「二宮隊の宿敵は太刀川隊だそうです」
〈2014年3月3日 PM 18:30、ボーダー本部 二宮隊作戦室〉
B級ランク戦最終戦2日前、
防衛任務を終えた二宮隊の
「
と、テーブルに向かい合わせに座る2人の隊員に〝スプラトゥーン2〟とロゴのあるゲームソフトを差し出す。
「なんですか?これ」
「あ、弟がやってるのを見た事がありますね」
2人が少し興味を持ってくれたところで、犬飼がにやりと笑う。
「イカした奴らがナワバリ巡ってインク塗り合うゲームなんだけど、やってみると意外と面白いんだよね」
「人気ありますもんね。さすが任○堂」
「
早速、ゲーム機(×3)を用意して、各自ゲームを起動する。基本的な要素を聞いた
「ブキって色々あるんですね」
「でしょう!ちなみにおれは〝ヒーローシューターレプリカ〟ってブキ使ってる」
「〝シューター〟ってことは銃を使ってないんですか?」
ボーダーでいうところの〝シューター〟となると、我らが隊長
「いや?形がおれの使ってるのと似てるから使ってるだけー」
そう言って、実物の画面を見せてもらうと確かに
とりあえず、
「じゃあ、俺はこの〝パブロ〟ってやつを使いますね。ひゃみさんは?」
「私はとりあえず何でもいいから〝チャージャー〟?を使ってみる」
「
〝チャージャー〟というと、見た目が
1年近く前に二宮隊には
今思い出してもとても優しい先輩だったと
「辻ちゃん?センチになってる暇ないから早く準備してね」
3人が楽しげに進めようとしていたそこへ、3人の上司であり、隊長の
「お前達、何をしている」
「あ、
「今、
テーブルの上に置いてあるパッケージを見て、
「〝スプラトゥーン〟か」
瞬間、
ボーダートップクラスのトリオン量を持ち、
「……知ってるんですか?」
すると、
「あ、
3人のゲーム画面から
「〝ナワバリバトル〟をするのか」
「丁度、4人いるのでよろしければどうです?」
しかし、
駄目か……。このままでは、「上司がジンジャエールを飲んでいるのを目の前にして部下達だけがゲームに興じる」という居た堪れない空気が出来上がってしまう。
だがその予想は、次の瞬間には覆ってしまう。
「………やるからには勝つぞ」
◆◆◆◆◆
とりあえず、ジンジャエールの災難は過ぎ去り、
いよいよ、一行はナワバリバトルへと突入する。
すると、二宮隊の面々の他に入ってきた〝4人のプレイヤーネーム〟に
「あはは!相手の名前見てくださいよ!これ、本名じゃないけど特徴的に
二宮隊の面々の名前はそれぞれゲーム機本体の名前になっているが、他4人のプレイヤーネームは上から順に〝もちもちきなこもち〟〝エビフライヤー〟〝なんばーわんゲーマー〟〝ゆいがどくそん〟と、特徴だけ見れば〝どこかで見た〟ような名前が勢揃いである。
「〝もちもちきなこもち〟だと?
「じゃあ、おれは塗りに専念しますねー。
「
「了解です」
フィールドが決定して、それぞれのイカが画面に参上する。ちなみに二宮隊のイカは
〝クラッシュブラスターネオ〟を片手にギアパワーが綺麗に並べられた装備はまさに〝芸術〟のような出立ちをしたイカである。
だが、
「
そう、この最高にイカした装備のイカは
我らが隊長
「
「始めて1週間の人とは思えない……」
「きっと友達がいな………」
「ひゃみちゃん、それ以上はいけないから!」
3分間のバトルを終え、結果集計をすると
惜しくも数%の差で負けてしまった。
尤も、二宮隊のうち2人は始めて数分の初心者なので負けるのは仕方ないといったところか。
「いやー、これはエグいね。
「意外と負けると悔しいですね」
「すみません、
3人が悔しそうにしていると、3人よりも更に悔しそうに
「……初心者狩りとはふざけたことしやがって」
「
「今から
そう言って、椅子から立ち上がり
作戦室を出て行く
「まだ、
to be continued…