ハイスクールD×Dに転生した/アナザー   作:ユウタロス

1 / 4
3作目です

と、言う訳で第1話です


第1話 兵藤一誠、君をオカルト研究会に歓迎しよう

「兵藤一誠、君をオカルト研究会に歓迎しよう」

 

 

ーーーーーーーーー

 

俺の名前はリアス・グレモリー。世間一般では所謂、転生者と呼ばれる種類の人間.....いや、悪魔だ

 

最初はとても驚いた。車に轢かれて死んだと思ったら、いつの間にか赤ん坊になっていたのだ。しかも、人間ではなく悪魔の赤ん坊に

 

え?『リアス』って女の名前だろ?

いや、全くもってその通りなのだが、これには事情が有るんだ。

最初、俺が母親の腹の中に居る時はみんな俺の事を女だと思っていたらしく、いざ産まれてきてみるとちゃんと付いていて(・・・・・)周りは騒然としたらしい。それなら男の名前を付け直せば良いんじゃないのか?

至極真っ当な御意見なのだが、実はそうもいかなかったのだ

 

最初に言った通り俺は悪魔として転生したのだが、実はその転生先の家がトンでもない名家だったのだ

 

なんでも、今現在4人いる魔王様の内の1人、『サーゼクス・ルシファー』を輩出したらしい。この『ルシファー』という名は悪魔にとって非常に特別なモノなのだそうだ。

あろうことか、この魔王様、なんと俺の実の兄なのである。凄まじいVIP一族である

 

ここで話を戻すが、当時、俺が産まれる前に父親が俺の事を『リアス』と名付け、それを冥界中に発表していた。

当然産まれてくるのは女だと思っていたからなのだが、実際はこの通り。立派な男の子が産まれてきた。

 

当時、我が家では相当な混乱が有ったらしく、最終的に『俺を女として扱え』等と言う暴論が飛び出し、あまつさえ、それを実際に実行しようとしていたらしいのだが、それに対し俺の母親と兄が激怒。

 

『正直に間違えたと言えば良いだろう!』と言う至極真っ当な御意見が出たのだが、『そんな初歩的な間違いをしたとなってはグレモリー家の名に傷が付く!』と言う意見も出た訳で。

 

最終的に『じゃあ、『リアス』と言う名の男の子と言う事で通そう』と言う訳の解らない折衷案で話がまとまり、晴れて俺は『リアス・グレモリー(♂)』となったのである

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

まあ、そんな感じで俺は『リアス・グレモリー(♂)』として、すくすくと成長し、無事に冥界の貴族の悪魔専用の学校に入学したのだ。が、問題発生

 

この学校は、言わば小・中合併校みたいなもので、当然生徒の年齢は7才~15才位である。

 

お分かりいただけただろうか?そう、『イジメ』が発生したのだ。

 

名家の出身+女みたいな名前+結構な才能持ち と言う事で入学したら早速イジメのターゲットにされたのである。さすがに、中学生組はイジメを仕掛けるなんてバカな真似はしなかったのだが、結構影でコソコソ言っていたらしい。いわく、『兄の七光り』、『実力も無いのに偉ぶるボンボン野郎』、『女男』等々、かなり言っていた様だ。

 

まあ、ガキのやる事だと思って多目に見ていたのだが、ある時、教室に入ると同時に腐った牛乳を顔面にぶちめけられて、とうとうプッツン。

その時教室にいた奴等を男女問わずに半殺しにした。

騒ぎを聞き付けて来た教員に職員室まで連れていかれ、お説教をされそうになったが、『俺がイジメにあっていた事を家にチクルぞ?』と言った所、職員総土下座で『それだけは勘弁して下さい』と言われ、改めて実家の力に驚愕とした。

 

その後、俺をイジメの標的にしていた奴等の家から俺宛てに(・・・・)かなりの分厚さの茶封筒が届いたのだが、ぶっちゃけ、金よりもコネの方が欲しいので全部突っ返した。大分ビビっていたようで、『貸し一つな?』と言ったら震え上がっていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

