俺氏、転生したらブランの弟だった。   作:唯野婆華

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弟くん「やあやあ皆様お久しぶりです。弟くんです。」
特ヲタ「特ヲタだよ〜。」
弟くん「投稿が遅くなって申し訳ございません。作者はスランプとか抜かしておりましたが取り敢えず半殺しにしました。という事で」

弟くん&特ヲタ「「どうなる第9話!」」


白い狐(偽)は舞い降りた。

 時は少し戻り…。

 

 

「ん?ここは…、何処だ?」

 

 燃え盛る炎に囲まれた中、俺は辺りを見渡す。障子は真っ黒に焦げ、畳は煤けている。そして目の前には紅い髪と一対の角をもつ、鎧を着たオーガがいる。本能が囁く、そのオーガこそ俺を召喚した(よんだ)存在だと。

 

「ああ…どうやら成功したらしい。名も知らぬ悪魔よ…。お前に俺の魂をやる!だから…、俺の子供たちと生き残った同族(オーガ)を助けてくれ!あの豚共に…これ以上仲間を喰われたくない…!」

 

 それは心からの願いだった。だからこそなのか、俺の頭はその願いを叶える事でいっぱいになっていた。

 

「………。おう、任せろ!」

 

 その言葉と共にオーガの当主の魂は俺に献上され、契約を果たす為に動き出すのだった。

 


 オーガの里の端の方、そこに三人のオーガと一体の道化が向かい合い、攻防を繰り広げていた。

 

「姫様!お逃げ下さい!」

 

「僕達が囮になりますから、速く!」

 

 そう叫ぶのは緑髪の姉弟。姉は薙刀を構えつつ桃色の少女に逃げるよう促し、弟は囮になると言いながら弓に矢をかけ狙いを定める。

 

「二人共、もういいのです……。私の事は切り捨ててせめて二人だけでも逃げて……。」

 

 しかし、桃色の少女はその場にへたり込み、か細い声で逃げてと願う。

 

「何を仰るのですか!私達は姫様の護衛です。護衛が主を捨てて逃げるなど。ましては姫様を置いてなど出来ません!」

 

「そうです!必ずお守りします。僕達の命に賭けて!」

 

 姉弟はそれでも必ず守ると言い放つが、既に装備はボロボロであり、誰が見ても勝敗は明らかであった。

 

「ホーホッホ!諦めなさい。貴方達程度には私、怒った道化師(アングリーピエロ)フットマンは倒せません。」

 

 道化もそれが解っているらしく自分は倒せないと言い切る。

 

「だったら俺の相手をしてくれよ!」

 

Wake up

 

 その言葉とともに突然現れたのは、狐と同じ耳と尻尾が生えてるというか生やされている我らが弟くんだ。ビルドドライバーを装着し、ボトルを装填したクローズドラゴンの赤いボタンを押して頭と尾を閉じずにドライバーにそえ、そのまま叩き込む。

 

クローズドラゴン!

 

「何者ですか?たかが獣人如きに私を止められるとでも?」

 

 そう言いつつも、フットマンは気付いていた。この白いとしか言えない少女が並の獣人など比でもない程の強者、それこそ覚醒魔王に匹敵するレベルであると。

 

「ああ。だって俺、悪魔だし。」

 

「「「え?」」」

 

《♪〜〜♪〜》

 

 その返答にフットマンは静かに驚き、オーガ達は素っ頓狂な声を挙げた。当の弟くんはそんな事はお構いなしにボルテックレバーを回し、スナップライドビルダーを展開、それに蒼い液体が流れ装甲に変わる。

 

Are you ready?

 

「変身!!」

 

 掛け声と同時にスナップライドビルダーが閉じ、蒼い装甲が彼の体に纏われる。その上から黄金に光るドラゴライブレイザーが包み込み………、

 

Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON! Yeah!

