10個で回せるガチャを引くと星6の響とキャロルが出できてびびった作者です。これで、星6は響 1期×4 3期×4 5期×2体とキャロル×1になりましたね。
……響に好かれ過ぎて怖い主に393が。
「ハァァァァ!」
振り抜かれた槍から竜巻が発生し、化物……仮想敵を打ち砕く。
『よし、いいぞ奏。テスト終了だ。』
室内のスピーカーから男性の声がシュミレーションの終了を告げる。しかし、彼女……天羽奏は不満があるようで。
「ダンナ!リハビリなんだからもう少し身体を動かせてくれよ。今日は調子が良いんだからさ。」
『駄目だ。あのライブの時の傷は完全には癒えてない。それに今からツヴァイウィング再活動の会見がある。さっさとシャワー浴びてこい。』
「ちぇ!分かったよダンナ。やれやれ人気者は辛いねー。」
奏は不承不承と言った感じでトレーニングルームから出て行く。
(ダンナも了子さんも過保護なんだよなぁ〜。検査した時もそりゃあボロボロだったけど、絶唱による異常も少なくてピンピンしてたのに。「最低2週間はベットで寝てろ」って。)
奏はボヤきながらシャワールームにつく。そこには先客がいた。青い髪に水に濡れた瑞々しい肢体の女性。奏な目がオッサンになるとこっそりと後ろにまで迫り、
「つ〜ばさ!今日もいい身体してるなぁ〜。」
「ひっ!……って奏⁉︎どっ、どこさわってるの!」
「良いじゃねえか〜。私達の仲なんだし。」
そう言って青い髪の女性、風鳴翼の身体を再度弄り始める。
〜〜この先はタイムジャッカーに消された〜
「奏……、その身体は大丈夫なの?」
「ん、なんだ〜翼まで私は大丈夫だよ。今日もリハビリがてらシュミレーター回した時、ダンナに止められたけどすっごく調子が良かったんだから。」
「で……でも、奏は前の傷がまだ完全に癒えてないって了子さん達も言ってたし。それに奏焦ってるみたい。」
奏の動きが止まる。
「焦ってるってなんだよ。そりゃあ、ノイズと戦えるのはシンフォギアを纏える私達だけなんだから早く戻ろうとするのは当たり前だろ?」
「それはそうだけど、リハビリにしては過剰だって了子さんも叔父様も言ってたし。それにシンフォギアを纏うのにもリンカーを使わないといけないから奏の身体に更に負担が……!」
「翼は!時限式じゃない完全な適合者だから負荷も少なくて良いよなぁ!」
奏の叫びに翼が固まる。辛そうに目を俯いてしまった翼を見て奏は頭をかきながら、
「ちょっと、風に当たってくる。」
そう言って、外に駆け出した。
「奏……。」
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外にある公園で奏は頭を抱えていた。思い出すは先程の光景
(はぁぁ〜。心配してただけの翼にあたっちまうなんて本当に焦ってるみたいじゃないか。……いや、みたいじゃないな。)
奏は3ヶ月前のライブの惨劇を思い出す。10万人を超える観客が集まる中現れたノイズによる未曾有の大災害。死者行方不明者の数は万は下らないと言われていた大災害。しかし、事実は違う。
(本来の死者行方不明者は1549人。数千はを超えるノイズの軍勢がいた中でそれだけの被害で抑えられた。それもこれもあの金ピカのやつだ。)
あの惨劇を体験した人の証言にはいくつもの変な証言があった。
『ノイズに殺されそうになった時に急に夜になって吸血鬼が出てきた。』
『壊れた建造物が落ちてくると思ったら急に上に上がった。その下にお化けがいた。』
『壊れたガラスから龍が出てきてノイズを食べた。』
『助けてくれた人が急に光って変な時計に吸い込まれた。』
龍だの幽霊だの夜になっただのと、これらの証言はノイズに襲われそうになって精神に影響が起きたことによる幻だ言われたが、奏はこれら本当におきた事だと確信していた。
「グランドジオウ……。」
