とある狩人の一方通行   作:爪楊G

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暇なのと筆がノっているので投稿です。

深く考えずに適当に書いているので展開の雑さや文章力なんかは察してください。


4話

 

 

 

「おぉー、飛行船から見てた時も思いましたけど超デッカイですねー」

 

 飛行船から降り、天空闘技場の前に立った俺達は目の前に聳え立つタワーを見上げていた。

 

「この世界で4番目に高い建物らしいですもの、当然ですわね」

 

「当然と言えば当然だが、見るからに柄の悪そうな奴らばっかりだな」

 

 受付ホールには人がごった返していて、カウンターの前には長蛇の列が出来上がっている。

 

「それじゃ、お前らは登録して来いよ俺は適当にホテル取って来るわ」

 

 そう言って歩き出そうとした俺の手を絹旗が掴んだ。

二人は反射の設定から外してある為、弾かれる事はない。

 

「あン?どうした」

 

「いやいや、どこ行こうとしてんですか。そんなの登録してからでいいじゃねーですか」

 

「そうですの、こういうのはさっさと済ませてしまった方がいいですわよ?」

 

 …どうやらこいつらは俺も闘技場に登録すると思っているらしいが生憎と俺は戦うつもりはない。

 

 考えてみれば、参加しない旨は言ってなかったか。

 

「そんな面倒な真似する訳ねェだろうが。

そもそも此処にはお前らが経験を積む為に来たンだから俺が戦う必要ないだろ」

 

「それを言うなら貴方も実戦経験は不足しているではありませんか」

 

 ぐいぐいと引っ張って来る絹旗の腕を剥がそうとするが中々離さない。

…こいつ、反射してやろうか。

 

「俺の戦いなンて突っ立って反射するだけじゃねェか。そンなもン経験とは言わねェよ」

 

「じゃあ反射使わなかったらいいじゃないですかー」

 

「ふざけンな、何でそンな面倒な真似しなけりゃなンねェンだよ…」

 

 能力で絹旗の手を剥がしてポケットに手を突っ込む。

ふぎゅぅ、と間の抜けた声で転んだ絹旗には無視を決め込んだ。

 

「ですが、反射が通じない相手が現れる可能性も0ではないでしょう?」

 

「まァそうだが…」

 

 実際問題、俺の反射を破れる存在が100%いないかと言われると自身はない。

原作のとある程ではないが、この世界も十分に人外魔境といえるだろう。

 

「そうですよ、これを機にモヤシを超卒業すれば良いじゃないであいたぁ!?」

 

 絹旗の額にチョップを叩き込むが、悲鳴を上げながら縋りついて来る。

 

「戦いましょうよぉ、一方通行ぁ」

 

「私達としては貴方にもしもの事が起こられては困るので、その可能性は出来るだけ排除したいんですの」

 

「…」

 

 

 

   ————————————

 

 

 

「なんだぁあのガキ!ヒョロヒョロじゃねーか!」

「そんな身体で勝てる訳ねーだろ坊主ー!」

「出直してこいクソガキー!」

 

「この階では入場者のレベルを判断します。3分以内に力を発揮してください」

 

「…はァ」

 

「ちょっと顔が良いからってそれで喧嘩が強くなるわけじゃないんだぜ坊主ぅ。

今逃げ出すなら見逃してやるよ」

 

 目の前にいる筋骨隆々の大男の言葉を受け流しながらため息をつく。

結局のせられて闘技者として登録してしまった俺は、一階の試合を迎えていた。

 

 ———

 

((…チョロい。))

 

 二人の少女はリングに佇む白髪の少年を見ながらそう思うのであった。

 

 ———

 

「それでは、始め!」

 

「その綺麗な顔をブッ飛ばしてやるぜぇ!」

 

 拳を打ち鳴らしながら向かってくる男。

ポケットに手を突っ込んだまま片足をゆっくりと上げた。

 

 腕を振り上げ、俺を殴り飛ばそうとする男にそのまま足を突き出し叩き込む。

所謂ヤクザキックだ。

 

「ぐぼぁ!?」

 