 

 龍の力を持つ戦士が地上に降り立った。

 

 

 

「ほう?仮面ライダー…ですか。」

 

「んだよ。知ってるのか?まだコッチじゃ変身した事はないんだけどな…。」

 

 フットマンは納得したように呟いている。対照にクローズは何故仮面ライダーの事を知っているのか疑問を持つ。

 

「ええ、貴方の事は知りませんでしたよ。それでも何故知っているかといいますと……!おっと話しすぎるのは私の悪い癖ですね。」

 

「チッ…、流石に言わねえか。まあ……、」

 

《 ビートクローザー! 》

 

 その音と共にスナップライドビルダーがビートクローザーに変わる。

 

「お前には退場してもらおうか!!」

 

 直後、瞬時に距離を詰めた弟くんは左脚で踏み込みながらビートクローザーを縦に振るう。が、フットマンは体躯にそぐわない素早さのバックステップで後ろに下がる。弟くんも更に踏み込み斬り上げる。回避される。追撃、回避、追撃、回避。何度かそんな事をしていると痺れを切らしたのか弟くんの隙をつくようにフットマンが攻めに転じようと踏み込んだ。しかし、

 

「かかったな!六連射熱収束砲(トランジットニュークリアカノン)!」

 

 わざと作った隙なのだからフットマンの攻撃は届かず、むしろ弟くんによって放たれた六本の光によって遥か彼方へ吹き飛ばされた。

 

「ふぅ〜、疲れた。オークの魂を喰ってもクローズドラゴンが限界か……。やっぱ受肉しなきゃ全力戦闘は無理か。」

 

 ビルドドライバーからクローズドラゴンを引き抜かれ、蒼い鎧が光の粒子となって霧散する。

 

「さて、そこの3人…人?まあ、いいや。ついて来い、他の生き残りが居る場所まで移動するぞ。」

 

 

 

 

 

 ふう、なんとかなったか。 スレから逃げ出して早3日。合流したらモーニングスターで殴られそうになったり耳とか尻尾触られてヤベーイ声出しちゃったりしたけど何事もなく?街付近までたどり着いた。問題はこっからだな。そもそもとして原作とかアニメじゃなんで戦闘になったかいまいち説明されなかったしどうしたらいいのか分からん。

 

「さて、若大将様。先に言っておくがこの街の魔物達はあんたらの里を襲った仮面の魔人とは無関係だ。無闇矢鱈に戦うんじゃないぞ?」

 

 取り敢えず先に釘を刺しておくか、なんて考えてそう忠告すると、

 

「待て、何故お前にそんな事が分かる。この世界に来て間もない奴に判断出来るのか?」

 

「やはりお前もグル「じゃねーよ。冥界(あっち)からこっちを覗く魔法があるの。」そ、そうか……。」

 

これはリムルさんも苦労するわ。だって事あるごとに俺の事疑ってくるもん。

 

「兎に角行くぞ。案外早く着いたからさっさと帰りたいし。」

 

 そう言って歩きだそうとしたが…、

 

「動くな!」

 

 いつの間にか目の前に迫っていたホブゴブリンがそう言う。

 

「あ〜、はい。何でしょうか。」

 

「ここから先は我が主の街だ。何の用か知らんが許可なく立ち入る事は許さん!」

 

「そうっすよ。リムル様が帰ってくるまでは待って下さいっす。」

 

 おお〜、ランガだ!ランガが目の前にいる!っと、落ち着け、クール、クールになれ………。やっぱ無理!

 

「なあなあそこの角のある狼さん!触らせて!」

 

「「「「は?」」」」

 

 その場の全員が凍りつく。こんなもふもふを目の前にして我慢できる訳ねーだろ!

 

「だ、駄目だ!我はリムル様以外には屈さないぞ!と言うかお前にも尻尾があるんだからそれを触ればいいであろう!」

 

「問答無用!てかこの尻尾敏感だから触ったら意識がトぶんだよ!」

 

 そう叫び、逃げられない内にランガに飛びつく。

 

「ああ〜気持ちいいぃ。」

 

「なあ、オーガの方々。あの狐の獣人っていつもああなのか?」

 

「…いや。ただ耳と尻尾が敏感なのは確かだ。」

 

「ええ、家の弟が握ったときはとんでもない甘ったるい声を出してました。」

 

「凄くもふもふで良かった。」

 

「あと、あの方は悪魔らしいですよ?」

 

「マジっすか!?」

 

「らしいのう。なんでもあの耳と尾は生やされた…とか。」

 

「里から出てからも時々悶々とした声をもらしてただ。多分疲れてるだよ。……、精神的に。」

 

「なんにしても彼が我らオーガを救ったのは事実。どうか容認して欲しい。」

 

 もう最高!ランガさんマジもふもふ。これだよ!冥界にはもふもふがなかったからキツかったんだよ〜〜!

 

「あ、あの…。そこの悪魔のお嬢さん?ランガ嫌がってる……訳でもなかったけどそろそろ止めてあげて?それ以上はランガのプライドがヤバいから。な?」

 

 へ?リムルさん来るの早くね?

