心に傷を負った艦娘を受け入れる鎮守府があるらしい 作:きめら
艦これ周回すごく資材が足りない。
瑞鳳の卵焼き食べたいけど、卵の美味しさ実はわからないんですよね。
とりあえずどうぞ。
瑞鳳と龍驤は、空母部屋に案内した。
変に他の子が入ってしまうと気を使わせてしまったり、言いたいことが言えないような環境になってしまうから、ついて行こうとした天龍を止めて、とりあえず何もせずに夜を迎えた。
今は丁度時雨と夕立と話している所。
「ここには慣れた?」
「ぽい!皆優しくてものすごくいいところっぽい!」
「そうだね、みんなの役に立っているのは嬉しいよ」
「なら良かった、これからも活躍してもらうから宜しくね」
「でも、まだ相手が強くないから大丈夫だけど、これからもっと強くなっていくと考えたら、怖いよね」
「ぽい・・・これから戦える自信はそんなにないっぽい・・・」
「戦わない、って言う選択肢もあると思うよ」
「え?」
艦娘として生まれたからといって、戦わないといけないと言うのは何か間違っている。
人間も人間として生まれても人間の本分をこなさない人もいるし、ペットだって「ペットとして生きろ」と言われているわけでもない。
生きてるだけで儲け物、とはよく言ったものだと思う。
自分がしなきゃいけないことはいずれ自分でするものだと思うし、わざわざ強制されるべきではないと思う。
「僕もほぼほぼ何も知らないし、何より別に戦わなきゃいけない理由なんてないよ」
「え、でも私たちが戦わないと・・・」
「誰かがやる!」
「私たちは戦うために作られたっぽい・・・」
「社会の歯車となるために生まれた人間様がそうじゃないこともあるし大丈夫」
じゃあ自分はどうだってんだって話なんだけどね。
まぁ自分はこれをしなきゃ!って思い込む必要はないと思う。
「じゃあ、僕たちは何をすれば・・・」
「ん?生きてるだけでいいよ」
「ぽ、ぽい?」
「戦いたければ戦えばいいし、休みたければ休めばいい。遊びたければ遊べばいいし、買い物に行きたければ行ったらいい」
人間ってそんなもんだし、人間と同じような形で生まれたのなら、そんなもんでいいと思う。
人間っていいね。
「じゃ、じゃぁ、今度お買い物行ってもいいっぽい?!」
「さすがに二人だけだと危ないから、誰か一緒に連れて行ってね」
「ほ、本当にいいの・・・?」
「断る理由はないしね」
すごい雑な話をすると、忘れちゃいけないのは、どう頑張ってもタイマンだと普通に僕が負けるってことだ。
絶対に本人たちに言うつもりはないけど、いくら人としての感性に溢れていても、体は違う。
お風呂に入ったぐらいで切り傷やすり傷が治るわけじゃないし、すぐに兵器が扱えるわけでもない。
人を支持する立場にあるとするなら、確実に物理の力関係がある状態で、理不尽すぎる環境にいる方がおかしい。
それに、「海を守る」って言う使命感だけで動けるようなものでもないだろう、きっと。
命の危険に遭うわけだ。
僕には到底無理だ。
トラウマだってできるだろうし、それにここに派遣された子は特に、人間関係が絡んだ問題も多く持っているだろう。
そんな中で、僕は戦闘を強要なんてできない。
「僕は、君たちを『人間』として扱うよ」
「人間じゃない・・・よ・・・?」
「一緒に喋れて、喜怒哀楽を表現できて、なんで人間じゃないの?」
「「・・・」」
「まぁ、これからもっと喋っていこうよ、その中で、これからどうしたいかも含めて考えていこうよ」
「あの、提督さん、一つお願いがあるっぽい・・・」
「何?」
「・・・次の日曜日、一緒にお買い物ついてきてくれるっぽい?」
「いいよ、またどこいくか話そっか」
「ぽい!!!」
夕立ってちょっと犬っぽいよね。
撫でたら頭スリスリしてきた。
可愛い。
「時雨も頭撫でてもらうっぽい!なんかフワフワするっぽい!」