俺がイジメを仕掛けて来た奴等を半殺しにして以来、『紅髪の滅殺王子』と言うあだ名が付いた。

まあ、二つ名が付くと言うのは男の子的に大分テンションが上がる事なのだが、正直あの程度で『滅殺』とか言われても......と、思った

 

 

それと、この頃だっただろうか?俺に専属のメイドさんが付いたのは。

 

 

『グレイフィア・ルキフグス』と言う『東方』の『十六夜 咲夜』そっくりの美人さんである。

このルキフグスさん。兄の嫁さんの妹さんらしく、友達が碌に居なかった俺に気を使った兄が、嫁さんに頼んで俺の専属のメイドさんにしたのだそうだ。

 

兄の気遣いは嬉しかったのだが、正直、友達にするには歳が離れすぎている(当時8才)と思った。因みに、どうも口に出して言っていたらしい。絶対零度の視線で視られた時に、パニクって『グレイフィア・ルキフグス!きさま!見ているなッ!』と言ってしまった俺は悪く無いと思う

 

『ソーナ・シトリー』と出会ったのもこの頃だったと思う。

彼女も当時、魔王の妹と言う事でイジメられそうになっていたのだが、『滅殺王子事件』で『魔王の縁者に手を出すのはヤバイ』とガキ共も理解出来たらしく、イジメられる事は無かったそうだ。その事でお礼を言われたのだが、どうリアクションを取って良いのか解らなかったのは良く覚えている

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

それから2年程経った時に、学校で『使い魔を手に入れよ』と言う課題が出た。

友達が居なかった俺はソーナとグレイフィア(何故か名前呼びを強制させられた。解せぬ)と共に『使い魔の森』に出掛けた。

 

某ポケットのモンスターの主人公みたいなヤツに話を聞いてから突入。

ソーナは早々に使い魔を見付けていたのだが、俺はどうにも納得のいくヤツが見付からず、一人で森の奥の方に行ってみたのだ(後でグレイフィアに滅茶苦茶怒られた)。

暫く進むと、そこには一匹の大蜘蛛がいた。運命、と言うのだろうか?一目見た瞬間に『コイツだ!』と悟った。

向こうもそう思ってくれたのか、真っ直ぐ俺の方に歩み寄ってきたので早速ソイツを使い魔にして意気揚々と皆の所に戻った

 

皆の所に戻ると、なんと、さっきの蜘蛛が人型(幼女)になったのである!

グレイフィアに『どこから誘拐してきた!?』等と胸ぐらを掴まれながらどやされ『それ、ご主人様に言う台詞?』と思いながら必死に弁解していると、当の本人(本蜘蛛?)が自己紹介してきた。

 

曰く、彼女の名前は『ダンクルヘイト』と言い、長年この森で暮らしている内に魔力を持った蜘蛛らしい。俺を見た瞬間にビビッ!と来たらしく、使い魔にしてもらおうと思って俺の前に現れた、との事。擬人化は、魔力が一定量を越えた辺りで自然に出来る様になったんだそうだ

 

俺から目を逸らすグレイフィアをジト目で眺めながら自己紹介を済ませ、使い魔の森を後にした

 

 

 

 

 

 

 

余談だが、ダンクルヘイトは野生の動物から魔物になった生き物としては異常なまでの知能と力を持っているのだそうだ。兄にダンクルヘイトの事を話したら、とても驚きながらそう言っていた

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そこから2年ほど経った頃、兄から一人の少女を預かった。名を『白音』と言う猫又の少女だ。詳しい話を聞いてみると、なんとあの『SS級はぐれ悪魔 黒歌』の妹だと言うではないか!