奏がつぶやいた名前。あのライブに突然表れた黄金の戦士。自分の事を王と自称した彼は無数の戦士を引き連れあの地獄をたやすく粉砕した。傷つくこともなくものの数分で万を超えるノイズを消し飛ばす姿。奏はそれに憧れ嫉妬していた。
(アイツはたった1人でやってのけた。それに比べ私はどうだ?血反吐を吐いてまで手に入れた力も時限式で薬がないと満足に戦えない。翼は完全な適合者で戦える分時限式の私を気にして集中できない。)
奏の頭の中では、戦士への憧れ、自分の不甲斐なさに翼への負担など色々な事がグルグルと堂々巡りしていた。そして、弾けた。
「あァァァ〜‼︎もうあの王様野郎のse……「俺がどうかしたか?」ぃわぁぁぁ⁉︎」
奏の後ろから声をかけられて驚きベンチから飛び離れる。後ろから声をかけたのは件の青年だった。
「てっ、テメェ!いつからいやがった!」
「俺の名前を読んだ辺りからだが、そう警戒しなくてもいいだろ?俺も少しは傷つく。」
「えっ、それはごめん……じゃなくて!こんな所に出てきてなにをしやがる‼︎」
奏の警戒心MAXの態度に青年はため息をつきながら、
「見舞いだ。」
「見舞い?誰のだよ。」
「立花響と呼ばれる少女だ。」
その名前に奏が思い出す。その名前は確かあの時奏が守りきれなかった少女の事だ。生きていた事にホッとして警戒心が少し削がれる。
「あの娘と知り合いなのか?」
「会ったのはあのライブが初めてだ。」
「じゃあなんで見舞いなんか。」
「救えきれなかったから。」
青年は淡々と呟く。その眼には後悔が滲み出る。
「入院してるやつ全員のところに行ってるのか?」
「ああ、この娘で最後だ。」
「はん、未曾有の大災害を1000人程度に抑えた救世主様にしては殊勝な心がけなこった。」
「1000人程度……、俺は最高最善を目指している。」
奏の皮肉った言葉に青年は唐突に呟く。
「それがどうしたんだよ。お前は1人で9万人以上の人を数分で守った。これが最善でなきゃなんだっていうんだ?」
「……確かに俺は自分のできる最善を尽くしたつもりだ。」
「なら…「でも最高ではない。」っっ!」
青年の声は響く。声量も大きいわけでは無いがそれでも奏にしっかりと聞こえる。
「1594人……、俺が遅れた事で救えなかった人がいた。それ以上に怪我をした人がいる。そんなのは最高なんかじゃない。誰も泣かずライブを楽しむ……それができない時点で俺が目指す王様にはなれない。」
「……っ。」
「すまない、偉そうに能書きを垂れすぎた。俺は見舞いに行かせてもらうよ。お互いに頑張っていこう。」
そう言って青年は歩き出した。
「……んでだよ。」
しぼり出すような声が奏から漏れる。
「なんで、なんでそんな事言えるんだよ。お前はライブでみんなを救った救世主様なんだろ?もっと誇れよ。もっと驕れよ。」
「……だから言ったはずだ。俺は最高に至れなかったその時点で誇れるものは無いと。」
「誇れない?最高じゃないだ⁉︎嫌味かよ。私達が私がどれだけ頑張ってもできない事を1人でやってのけった!」
奏の声が強くなる。
「それに比べてクスリ使って死ぬ気で掴んだ力で目の前のガキンチョ1人救えない私は!いったいどうすればいいんだよ⁉︎」
叫んだまま、奏はベンチに座り顔を覆う。
「やっぱり、私の血に濡れた歌でなんて、何も出来ないんだ。」
その顔は涙で濡れていた。自分の嫌な部分、醜い嫉妬心や隠してた弱音が漏れでて奏の精神は崩壊しかけた。
『でも、助けられた命もあるだろ?』
「えっ」
奏の前には別の人物が立っていた。ライブ会場で見た。赤と青の戦士。
『血に濡れてようが、復讐に塗れようともその力に歌に救われた人がいたんじゃないのか?』
「あっ……。」
『『瓦礫に埋まれてもずっと歌が聞こえた。』』
『『諦めずに入れたのはあんたの歌があったからだ。』』
『『『『ありがとう』』』』
