オーバーロードには不死種が多く出てきます。
ナザリック勢はほぼ全員そうですよね。
ゲームだからそれもアリなんでしょうが
それが現実となればどうでしょう。
って事でこのお話は出て来たのです。
はたして、鈴木さんはどう決着をつけてくれるのか。
でわ、ごゆっくりお楽しみください。
「………息子よ。いや。ナザリック地下大墳墓宝物殿守護者パンドラズ・アクター。ギルドマスターにしてお前の創造主たるこのモモンガが命ずる、キーノ・ファスリス・インベルンに案を実行に移す様伝えよ。責は全てこの私が負う。」
「Wenn es meines Gottes Wille(我が神のお望みとあらば)」
鈴木は黙って瞳を閉じ腕を組む。
パンドラズアクターとキーノは連れ立って部屋に消えた。
ーーーーー
三日三晩眠り続けたエンリは4日目の朝目覚めた。
その間、鈴木はその場から微動だにしなかった。
そして更に3日が過ぎ4日目の朝、扉が開いた。
「ただいま、おとうさん」
「おはよう、エンリ。良い朝だな」
ーーーーー
「ご旅行ですか?父上」
「見抜かれていたか?」
「お創りになられたのですよ?」
「そうだったな」
「しかし認めませんよ。責は全て負っていただきます」
「厳しいな」
「息子にとって父親はいつまでも目標ですから」
「その通りだ」
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「エンリ・エモットがアンデッドになった」
鈴木からの長い手紙を読み終えたジルクニフは
自らの執務室に集まった仲間たちにそう告げた。
「エンリちゃんもサトルさんも辛かったでしょうけど
キーノの事を想うと胸が張り裂けそう」
「だな。こりゃあキツいぜ」
いつもは軽口を叩く双子も無言で頷くばかりだ。
「何かの書物で読んだ事がありますわ。世界で最も重い責め苦は死なない事だそうです」
「深いな。エンリは死を免れたが、これから永遠に死と直面する事になる」
「それでも、だったのでしょうか?」
「サトルの中にどんな想いが去来したかは分からんが、奴もまた不死だ。それらは承知での決断だったのだろう」
「それを最愛の娘に対して…」
「ああ、惨いな」
ジルクニフは膨れかけた妻のお腹をそっと撫でた。
ーーーーー
「お父さん!まだ首が座ってないだから無茶はしないで!」
「だって、ほら、高い高いするとめっちゃ喜ぶぞ?」
「高い高いってフライで空に飛んでるでしょう?落ちたらどうするんですかっ!」
「俺よ、改めて村長には敵わないわ」
「アラ?勝てる気でいたの?」
「お前の気の強さにも負けるけどな」
「連敗ね」
「仲が良いねえ、お二人さん」
「おう、ガセフ。丁度いい、コイツがクッキー焼いたんでよ
届けようと思ってたんだ」
「ツアレ、いつもすまんな」
「ところで、どう?クーレさんの様子」
「婆さん曰く順調だそうだ。本人は悪阻も無くてピンピンしてる」
「大事にしてあげてね。クーレさんは変に我慢強いとこがあるから」
「他人の事より自分はどうなんだ?」
「アハ!私はいまでもデッカい赤ちゃんの世話をしてるから大丈夫よ!」
「誰が赤ちゃんだよ!」
「全く人は見かけによらないって本当だよな。剣一筋ってお前が一緒になったとたんにこの甘えっぷりだ」
「うるせぇ!反動だよ、反動。ストイックに生きてきたから
コイツの母性に触れたらその反動が来たんだよ」
「呆れたね、開き直りか?」
「まあ、クーレも良い女なのは認めるけどウチのツアレにゃ負けるぜ?」
「ハイハイ、それぐらいにしてくれないとオヤツあげないわよ?」
「これはホントにデッカい子供だ」
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「ねぇねぇ、名前の公募した?」
「まだぁ〜、いざとなると迷っちゃうんだよね〜」
「わかるぅ〜、あれもイイ!これもイイってなる」
「けどさ、採用分には豪華景品ってなんだろ?」
「噂だけど、戸建てらしいよ」
「え〜!だったら要らな〜い」
「だよね〜、戸建てなんて掃除大変だし。今みたく部屋から部屋に遊びに行けなくなる〜」
「でもさぁ、村長さんもサトル様も元気になって良かったよね〜」
「バカねぇ〜、あれはウチらに気をつかってくれてんの」
「そうそう、一時ハンパなく村の重力重かったでしょ?」
「うんうん、空から鳥が落ちてくんじゃないかって思った」
「そんでね、じっくり話し合ったんだって、勿論ンフィーさんも入れてね」
「混ざるんだ、やっぱ」
「で、出た結論が産まれたての赤ちゃんの死に目なんて数十年も先の事を今からクヨクヨ悩んだって仕方ない」
「なるほどっスよね」「納得っス」
「え?だったら別に気をつかってないんじゃね?」
「そうとも言う」
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「爺さん、なんじゃ?最近、儂んとこの医学書ばかり読み耽りおって」
「なんじゃ婆さんか…儂はな、分かったのじゃ。魔法の深淵なんぞいくら覗いたって無駄だってな。人は何をしたかではなく、なにをするか、じゃ。儂はこれから人の命を救うのじゃ」
「己の命がすでに消えかかっておると言うのに、かの?」
「口の減らない婆さんじゃ。良いか?我が魔法と高い医術が合わされば無敵じゃ、そうは思わんか?」
「いくつになっても男はマウント取りじゃの、猿から進化せんわ」
「なんか言うたか?」
「うんにゃ、別に」
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「姉様、赤ちゃんの名前考えたよ!」
「ふ〜ん、どれどれ〜?クーのが、イチゴちゃん、リンゴちゃん、ブドウ、スイカ、カキってこれ好きな果物ばっかじゃない!もう…ウーのは…クッキー、タルト、プリン、マカロン、ゼリーって、これも好物、それもお菓子の名前じゃない!こんなの恥ずかしくて出せない!」
「「どれも美味しいよ?」」
「赤ちゃんは食べ物じゃないの!」
「だって食べちゃいたいってサトル様が言ってたよ?」
「ウン、頬っぺたとかよく食べてるよ?」
(教育上良くない!)
