「えっ、犯人のトリックがわかった。」
と、高杉は言った。
「はい、わかったんです。」
「どういう事なんだ。」
「犯人は30代の女と言っています、そしたら恐らく鹿児島で寝台特急「なは」に乗っていたんですよ。」
「本当か。」
「ええ、まず30代の女は西鹿児島から寝台特急「なは」に乗車する。」
「その女は、岡山に下車した。」
「そこからは、新幹線に乗る。」
「なるほど。」
「つまり、犯人は岡山駅で下車したって事か。」
「そうです。」
「つまり、女は高木にカプセルを貰い、岡山で新幹線に乗って東京へ帰京した。」
「そうか、鹿児島で夜行に乗って岡山で新幹線に乗り方のか。」
「そうだ。」
鶴岡は、早速時刻表を見て見た。
「そうか、それを利用したのか。」
時刻表を見て見ると。
寝台特急「なは」
西鹿児島発 19時05分
岡山着 6時51分
新幹線「のぞみ2号」
岡山発 7時05分
東京着 10時24分
「という事は、犯人は「のぞみ6号」ではなく「のぞみ2号」に乗ったって事か。」
「そうだ。」
「やはり、あの女ね。」
「ああ、梅川と一緒に入た女ね。」
「うん。」
「恐らく、梅川はこの女にカプセルを渡して毒殺した。」
「じゃあ、あの女が毒殺の犯人か。」
「考えられるわ。」
「とにかく、この女の身元を調べないと。」
そこへ、梶山がやって来た。
「女性の身元が分かったわ。」
「李シャンロン、36歳。」
「中国籍か。」
「はい、梅川の共犯ではないかと。」
「よし、この女を緊急手配だ。」
「了解。」
特捜班は、李が犯人と見て逮捕へ向かった。
「えっ、10時発の新幹線で。」
「ええ、新大阪1枚買われ、グリーン車の切符を買われたけど。」
「そっかー。」
「よし、追いかけよう。」
「うん。」
そして、新大阪に到着した李は追いかけてきた南達に確保されていた。
「李シャンロンだな、殺人容疑で逮捕する。」
「何の事かしら、いきなり失礼じゃないの。」
「とぼけないで。」
「アンタが、高木にカプセルを渡したのを知ってるんだから。」
「な、何ーっ。」
「もう、言い逃れは出来ないようだな。」
「く、くそーっ。」
「よし、連行しろっ。」
「はっ。」
李は、梅川と共謀し高木を殺害したことを自供した。
そして、梅川を犯行指示者として再逮捕された。
「まさに、新幹線で新大阪へ逃げようとしたんだな。」
「ええ。」
「それに、犯人は岡山で下車して新幹線「のぞみ」に乗ったってよくわかったな。」
「ええ、なんとなく。」
「お手柄だな、鶴岡、小泉。」
「ええ。」
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