ハイスクールD×Dに転生した/アナザー   作:ユウタロス

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お待たせしました。それと、4作目『アカメが斬るに転生した』の投稿、初めました


という訳で、第2話です


第2話 アーシア・アルジェント、キミをグレモリー眷族として歓迎しよう

イッセーを眷族に加えて数日、そろそろ初めての契約取りに行かせようとしたのだが、またまたトラブル発生

 

何とイッセーは子供の魔力でも使える転移魔法陣が使えなかった。要は魔力がゴミクズ程度にしか無いのだ。俺がその事を伝えるとorzと、見ていられない位に絶望していた

 

しょうがないのでチャリで依頼者の元に向かわせたのだが......

 

 

「すいまっせんでしたあああああああああッ!!」OTZ

 

 

イッセー、土下座、なう

 

どうも昨日は依頼者とドラグ・ソボールごっこをして一晩を終えたそうなのだ

高校生でごっこ遊びはどうかと思ったが、取り敢えずそれは置いておいて.....

 

 

「イッセー、悪魔は召喚後にあのチラシの裏にアンケートを書いてもらう事になっててな?昨日の依頼者からのアンケートなんだが....『楽しかった。こんなに楽しかったのは初めてです。イッセー君とはまた会いたいです。次はいい契約をしたいと思います』....だそうだ」

 

「っ!」

 

「お前がどう思ってるかは解らんが、俺は今回の事は悪い事だとは思っていないぞ?確かに契約は取れなかったが、代わりにリピーターを手にいれたんだ。そんなに悲観するな

祐斗や小猫だって、最初は契約を取れない事が多々あったんだ。それに比べ、お前はまだ悪魔に成り立ての新人だ、失敗位するだろうさ。若い内はたくさん失敗して苦労すればいい。それはきっと将来のお前の為になるだろうからな

一応言っておくが、お前の依頼者からの評価は過去最高だぞ?祐斗や小猫、ダンクルヘイトだって最初の依頼でここまで高評価は貰えなかったんだ。これは十分誇れる事だ」

 

「あ、アニキィィィィィィィィィィッ!!」

 

「『アニキ』じゃねぇ『部長』だ。ま、とにかくだ。『次も頑張れ』、この一言に尽きるな。ほれ、さっさと頭上げて契約行ってきな。上級悪魔になってハーレム作るんだろ?」

 

「了解ッス!部長!俺、部長の顔に泥を塗らない様に、全力で頑張るッス!!」

 

「おうおう、頑張れ、頑張れ」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

数日後、『イッセーが神器持ちのシスターとデートした後、教会に送り届けた』と言う報告を受けた俺は、イッセーを呼び出してお説教をした。悪魔と天使は敵対しているのである。下手をすれば教会に近付いただけで攻撃されていたかも知れないのだぞ?.....と言った具合の内容である......が、しかし

 

 

「イッセー。お前『町外れの教会にシスターを届けた』と言ったな?俺の記憶が正しければ、この町の教会はとっくに廃棄されているはずだぞ?」

 

「え....いや、でも、灯りが点いてたから...確かに俺も、変だとは思ったんですけど....」

 

「.....グレイフィア、どう思う?」

 

「恐らく、ご想像通りの展開かと。それと、やはり件の連中は独断行動のようです。先程、上層部からの連絡が来ました」

 

「え?ど、どういう事ですか?」

 

 

困惑しているイッセーに事情を説明する

 

 

「イッセー、お前が殺された時の事は覚えているか?」

 

「は、はい。確か、町に侵入してる堕天使を調査している隙に、俺が襲われたって...」

 

「ああ。それでな?その時の堕天使共が、お前が今日シスターを送り届けた教会を拠点にしているらしいんだ」

 

「ど、どういう事ッスか!?」

 

 

困惑するイッセーを落ち着かせ、説明する。イッセーを襲った堕天使は組織とは関係が無かった事、堕天使達の目的は恐らくそのシスターの神器である事

 

 

「神器が目的ってどういうことなんですか?」

 

「堕天使側には他人の新器を抜き取る技術があるのです」

 

 

俺の代わりにグレイフィアが説明する

 

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、だが問題があってな.....神器を抜き取られた人間は高確率で死に至るんだ。これは実に厄介でな?魂そのものが傷付いてしまうから、並大抵の回復手段じゃ防げないんだ」

 

 

『フェニックスの涙』とかなら、なんとかなるんだが.....生憎もう持ち合わせがないからな...

