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「っあ゛ー…。あっづ…。」
前後左右、何処を見ても森、森、森。見上げれば燦々と太陽が輝き、俺の体力を容赦なく奪っていく。
此処はサルゴンの熱帯雨林。何故俺がこんな場所にいるかは、数日前に遡る。
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「は?サルゴンに行きたい?」
駐留するロドスアイランドの移動都市の食堂で、俺は素っ頓狂な声を上げた。
目の前で座るフルフェイスヘルメットのドクターが、こくんと頷く。
「ああ。ガヴィル女史は知っているかい?」
「知ってるも何も、何度か世話になってらぁな。」
本音を言えば、世話にはなりたく無いが。あの『治療』と称した怪我人への暴力行為は、龍門の闇医者にかかった方がまだマシに思えてくる。
話を聞いていくと、どうやらそのガヴィル女史が帰郷の為、暇な人員を集めているんだとか。何故俺が。
「それで、君にも是非ついて来て貰いたい。良い羽伸ばしになると思うけれど?」
「待て待て待て。俺はロドスじゃなく龍門の預かりだ。例え休みで行くにしても、長官の許可がねぇと外国なんざはなから管轄外だ。悪いけど、他を当たってくれ。」
「そう言われると思って、ウェイ長官からは既に許可を貰っている。後は君の意思次第だ。」
何してんだあの人は…。下手すりゃ国際問題にも発展し兼ねない事をそんなあっさり決めてんじゃないよ…!
「どうかな?」
「…ッチ、つくづく食えねえヤツだなアンタも。」
「良く言われるよ。」
恐らくマジックミラーの下では満面の笑みを浮かべているのだろうドクターに、臆面もなく嫌な顔を叩きつける。
そこまでお膳立てをされていて『行きません』は通用しないだろう。と言うか、ウェイさんが良いと言った瞬間、俺の都合なんて些事は遥か彼方に飛んでいくしか無い。
そんなこんなで、俺はサルゴン行きの慰安旅行(?)に同行する事になった。
ただ行くのは悔しかったので、普段使っている龍門の装備ではなくロドスのものを使用するのと、旅先の物損などの補填は全部ロドス持ちという制約を付けてやった。暴れるつもりは最初からないが、こうでもしとかないと俺の財布が持たない。
それから暫くして、サルゴンへと飛ぶ飛行機がロドスから出発した。
…まぁ、後は今の状況からお察しだ。飛行機は謎の襲撃を受けて見事墜落。盾持って落ちてる最中、ブリキを張り合わせたオモチャのような何かが黒煙を吐いていたように見えたが、あれはきっと幻覚か何かだろう。…いや、そうであってくれ。頼むから。
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そして、ジャングルに着地し今に至る。
俺はまぁ、軍役でサバイバルは多少慣れてるが他のメンバーが気掛かりだ。ブレイズや此処出身のガヴィル女史、ケー坊は大丈夫だろうがウタゲ嬢なんかは知識は持っててもそれに耐えれるかどうかは未知数。…クロ坊はどうでも良いや。兎に角、こりゃ何としても早めに合流した方が良さそうだ。
指針が決まれば、行動あるのみ。まずはフィールドサインから探すとしますか。
脳内プロットでは、4〜6話くらいのつもりです。何だこれは、現状更新並みじゃないかたまげたなぁ…。