【完結】空の記憶   作:西条

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第36話 笑顔に包まれて

 卒業の儀は、つつがなく終了した。

 頭に乗った帽子の位置がなんとなく気になって、両手で直す。

 

 ガウンというものを初めて着たが、ローブとよく似ていて、じきに慣れた。

 裏地は見慣れた濃い青色。

 

「あー、疲れた……」

 

 式典というのは、どうしてこうも肩が凝るのか。

 外に出て、空を見上げながらぐっと伸びをすると、後ろから笑い声を掛けられた。

 

「君は相変わらずだね、秋」

「リィフ」

 

 ぼくの隣に並んだリィフは、同級生だというのに随分と大人びて見える。日本人は童顔だとか、そういう話だろうか。端から見たら、ぼくとリィフが同い年だと思う人はそういないだろう。

 

「卒業だけど、秋とは就職先が一緒だからなぁ」

「あぁ、リィフも魔法省だっけ」

「そ。闇祓いなら、法執行部か」

「まだ闇祓いになれるって決まった訳じゃないんだよ。採用通知もまだだし」

「いつ通知が来るの?」

 

 リィフの言葉に、思わず渋い顔をした。

 ぼくの表情の変化に、リィフはきょとんと目を瞬かせる。

 

「……今日」

「今日! へぇ……」

 

 ちょうどその瞬間、一羽の鳥が飛んできた。真っ白の鳩だ。そいつはぼくの真上で手紙をポトリと落とすと、一鳴きしてすぐさま身を翻し、風に乗って飛んでいってしまう。

 相変わらず、動物にはトコトン嫌われている。

 

「わっ、と……!」

 

 空から舞う手紙をキャッチしようとしたが、誤って手で弾いてしまった。

 ヒラヒラと手紙が地面に落ちる直前に、リィフがサッと拾い上げる。

 

「おっ、闇祓いの封蝋だ。じゃあこれが採用結果かぁ」

 

 リィフは手紙をためつすがめつ眺めていたが、ふと悪戯っ子のように笑顔を浮かべた。

 

「開けてあげよっか、秋」

「……頼む」

「えっ!?」

 

 提案した立場だというのに、リィフは素っ頓狂な声を上げた。でも、こればっかりは本当の本心だ。リィフが「闇祓いの封蝋だ」と声を上げた瞬間から、心臓が気持ち悪いくらいにドキドキしているのだ。

 緊張しているのか、ひょっとして。

 

「嫌だよ! どうして人の、それも大事な就職試験の結果なんて開けないといけないの!」

「リィフが提案したんじゃないか!」

「それは君が嫌がる顔が見たかったから!」

「変態か!!」

「言い方ミスっただけだよ!」

 

 リィフが手紙をぼくに押し付けてくる。頭をぶんぶん振ってリィフに押し戻した。

 

「開けて! どうか頼む、今生のお願い!」

 

 やがて根負けしたリィフが「あー……もう!」と言いながら手紙を受け取った。ピリピリと上部分を破ると、中から羊皮紙を取り出す。その段階でもう直視が出来なくなって、ぼくは勢いよくその場に蹲った。顔を覆い、目を瞑る。

 リィフはそんなぼくの様子に、呆れて笑った。

 

「……ほぉ」

 

 上から降ってきた声に、ビクリと肩を震わせた。

 恐る恐る顔を上げると、リィフは満面の笑みを浮かべてぼくを見下ろしている。

 

「知りたい?」

「……知りたい」

 

 こくりと頷いた。リィフの持っている羊皮紙に手を伸ばす。

 

「おめでとう、秋」

 

 卒業の帽子を被っていたからか、頭を撫でるように、帽子の上をコンコンと軽く叩かれた。

 

 羊皮紙に、文字が書いてある。しかし脳みそが痺れたように霞みがかっていて、全く動いてくれなくて、アルファベットの羅列にしか見えなかった。

 初めてここ、英国に来た十一歳の頃に一瞬で戻った気分だ。

 

「あーもう、大丈夫?」

 

 肩を揺さぶられ、やっと意識が浮上した。

 

「……合格したの、ぼく?」

「そう書いてあるじゃん」

 

 リィフが文面を指し示す。

 リィフの指に従って目線を動かしたが、それもなんだかぎこちない。錆び付いた引き出しを無理矢理開け閉めしているようだ。

 

「あー、こりゃダメだ。……おーい、悪戯仕掛人!」

 

 リィフの叫び声に、わらわらと悪戯仕掛人たちが集まってくる。

 濃い赤の裏地の集団に、リィフがぼくを引き渡した。

 