 

 

「そ、そんなッ!?それじゃあ、アーシアが.....ッ!お願いです部長!アーシアを助けに...ッ!!」

 

「まあ、待て。助けに行くのは良いが、まだ駄目だ。お前は実戦経験が足り無すぎるからな、行っても瞬殺されるだけだ。とりあえず、今からはぐれ悪魔の討伐に行く」

 

「そんな悠長な事を「黙れ」ッ!!」

 

 

ちょっとイッセーは頭に血が上りすぎている様なので、たしなめる

 

 

「いいかイッセー?悪魔にとって光は天敵なんだ。そして、堕天使の武器は光だ、この時点でヤバさが分かるよな?現にお前は二回死に掛けた訳だしな

俺やグレイフィア達みたいなそれなりに実戦経験があるやつならまだしも、お前みたいなぺーぺーが易々と喧嘩吹っかけて良い相手じゃねぇんだよ

 

特に、お前の様な数日前まで殴り合いもした事が無かったようなやつはな」

 

 

厳しい事を言ってる様に感じるかもしれないが、これは純然たる事実だ。それに、討伐と言うのは、要は殺し合いだ。相手を殺す覚悟が無い奴を戦場に立たせる訳にはいかない。

そう言うと、イッセーはかなり不服そうな顔をしながらも一応は了解した

 

 

「安心しろ。一応、ダンクルヘイトと使い魔に監視をさせておく。何か異変があったら即座にその子の救出に入らせるさ。良いな?」

 

「...はい」

 

「よし、じゃあ早速行くぞ。グレイフィア、祐斗と小猫に連絡してくれ」

 

「了解です」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「イッセー、お前を戦わせるつもりは無い。取り敢えず、俺達の戦いをシッカリと見ておけ.....ああ、眷族の特性についても説明しておこう」

 

「眷族の特性、ですか?」

 

今、俺達は町外れの廃屋に来ている。先程、部長にアーシアを助けに行きたいと言ったのだが、却下された.....

イヤ、部長が嫌がらせで言った訳じゃ無いのは解ってるよ?この人は本心から俺を心配してくれているんだ。でもなぁ...

 

 

「そうだ。俺達悪魔は相手を眷族にする時に『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』と言う道具を使うんだ。イッセー、チェスは知っているか?」

 

「えっと、まあ...ちょっとは...」

 

「結構。イーヴィル・ピースはチェスをモデルに作られた物でな?眷族にはその時使った駒の特性が付与されるんだ」

 

「なるほど.....あれ?部長、俺の駒って何ですか?」

 

「イッセーの駒は....来たか」

 

言おうとした部長が言葉を止めたが、俺にも理由は解る。俺の全身を寒気が駆け巡った。先程から立ち込めていた敵意や殺気がいっそう濃くなったからだ

正直、数日前の俺だったら腰を抜かして漏らしてかも知れない。が、しかし

 

(...怖いけど、部長に比べたら、全然たいした事ねぇな...)

 

悪魔になって数日、俺は毎日『部長の殺気に耐える』と言う特訓を繰り返していたのだ。最初は軽くやられただけで腰が抜けたモンだ

部長曰く『少しは敵意や殺気に慣れておかないと、いざと言う時に動けないからな』だそうだ。キツかったけど、確かにやっておいて良かった

 

「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いも「祐斗、行け」」

 

廃屋から出て来た、女性の上半身とバケモノの下半身を持った、形容のしがたい怪物が出て来たのだが...

 

「フッ...」

 

部長の言葉に応じて祐斗が前に出た。一瞬で怪物に近付き、何処からともなく取り出した剣で相手の武器を持っている両腕を斬り飛ばした!

 

「祐斗の駒は『騎士』。その特性はあの俊敏性だ。そして...」

 

ズンッッッ!!と言う音がした。慌てて相手の方を見ると、いつの間にか小猫ちゃんが敵の懐に入り込み、凄まじいボディーブローをブチかましており、殴られた相手は数メートルは吹っ飛んだ...って、ええええええええ!?相手の大きさはどう見ても5メートル位あるぞ!?

 

「次は小猫だ。アイツの駒は『戦車』で、特性は見た通りの怪力と高い耐久性だ」

 

ああ、なるほど.....部長が説明してくれたお陰で二人の駒の特性は分かったのだが...アイツ、まだ何か喋ってる最中だったのに...