 能力により本来分散する分の威力も含まれた蹴りを喰らった男は、口と鼻から液体を吹き散らしながら吹っ飛んでいった。

 

 静まり返った観客を無視して審査員を見つめる。

 

「おい、終わったぞ」

 

「は、はい。では貴方は50階へどうぞ」

 

 チケットを受け取りリングを後にする。

ロビーで待っていた二人に合流してベンチに座って一息ついた。

 

「お疲れ様ですの。一方通行」

 

「まぁ一階はあんなもんですよねー」

 

「200階までは変わらねェだろうな」

 

 そんな話をしていると黒子と絹旗が呼ばれて行ったので見送る。

どうせ勝敗は見えているので観戦はせずにロビーを眺めていると胴着を来た丸坊主の少年とシャツの裾がはみ出ている眼鏡の男が目に映った。

 

「おォ…」

 

 見覚えのある二人組、原作にいたウイングとズシだろう。

何気に初めての原作キャラだ。まぁ、話しかける必要性もないのでスルーを決め込む。

 

「闘技場にいりゃ、どっかでコンタクトも取れるだろ」

 

 そんな事を独り言ちて飲み終わったコーヒーの缶をゴミ箱に投げ入れた。

 

 待つ事数分、ほぼ同タイミングで戻って来た二人を見つけて立ち上がった。

 

「おう、勝ったか」

 

「超当たり前です!一発で殴り飛ばしてやりましたよ!」

 

 そう言い、50階への進出を示す紙を見せて来る。

 

「私も危なげなく勝てましたの、一撃では無理でしたけども…」

 

 黒子も何とか50階に進めたらしいので3人でエレベーターに乗り込んだ。

案内嬢からの説明を聞いた後に控室で次の戦いを待つ。

 

「はぁ、一方通行と絹旗は一撃で相手を倒せる攻撃力がありますが、私はどうしても何発か与えないといけないのが何とも言えませんの」

 

「絹旗は能力使っても見えないからいいが、結局お前も使ったのか」

 

「そうですわね。念も使えない今、私は能力なしでは戦えませんもの」

 

「黒子は身体能力はそのままですもんね。私の窒素装甲も身体能力が上がる訳じゃねーんですけど」

 

 白井黒子の最も強力な攻撃方法は、鉄芯を用いた防御不能の攻撃及び拘束だ。

200階までは武器の類が持ち込めない以上、転移による回避、翻弄と己の体術のみで切り抜ければならない。

 

 逆に、絹旗の窒素装甲は下手すれば並みの念能力者の身体能力に迫るパワーを誇る。

俺は言わずもがなだ。

 

「転移何て使えば相当目立つだろ。経験を積む為の戦いだから縛ったら意味がないのは分かるが」

 

「まぁ念能力と思ってくれるんじゃないですかね?」

 

 控室の角で話しているが相当に目立っているのが分かる。

筋肉質な強面の男たちの中に少女二人と線の細い男一人、相当に浮いている事だろう。

 

 原作のゴンやキルア、ズシも浮いていただろうが、俺達も場違いさでは負けていないと思える。

そして何故か俺だけに向けられる悪意と苛立ちが籠った視線。

 

 この階にいる様な奴らなら全員から襲われても問題ないから別にいいが流石に鬱陶しい。

丁度良く俺の名を告げるアナウンスが流れたのでこれ幸いと立ち上がる。

 

 もう一人呼ばれたであろう男が立ち上がり、俺を睨んでから出て行った。

 

「どうせすぐ終わるでしょうからロビーで待っててくださいよー」

 

「問題ないとは思いますが頑張ってくださいね、どうせ一撃でしょうけども」

 

 後ろでに腕だけ振って返事を返す。

背中に闘技者達の視線を受けながら、リングに向かう為に控室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




原作キャラとの初遭遇(眺めるだけ)

天空闘技場は200階までは試合はカットでお送りします。
一方通行と絹旗は一撃でノックアウト、黒子は転移で逃げ回りながらヒット&アウェイしてるだけなんで。

ちなみに投稿頻度は不定期です。
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