ファイトが始まる前、昼休憩が入り、梨璃はキリトにデッキの調整していた
梨璃「うう、どうすればいいんだろう?」
完全に緊張していた
キリト「ドラゴン・ツヴァイ、ライフ20で始まり、属性に竜かドラゴンのモンスターカードが使えて、手札4枚ゲージ2枚で始まる特殊フラッグ。でも、あのカードが確実に入っているなら、もしものためにこれを入れればいい」
そう言ってあるカードを見せた
梨璃「そのカードは?」
キリト「ああ、これはー」
司会「準決勝!一柳梨璃選手!1回戦を越えさらにさらに必殺モンスターを多様に使いこなし一気に準決勝まで上がってきました!対するは、自分自身がバディファイトが大好きだと言う臥炎コウヤ選手!全てのドラゴンを使うことが出来るドラゴン・ツヴァイの使い手!このファイト、一体どっちが勝つのかー!!」
楓「勝つのは梨璃さんですわ!あんなのに負けないでくださいよ!」
キリト「あんなの、って言うのはやめといた方がいいぞ、、、。本当にあのコウヤってやつは強い。前のファイトを見てみたけど、梨璃さんが敵う相手ではない」
楓「はぁ!?」
二水「じゃあ、負けちゃうってことですか!?」
キリト「いや、対ドラゴン・ツヴァイと、あのカードの対策として入れているカードがある。バディモンスターも変えさせた」
コウヤ「黒き太陽が、再び光の太陽を沈ませる時!ルミナイズ!終末の翼!!」
コウヤのコアデッキの形は、コアデッキの周りに4つの羽がついて浮いている
梨璃「合わさる絆!繋がる心!光輝け超太陽!ルミナイズ!超太陽の弾丸!!」
司会「バディ、ファイト!!」
梨璃 コウヤ「オープンザフラッグ!」
梨璃「ドラゴンワールド!」
コウヤ「ドラゴン・ツヴァイ!」
コウヤのライフ20
司会「先行はコウヤ選手!」
コウヤ「ドロー!チャージアンドドロー!レフトに魔竜の眷属デストラクタをコール!ライフ2を払い、2枚ドロー!」
ライフ20→18
コウヤ「さらに、ルシアンブラックをセンターにコール!能力でゲージ2プラスする」
ゲージ3→5
コウヤ「そして、モンスター2体をドロップゾーンに送り、センターにバディコール!」
ゲージ5→2
ライフ18→9
ルシアンブラックとデストラクタがドロップゾーンに送られた
コウヤ「これが神すら越える力を持つドラゴン!贖罪の標アジ・ダハーカダ・エーワ・
現れたのは、3つの顔を持ち、その力は神を越えるほどの力、アジ・ダハーカ!
コウヤ「アジ・ダハーカ、ファイターにアタック」
コウヤがそう言った時、アジ・ダハーカはビームを梨璃に向かって放った
梨璃「うわああああ!!」
ライフ10→7
コウヤ「ターン終了だ」
コウヤの場ー
センター、アジ・ダハーカダ・エーワ・"SYS"
レフト、なし
ライト、なし
ゲージ2
手札4枚
ライフ19
キリト「なるほど、、、そのアジ・ダハーカか、、、」
夢結「どうしたの、キリト?」
キリトはあのアジ・ダハーカを見て少しだけ驚いていた
キリト(あのカードを引けても、ライフが多すぎる、、、)
梨璃「私のターン!ドロー!チャージアンドドロー!メラブレードドラゴンSDをレフトに、フレアファングドラゴンをセンターにコール!」
司会「フレアファングの効果で場に太陽竜のモンスターがいるのでゲージ1プラスして1ドローだ!」
ゲージ3→4
梨璃「ライトにバディコール!太陽神の欠片バルドラゴン!!」
ライフ7→8
現れたのは、1回戦とは違う姿のバルドラゴン!
梨璃「登場した時ライフ1を払って、デッキからバルソレイユを手札に加える!」
ライフ8→7
キリト「よし、その動きが出来てるなら行ける!」
楓「梨璃さーん!頑張ってくださーい!!」
梨璃「そして、3体のモンスターをこのカードのソウルに入れる。ライトにコール!!」
ゲージ4→1
梨璃「太陽を越えた超太陽!原初の姿に戻りし、再び光を照らす!超太陽神竜!バルソレイユ・ディオス!!」
そして、バルドラゴンの本当の姿、バルソレイユ・ディオス!!