「こいつ、現実を受け入れられないみたい。君らなら無理矢理にでも秋の脳に事実を叩き込めるでしょ」

「僕らを誰だと心得る! 任されよ!」

 

 ジェームズの声。と、ひょいっと手から羊皮紙が抜かれた。顔を上げるとシリウスだった。羊皮紙を読むと、ぼくよりも数倍嬉しそうな顔で、ぼくの肩をばしばしと叩く。痛い。

 

「まっ、秋を落とすだなんて愚行、犯すはずもないって。あっちもバカじゃないんだし」

「おめでとう、秋!」

 

 視界が赤色に染まった。リリーだった。ぼくの手をぎゅっと握って、満面の笑みを浮かべている。

 

「あ……」

 

 ぼくは辺りを見渡した。

 ジェームズが、シリウスが、リーマスが、ピーターが……そして少し離れたところでリィフが、みんなが、ぼくを祝ってくれている。

 

「ありが、とう……」

 

 嬉しさが、心の底からこみ上げてきた。

 噛みしめるように俯いた瞬間、優しく肩を叩かれる。ジェームズだった。

 

「こういうときはさ、笑うんだよ、秋」

 

 ふに、とジェームズはぼくのほっぺたを引っ張ると、笑う。

 笑顔に包まれて、ぼくも笑った。

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 幣原秋の周りで盛り上がる赤い裏地の集団の隣を、緑の集団が通り過ぎた。

 聞こえた「闇祓い」という言葉に、一人が小さく零す。

 

「――厄介だな」

 

 半数以上が、先日幣原秋一人の手によって沈められた者たちだった。

 そして当然、その集団の中にはセブルス・スネイプの姿もあった。ガウンの下、人目に触れない部分には、未だ包帯が巻かれている。ほんの僅かだが、片足を引きずっていた。無意識に左肘を押さえている。

 

 秋はちらりと目を向けた。同じ瞬間、セブルスもそちらを見遣った。

 

 一刹那、視線が交錯する。

 

 赤い集団から少し離れた場所で、リィフ・フィスナーもまた、険しい表情で緑の集団を見つめていた。

 

 ピーター・ペティグリューは、不安げな眼差しで振り返る。

 

 しかし、他の赤い集団は、緑の集団に目を向けることはない。すれ違ったことにすら、気付いていないだろう。

 

 ーーそういうものなのだ。

 

 そう、なっているのだ。

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

『シリウスが、ヴォルデモートに捕まった』

 

 試験に戻っても、ハリーの言葉が頭の中で何度も何度もリフレインして、集中し切れず諦めて羽根ペンを放り投げた。Oはもらえないかもしれないが、Eは取れるだろう。

 

 残りの試験時間を、巨大な砂時計がさらさらと砂を零す様を見て過ごした。

 

 試験終了のアナウンスに、ぼくは瞬時に椅子を蹴って駆け出した。

 まずは、シリウスが本当にグリモールド・プレイスにいないのかどうかを確かめなければいけない。

 

 とりあえず寮に戻って諸々の道具を取りに行かなければ。筆記試験だったから、本当に制服に杖しか携帯していないのだ。シリウスに手紙を書いて送るにも、まずそもそも筆記用具が手元にない。

 

 階段を駆け上がっていた足が、ふと止まった。

 待てよ、と、その場に突っ立って思考に頭を浸す。

 

 ダンブルドアはいない。マクゴナガル先生も、昨日『失神呪文』を四本も食らったのだ、起き上がれる状態ではないだろう。

 

 残るは。

『不死鳥の騎士団』として、ホグワーツに残っているのは。

 

「…………」

 

 考えた。本当にそれでいいのかと。

 考えて、一つの結論に達した。

 信じるしか、ないのだと。

 

 上に向かっていた足を、下に。階段を駆け下りて、大広間まで戻る。

 そして、人の流れと逆の方へ。下へ下へと、下っていく。

 

 石造りの廊下を、走った。足音が反響して、響く。

 人気がない魔法薬学教室、そのもう少し先に、部屋。スネイプ教授の、研究室。

 

 ノックすると、くぐもった返事があった。

 やがて開けられたドアの先には、ぼくの姿を見て驚いた顔をしたスネイプ教授がいた。

 

「よか、った……」

 

 ここにいなかったら、どうしようかと思っていた。

 喋ろうと思ったが、思った以上に動悸と息切れが激しい。胸を押さえて息をつくぼくに、教授は「……とりあえず、入りたまえ」と入室を促した。

 

「落ち着け、ひとまず。それから話せ」

 

 教授はソファを勧めると、コトリと紅茶の入ったカップを置いた。

 切れ切れにお礼を言い、口をつける。カップの中が空になって、大きく息をついた。

 