 

兄が言うには、『黒歌の妹という事で命を狙われたり、その才能に目を付けて、無理矢理眷族にしようとする連中がいるかもしれないんだ。どうか彼女を守ってあげて欲しい』.....だそうだ。

 

正直、俺よりも従兄弟のサイラオーグさんとかに頼んだ方が良いのではないか?と思ったのだが、現状で『魔力が使えない』というだけ(・・)で真っ当な評価を受ける事が出来ないサイラオーグさんにこれ以上問題を抱えさせる訳にはいかない。と思い至り、寸ででその言葉を飲み込んだ。

 

その後『白音』と顔合わせをしたのだが、ガッツリ此方を警戒していて碌に会話が出来なかった。

 

何日か根気よく話しかけ続けて、漸く会話が出来るようになった時はとても感動した。

 

その後、本人の同意を得たので彼女を眷族にする事に。『戦車』一個で悪魔に転生した。その際に『新しい名前が欲しいです』と言われたのでスッ...と頭に浮かんだ『塔城 小猫』と言う名前を与えた

 

初めての眷族悪魔に喜んでいると、物凄い表情のグレイフィアに近くの部屋に引きずり込まれ、『どうして私では無く、あのパッと出の猫が一番なのですか!?』と、泣きながら怒鳴られた。

 

どうしたのか聞いてみると、どうも彼女は『自分こそリアスの初めての眷族に相応しい』と思っていたらしく、初めての眷族に小猫を選んだ事に『自分はリアスに一番信頼されていたのでは無かったのか?』と、メチャクチャ傷付いたのだそうだ

 

まあ、そんな訳で、メッチャ真剣(マジ)泣きしていたグレイフィアを頭撫でたり、背中擦ったりしながら『眷族を選ぶのに順番とかは考えていなかった、自分が一番信頼しているのはグレイフィアだ』等と言って慰めていると『...それなら、証拠を見せてください』と言ってきた

 

そのままグレイフィアを『女王』の駒で眷族にしたところ、『アンタ誰?』と言いたくなる程のテンションで喜び、俺をギュ~ッ!と抱きしめたまま家の中を走り回っていたら、アルトリアさんーーーグレイフィアのお姉さんで兄さんの奥さんーーーに見つかって、メチャクチャ怒られていた。が、終始ニヤケ顔だった

 

 

その数ヵ月後位だっただろうか?俺が視察でヨーロッパに行った時に、軽いトレーニングで立ち寄った森の中で、ズタボロの少女を見付けたのは

 

今にも死んでしまいそうな有り様で、俺が『どうしたんだ!?』と聞いてみると、彼女はただ『生きたい...』とだけ呟いて事切れた。

俺は、ほぼ反射的にその娘を『騎士』の駒で悪魔に転生させた。それ以外に助ける方法が無かったしな...

その後、その娘を連れて日本に帰ったのだ。グレイフィアには『深く考えずに貴重な『悪魔の駒』をつかって!』と怒られたが、後悔はしていなかったぜ?

 

 

日本に戻ってから数日が過ぎた頃に彼女が目を覚ましたのだが、まあ~、大変だった。

 

どうも彼女は教会の関係者だったらしく、悪魔である俺達に警戒心バリバリだったのだ。

《神器》持ちだった彼女は、最初の頃は俺達の近くでは常に剣を構えていた。食事も碌に食べようとしなかった。

 

そんな生活が1月程続いて、困った俺は兄に相談してみた。こんな事で魔王の手を煩わせるのはどうかと思ったが、そこは『まあ、家族だし?』と言う事でスルーした。

すると、話を聞いた兄さんの『騎士』沖田総司さんが一緒について来てくれる事に。

 

あの少女と対面した後、沖田さんはあの娘を鍛えると言い出し『しばらく私に貸してくれませんか?』と聞いてきた。『亀の甲より年の劫と言うし、女同士じゃないと解らない事も有るのだろう』と思い、素直にその娘を沖田さんに預けた。

 

 

それから暫くして彼女の様子を見に行ったら、沖田さんに『あの娘なら裏山に行っていますよ』との事で探しに行ってみた。

裏山を歩いていると、不意にあの娘以外の悪魔の気配がした。急いで気配のする場所に駆けつけると、獣人のはぐれ悪魔が、倒れているあの娘に近付こうとしていた

 

『その娘に近付くな』

 

俺がそう言うと獣人はコチラに気付き、俺の髪の色から俺がグレモリー家の者だと判断。あろうことか、解った上で彼女を売り飛ばす等とほざきやがった。

上場酌量の余地無し、と判断してソイツを消し飛ばそうとすると、『お前なんかに負けてられないんだァァァァーーーッ!』と言う絶叫と共に少女の体から膨大な魔力が沸き上がり、周囲に広がっていく。次の瞬間、地面から様々な魔剣が次々と現れた!