 

「イッセー、これは殺し合いだ。わざわざ相手の準備を待っていてやる理由は無い」

 

ぷ、プロですね...しかし、そうか...『討伐』って相手を殺すって事なんだよな...そんな事を考えていると、部長が俺に銃を渡してきた

 

「その銃は特殊なものでな、通常の弾丸の代わりに、俺の魔力が込めてある。引き金を引けば撃てるから、お前がとどめを刺せ」

 

「ええええええええ!?い、イヤ、『とどめを刺せ』って...俺は今日は戦わないんじゃ...」

 

「だから祐斗と小猫が戦っただろうが。イッセー、トドメだけ刺すのは戦うとは言わんぞ?それに、お前は知っておくべきだからな」

 

「な、何をですか?」

 

「決まってる、相手の命を奪う感覚だ

お前は大丈夫だろうが、相手を殺す事に快感を覚える様なキ○ガイもいるからな。お前がそう言うヤツなら俺が責任を持って消し飛ばす」

 

改めて言われるとキツイな...

 

「後、一応言っておくが、コイツを殺す事に罪悪感を覚える必要は無い。コイツも何か思う所があってはぐれになったんだろうが、コイツは罪も無い人々を喰い殺しているんだ。それとこれとは話が別だ」

 

「.....了解、です」

 

俺ははぐれ悪魔に近付いて、銃を向ける。相手は気絶してるのか、ぴくりとも動かない

 

「.....」

 

ヤバい、撃てない。撃とうとすると、銃を持つ手が震えてくる。ああ、なるほど。部長がアーシアを助けに行くのに待ったをかけた理由が分かったよ

部長が言っていた通り、アーシアを助けに行けば絶対に堕天使との殺し合いになる。そんな時に、相手を殺す事に戸惑っている味方がいるのは、ハッキリ言って迷惑以外の何者でもないんだろう

 

「.....どうしたイッセー、あの娘を助けたいんだろう。行けば、間違いなく殺し合いになる

今みたいに一方的に殺す訳ではなく、相手も俺達を殺そうとしてくるんだ。ここで撃てない様なヤツは連れていけないし、俺にはその娘を助けに行く義理は無いぞ?」

 

解ってるよチクショウッ!!!

 

「う...わあああああああっっ!!!」

 

 

ーーーパンッ!ーーー

 

 

俺が撃った弾は、はぐれ悪魔とその周囲をまとめて消し飛ばした

 

 

「.......」

 

「...お疲れ、イッセー」

 

 

強張った俺の手から銃を剥ぎ取った部長が話しかけてきた

 

 

「...どうだった」

 

「.....キツいっすね」

 

「そうか...それで良い」

 

.....正直、甘いとか言われるかと思ってたんですけどね

 

「殺しを愉しむより万倍マシさ。『慣れろ』、何て言うつもりは無いが、割り切れる様にはなっておいた良いがな」

 

「了解です...」

 

「取り敢えず、今日はもう家に帰って寝ておけ。アーシア・アルジェントの救出は後日ちゃんと実行するさ。祐斗、イッセーを家まで送ってやってくれ」

 

「はい」

 

その後、俺は木場に送られて家に帰り、そのまま泥の様に眠った

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

「リアス、まだ彼には早かったんじゃないの?」

 

帰宅後、グレイフィアが俺に問いかけてきた

 

まあ、確かに早かったかも知れない。でも、アイツは『赤龍帝』だ。今後、きっとアイツは様々な強敵、難敵と戦う事になる。それなら、出来るだけ早い内に多くの経験をしておいた方が良い。殺しなんかは特にな

 

「スパルタねぇ...」

 

グレイフィアは苦笑しながら言ってくる。スパルタ結構。イッセーは俺の眷属だからな。アイツが独り立ちする迄、シッカリと鍛え上げておくのが俺の役目だ

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

翌日、イッセーが祐斗と一緒に登校して来た。小猫から、『祐斗が家に帰らない』という連絡は受けていたが...そうか...

 

「イッセー、祐斗...卒業おめでとう」

 

「イヤイヤイヤ!違いますからね!?」

 

「あ、イヤ、その...昨日、イッセー君を送って行ったんですけど...イッセー君、帰宅するなり寝ちゃって...それで、うなされてたから、添い寝をしてたら、気付いたら朝に...」

 

 

何だ、それだけか。俺はてっきり一足先に卒業式を迎えたのかとばっかり.....

