心に傷を負った艦娘を受け入れる鎮守府があるらしい   作:きめら

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書けるときに書かないと忘れるし死ぬ(メンタルが)


みなさん好きな艦娘います?






002 はじめてのおしごと 極上級

 

 

 

 

掃除を終えて、自前で持って来た紅茶で電とお茶して談話して30分を過ぎたぐらいで、電報がとどいた。

 

 

 

 

フリョウカンヨンセキ、キカンチンジュフフキンマデトウタツ

 

ホンカントシテノホンブンヲスイコウスベシ

 

 

 

 

つまり、初めての仕事だ取りかかれってことだ。

 

正直、普通の人間として興味がある。

どんな人なのか、どんな話ができるのか。

もちろんトラウマ解消が前提だけど、もしこれがずっと続けるならそのぐらいの意気込みじゃないとやれるもんじゃないだろう。

 

とりあえず、電に出迎えを任せて、紅茶の用意をして待った。

 

 

 

 

 

 

 

「本日より着任しました、不知火です。後ろに並ぶのは、吹雪、雷、暁です。」

 

「これはわざわざ、ご苦労様です。」

 

「「「・・・」」」

 

 

 

 

後ろの三人は、全く喋らない。

というより、早くここから出たそうな感じに見える。

 

トラウマの種類はわからないにしろ、流石にコミュニケーションが取れないとしんどすぎる。

 

 

 

 

「とりあえず、みんな気を使わないで、座って座って。」

 

「・・・失礼します。」

 

 

 

 

不審がりながら、四人全員しずしずと座る。

 

こうして見ると、みんな普通の女の子だ。

もちろん初対面の俺のことをいいイメージを持ってないだろうけど、まだどうにかなるかもしれない。

 

 

 

 

「まず、こっちも事前情報がなくて、申し訳ないんだけどどういう事情か聞いてもいいかい?」

 

「・・・はい。」

 

 

 

 

やっぱり、この不知火って女の子しか、話してくれないようだ。

後ろの三人には、電が「大丈夫なのです、変な人ではないのです」と言っている。

俺変な人認定されてたの?

とりあえず、事情は聞かないと始まらない気がする。

 

 

 

 

「私たちが所属していた鎮守府では、戦果が特に重要視されていました。」

元々戦力が整っていた所に製造していただいた私たちは、練度向上の機会をほとんど与えられず、今まで過ごして来ました。

そのため、私たちがすることは事務や雑用に限定され、私たちが資材を使わせて頂くことはこれまでに一二回しかなかったのです。そんな中で、我々の本分の戦力となるべく、練度向上を求める嘆願書を司令官に提出しました。

すると、「そんなことを考えるようになったのは故障に間違いない」として、私たちを事実上追放した、ということです。

 

 

 

 

思っていたものと、全く違う。

これが、不知火話を聞いた俺が思った正直な感想だった。

流石にもっと何かしらあるのだろう、と思っていたけど、そうか。

こういうこと(勝手な都合)にも俺の仕事は使われるのか。

 

思っていたよりも海軍の暗い部分に顔を突っ込んでしまったような気もする。

 

 

 

 

「・・・うん、じゃあ、後ろの三人は、どう?」

 

 

 

 

三人の方が、ビクッと震えた。

今ので、事情は把握したけれど、「何がしたいのか」が見えてこない限りできることがない。

不知火は話すことは話しただろうし、今のままだとできることは「普通の艦娘として扱う」だけだし、それが本当に彼女たちが望んでいることなのかわからない。

 

 

 

 

「・・・私、は」

 

 

 

 

黒髪の女の子が、小さな声で話し始めた。

 

 

 

 

「戦うのは、わからないけど、おしゃれして、お料理して、たくさんおしゃべりして、普通の女の子と同じように、なりたい」

 

「私も、私も女の子として生きたい!もう、『誰でもできる』と言われたくないの・・・」

 

 

 

 

電と同じ髪色をした女の子、雷が震えた声で肯定する。

今の僕には、「辛かったろうね」と声をかける選択肢はなかった。

それは、なんの慰めにもならないし、それをしたところで意味もない。

 

吹雪という髪の毛を後ろで束ねた女の子と不知火は、押し黙っている。

 

 

 

 

「二人はこう言ってるけど、吹雪と不知火、二人は?」

 

「私たちは、やれることをこなすことしかできません。特に吹雪は、初期艦として着任して時間が経ってから戦力から外されてしまったので、その分・・・」

 

 

 

 

しんどいだろうな。

頑張ってやってきて、急に戦力外にされて、ずっとみんなの戦いを見てるだけ。

それに、他のことが何もできない。

 

今の俺に言えることは、

 

 

 

 

「ちょっとずつやっていこうよ」

 

 

 

これしかなかった。

 

 

 

「艦娘としての戦い、おしゃれ、料理、勉強、お話とか、いろんなことさ、ちょっとずつ始めていこうよ。見てもらっての通り、今僕たちは二人、君たちを含めても六人しかいない。僕の知識が追いついていないからだけど、戦闘は難しいと思う。でも、掃除もまだ全部はできていないこの場所だったら、一からやりたいことやっても、バチは当たらないと思うよ。」

 

「だから、一緒にやっていかない?まずはお友達として」

 

 

 

 

カウンセラーとして、まず始めにすること。

それは、「友達」になること。

そのための時間は、まだ十分にあるはずだ。

 

 

 

 

「いいの?お料理しても」

 

「いいよ?俺ちょっとしかできないし一緒にやろっか」

 

「おしゃれは?」

 

「お給金がないから今すぐではないけど、そのうち」

 

「おしゃべりは?」

 

「部屋でみんなで話すもよし、ここで僕と喋るのもよし」

 

 

 

 

なんでもできる。

自分の存在意義を確かめるために、今したいことをするのは間違ってない。

だから、みんなでやっちゃえ!

そしたら楽になるし、また新しいやりたいことが生まれてくると思う。

 

 

 

 

「もし良かったら、みんなで掃除しないかい?ついでに施設も見て回ろう」

 

 

自分もまだ見ていない施設も見たいし、と立ち上がる。

流石に手を繋ぐのは差し出がましいと思うから、先に執務室の扉をあけて妖精さんに甘味としてカステラをあげて、電に四人を付いて来させるようにお願いする。

 

・・・そんなことをするよりも先に、雷と暁が駆け足でやってきた。

 

あとの二人は、電に背中を押され、戸惑いながらついてきている。

 

 

きっと、あの二人の問題を解決するには時間がかかると思う。

今足りないのは、知識。

 

 

自分に対して知らず知らずプレッシャーを感じながら、鎮守府の廊下を歩いた。

 

 

 






うん、ちょっと文章やばいかも。
(誤字脱字などよろしくお願いします。)


主観で書いたけど、ちょっと間違ってたかもしれない。
キャラ崩壊大丈夫?
そこら辺も含めて、諸々ご意見お待ちしてます。


では。

暗いの(艦娘の過去)ってどこまで?

  • ひどいトラウマ可(けっこうやばいの)
  • あっさり目で(今ぐらい)
  • ほのぼの重視(ほぼ描写なし)
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