ISを改変して別の物語を作ってみた。   作:加藤あきら

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お久しぶりです。
久々の新作公開です。
長い間放置してしまい申し訳ありませんでした。
どうぞお楽しみください。


第一章『心の隙間を埋めてゆく‐Tacit_Understanding‐』《その明るさに救われる》

  1

 

 葵春樹が束派に復帰してから一日が経ち、八月七日。

 春樹と束がデートに興じているとき、一夏と春樹は成田空港まで来ていた。なぜなら、今日は凰鈴音(ファン・リンイン)が日本に帰ってくる日だからだ。

 

「なぁ、一夏。鈴はまだだろうか?」

「そろそろのはずなんだけどなぁ……。まぁ、飛行機はすでに着いてるし、すぐに来るだろ」

「そうだな。お、噂をすればなんとやらだ」

 

 一夏と箒の目に飛び込んできたのはいつも通り、明るい表情が眩し過ぎるツインテール少女。背は小さいし、女性としてのボディラインの起伏は少ないが、持ち前の元気さと笑顔で男の子を虜にする。

 そう、彼女こそが凰鈴音である。

 

「やっほー! 箒! 一夏! ひっさしっぶりー!」

 

 鈴音は白いワンピースをひらひらさせて、スーツケースをガラガラと引っ張りながら走ってくる。

 息を切らせながら、でも笑顔を絶やさない。彼女はまるでアイドルの様だ。

 

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……ふぅ……はぁ、はぁ、はぁ……」

「大丈夫か? 鈴?」

 

 目の前で喋れないくらいに息を切らせる鈴音を見て、箒は心配の声をかける。

 

「大丈夫よ、箒、大丈夫……ちょっと、興奮しちゃった、だけ、だから、あ、は、は」

 

 どう見ても、ちょっとレベルじゃないくらいに息が切れている。全力全開であったことは見て取れる鈴音に対して、一夏は呆れつつ言う。

 

「まったく、相変わらずだよな鈴は。元気すぎるよ」

「それが私の数少ない取り柄の一つなんだから、文句言わないの!」

「別に文句じゃないけどなぁ。ま、いっか。それで? IS学園に行くんだっけ?」

「ええ。夏休み期間でも、日本に滞在する間はそこを利用させてもらうことになってるの。まずは山田先生に挨拶に行かないと」

 

 夏休みでも、寮へに寝泊まりすることは可能だ。

 そもそもがその学園の生徒なのだから当たり前だろう。

 それに、遠い地方から来ていたり、海外から来ている人もいるので夏休み中も寮に暮らしている生徒は普通にいる。

 今から再び寮に泊まることぐらいどうということはない。

 

「じゃあ、早速行くか。もう少しでバスも来ることだし」

 

 これから三人は東京シャトルに乗り、東京駅まで行く。

 それから乗り換えで電車に乗って横浜まで行くことになる。

 所要時間は約二時間。

 学生である三人は一番安価で済むこの方法で移動することにしたのだ。

 バス乗り場まで行き、三人はバスに乗り込む。一夏と箒が隣り合って座り、鈴音はそのすぐ隣の席に座った。

 とりあえず一息つくことができた三人。これから移動時間がとても長いが、逆に会話する時間が取れるのは良い事だろう。

 

「ふぅ……。これから長いわねー。そういえばさぁ、一夏と箒はあれからどうなのかなぁん?」

 

 いきなりの質問に一夏と箒は咳き込む。

 たしかに、この二人が付き合うことが出来たのも、鈴音の奮戦があったからだ。

 彼女はたくさん協力してくれたし、箒は彼女に相談事もたくさんしていた。だから七月八日のあのとき、箒は勇気を出して一夏に告白することが出来たのだ。

 ただ、そういう幸せなことだけではなかったから、あの時は素直に喜ぶことは出来なかった。

 

「二人とも恥ずかしがっちゃって可愛いなもう! リア充は爆発しちゃえ!」

「爆発って……。そういえば、鈴はなんで日本に帰って来れたんだ? まだ忙しい時期じゃないのか?」

 

 一夏は鈴音に質問した。たしかに、一般的な代表候補生はまだまだ忙しい時期だろう。シャルロットやセシリアという特殊な状況はあるものの、ラウラ・ボーデヴィッヒは今も尚、忙しい日々を過ごしている。

 

「まぁ、一応これでも仕事の一環っていうか、日本でやることがあったから来たのよねぇ。だから、今回は遊びじゃないってこと。でも、別にまったく遊べないわけじゃないから」

 

 それを聞いた途端、箒は目を輝かせて、

 