 

「って、あ。」

 

 正気に戻り状況を整理する。後ろでこっちを見てるオーガ組とホブゴブリン組。目の前にいるリムルさん。そして、尻尾をだらんとさせて「クゥン」と鳴くランガ。

 

「俺、やっちゃった?」

 

 全員同時に頷いたのは言うまでもない。

 

 

 

 

「まさかお前も転生者だったなんてな。驚いたよ。」

 

「それはこっちこそですよ。リムルさんがスライムだったなんてね。」

 

 事情を話し、「俺達より強いやつにしか従わない」と結局リムルさんvsオーガ組が始まり何事もなくリムルさんが勝ち。そして今、俺はリムルさんと話していた。

 

「それにお前のユニークスキル『閉鎖者(クローズ)』だっけ。仮面ライダーに変身出来るんのって面白いよな。クローズって言われてもわかんないけど。」

 

「そうですね。ちなみにどこまで知ってます?」

 

「え、確か最後に観たのは……ああ、確か(ダブル)だな。にしてもどういう事なんだろうな。この世界に仮面ライダーが存在するのって。」

 

「さぁ…。」

 

 そこだけは俺にも分からない。この世界でのスキルっていうのはヴェルダナーヴァによって創られたものと個人が自力で手に入れたものに別れる筈だ。ここが原作のパラレルワールド(たらればの世界)なのかアナザーワールド(よく似た別の世界)なのかは判断できない。

 

「ま、気楽にいきましょう。どうせ考えても分かんないですし。」

 

「あぁ、そうだな。取り敢えず、オーガ達の名前考えないとな〜。俺一人じゃ大変だな〜。」

 

 あ、これ明らかに手伝わそうとしてる。

 

「言っときますけど俺こっちでの名前ないから名付けは手伝えないですよ?まあ、魔素くらいなら分けますけど。」

 

「ええ〜、そうなの?けど名前ないと不便じゃない?」

 

「案外なんとでもなりますよ?お姉ちゃん達には弟くん弟くんって呼ばれてますし。」

 

「なにそのシチュエーションボイスみたいな呼び名。」

 

 まあ、魔素は分けないとヤバいよな。6人が限界だろうし。

 

 そのまま駄弁っていると、リグルドが俺たちを呼びに来た。

 

「失礼します。リムル様、お食事の準備が整いました。」

 

「ああ、分かったよ。行こうか、白くん。」

 

「はいはい。てか白くんって安直ですね。」

 

「流石に弟くんって呼ぶ訳にもいかないしな。暫くはそう呼ばせてもらうよ。」

 

 その後滅茶苦茶食べた。

 

 

「お前がベニマル、お前がシュナ、お前が……」

 

 そして次の日。とうとうベニマル達に名付けが行われている。ベニマル、シュナと続いていき、クロベエまで来た所でリムルさんの体が崩れる。寸前、俺の体を構成する魔素を分ける事でなんとか耐えたようだ。

 

「リムル様!」

 

「ああ…大丈夫だ。白くん、ありがとうな。」

 

「いえいえ、お気になさらず。ほら、あと二人頑張ってください。」

 

「ああ。えっとそっちの姉の方がヒスイ。弟の方がヤナギ、だぁぁ……。」

 

 あ、結局倒れた。

 

『リムル様!』

 

 8人の声が木霊する。てか、俺も限界か…。

 

「え、白様!体が……。」

 

 真っ先にヒスイが気付き、心配してくる。

 

「悪いな。さっきので魔素が切れたらしい。後は任せるわ。」

 

「……、白様!」

 

 ベニマルが俺の事を呼ぶ。

 

「我らの命をお救い頂き、ありがとうございました!この御恩はいつか必ず!」

 

 んだよ。かっこいいじゃね〜か。流石だわ。

 

「だったら死ぬんじゃないぞ。また俺がこっちにくるまで生き残れ!」

 

 そう言った直後に視界が闇に染まる。そして次に見えたものは……、

 

「「「「おかえり♥」」」」

 

 俺を取り囲むお姉ちゃん達+特ヲタだった。\(^o^)/




 ちょっと短め、というか雑。「やべぇそろそろ投稿しねえと」って思って書いてたら凄い早く進んだ代わりに雑になってしまった。尚、オーガの緑姉弟の名前は結構考えた。ついでにこの少し後が夏祭り回。

次回!弟くん死す!デュエ○スタート!

番外編の方をいくつか思い付いたんですが書いていいですか?

  • イッテイイヨー!
  • ダメです!
  • 何でもいいからさっさと書くんだよ
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