

…あれ?なんで、なんで俺、弟くんを元に戻そうとしてるんだっけ?あのままじゃないと弟くんを弄れないのに?……!待って俺、何考えて

 

「当然だろう?お前は私の眷属なんだ。思考を誘導することなど容易い。」

 

「!?」

 

思考誘導?そうか!だから俺はこんな変な事を…

 

「ううん。変な事じゃないよ。それが普通、『弟くんをぐちゃぐちゃに弄り回したい』っていうのは正しい事なんだ。」

 

そう、弟くんが可愛いのがわるいんだ。だからおれがなにをしてもただしい…!駄目だ!意識を集中しろ!

 

「フフ、無駄よ。貴方じゃ私達は止められないしこの催眠に耐えられない。だって弟くんもこの催眠で堕ちたもの。」

 

もう少し、もう少しで!あっだめ、堕ち…る

 

 

 

 

 

 

 

 

「弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥」

 

はあ♥弟くん♥、俺の弟くん♥。かっこいいかわいいあいらしいはしたないえっちもうがまんできない。

きつねのしつぽもふもふしゅる。

 

「あ♥特ヲタちゃんだめ♥」

 

弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥弟くん♥

 

《確認しました。精神攻撃無効を獲得…成功しました》

 

「っハア!え〜い!《背部放射熱線》!!」

 

 催眠が解けたと同時に背びれを展開。それっぽい技名を叫びつつ薙ぎ払う。

 

「「「!?」」」

 

 そうすれば3人は後ろに飛んで回避した。にしても危なかった〜。超速進化がなかったらそのまま堕ちてた。さて、取り敢えず…

 

「さっさと起きろ弟く〜ん!《 超進化細胞(G細胞)付与》!」

 

《確認しました。精神攻撃無効を獲得…成功しました。続いてユニークスキル閉鎖者の進化…成功しました。ユニークスキル閉鎖者にクローズチャージへの変身が追加されました。物質創造により、スクラッシュドライバー、ドラゴンゼリー、ツインブレイカー、及びフルボトル計18本が生成可能となりました。》

 

「あへぇ…♥ってあれ?俺何してた?」

 

「やった!弟くん、元に戻ったんだ!」

 

弟くんが元に戻ればブランさん、ジョーヌさん、ヴィオラさんが、

 

「そんな!?弟くんの催眠が解けた?私の新しいユニークスキル暗躍者(ブラッドスターク)の催眠がそう簡単に解けるはずがないわよ!」

 

「ウソダドンドコドーン」

 

「嘘だ、ボクを騙そうとしてる…」

 

 と、狙ってるのかわからないセリフを零す。

究極付与(アルティメットエンチャント):超進化細胞(G細胞)付与』俺の隠し技能にして任意の相手に超速進化を一定時間貸し与える能力。やっぱりチートだね。あとは…

 

「よ〜し弟くん!クローズチャージの初変身補正でさっさと3人をたおしちゃえ!」

 

弟くんに丸投げして俺は逃げるんだよ〜!

 

「えぇ…流石に原初3人は辛いんだけど…」

 

そんな言葉は俺の耳には聞こえない!!

 

 


「…はあ〜、やるしかないか。」

 

やる気しね〜な〜。あんの特ヲタ、後でボコる。

 

「と、とにかく弟くんじゃ私にも勝てないのだから、また催眠をかければいいわ。いくわよ?」

 

と、ブランお姉ちゃん。

 

「全く、反抗期かな?だったら、反抗する気力もなくなるくらい痛めつけるしかないようだね。」

 

と、ジョーヌお姉ちゃん。

 

「ごめんね、弟くん。ボク、もっとダメダメになった弟くんがみたいんだ。」

 

と、ヴィオレお姉ちゃん。…なんかいちばん怖い事いってるんだけど…まあいいや。物質創造っと、

 

「さて、それはどうかな?」

 

《スクラッシュドライバー》

 

ビルドドライバーとは違う水色のドライバーを創り出し、腰に巻く。そしてドラゴンスクラッシュゼリーを突っ込んで

 

《ドラゴンゼリー!》

 

工場のような待機音が鳴り響き俺を急かす。

 

「変身!」

 

掛け声と共にレンチ型のレバーを降ろす。

 

《潰れる!流れる!溢れ出る!》

 

《ドラゴンINクローズチャージ!ブラァ!》

 

「今の俺は…負ける気がしねえ!」

 

仮面ライダークローズチャージの…誕生だ!