「じゃぁ、IS学園に着いた後、一緒に出掛けないか?」

「え、いいの!? じゃあ、一夏も一緒に。荷物持ちとしてね」

「なぁっ!?」

「いいだろう一夏。こんなにも可愛い女の子二人と一緒にお出かけだぞ。まさに両手に華。幸せ者じゃないか。ふふふ……」

 

 箒は珍しく一夏をいじめている。どうやら、久しぶりに友達と再会してテンションがあがっているみたいだ。こんな箒は久しぶりに見た。こんなにも楽しそうにしているのは、とても良い事だと一夏は思った。

 だが、だからと言って荷物持ちを寛容するわけではない。

 

「なんでそうなる! ほら、ここは女の同士で楽しくやってろよ、な?」

「男らしくないぞ一夏。ここは、よし俺に任せろ、ぐらい言っても良いと思うのだが」

「それ、普通にセクハラだから。セクシャルハラスメントだから……」

「器の小さい男だと思われちゃ箒に嫌われちゃうわよぉ? ねー」

 

 箒と鈴音の二人は、揃いも揃って笑顔で笑い合う。その顔が、一夏には悪いものに見えた。いや、周りの乗客全員がそう見えただろう。

 

「ぐぬぬ……。はぁ、仕方がねぇか。いいよ、付き合ってやる。まったく、どんな買い物する気だよ」

「さぁ? それは出かけてからのお楽しみだよん。にしし」

 

 一夏は溜息をして外の景色を見る。そして、すれ違う車を見ながら、一夏は思う。

 つい昨日、久しぶりに春樹が日本に帰ってきた。ちょうど一か月ぶりか。その月日は長いようで、また短い期間だったようにも思える。意外にも帰って来たという実感がなくて、そこに居るのがあたかも自然なものに感じられる。

 それは、離れていた期間が短かったからだろうか。

 

 今頃、春樹と束の二人は人目のつかないところで静かなデートをしているはずだ。

 あの二人は見事に結ばれた。心のすれ違いがあっても、ちゃんとあの二人は結ばれたのだ。それは必然だったのか。それとも偶然か。運命というものがあったのなら、なんという幸せなことか。

 

 まぁ、一夏自身も箒と言う可愛らしい恋人がいる。

 付き合い始めて約一か月。

 暗部に身を置き、辛い任務をこなしている中、お互いはその傷ついた心を癒すための存在だった。それはとても大切で、かけがえのないもの。深い愛に溺れながら、互いに慰め合っている。そんな関係。

 それが、一般的に見て普通のカップルのカタチなのかどうなのかは、一夏には判断しようがない。だって、これが初めての経験なのだから。

 それは箒も同じで、これが正しいいカップルのカタチなのか分からない。だけど、今はとても幸せなのは変わらない。それでいいんじゃないかと思っている。

 お互いが満足していればそれで――。

 

 春樹も幸せになれたらいいな、と一夏は思っている。

 長くすれ違っていた二人が結ばれたのだから。

 それに、昨日の束の表情を見ると、ここ最近ではすっかり見せなくなっていた満面の笑みがそこにあった。それは、彼女が幸せという証明だ。

 だが、本当にこれでいいのか、という考えも一夏の中に少なからずあるのだ。

 つい二日前まで死人が出る壮絶な戦いをしていたのに、今は春樹が帰ってきて束とデートをし、自分は箒と一緒に鈴音を空港まで迎えに行き、あまつさえこの後遊ぶ約束をした。

 これが自分たちの正しいあり方なのだろうか。そう思ってしまう自分もいるのだ。

 別に平和な日常がダメと言っている訳じゃない。

 

(俺はただ、不安なだけなんだ。この幸せな日々が崩れ去るのが嫌なんだよ。崩れ去って嫌な思いをするぐらいなら、最初から崩れ去った日常に居た方が気が楽なんだよ)

 

 それが、最近の一夏の考えなのだ。

 今まで散々日常が崩れ去り、辛い思いをし続けていった。もしかしたら、心のどこかが後悔しているのかもしれない。この裏の世界に身を投げたことを。そして、それが一周回って、こんな考えになってしまっている。

 

「すまないな一夏、いじわるして」

「気にしてないよ。ま、そんな箒もいいんじゃないか?」

「なっ!?」

「そこ! なにイチャイチャしてんのよ! くっそ、リア充爆発しろ!」

 

 でも、結局のところ贅沢は言ってられない。いつ天地が逆さになるかも分からない現状では、今この現状を目一杯過ごすこと。

 それこそが、今の自分たちがやるべきことなんだと、一夏は思った。

 

 

  2

 

 

