ペルソナ4 Another Story,Another Hero   作:芳野木

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「なろう」で投稿していたものを移転させました。

「なろう」で読んでくれていた方も、はじめての方もこれからよろしくお願いします。


この二次創作の主人公である日向は、P3Pの主人公と少し接点があります。
P3Pの主人公達の設定はあとがきに書いています。
あと、主人公設定も本編最後に付け足しています。


序章
-001- 物語の始まり


‘真実が絶対’――なんて言うけど、その真実は案外見て見ぬふりをされている事が多い。

 嘘で固められた‘モノ’がいつか真実になっているんだ。

 

 

 

 誰でも真実を見るのは辛いさ。本当の自分なんかなおさら見たくないだろ?

 

 ――あいつが妬ましい  ――あいつが憎い

 

 

 

 そんな想いを必死に隠し、誰にも見えないように、見られないように、仮面(ペルソナ)を付けて。

 

 

 

 別に、その姿が悪いなんて思っていない。誰にでもあることだ。どんな人でも。

 所謂、本音と建前。世渡り上手のコツ。

 

 

 

 

 でもさ……確かな‘真実’を求めるのなら、その隠している自分と向き合わないと。

 

 

 

  ――向き合って、その自分を受け入れないと。真実をどう探すか、なんてその先だ。

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

2009年、夏。

 それは突然の出来事だった。

 

 

 

 深夜、寝付けなくて外の空気を吸いに行こうとしただけだったんだ。

 それだけなのに…

 

「……っ!! 日向君っ!」

「……姉さん! ペルソナで!」

 

 黒い塊がすぐ近くまで迫っている。朱音さんと彼方さんの声が遠くに聞こえた。

 

 動かないといけない。立って逃げないといけない。そう思うのだが、体が自由に動かなかった。

 

 カシャン…

 

 音のした方を見ると手が銃に触れていた。

 さっきまで二人が持っていた銃だ。銀色の銃身が月明かりを浴びて鈍く光っている。

 

 グアァァァ…ァァ…

 

 間近で見たその塊はただ黒いだけじゃなかった。ピエロのような表情のない仮面がある。

 

 俺はその仮面から一刻も早く離れたかった。得体の知れないモノに対する恐怖というよりも、見てはならないモノを見てしまったという後悔と目の前に存在する塊を消し去りたいという衝動にかられる。

 

「あっ…! ダメっ! 日向君!」

 

 朱音さんの声に体は止まらなかった。

 銃を手に取り、銃口をこめかみに押しつける。二人のやり方を見ていたからどうすればいいのか解っていた。

 

 

──ふふふっ……ちゃんと言える? ペルソナって言うだけでいいんだよ。そしたら、あなたはなぁんにもしなくていいの。

 

 

 甘い誘惑に似た少女の声。

 

 あぁ、聞いたことがある声だ。

 息を吐いて、引き金を引く。

 

「ペ…ル…ソ……ナ」

 言葉の意味を確かめるようゆっくりと。

 

 

──また、会えるね。

 

 その言葉は、俺の言葉に重ねるよう確かに聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――主人公設定―――――――――

橘日向(たちばなひなた)

使用ペルソナ,イザナミ

 

『イザナミの姿』

イザナギとは違い全部が真っ白。目の部分を隠すかのように布でまかれている。

青白く光る矛を使う。

 

 

(一応、もう一人のワイルドなんですが…まだ使用するペルソナを考えてないので主に使用するペルソナから)

 

 良く言えば人好きのする性格。悪く言えば人に合わせる性格。お人好しで頼まれたことは、可能であるなら引き受ける。人の頭を撫でる癖があり、誰でも撫でる(マーガレットさんは例外)。冗談やサプライズが好き。

容姿は整っているほうで、黒髪の短髪。

 

 

 常に青色のウェストポーチを身につけており、中には様々なものが入っていて、たまに予想外のものが混じっている不思議なポーチ。

 

 

両親やとにかく自分の家族のことはあまり話したがらない。

八十稲羽では伯父の家で暮らしをしている。一応は一人暮らし中なので、当たり前だが家事全般は得意。

 

 




・有里彼方
アリサト カナタ

・有里朱音
アリサト アカネ

 双子の主人公達。ワイルドの力を二人とも使え、初期ペルソナも「オルフェウス」。2009年にペルソナ能力に目覚め、それから一年間仲間たちと共にシャドウ討伐を行うことになる。
彼方は寡黙で冷静。朱音は騒がしく明るい性格をしている。

ペルソナ4二次主人公の日向とは、夏休み合宿で知り合い、本文はその合宿中に起こった出来事。

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