 

「アハッ弟くん♥カッコいい。でもボクが弟くんを倒すよ!」

 

と、言いながら破滅の炎(ニュークリアフレイム)を放つヴィオレお姉ちゃん。それを観て俺はビートクローザーを呼び出しドラゴンフルボトルを装填する。

 

《スペシャルチューン》

 

《ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!》

 

「ウェイ!」

 

《メガスラッシュ!》

 

トリガーを引きビートクローザーを振り抜き破滅の炎(ニュークリアフレイム)を相殺…いや、押し返す。

 

「そんな!?」

 

「うおりゃあ!」

 

そのままヴィオレお姉ちゃんを気絶させられた…こっちでも初変身補正って掛かるんだな。

 

「ふん!どうやら確かに強くなったらしい。だが、これをどう防ぐ!」

 

上からそんな声が聴こえて振り向けば今度はジョーヌお姉ちゃんが、『重力崩壊(グラビティコラプス)』を撃ってきた…殺意高いなおい!

 

「だったら!」

 

《ツインブレイカー》

 

今度は物質創造でクローズドラゴンとツインブレイカーを出し、ツインブレイカーにクローズドラゴンを装填する。

 

《レエディゴウ!》

 

さらにレンチ型のレバーを降ろす。

 

「オラァ!」

 

《レッツブレイク!/スクラップブレイク!》

 

蒼い炎のドラゴンが『重力崩壊(グラビティコラプス)』に吸い込まれ…貫く。

 

「なっ!」

 

そのまま一直線にジョーヌお姉ちゃんに飛んでいき爆発する。 

 

「…ジョーヌお姉ちゃん大丈夫かな?」

 

あまりの威力に俺はそう呟くしかなかった。

 

「…ふふふ、流石ね弟くん♥その姿なら私より強いみたい。」

 

 そう不敵に嗤うブランお姉ちゃん。

 

「でも、ね。この能力ならどうかしら?」

 

「!?な、なんでそれを…」

 

そう言ってブランお姉ちゃんが取り出したのは、

 

《トランスチームガン》

 

黒い特殊な形の銃、トランスチームガンだった。

 

「フフッ。弟くんが逃げ出してから手に入れたのよ。ジョーヌに訊いたけど、確かこう使うんでしょう?」

 

《コブラ》

 

辺りに怪しげな待機音が流れる。

 

「蒸血」

 

《ミスト…マッチ》

 

《コ・コ・コブラ…!コブラ…!ファイヤー!》

 

黒い煙がブランお姉ちゃんを包み、煙が晴れて立っていたのは…

 

「ブラッドスターク、か。」

 

ついそう呟く。

 

「さて、これで条件は五分と五分かしら?行くわよ?」

 

ブランお姉ちゃんがそう言いトランスチームガンの弾丸が飛んでくる。

 

「危ねっ!」

 

咄嗟に回避しツインブレイカーを変形させる。

 

《ビームモード!》

 

そのままブランお姉ちゃんに撃ちまくるが… 

 

「あら?そんな攻撃じゃ傷1つつかないわよ?」

 

「チッ。だったら!」

 

さっき使えるようになったのは東都のフルボトルだった。なんでわかるか?頭に直接書き込まれたんだよ!