 

少女は一本の魔剣を構えて獣人に突っ込む。途中で拾い上げた魔剣から、はぐれに向かって炎が飛び出す。

はぐれが炎を対処している間に、少女は跳び上がり魔剣を振り下ろそうとしている。それに気付いたはぐれが手で魔剣を掴もうとしたが、少女は爪先に氷の魔剣を作り出し、はぐれの顔面に鋭い蹴りを叩き込んだ!

 

『パワーばかりじゃ駄目なんじゃないかな?『騎士』なら、剣を使う者テクニックだと思うけどね』

 

叫び声をあげて痛みにもがいている獣人に皮肉気にそう言う少女。その言葉に激昂したはぐれが両手の爪を少女に振り下ろそうとしてーーー

 

 

 

 

 

『遅れましたね、少女よ』

 

 

 

 

 

ーーーやって来た沖田さんに、塵の様に斬り刻まれた。結局、俺の出番は無かった

 

 

 

 

その後、はぐれに壊された墓を皆で直していると、沖田さんに『この娘の名前は決まったのですか?』と聞かれた。ああ、今回もスッ...と浮かんで来た。彼女の名前はーーーー

 

 

 

 

『木場、祐斗....ですか...良い名前だとは思いますが、それは男性の名前では?』と言われたが『じゃあ、沖田さんや俺の名前はどうなんだ?』と聞き返すと、笑いながら『それもそうですね』と言ってきた

 

その後、道場に戻って三人で独楽を遊んだりしてから祐斗を連れて帰った

 

 

余談だが、二人共メチャクチャ独楽が強かった。沖田さんはともかく、祐斗に負けたのは元日本人的に納得がいかなかった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

それから暫く経ち、俺は高校3年生になった。

この数年間、色々な事が有った。ギャスパー・ヴラディと言う半吸血鬼が眷族入りしたり、ダンクルヘイトが眷族入りしたり、サラマンダー・富田さんの河川敷頂上決戦が有ったり、俺の婚約者が決まったり....

 

 

まあ、そんな事は置いておいて。実は今、とある問題が発生している。俺の領地になっているこの街で、なにやら堕天使達がコソコソとしているのだ

 

 

「まさか戦争の準備なんじゃ無ぇだろうな....」

 

 

一応、兄さんに報告して堕天使側に確認を取ってもらう。その間は『此方からは手出しをしないでくれ』と頼まれたので静観する事になった。しかし、ここで問題が発生した。

 

ある日、悪魔召喚のチラシから、強い呼び出しが有ったので俺が応じると、腹に風穴が空いたウチ(駒王学園)の生徒が血塗れで倒れていたのだ!

どうも、この生徒は堕天使に殺されたらしい。

 

 

「.....最悪だ」

 

 

やはり静観すると言っても、見回り位はするべきだったのだ。『このままコイツを死なせる訳にはいかない』そう思い、『兵士』の駒で悪魔に転生させようとしたところーーー

 

 

「.....コイツ、真剣(マジ)か?」

 

 

なんと、『兵士』を6つも消費したのだ

 

 

「とにかく、コイツの身辺調査をしないと.....あ、家にも運ばねぇと」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

その後、コイツーーー兵藤一誠を家まで運び、聞き込みをした所、数日後『天野夕麻』と名乗る女が浮かび上がった

 

「『一目惚れです、付き合って下さい』ねぇ...怪しすぎんだろ」

 

「あはは.....まあ、彼は『変態3人組』として有名でしたからね。今まで彼女とかいた経験が無いそうですから....」

 

「いや、俺だって彼女いた事無いけど、これは怪しすぎんだろ....」

 

 

そんな感じで部室にて祐斗と話していると、兵藤一誠に貼り付けていた使い魔から『兵藤一誠が堕天使に襲われている』と言う連絡が入ったので、即座に現場に向かう

 