「一体どうした?」

「……ハリーが、シリウスがヴォルデモートに捕まった夢を見た、って」

 

 ぼくの言葉に、教授は表情を僅かに変えた。

 

「多分、神秘部の奥だと思うんです。……シリウスと連絡を取りたいんです。本当に、シリウスが捕まっているのか。ヴォルデモートの罠なんじゃないのかって」

 

 スネイプ教授は、しばらく黙ってぼくの目を見据えていた。

 挑むようなその視線に、ぼくもじっと対峙する。

 

 先に目を逸らしたのは、教授の方だった。

 立ち上がると、机の上から二番目の引き出しを開け、何かを取り出す。何の変哲もないそれは、手鏡のようにも思えた。

 

「『不死鳥の騎士団』の連絡ツールだ。騎士団の者として登録された者が握らない限り、この手鏡はただの手鏡だ」

 

 ほい、と投げ渡され、慌てて受け取った。

 

「貴様が使えるかは分からんが、あの狸爺は貴様の分も勘定に入れてそうなんでな」

 

 柄の部分を握って、話したい者の名前を告げろ、そう言われ、ぼくは素直に従った。

 

「シリウス・ブラック」

 

 ぼくの顔を写していた鏡面が、ふと揺らいだ。霞みがかったようにぼんやりと霧がかる。

 本当に繋がるのだろうか。心配になるほど待ったところで、再び鏡面はクリアになった。その先には、シリウスの顔が写っていた。

 

『おいスネイプ、何の用だ手短に五秒で言えその汚い顔を俺に近付けるな――アキ!?』

「よかった、シリウス、無事なんだよね?」

『はぁ? 無事だけど、それが一体どうした?』

 

 はぁあ、と、膝が抜けるくらいに安心した。ソファに座ってなかったら、その場に座り込んでいただろう。それくらいの安堵感が、全身を包み込む。

 

『おい、一体何があったんだよ?』

「大丈夫。ちゃんとグリモールド・プレイスにいるんだよね?」

『あぁ。ちょっとバックビークが怪我をしてな。ほら、見えるか? 酷いもんだ……』

 

 シリウスが、手鏡をちょいと動かしてバックビークを写した。腕の付け根のあたりが、ザックリと刻まれている。酷いものだ、と思わず眉を寄せた。

 

『この部屋で、こんな怪我するようなものはそうそうないはずなんだが……まぁともあれ、放っておけなくってな』

「うん、綺麗に治るといいね。ありがとう、よかった」

 

 その時、研究室のドアをノックする音が聞こえた。ぼくと教授はギクリと顔を見合わせる。

 奥に行ってろ、とばかりに教授は私室の扉を指差した。入ってもいいのだろうか。しかし迷っている暇はない。

 

「教授? スネイプ教授、いらっしゃいませんか?」

 

 扉の奥から声が聞こえる。

 どこか聞き覚えがある気がするが、誰のものかは思い出せなかった。

 

『アキ?』

「な、なんでもない……大丈夫」

 

 ドアを開けると、中に滑り込む。音を立てないように締めて、ほぉ、と息をついた。

 

『しかし、君がスネイプに頼るとは思ってもいなかった』

「……そう、かな。そうかも」

 

 幣原の記憶を思い返しながら、ぼくは呟いた。

 

「ぼくは……幣原じゃないから。だから教授も、まともに話してくれるんだと思う」

『ふぅん? 俺にはよく分からない感覚だがな。そもそも、君らの友情は、側から見ていてもよく分からないものだったよ……っと、ごめんな。そんな顔をさせるつもりじゃなかったんだ』

 

 シリウスは気遣うように笑ってみせた。

 いいや、とぼくは小さく首を振る。

 

「……ぼくにもよく分からないんだ。幣原は、多分、こうしてぼくが教授を頼ることに、いい顔はしないと思うんだけど」

 

 今度は、シリウスが黙る番だった。

 

『……そう、だな。君は、幣原秋じゃあない、んだよな』

「……そうだよ。ぼくは、幣原秋じゃ、ないんだよ」

 

 思わず、声が震えそうになった。

 そうだよ、シリウス。

 ぼくは、幣原秋じゃ、ないんだよ。

 

 間違えないで。ちゃんと、ぼくを見て。

 

『君は、アキ、なんだよな』

「……っ、そう、だよ……」

 

 認められたことが、物凄く、嬉しかった。

 ぼくは、ぼくでいていいのだと。

 誰かに、ずっと肯定されたかった。

 

 時計塔のてっぺんから、空を見上げた、あの時から。

 