右手にロックフルボトルとオクトパスフルボトルを出し、ツインブレイカーに装填。

 

《ツイン!》

 

「これならどうだ!」

 

《ツインフィニッシュ!》

 

という音声と共にエネルギー状の鎖とタコの足がブランお姉ちゃんにからみつく。

 

「フフッ。こんなの直ぐに壊せ!?なんで?壊れない!」

 

「教えてあげるよブランお姉ちゃん。ブラッドスタークの弱点はタコだ!」

 

「た、タコってなによ〜」

 

「後でまた教える!ハァ!」

 

レンチ型のレバーを降ろす。

 

《スクラップブレイク!》

 

ゼリー状のエネルギーを纏いブランお姉ちゃんに向けてライダーキックを放つ。

 

「嫌…イヤよ、もう弟くんから離れたくないのよー!」

 

そう叫ぶブランお姉ちゃんの顔は視えなかったけど、その声は…とても震えていた。

 


 まあ、3人とも無事なんだけどね〜。ふう…危なかった。初変身補正がなきゃ一生アヘアヘするだけの脳死悪魔に成り果てるところだった。取り敢えずこれで3人より俺が強いという事でなんとか纏まる…のか?まあもうお姉ちゃん達が殺り合う事もなくなるし、後はディアブロが来るまで適当にやればいいだろ。(てきとう)

 

 あ、来たな。

 

「やあやあお疲れ様〜。まったくもう…元に戻すの大変だったんだからね。俺の超速進化付与がなかったらどうなった事か…」

 

「なぁ特ヲタ。」

 

「な、何かなぁ?」

 

「お前俺を正気に戻してくれたのはいいけどお姉ちゃん達全員相手させるとかどういう神経してんだよ!!という訳で今週のお仕置きタイムだべぇ!!」

 

そのまま指を鳴らして特ヲタにネコ耳としっぽをつける。もちろん俺と同じ感覚もあるやつだ。

 

「へ!?ちょっと弟く〜ん、外してよ〜。恥ずかしいじゃんか〜。」

 

「嫌だね。は〜いヴィオレお姉ちゃん、ジョーヌお姉ちゃん!や〜っておしまい!」

 

「「あらほらさっさ〜」」

 

「あ、ちょっと♥駄目♥あ、あへぇ〜♥」

 

と、事前の打ち合わせ通り後は二人に任せる。ん?特ヲタちゃん?死んだんじゃないのぉ〜

 

さて…

 

「で、ブランお姉ちゃんはなんでそんなに怖がってるの?」

 

視線の先にはブランお姉ちゃん。まあ、顔は真っ青で両足を抱えて震えているが。

 

「だって…だって!弟くんを縛れなくなったって事は、いつブランシェのように死んでしまうかわからないじゃない!嫌よ、もう嫌。私の大切なものはもう失いたくない!ずっとずっと一緒に居たいの…それだけなのよ!」

 

 ブランシェ…ああ、そうだ。紅の湖畔事件。ブランお姉ちゃんの唯一無二の友達。婚約者に裏切られ、絶望してブランお姉ちゃんに体を渡して死んでしまった女の子。

 

「だから、お願い…私に縛られて。絶対私が守るから。誰にも貴方は壊させない。だから!」

 

そう懇願するブランお姉ちゃんに俺は、

 

「大丈夫。だって、俺はブランお姉ちゃんに勝ったんだぜ?誰にも壊されたりしない。」

 

「私からまた逃げるの?」

 

いつものブランお姉ちゃんが嘘のような萎れた声で訊いてくる。それに対して俺は首を横に振り、

 

「ただ、さ。やっぱり俺ってまだこの世界になれてないし、独りは寂しいし。だから…命令。『これからは自分の眷属を傷つけないこと。』あと、『これからも俺のお姉ちゃんでいること。』それだけ守って。」

 

「!う、うぅ…弟く〜ん♥」

 

「え、いやうわぁ」

 

 ブランお姉ちゃんが飛びついてくる。耐えきれずに押し倒される。いや、デジャブ!




 はい。遅いですね、すいません。
補足事項〜
強さ順
特ヲタ>弟くん≧ブラン=ヴィオレ=ジョーヌ>クレイマン
ぐらいです。特ヲタはシン・ゴジラだからね。そりゃあ強い。(尚、そのうち弟くんが超す予定)

他、気になる点は感想にて書いていただけたらお答えします。
追記
誤字修正しました。

番外編の方をいくつか思い付いたんですが書いていいですか?

  • イッテイイヨー!
  • ダメです!
  • 何でもいいからさっさと書くんだよ

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