俺が現場に着くと、光力で作った槍で腹を貫かれ、息も絶えだえの兵藤一誠がいた。

俺は兵藤一誠に止めを刺そうとする堕天使の目の前に魔力弾を放つ。魔力弾は堕天使が放とうとしていた槍に直撃し、爆発する

 

 

「てめぇ、俺の眷族に随分と勝手な真似してくれてんじゃねぇか?」

 

 

俺がそう言うと堕天使はコチラに振り向いた

 

 

「その紅い髪....なるほど、この者はそちらの眷族か。この町もグレモリーの領地と言う訳か。まあいい。今日の事は詫びよう。だが、下僕は放し飼いにしない事だ。私のような者が散歩がてらに狩ってしまうかもしれんぞ?」

 

 

この野郎、人の領地で勝手な真似しといて、いけしゃあしゃあと....今すぐにコイツを消し飛ばしたいが、俺の独断で堕天使との戦争に突入なんて事になったら目も宛てられないので必死に堪える

 

 

「ご忠告ありがとう。見逃してやるからサッサと失せろ。次見かけたら容赦無く消し飛ばすぞ?」

 

「その言葉、そっくりそちらにお返ししよう、グレモリー家の次期当主よ。我が名はドーナシーク。再び見えん事を願おう」

 

 

そう言って堕天使は去って行った...っと、こんな事やってる暇は無かった。

兵藤に刺さっている槍を引き抜き、ポケットから『フェニックスの涙』を取り出し、傷口に振りかける。すると、あっという間に腹の穴が塞がった

 

 

「よし、傷は大丈夫だな。意識....は無いか」

 

 

まあ、数日前まで普通の学生だったのだから、しょうがないか......

 

その後、兵藤を家まで運び『明日の放課後に使いを出す』と書いたメモを上着のポケットに入れてから立ち去った

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

コンコン、とノックの音が聞こえる

 

「部長、兵藤一誠君を連れてきました」

 

....来たか

 

「わかった。入ってくれ」

 

「失礼します」

 

「し、失礼しますッ!」

 

 

祐斗に連れられて兵藤一誠が入って来た。さて、お話といきますか。出来れば、本人が納得した上で眷族になって欲しいんだが.....

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

やって来た兵藤一誠に昨日の堕天使や俺達悪魔、そして、天野夕麻についても説明する

最初は詐欺師を見る様な眼でコチラを視てきたが、天野夕麻の事を切り出すと途端に雰囲気が変わり、声に怒気が含まれ始めた

 

まあ、周りに『そんな人はいない』って言われた、自分だけが覚えている相手をオカルトうんぬんで語ったら普通キレるか

 

俺が懐から天野夕麻の写真を取り出して見せると、イッセーは愕然とした表情で写真に食いついた

ある程度冷静さが戻ったのを見計らって天野夕麻が堕天使である事や、その目的、理由について説明するがまだ半信半疑の様なので、てっとり早く『神器』を発現させて信じさせる

 

 

「イッセー、手を上にかざしてから目を閉じて、お前にとって最強の存在をイメージしてくれ」

 

「え?さ、最強の存在.....?えっと、ドラグ・ソボールの空孫悟かな....」

 

 

ああ、あのドラゴンボールっぽいマンガか...

 

 

「じゃあ、ソイツを想像して、ソイツが一番強く見える姿を思い浮かべろ」

 

「......」

 

「浮かべたな?じゃあその姿を全力で真似ろ。全力でだぞ?弱くじゃダメだ」

 

「えっ!?」

 

「大丈夫だ、誰も笑いやしない。早くしろ」

 

 

恥ずかしいのか、躊躇っていたが、吹っ切れた様に開いた手を上下に合わせて前に突き出す

 

 

「ドラゴン波ァァァァァァッ!!!」

 

 

すると、カッ!とイッセーの左手が光出し、赤色の籠手が現れる.....赤い籠手って、これまさか.....おいおい真剣(マジ)かよ?確かにこれなら殺されるのも、転生に『兵士』を6つも使ったのも納得がいくが.....

