新幹線「のぞみ6号」死者の指定席   作:新庄雄太郎

6 / 8
南は桜井と岩泉と取り調べを行った。


六章 尋問

南は、桜井と岩泉が梅川の尋問をした。

 

「あなたは、鹿児島へ行かれましたか?。」

 

「ええ、この前にね。」

 

「いつ頃ですか?。」

 

「4日前や、あの時は寝台特急に乗ってたんや。」

 

「それって、「なは」号の事か。」

 

「ちゃうわ、あん時は東京の新宿へ来てたんやで。」

 

「という事は、東京から乗ったのか。」

 

「おう、これが証拠や。」

 

と、梅川は写真を見せた。

 

「確かに、鹿児島に行っていたのは確かだな。」

 

「それで、この女といつ会ったの。」

 

と、桜井は言う。

 

「鹿児島の豚しゃぶの店でな。」

 

「これね、間違いない。」

 

「ああ、本当や、ウソやないで。」

 

「それで、この女の名前はわかるか。」

 

「ああ、この女はな今井 まき子や」

 

「今井まき子、間違いないな。」

 

「ああ、本当や。」

 

「それで、そのカプセルはどこで手に入れたの?。」

 

「これは、ワイが今井にあげたんや。」

 

「あげた、この女か。」

 

「おう、間違いないやで、それにワイは高木を殺してないで。」

 

「本当か。」

 

そこへ、南と桜井はすぐに高杉班長に報告した。

 

「班長、梅川が女性の事を放しました。」

 

「本当か、桜井。」

 

「ええ。」

 

「名前は、今井まき子です。」

 

「そうか、この女が犯人かな?。」

 

「そこまでは。」

 

「そうか。」

 

南と高山と鶴岡は、現場の見取り図で再現してみた。

 

「まず、高木と今井は西鹿児島駅で寝台特急「なは」新大阪行きに乗った。」

 

「うん、翌朝に新大阪に着いた。」

 

「新大阪で、「のぞみ6号」に乗った。」

 

「ちょっと待って、この時間帯だと「ひかり」に乗らなかったみたいだけど。」

 

「本当だ、なんでわざわざ「のぞみ6号」に乗ったんだ。」

 

「確かに。」

 

と、時刻表で調べて見ると。

 

新幹線「ひかり84号」

 

新大阪発 9時30分

 

 東京着 12時38分

 

新幹線「ひかり104号」

 

新大阪発 9時43分

 

 東京着 12時49分

 

「でも、どうして「ひかり」があるのに「のぞみ」に乗ったのかな?。」

 

「きっと、満席で取れなかったからじゃないか。」

 

「そうか、それで「のぞみ」の指定席を取ったのか。」

 

「ええ。」

 

「やはり、高木と今井は鹿児島で知り合い、鹿児島で寝台特急「なは」に乗った。」

 

「それで、今井は高木にカプセルを渡し、新大阪で殺害した。」

 

「問題は、今井は新大阪まで「なは」に乗ったかだ。」

 

「本当に、「なは」に乗ったかだ。」

 

「あまり考えにくいですが、途中で下車したって事は。」

 

「それレは考えられるな、鶴岡。」

 

「でも、何処で下車したかだ?。」

 

「そこなんだよな。」

 

と、南は言った。

 




遂に、女性の身元が割れた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。