バル『アジ・ダハーカ!何度来ても、バルが倒す!!』
梨璃「装備!太陽石バルフレイム!」
ゲージ1→0
梨璃「そして、キャスト!太陽の恵み!」
ゲージ0→3
梨璃「バルソレイユの能力発動!相手のセンターのモンスターを破壊するか手札に戻す!」
コウヤ「なるほど、アジ・ダハーカを破壊させないように手札に戻そうとしているか、だが!能力の前に
バルソレイユの能力が発動前に自分で破壊した
梨璃 バル「なっ!?』
キリト「ま、まずい!まさか自分で破壊するなんて!」
楓「一体何が起きるのですの?」
楓はキリトに聞いた
キリト「アジ・ダハーカは、破壊された時カードを1枚引く」
梅「え?普通に引くだけなのか?」
キリト「それだけじゃない、デッキからあのカードが、
雨嘉「フラッグ?」
リン「普通だったら、フラッグをデッキに入れることは出来ないはず?」
キリト「見れば分かる、、、」
コウヤ「アジ・ダハーカの破壊時効果!まずは1枚ドロー、そして、デッキから『ドラゴン・ドライ』をフラッグに重ねる!!」
梨璃「ど、ドラゴン・ドライ?」
コウヤ「これがドラゴン・ツヴァイが進化したフラッグ!それが、
ドラゴン・ドライ!!
ドラゴン・ツヴァイからドラゴン・ドライに変わった
コウヤ「ライフを5回復する」
ライフ19→24
司会「ななななんと!!本来ならライフが0にならなければ使うことが出来ないドラゴン・ドライをアジ・ダハーカの能力で発動したー!!」
梨璃「でも、まだ私のターンだから、バルでファイターにアタック!」
バル『喰らえバル!バルシャインブレード!』
コウヤ「くっ」
ライフ21→18
梨璃「2回攻撃!」
バル『バルシャインブレード!』
コウヤ「くっ!」
ライフ18→15
梨璃「さらに!バルフレイム!はあああ!!!」
コウヤ「ぐあ!」
ライフ15→13
梨璃「ターン終了です」
梨璃の場ー
アイテム、バルフレイム
センター、なし
レフト、なし
ライト、バルソレイユ・ディオス
ゲージ3
手札3枚
ライフ7
コウヤ「ふふふ、そうだ、全力で来るんだ。僕のターン!ドロー!チャージアンドドロー!ほう、なら魔竜の眷属ブラディオンをレフトにコール!能力でデッキの上から3枚をドロップゾーンに送る。その中のモンスターを好きな枚数ゲージに置く」
ゲージ3→6
司会「モンスター以外となるとドラゴン・ドライのカードがありますが今回は3枚ゲージに置かれて、なんとゲージ6枚です!」
キリト(やはり強い!梨璃さん、あのカードはまだなのか、、、!)
コウヤ「そして、ブラディオンをドロップゾーンに送り、ライトにコール!太陽を消すもの!滅天太陽神アジ・ダハーカ"ズルワーン"!」
ゲージ6→3
コウヤは違うアジ・ダハーカをコールした
コウヤ「さらに、ドロップゾーンのカードを1枚ソウルに入れ、諸悪の断片アンラマンユ・エレメントをレフトにコール!