ーーーーー
「ネム、お姉ちゃん、こんななったけど大丈夫?」
「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ。前にサトル、お父さんが言ってた。お母さんになってもエンリはエンリで娘だし、ネムはどんなに大きくなってもネムのままだって」
「…そう。お父さん、そんな事言ってたんだ」
「言ってたよ。それとお姉ちゃんと私は特別だって。だけどこれはネムとお父さんの内緒だから言っちゃ駄目だよ?」
「ゼッタイ言わないよ、だから指切りしよ」
「ウン!」
ーーーーー
「キーノ。貴女は素晴らしい女性です」
「ひょえ!な、な、何を急に!」
「貴女が居なければ全てが失われていたでしょう。そしてそれは貴女と私の出逢いに遡ります。これは運命の赤い糸なのです」
「はぁ…」
「子供を作りましょう!」
「ぶぇえ?と、と、唐突過ぎるでしょう!」
「私、考えました。貴女のその素晴らしい血と私のこの素晴らしい血、残さないのは…罪ですっ!」
「でも私たち寿命ないよ?永遠に残るよ?」
「ノンノン。ミキシングしたブラッドです!」
「悪いとこだけ残っちゃうかもよ?」
「ノープロブレム。私たちに悪い所などナッシング!」
(嫌だなぁ〜、なんかあったのかなぁ?今日はなんか変だよぉ〜)
ーーーーー
「結果発表ぉーっ!」
「「おお〜!」」
宴会は佳境に入っていた。
「先ずは…長女!……カトリーヌちゃん!」
「「おお〜!」」
「次に…次女!……ルージュちゃん!」
「「おお〜!」」
「そして…三女!……ネルルちゃん!
「「おお〜!」」
「……あのな、そろそろリアクション変えろ」
「「おお〜!」」
「ったく……四女!……ムーディちゃん!」
「「おおー!」」
「…………」
「「おお〜!」」
「何でもええんか〜い!」
「最後は末っ子の五女!……ラシェルちゃん!」
「「おお〜!」」
「もう分かったと思うが採用したのは母親のエンリのだ。エンリ、景品は何が良い?」
「う〜ん、私は別に欲しい物ないんで…何か5つ子に…」
「5つ子にってお前がまさか…専属の家庭教師…なんて言わないよな?」
「家庭教師?」
「いや、なんでもない」
「ベビーカー!」
「え、えーーーっ!?」
ーーーーー
「息子よ設計図は出来たか?」
「無茶言わないで下さいよ父上」
「やっぱり?」
「5人も1度に乗れるベビーカーなんて作れる訳ないじゃないですか」
「だって約束したから…それにお前の妹だし姪っ子だぞ?」
「だからこうして必死に考えてるんじゃないですか」
「いっそ、ほら、あったじゃん、空飛ぶ絨毯みたいな板。あれ買って来て改造するって言うのはどうだ?」
「おっ!流石、父上!冴えてますね」
「板の上にフカフカのクッション敷いて落下防止の柵を付けて…そうだ!緊急ミルク作り用に湯沸かし器も装備しよう!」
「またまたぁ、そんな盛ったらエンリに言われますよ?お父さん!甘やかし過ぎですっ!」
「そうだな。湯沸かし器は止めとこう」
「お前には世話になった」
「止めてくださいよ、父上。急に…どうされたんです?」
「言っておこうと思ってな。色々と世話になった。お前が居なければ俺はとんでもない魔王になってたろうよ」
「父上は私が居なくてもそうはなってませんよ」
「わからんぞ?」
「いーえ、分かりますとも」
「頑固だなぁ」
「我儘でもあります」
笑い合う2人のコーヒーカップに桜の花弁が舞い降りた。
カルネ村に春が訪れた。
お疲れ様でした。
名前、適当です。
鈴木さんに負けないぐらいセンスはないのです。
まして、カタカナでしょ?
お手上げです(笑)
ベビーラッシュになって行きます。
これはもう振っちゃいましたから、絶対なります。
なんで命名下手なのに振ったか意味不明です。
さて、これからどうしようかと考えています。
考えてるというより迷っているが正解かも知れません。
アンケートも考えましたが
作者の書いているのを読んでくださっているのに
路線が決まってしまったのでは
読む気が失せちゃうでしょう?
でも、ないのかなぁ?
悩ましいです。
じゃあまた、よろしくお願いします。
ありがとうございました。