 

 

「まあ、それは置いておいて。イッセー、昨日の今日だが、イケる(・・・)か?」

 

 

俺の言葉に、イッセーは顔を引き締め、頷く。瞳にも確固たる意思が宿っている様に見える。これなら大丈夫か

 

「分かった。じゃあ、早速行くぞ。総員、これより、我が領地にて悪辣な儀式を行わんとしている堕天使共を駆逐する。覚悟は良いか?」

 

『ハイッ!!』

 

俺の言葉に、皆が応じる。よろしい、ならば戦争だ!!.......ごめん、ちょっと言ってみたかっただけ

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

「さて、と。ダンクルヘイト、結界を張ってくれ」

 

「任せろ」

 

そう言うと、ダンクルヘイトは大蜘蛛の姿になり、廃教会を覆う様に蜘蛛の巣状の結界を張る。この結界は触れたモノを灼き尽くすという、かなりえげつない効果を持っているのである

 

勿論、これだけでは外に騒ぎが漏れてしまう恐れが有るので普通の結界も重ね張りしておく。コレで退路は完全に塞いだ

 

 

「さて、諸君。これから俺達は堕天使共にカチコミをかける。準備は良いか?」

 

『当然です!』

 

「よし」

 

 

俺は亜空間の倉庫からガスマスク人数分と閃光手榴弾と催涙弾を30個ずつ取り出し、皆に5つずつ手渡す

 

 

「皆に渡ったな?一気にいくぞ?」

 

「ちょっと待ってくれませんんんんッ!?」

 

「どうしたイッセー、トイレか?」

 

「イヤイヤイヤ!何で爆弾何ですか!?昨日は普通に戦ってたじゃないですか!?」

 

「爆弾じゃねぇ、閃光手榴弾と催涙弾だ。何でって、お前の生存率を上げる為に決まってんだろ?

ちゃんとピンを抜いてから投げ込めよ?」

 

「......了解です...」

 

「良し。それじゃ、投げ込め!!」

 

俺が投げ込むのと同時に、皆も一斉に教会内に投げ込み始める。今、教会内部は凄まじい事になっているだろう。先程から閃光と甲高い音が連発し、異臭が充満している。お、祐斗が最後の1個を投げ込んだ

 

 

「総員、突入!!」

 

「何かおかしくねえええええええっ!?」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

以下、ダイジェストでお楽しみ下さい

 

 

聖堂

 

 

 

「ゲホッ!ゲッ!ガハッ!ヂ、ヂグショ!何処のゴハッ!どいつだ...ッ!」

 

「フンッ!」(✓=゚д゚)≡≡⊃)'д`)バキャアッ!

 

「ゲボぎゃアッ!?」

 

「ふむ...リアス、もう少し抉り込む様に放ちなさい。その方がもっと威力が出るわ」

 

「分かった、グレイフィア。イッセー!祐斗と小猫を連れて先に行け!ココの悪魔祓い共は俺とグレイフィアが引き受けた!」o(゚^ ゚)彡0)`д)ボゴォ!

 

 

「.....なんだろう、この戦いに違和感を感じてる俺がおかしいのかな?」

 

「.....先輩、気にしたら負けです」

 

「あ、あはは...」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

5分後

 

 

「逃がすか、バカ。吹っ飛べ!クソ天使ッ!!」

 

ーーーゴッ!.....ガシャァァァァン!!ーーー

 

イッセーのパンチにより、レイナーレは壁をブチ破って外に吹き飛んでいき.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ナイスパス』ドゴンッ!!

 

 

...ダンクルヘイトに撥ね飛ばされて戻って来た

 

 

「フム、拾いに行く手間が省けたな。エライぞ、ダンクルヘイト」

 

『どやぁ』

 

「.....憐れな...」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

「おう、起きろや」

 

 

ーーーパパパパパパパパパパパパァァァァンッ!!ーーー

 

 

「へぶっ!おぼっ!ぶっ!ばっ!」

 

 

部長がレイナーレを起こそうと、凄まじい速度で往復ビンタをしている。って言うか、往復ビンタのせいで、起きたはしから気絶してるんじゃ無いだろうか?

 

 

「ご機嫌よう、堕天使レイナーレ?」

 

「...グレモリー一族の小僧か...」

 

「おう、グレモリー家次期当主のリアス・グレモリーだ。短い付き合いだろうが、お見知りおきを」

 

笑顔で言い渡す部長だが、レイナーレは嘲笑を浮かべて見返してくる

 

 

「してやったりと思ってるんでしょうけど、残念。今回の計画は上に内緒だけれど、私に同調し、協力をしてくれている堕天使も「ああ、そいつ等、助けに来ねぇよ?」

 

レイナーレの言葉を遮り、部長はハッキリとそう言った

 

「う、嘘よッ!」

 

レイナーレは身を起こして部長の言葉を否定している。すると、部長は懐から2枚の黒い羽を取り出してレイナーレに見せ付ける。それを見たレイナーレは表情を一瞬曇らせるが、嬉々とした表情を浮べた

 

「ハッ!残念だったわね!生憎私にはもう一人仲間が「おっと、コッチのポケットだったか」

 