『間違えてばっかで、ごめんな。君を幣原秋だと、いつもそのように扱って、君は、それに応え続けていてくれたんだな。俺のために』

「……気付くのが遅いんだよ。こんな子供に気を遣わせて、それが大人のやる仕事?」

『はは……済まない。頭では分かってたはずなんだけどな、どうもその顔を見ると、あいつだと思ってしまうんだよな……アキ』

 

 頑張ったんだな。

 とても、優しい声だった。

 

『まだ十五なのにな。あいつのせいで、わっけわかんない使命背負わされて。『ハリーを守ってくれ』なんて……十五の少年に、掛ける言葉じゃないだろうに』

「……そう、だよ……」

 

 涙が出そうになって、慌てて目元を拭った。

 強がって、言ってみせる。

 

「まぁもっとも、ぼくの方が強いことは明白だけどね。ハリーくらい簡単に守ってみせるよ、だって大切な……大切な」

 

 言葉を切った。

 震える声で、吐き出す。

 

「……お兄ちゃん、なんだから」

 

 たとえ血が繋がっていなくても。

 たとえ、幣原の都合でこの立ち位置が決められたのだとしても。

 それでも、ハリーはぼくの、お兄ちゃんなんだ。

 

『……そうだよな。君は、弟、なんだもんな』

 

 少し懐かしそうな表情で、シリウスはぼくを見た。ぼくはふふっと笑う。

 

「もしかして、レギュラスのこと思い返してる?」

『なっ……そんなわけあるかよ、あんなバカ』

「そんなこと言わないでよ、『お兄ちゃん』」

 

 ぐぅ、とシリウスの顔が悔しげに歪んだ。ぼくは笑い声をあげる。

 

 その時、私室に繋がるドアがガチャリと開かれた。

 ぼくは慌てて立ち上がる。

 

「ごめん、もう切るね。それじゃあ、話せてよかった」

「その必要はない。アキ・ポッター、そいつを貸せ」

 

 スネイプ教授は眉を寄せ、右手を差し出した。

 少し躊躇い、手鏡を渡す。

 

『なんだ、スネイプ? 君の声はあまり聞きたくないのでね、手短に頼むよ』

「あぁ、私も貴様と長々と口を利いていたくはないのでね。……不死鳥の騎士団本部から、全体命令を出してくれ」

 

 スネイプ教授は、一呼吸置いて言った。

 

「ポッターとその仲間たちが魔法省に向かったと思われる。ポッターの見た夢といい、罠が仕掛けられている可能性が非常に高い。今手が開いている者は、至急魔法省の神秘部に集まれ」

 

 何を言っているのか、脳みそが理解するまでに少しの時間が掛かった。

 

『どういうことだ!? スニベルス、説明しろ!』

 

 シリウスの怒鳴り声に、我に返る。

 

「今言った通りだ。ポッターとその仲間たちが魔法省におびき寄せられた。恐らくは、あの――」

 

 そこでスネイプ教授は僅かに眉を寄せた。

 

「――予言を手にいれるためだろう。言っておくが、貴様は動くなよ。ダンブルドアもそう言って――」

『動くな!? 動くなと、本気でそう言っているのか!? ハリーが危険な目にあっているというのに、お前それでも人間か!!』

「生憎だが、れっきとした血の通った人間だ。……ダンブルドアに伝えた。もうじき本部に現れるだろう。そのためにも誰かがそこに残ってもらう必要がある」

『そんな雑務で俺を、この俺を縛れると思っているのか!? 俺はお前のような臆病者じゃない、杖を取り立ち向かうべき時はわきまえている!』

 

 もしこれが電話だったなら、ガシャンと勢いよくシリウスは受話器を置いたに違いない。

 教授は少し途方に暮れたような、普段よりずっと無防備な目でぼくを見たが、すぐさま我に返ったのか、そんな光はあっという間に消え失せてしまった。

 

「……それで。貴様はどうする?」

「決まってる。魔法省へ」

 

 教授は大きくため息をついた。

 

「アンブリッジの部屋が、今ならば空いているはずだ。どうやらポッターとグレンジャーが、あやつを森に連れていったらしくな。しばらくは帰ってこられまい、ということだ」

 

 それならば、あそこの暖炉が使える。唯一見張られていない煙突飛行ネットワークが。

 

「ありがとう、ございます……!」

 

 駆け出そうとしたが、手を掴まれた。

 振り返ると、教授もどうしてぼくを引き止めたのか、よく分からないように慌てて手を離した。

 

「……大丈夫、皆、守ってみせるから」

 

 にっこりと微笑むと、踵を返した。

魔法連載主人公、どちらが好き?

  • 親世代主人公(幣原秋)
  • 子世代主人公(アキ・ポッター)
  • その他(イチオシの子がいましたら……)
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