「ぼ、僕はいいよ、そんな・・・って、提督?!」
時雨も犬だよね。
もう頭わしゃわしゃしちゃう。
二人とも耳生えたりしないかな。
二人ともとてもいい子なのはちょっとの時間でもわかるから、これから報われて欲しいな。
コンコン、とノックの音が響いた。
気づいたら、作戦書類を見ながら寝落ちしてしまってたみたいだ。
寝起き特有のちょっと低い声で、「どうぞ」と言う。
「お、お邪魔します」
「邪魔するよ」
正直驚いた。
入ってきたのは、瑞鳳と天龍。
ついていかないで、と天龍にも龍田にも言っていたから、なんでこの二人が?と思ってしまった。
「別にお前との話を無視したわけじゃねえよ、こいつから来たんだよ」
「や、やめてください天龍さん!髪型ぐちゃぐちゃになる!」
天龍が頭をわしゃわしゃして、振り払った瑞鳳が頭を軽くプルプルしてちょっとボサボサになった髪を軽く元にもどした。
そんなに仲良くなってたの?
「で、どうしたの?」
「こいつの話を聞いてやって欲しいんだよ」
「て、提督さん少しお話ししたいことが・・・」
簡単に要約すると、龍驤と仲良くなって欲しいということだった。
瑞鳳はちょっとの間しか前の提督と話したこともなく、ほとんど交流がなかったから、相手が悪かったという簡単な理由で自分の中で落ち着かせることができたらしい。
けれども、龍驤はずっと一緒にいて、口論になるたび突き飛ばされたり、ひどい時に手を出されたりしていたらしい。
関係が深いからこそ、そのあとに関係が悪化して暴力、とかになるとより精神的にくるものがあると思う。
「とは言っても、僕にできることないよ?」
「何回か話していると、変わってくるかも・・・」
「ってな訳だ、頼んだわ」
それだけ告げて天龍は帰って行った。
きっと話したいんだけどって瑞鳳が部屋まで行ったんだろうな。
龍田に後でなんか言われないかな、大丈夫かな。
「話すだけなら全然いいけど、うまくいくかはわからないよ?」
「そ、それでもいいんです!変われるかもしれないなら・・・!」
トラウマというより、前の提督の思い入れが強いから、それも含めてトラウマみたいになってるんだろうか。
完全に提督という立場に信頼がないのか、それともはじめの距離を測りかねた結果があれなのか。
正直わからないけど、解決するしかなさそうだ。
「わかった、明日から話しかけてみるよ、今日はもう寝な?」
「は、はい・・・」
うーん、最後の会話はダメだったかな。
こういうことばっか考えてると、某アイドル育成ゲームの好感度上昇の選択肢のやつを思い出す。
明日からいろいろ考えないといけないなぁ。
『派遣会社大間石』って書かれた部屋を訪ねて、起きてた大淀さんに明日の事務をちょっと抜けることを伝えにいく。
彼女ちょっと僕のコミュニケーションの取り方を変えてしまったと罪悪感を覚えてしまったらしく、「わかりました!」と快諾してくれた。
ごめんね大淀。後夜中にごめんね間宮さん、明石さん。
明日からはコミュニケーション強化日間ですね。
ちょっと死にかけで書いてますのでまた頑張ります。
龍驤って、いろいろとクセが強いし、過去もクセが強いとちょうどいい気がしなくもないかな、というのがここまで伸ばしている理由ですね。
夕方にもかくので、明日か今日の夜にまた更新します。
感想と艦娘と評価、よろしくおねがいします!
ではまた〜
暗いの(艦娘の過去)ってどこまで?
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ひどいトラウマ可(けっこうやばいの)
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あっさり目で(今ぐらい)
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ほのぼの重視(ほぼ描写なし)