 剣崎結城は布仏本音の下へと訪れていた。

 彼女の身が狙われていることが発覚してから二週間。三日前――八月四日にISを用いた襲撃を受けてから、彼女はずっと家にいるらしい。それはしょうがないものの、さすがに家に缶詰はつまらないだろうと思って、彼はこうやって彼女の家を訪れた。

 実は、結城にとってこれが初めての訪問である。彼女の話によると、布仏家は代々、更識家の従者で一つ屋根の下で暮らしてきたらしい。なんでも、あの簪の専属メイドだとか。

 

(そんな風には見えないけどな~。ま、メイドは形だけで大切な幼馴染、ってところなんだろう)

 

 それにしても、やはり金持ちの家だけあってデカい。外見はそのまま武家屋敷で、結城にとって知らない世界がそこに広がっている。まず、家に入るための玄関からして違う。門が物凄い存在感を醸し出しているのだ。

 とりあえずインターホンを探してボタンを押す。一般的なピンポーンという音に、なぜか心地よさを感じながら家の人が出てくれるのを待つ。

 

『はい、どちら様でしょうか?』

 

 インターホンのスピーカーから出た声は、聞きなれない落ち着いた女性の声だった。おそらくは、本音の母親か誰かだろう。

 

「あ、あの、お……僕は剣崎結城という者、です。えっと、今日こちらに訪問するアポイントメントをしていたはずなのですが」

 

 あまりの緊張で言っていることがめちゃくちゃだが、何となく意味は伝わったらしく、上品な笑い声を上げた後に、少々お待ちください、と言われた。

 しばらくして、本音が出向いてくれた。門が開くと思いきや、彼女が出てきたのはその門の右端にある小さい扉だった。

 彼女は結城の顔を見るなり飛びかかって来た。

 

「ゆっきー!!」

「うおっ!?」

 

 出会い頭に抱き付いてくる行為は正直嬉しいのだが、彼女はもっと羞恥心を覚えた方が良いと、結城は思った。

 

「ゆっきーが来てくれて嬉しいな~」

 

 相変わらず彼女の喋り方は、あだ名の通りのほほんとしていて癒し効果抜群だ。

 聞いているだけで心が安らぎ、リラックスできてしまう。

 

「でも、呼びつけたのは本音だろ。暇だから会いに来て~って泣きそうな声で助けを求めたのはどこの誰ですかねぇ?」

「あはは……。でもゆっきーは文句ひとつ言わずに来てくれたじゃ~ん。分かったすぐ行く、って間髪入れずに返答したのはどこの誰かな~?」

「それは、その、お前の事が心配だったから。祭りの後から声も顔も見てなかったし」

 

 そんな彼の言葉を聞いた本音は結城の腕にしがみつく。よっぽど嬉しかったのか、はたまたそんなことを言われて恥ずかしくなったのか、彼に顔を見せないように顔を腕にくっつける。

 

「はぁ~何やってんのかな剣崎結城君? よくもまぁ、人の家に入ってすぐイチャつけるもんだね。うん、お姉さん感心しちゃうよ」

 

 そんな声が聞こえてきた。二人は慌てて離れて、不自然な体制を取る。

 もう目撃されていて時すでに遅しだというのに。

 そこにいたのは更識楯無だった。簪の姉で、IS学園の生徒会長を務めている。

 彼女の突き刺すような赤い瞳にたじろぎながらも、結城はごまかすように楯無に話しかける。

 

「えっとぉ、確かあなたは更識楯無さんでしたよね? 簪のお姉さんの。はじめまして」

 

 結城は初対面となる束派の仲間で簪の姉である彼女に挨拶をした。だが、彼女はそんなことは耳に入っていないのか、ぶつぶつと独り言を始めてしまったのである。

 

「ったく……春樹は束さんとデートとかふざけるのも大概にしろっての。こっちはこっちでカップルがいちゃついているし、一夏と箒も二人で出かけたらしいし、なんで私は一人なんですかねぇ? もしかして、うわっ……私の魅力、なさすぎ……?」

「あの、すみませーん!」

「え? あ、ごめん。そういえば、これが初対面だったっけ? 簪ちゃんの姉の楯無です。今後ともよろしくね。そして、本音をよろしくお願いします」

「あ、ハイ……じゃない! 簪から聞いてたけど、本当にグイグイ来ますね。人をからかうのは専売特許ですか?」

「そうねぇ……そうかも。人の弱み握ってからかうのは本当に楽しいわぁ」

「悪魔だ……この人悪魔だよ……」

「かいちょー、ゆっきーに話したいことがあったんじゃなかったけ?」

「そうそう。忘れるところだったわ。ありがとう本音」

 

