真剣で私に恋しなさい!〜彼は自由人〜   作:中山

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第二話

「なぁ、キャップ」

 

青年…直江大和、通称大和は自分達のグループ、風間ファミリーのリーダーである風間翔一、通称キャップに話しかける。

 

「何だよ、大和?」

 

「リョウ先輩は何処にいるんだ?」

 

彼等はリョウの事を良く知っている。と言うか、リョウは風間ファミリーの一員だ。

 

「俺が知るわけないだろ。リョウ先輩は俺より自由人なんだからよ」

 

「本当だよな。キャップは、国内なら何処でも行くけどよ、リョウ先輩は世界の何処でも行くからな。あー、糞っ!俺様、リョウ先輩に用があったのによ」

 

筋肉マッチョの青年…島津岳人、通称ガクトは呆れ顔をする。

 

「ていうか、その用ってリョウ先輩とナンパしに行こうとしてたんだよね」

 

前髪で片目を隠した青年…師岡卓也、通称モロ又はモロロは週間少年ジャソプを読みながら言う。

 

「えー!ガクト、リョウ先輩とそんな事しようとしたの!」

 

元気一杯な少女…川神一子、通称ワン子はモロの言った事に機敏に反応する。

 

「何だよ、ワン子。別にいいじゃねえかよ」

 

「ダメよ!そんなのお姉様にバレたら死ぬわよ!」

 

「そうだね。モモ先輩に知れたらガクト死ぬよ?そして大和、結婚して」

 

「うわっ、そりゃ勘弁だぜ!」

 

冷静な少女…椎名京、通称京は大和に告白する。

 

「ごめんなさい、お友達で」

 

「また、フラれた」

 

「うわぁ、京先輩またフラれたぜ。ザマァ」

 

「こらっ、松風。馬鹿にしてはいけませんよ」

 

黒い馬のストラップ…通称松風を咎める刀を持った少女…黛由紀江、通称まゆっち。

 

「まゆっち、後で激辛タバスコを鼻にぶち込んであげるね」

 

「えぇ!?」

 

「まぁまぁ、落ち着け京。と言うか、リョウ先輩がいないとマルさんの元気がないんだ」

 

凛とした少女…クリティアーネ・フリードリヒ、通称クリスは今はいない自分の世話役の事を思う。

 

「本当に何処にいるんだよ、リョウ先輩は」

 

大和はため息をつく。

 

「なんか、大和黄昏てるね?」

 

モロは大和を心配する。

 

「黄昏てる大和もいい」

 

京はそんな大和を見ながらクネクネする。

 

「いや、モロ、リョウ先輩がいないと姉さんが俺に絡んでくるんだよ。正直、面倒臭い」

 

大和はモロに愚痴をこぼす。

 

「ほーう、誰が面倒臭いって弟」

 

姉さんと呼ばれた女性…川神百代…通称百代は黒い笑みを浮かべる。

 

「うわっ、姉さん!いつの間に!」

 

「そうだな、ガクトがリョウにナンパしに誘う所だ」

 

「うわっ、やべぇバレた!大和、どうにかしろ!」

 

ガクトは百代にバレ、焦る。

 

「まぁ、今回は許してやろう」

 

しかし、意外な事に百代はコレを許した。

 

「あれ?姉さんがアッサリと許すなんて珍しいね。どうしかした?」

 

大和は百代の発言に驚きを隠せず、理由を聞く。

 

「いや、今日は天神館と闘う日だろ?」

 

「うん、俺達は明日だけど今日は姉さん達が闘う日だよね?」

 

「あぁ、アレか!面白そうだよな!」

 

キャップのその言葉に大和は気付く。

 

「そうか!つまり、リョウ先輩が戻ってくるって事か」

 

リョウの事を分かっている彼等は大和の言葉に成る程と頷く。

 

「そうだ!リョウがこんな面白そうな事に参加しない筈がない!」

 

大和はリョウが戻ってくる事に喜びを覚える。

 

「(リョウ先輩が戻って来てくれれば俺は安全だ!有難う、天神館。喧嘩を売ってくれて)」

 

大和は、天神館に感謝する。

 

「だが、まだ帰って来ないんだよー。という事で弟、姉を構えー」

 

「うわっ、やめろよ。姉さん!ちょっ、リョウ先輩、早く帰って来てー!」

 

大和は百代の抱き付きに堪らず叫ぶ。すると、一陣の風が吹き、

 

 

「おう、呼んだか?」

 

 

雷門稜壱、通称リョウが現れた。

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