 

レイナーレの言葉を遮って、懐からもう一枚黒い羽羽を取り出す部長。レイナーレの見事なぬか喜び。さすが部長、上げてから落す事によって、ガッツリとレイナーレの心を圧し折っていく。アレを素でやっているんだから恐ろしい

 

 

「ま、そんな訳でな。イッセー、ホレ」

 

 

部長は、恐怖と絶望でガタガタと震えているレイナーレを尻目に、オレにポイッと何かを放り投げる

 

 

「これ...昨日の」

 

「魔力はキッチリ補充してある。自分でケリをつけな。じゃないと、トラウマになるぞ」

 

 

部長に手渡されたのは昨日の魔力銃。オレに殺れって事ッスか.....チラリ、とレイナーレの方を見る。俺と目が合ったアイツは途端に媚びたような目をしてきた

 

 

「イッセーくん!助けて!私、あなたの事が大好きよ!愛してる!だから、一緒にコイツ等を倒しましょう!」

 

 

.....嗚呼、少しでも可哀想だと思った俺がアホだったよ

 

 

「...もう良いよ、夕麻ちゃん。いや、レイナーレ」

 

「ひっ!?や、やだ!イッセーくん!助け.....!」

 

 

ーーーパァンッ!ーーー

 

 

放たれた魔力弾によって、堕天使は跡形もなく消し飛んだ。後に残ったのは、何とも言えない虚無感と教会に舞う黒い羽だけだった

 

 

「ーーーグッバイ、俺の恋....」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

レイナーレが居た場所に緑色に淡く輝く神器が浮かんでいる。レイナーレが死んだ事によって、開放されたのだろう

 

 

「さて、イッセー。まだやる事がある。アーシア・アルジェントを生き還らせるぞ」

 

「...え?で、でも、アーシアはもう...」

 

 

大丈夫だ、問題ない。俺はポケットから『僧侶』の『悪魔の駒』を取り出す。

この娘は元シスターらしいが、まあ、何とかなるだろう。何か問題が有るようなら最悪、兄やソーナに頼み込めば良い。俺がそう言うと、グレイフィアは『アナタらしいわね』と苦笑していたが

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

「ーーーという訳で、君は悪魔に転生した」

 

「そうですか.....」

 

 

そうなんです。

現在、俺はイッセーの時の様にアーシアに事情説明と意志確認をしている。

仕方なかったとは言え、了承を得ずに眷族にしちゃったので、若干後ろめたい気持ちが有るんだよ

 

 

「まあ、そんな訳でさ。キミがどうしても嫌なら俺が責任を持ってキミの安全な生活を保証しよう......どうする?」

 

「いえ、リアスさんの眷属としてください。どんな形でも、こうしてイッセーさんと一緒に居られるなら幸せですから」

 

 

おお...ゴッツええ娘やな

 

 

「分かった。じゃあ、これからよろしくな、アーシア」

 

「ハイ!よろしくお願いします!」

 

「ハイハイよろしく。さて...それじゃあ、行くぞ、イッセー、アーシア」

 

「え?ど、どこにッスか?」

 

「そりゃあ、勿論お前の家さ。これからアーシアはお前の家に住むんだからな!」

 

 

俺の言葉に、イッセーとアーシアは驚愕の声を上げている。『いや、だってキミ達ラブラブやん?なら別に構わんやろ?それに、アーシアだってこの中ならイッセーと一緒に暮らしたいでしょ?』と聞いたところ、アーシアも迷いなく『イッセーさんとが良いです!』と即答していた。よし、決まりだな

 

 

「イヤイヤイヤ!え!?俺は勿論大歓迎ですけど......」

 

「くどいぞイッセー。アーシアもお前が良いって言っただろ?御両親の説得は俺がやってやるから、サッサとお前ん家に行くぞ。

それと、グレイフィア。ソーナへの連絡とアーシアの転入届を頼む。来週辺りからアーシアをウチ(駒王学園)に入学させるからな」

 

「了解です」

 

「え?え?え?」

 

 

アーシアは立て続けに俺が言ったせいで混乱している様だ。まあ、良い。取り敢えず.....

 

 

「アーシア・アルジェント、キミをグレモリー眷族として歓迎しよう」

 

 

 

俺の7人目の眷族の誕生を喜ぶとしようか

 

 

 




ハイ、という訳で、第2話でした


コッチのイッセー君はレイナーレに対して自分でケリをつけましたね


今回登場した魔力銃は、魔力切れの時に使う非常用としてリアスが自作した.....と言う設定です


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