 ここに呼ばれたのは楯無が結城に聞きたいことがあったかららしい。でも、本音の電話は本気で泣きそうな声だった。あれは、本音の気持ちそのままだろう。彼女はあんな芝居をできるほど器用じゃない。ただ、機械をいじるのは器用だが。

 恐らくは最初に楯無が結城を読んでほしいと頼み、そこから本音が本気で会いたくなってしまっただけだろう。

 まぁ、そんなことはどうでもよく、重要なのは彼女の話だ。

 家の中に入った三人は、とある部屋にやって来た。

 畳の部屋と言うのは飲食店くらいでしか経験がなく、馴れない匂いに緊張しながら、結城と楯無の二人は座布団に座る。一度本音には席を外してもらう形となった。

 

「で、話なんだけど。ここ最近の事件付いて知っていて欲しいの」

「事件?」

「そう。最近、日本のIS学園の生徒が行方不明になっている。最初は本音の姉である布仏虚(のほとけうつほ)が行方不明になった。次いで布仏本音。これは未遂に終わったけどね。次に二年二組の三笠真綾。そして一年二組の涼宮瑞希。どれもこれも優秀な生徒ばかり。国際IS委員会がマスコミを抑え込んで報道はまだされていない」

 

 IS学園の生徒が三人も行方不明になったという案件は、本当なら間違いなく様々な報道番組や新聞などのマスメディアで取り上げられるだろう。

 だが、それは国際IS委員会が手をまわして報道に規制をかけているという。

 それもそうだ。IS学園の生徒が三人も行方不明になれば、その学校の責任問題が取り上げられ、そしてマスコミに攻撃され、人々からの信用が失われてしまう。学校の運営に関わることなのだ。

 ISの操縦者を育成する機関は神奈川県横浜市にある日本IS操縦者育成特殊国立高等学校だけではない。アジア、米国、欧州に存在している。それぞれ日本、アメリカ合衆国、ドイツに教育機関がある。

 今回のこの行方不明が世間に明るみに出たら、操縦者を目指す女性が減り、経済的にも痛手となる可能性がある。ISというものがもたらす経済効果はそれほどまでに大きいのだ。

 そういう点も踏まえ、国際IS委員会はマスコミを抑え込んでいるのだが、それが発覚して明るみに出た時のリスクも大きい。これが正しい判断かどうかなのかは、専門家ではない結城には分からなかった。

 

「それで、俺に何をさせるつもりですか?」

「難しいことは言わないわ。もし戦うようであれば私がやるから安心して。あなたの任務は出来る限り本音と一緒に居て励ましてあげる事。彼女、元気そうに見えるけど内心はとてつもないストレスを抱えているはずだから。姉が行方不明になって今度は自分がISに襲われているのよ? 不安でしょうがないはず」

 

 楯無の言う通り、普段も今も、笑顔でいてくれる本音には本当に精神的に助けられているが、そんな彼女も今は恐怖と戦っているのだ。二度も襲われ、平気なはずがない。

 

「分かりました。俺は本音の事を支えてあげればいいんですね」

「そういうこと。ね、簡単でしょ? さて、シリアスな会話もこれで終わり。これ以上話してたら本音の機嫌を本気で損ねかねないから」

 

 楯無は立ち上がって部屋から出ると本音の事を呼び出す。話しが終わったから結城君に会っていいよ、という言葉に彼女は反応し、凄いスピードでこの部屋に入ってきた。

 

「ゆっきー、もういいの?」

「ああ、大丈夫だ。それと、えっと、お前の事が心配すぎてお前とずっと一緒に居ることにしたからな。覚悟しとけ」

 

 我ながらとんでもないことを言ったな、と結城は思う。これじゃまるでプロポーズの様だ。ちょっとでも意味を勘違いしたりしていると、これから一生お前の事を見ていてやる、とも取れなくもない。

 

「え、えっとゆっきー、それってプロポーズ?」

「そこまで大きなことじゃなくてさ。その、えっと、あの、それはちょっと待っててくれないか? ごめん」

「ううん。待ってるね」

 

 楯無はこの空間にいると砂糖を吐きそうなくらいに甘々な空間が広がっているため、早々にここを退散することにした。

 さきほどの二人の雰囲気を見ていると、あれで正式にお付き合いしていないのが不思議なものだ。まぁ、お互いに告白する勇気がないだけなのかもしれない。

 

(それにしても、簪ちゃんどうするのこれ!? 早く手を打たないと取り返しのつかないことに……。私と同じ道を歩ませる訳にはいかない。ここは、お姉ちゃんである私が何とかしてあげないと……!!)




※IS学園が複数あるという描写をしましたが、それはこの作品オリジナルの設定です。
 できればツッコまないでくれると嬉しいです。
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