 

 

「な、なんじゃ、こりゃぁぁぁぁぁ!?」

 

 

驚いたイッセーの絶叫によって、現実に引き戻される.....天狗になったら困るからな。とりあえず、神器の簡単な説明をしてから、イッセーの神器は『龍の手』だと伝えておく

 

その後、その神器を危険視されて殺された事、死の間際で持っていた悪魔召喚のチラシで俺を呼び出した事、その際にイッセーを助ける為に悪魔に転生させた事等を伝え、オカ研メンバーの自己紹介を済ませてから本題に入った

 

 

「それでだ。イッセー、お前には2つの選択肢がある」

 

「.....選択肢、ですか?」

 

「そうだ。1つ目は、今日ここで聞いた事を忘れて今まで日常に戻る事。ただし、お前はもう人間じゃ無くて悪魔だからな。当然、周りの人間よりも遥かに長生きするからな。今は良いが、その内同じ場所には10年と居られなくなるだろう」

 

「それ、俺や先輩に何かメリット有るんですか?」

 

「率直に言って、全くと言って良いほどお互いのメリットは無いな。と言う訳で、俺としては2つ目を選んで欲しい」

 

「2つ目は?」

 

「俺の元で悪魔として生きる事だ」

 

「そっちのメリットは?」

 

「色々あるぞ?まあ、デメリットも有る訳なんだが、それは後で言おう。まずは、あれだな。やり方次第ではモテモテハーレム生活が手に入るぞ?」

 

「そこんところ詳しくッッッ!!!」

 

 

ハーレムって言ったら滅茶苦茶食い付いてきた。スケベ根性もここまで来れば大したモンだな。とりあえず、悪魔の歴史とルールについて教えると『俺の下僕にならなくてはいけない』と言う所で露骨なまでに嫌そうな顔をしてきた

 

 

「下僕....ですか...」

 

「まあ、その辺は納得がいかないかもしれんが、我慢してくれ。『下僕』が嫌なら『部下』って認識でも良い。要は俺の庇護対象みたいなモノさ」

 

「ああ、なるほど....それで、ハーレムは....」

 

「まあまあ、落ち着け。それで、悪魔には爵位ってモノが有ってな?本来ならコレは純粋な悪魔にしか与えられないんだが、大昔の戦争で力のある悪魔の数がかなり減っちまったんだ。

なので、素質の有りそうな人間を下僕として引き込む事にしたんだが、コレじゃあ下僕は増えるが強い悪魔が増えた事にはならない。

そこで、力のある転生者にもチャンスを与えるーーー要は『転生悪魔でも力さえ有れば爵位を与えよう』って事になったんだ」

 

「じゃ、じゃあ!やり方次第で俺も爵位をッ!?」

 

「ああ。勿論、それなりに大変だけどな」

 

「うおおおおおおおおおッ!!」

 

 

テンション上がり過ぎだろ

 

 

「マジか!俺がハーレムを作れる!?エ、エッチな事とかしても良いんですよね!?」

 

 

流石エロ魔神、全くぶれない。最初のシリアスは何処に行ったんだよ

 

 

「ああ、まあ、お前の下僕になら良いと思うぞ?俺は手を出してないが.....」

 

「うおおおおおおおおおおおおッ!!悪魔、最ッ高じゃねぇかッ!!チョーテンション上がってきたよッ!!」

 

「あー...結局、俺の眷族になるのか?」

 

「ハイ!よろしくお願いします、リアス先輩!」

 

「そうか。じゃあ、これからよろしくな、イッセー。それと、俺の事は『部長』と呼ぶように」

 

「了解です!では、部長!俺に『悪魔』を教えて下さい!」

 

「ああ、任せろ。俺がお前を一人前に鍛えあげてみせよう...っと、では改めて。兵藤一誠、君をオカルト研究会に歓迎しよう」

 

 

こうして俺に6人目の眷族が誕生したのだった

 

 

 

 




ハイ、という訳で第1話でした

ネタが思い付いたので投稿始めました。コッチはボチボチ、投稿していきます

ちなみに、コッチの沖田さんは桜セイバーです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。