戦士の言葉な奏の頭に人の顔が浮かび上がる。ぼろぼろになりながらも諦めなかった人達の顔、彼らの言葉を。
「でも、あれは私じゃなくて翼と一緒だったから。私だけの力じゃ……。」
『1人で出来ることには限りがある。私も思い知らしされたよ。』
「あんたも……?」
『ああ、私はかつてとある地球外生命体から世界を守るために1人で行動した。自分なら出来ると思い込んでな……結果は失敗だったが。』
「じゃあ、世界は……。」
『いや、私の息子がやり遂げた。1人だけではなく友とかつての敵と最高の相棒と共に。君にもいるんじゃないか?ともに世界を救う大切な仲間が相棒が。』
「翼……!」
翼の顔が浮かぶ。
『君たちは最高の相棒同士だ。私が保証しよう。』
「なんで、そんな事が言えるんだよ。」
奏の言葉に戦士は何かを思い出しながら
『
笑ってそう言った。
『どうやら時間のようだ。』
戦士の身体光に包まれていく。
「あんた名前は?」
『私はかつr……、いや息子風にこう称しておこう。……ビルド。『創る』『形成する』という意味の、ビルドだ。以後、お見知り置きを。』
少し恥ずかしそうに笑って赤と青の戦士は光に消えた。
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「おい、大丈夫か?」
「えっ?」
奏は前を向くと青年が正面にいた。
「うわぁ!なに近づいてんだ⁉︎」
「いや、顔を覆って動かなくなったから気になった。大丈夫なのか?」
「ああ、大丈夫だよ。」
「そうか。」
「「…………。」」
2人の間にしばしの静寂が訪れる。
「なぁ、あんた。その、すまなかった。」
奏が頭を下げる。
「あんたは悪くないのに八つ当たりしちまって。」
「気にしなくても大丈夫だ。俺も君の心情を考えてなかった。」
「そっか、んじゃおあいこだな。」
奏の顔にいつもの笑顔が戻る。
「そうだな。……じゃあ、俺も行くよ。」
「なぁ、1つ聞かしてくれないか?」
病院に行こうとする青年を呼びとめる。
「なんだ?」
「ビルドってやつはなんの為に戦ってたんだ?」
その質問に青年は、
「彼の戦った理由、それは……。」
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「つ〜ば〜さ!」
「か……、奏⁉︎」
ツヴァイウィング活動再開の会見前。楽屋で奏は翼に飛びつく。
「どうした翼?そんなびっくりして。」
「だって、その奏。あのえっと……」
「あ〜、そういやそうだったな。翼……ゴメン!」
「えっ……。」
奏の謝罪に翼が固まる。
「私、その馬鹿だった。あいつの力を見て自分1人でなんとかしないといけない。なんて焦って翼を蔑ろにした。許してくれ。」
「そんな⁉︎私だって奏の悩みも分からずに話して。」
「いや、私が。」
「違う私が。」
「私が!」
「私が‼︎」
「「私が‼︎⁉︎」」
2人の言葉が重なる。
「「……ははははははは‼︎」」
どちらからともなく笑いがもれる。
「翼!また迷惑かけちまうかもしれないけどこれからも私の相棒として一緒に歌ってくれるか?」
「うん!だって私と奏は両翼揃ってツヴァイウィングだもん‼︎」
2人は抱きしめ合い。片翼から両翼へと戻る。
「翼さん。奏さん。会見の準備できましたよ。」
「分かりました。……それじゃ、行こう。奏!」
「あいよ、それじゃ行きますか!ラブ&ピースってな。」
「奏……それは?」
「ん〜、私とヒーローの戦う理由かな?」
ツヴァイウィング再活動後、新たな曲が発売された。
タイトルは『Be The One』
今回は幕間というわけで忍パパにきてもらいました。主役ライダーとかを別の人が使うのってカッコいいよね。次はグランド無双が始まります。逃げない事を期待してください。
それでは、石が200個になったらお会いしましょう。