ゲージ3→2
夢結「あれって、サイズ3のモンスターのはず?なのに何故場に出てる?」
キリト「元々のサイズが3以上のモンスターがいれば、あれはサイズを3減らす効果があるんだ。それに能力も中々厄介だ、、、」
二水「そうなんですか?」
コウヤ「手札のフォーポルカの能力発動。手札からこのカードを捨てゲージを2枚追加」
ゲージ2→4
コウヤ「そして、フラッグがドラゴン・ドライなら、このカードに変身することが出来る!ゲージ3を払い、変身!!」
ゲージ4→1
すると、コウヤの姿が変化していった
梨璃「な、何!?」
バル『あれは!!』
雨嘉「な、なんかドラゴンの姿に近づいてない?」
神琳「いえ、本当に、なっている?」
キリト「あれは、、、まさか!!」
コウヤ「ふふふ、、、」
今のコウヤの姿は人間の姿ではなかった
梨璃「な、何、、、あれ、、、?」
司会「なんと!コウヤ選手の姿が完全に竜の姿に変わったー!!!」
コウヤ「僕は、白き創世の超竜神ガエン!!攻撃力15000、防御力12000、打撃力4!」
梨璃「白き創世の超竜神、、、」
バル『ガエン、、、』
2人は完全にコウヤの姿を見て驚いていた
コウヤ「このガエンに変身した時、手札の枚数が6枚になるまでドローする!」
手札は1枚だったから5枚ドローした
コウヤ「さらに、能力発動!手札1枚を捨てることにより、僕は2回攻撃を得る!」
司会「だ、打撃力4の2回攻撃!?バルソレイユの効果でダメージ2を減らすが、場にはモンスターが2体!これは梨璃選手ピンチだー!!」
コウヤ「さらに、アジ・ダハーカは全体攻撃が可能だ。アジ・ダハーカ、アタックだ!」
アジ・ダハーカの全体攻撃が全て命中した
バル『バル!?ぐああああ!!!』
梨璃「う、うわああああ!!!」
ライフ7→6
なんとかバルソレイユの効果で3ダメージを1に抑えた。さらにバルソレイユはソウルガードで復活した
梨璃「う、はあ、はあ、、、」
コウヤ「まだ僕の攻撃は残っている!はあ!!」
ガエンの2回攻撃がまだ残っている
梨璃「キャスト!超太陽の盾!」
超太陽の盾は、馬に「太陽竜」がいればゲージ1プラス、「ネオドラゴン」がいれば1枚ドロー、「黒竜」がいればライフ1プラス。バルソレイユはトリプルカード、超太陽の盾の効果は全て使える
ゲージ3→4
ライフ7→8
コウヤ「今度は!僕とエレメントで連携攻撃!エレメントの効果で僕はまた再攻撃が可能になる!」
梨璃「そんな、、、」
コウヤ「喰らえ!!」
梨璃「ぐああああ!!!」
ライフ8→6
コウヤ「さらに攻撃!はあ!!」
梨璃「ああああ!!!」
ライフ6→4
すると、ガエンの攻撃で梨璃の髪飾りが取れた
コウヤ「僕のターンは終了だ」
コウヤの場ー
アイテム、ガエン
センター、なし
レフト、アンラマンユ・エレメント
ライト、アジ・ダハーカ"ズルワーン"
ゲージ2
手札5枚
ライフ13
梨璃「はあ、はあ、わ、私のターン、、、」
梨璃はドローしようと立ち上がろうとしたが
コウヤ「これ以上は無理だろう?諦めるというのもあるよ」
梨璃「っ!!」
コウヤは梨璃に降参させようとしていた
コウヤ「僕もあのカードの力を使いこなせるか分からない。だが、僕の目的は彼だ。あの力、僕はどうしても気になる!そして、それを越えて僕が最強のファイターとして君臨する!」
バル『くっ、まだ負けてないバル!諦めちゃダメバル!』
梨璃「、、、で、でも、、、」
心はもう諦めかけていた梨璃、すると
キリト「諦めるな!!!!」
梨璃「え、、、?キリト、さん?」
観客席からキリトの声が聞こえていた
キリト「何簡単に諦めてるんだ!バディファイトは最後まで何が起きるか分からないだろ!それに!お前はまだ勝てる方法はある!」
梨璃「あ、、、あの、カード」
キリト「未来を信じろ!たとえそれが残酷な未来が待っていようが、諦めるな!!!」
キリトの言葉を聞き、梨璃は再び立ち上がり、目は完全に諦めていなかった
梨璃「そうだ、私はまだ負けていない!私も、未来を信じる!!」
そして、梨璃のコアデッキの形も変化した
フューチャーフォース!!
梨璃「ドロー!!!!」
今度は梨璃の周りに、輝いている光が現れた
夢結「梨璃!?」
ミリアム「なんじゃー!?」
鶴紗「あれは!さっきのキリトと同じ!」
リン「もしかして、梨璃さんもキリトさんと同じ力を!」
キリト「俺があの時使った、フューチャーフォース、まさか」
梨璃「チャージアンド、ドロー!!!!」
梨璃の髪もさらに長くなり、さらに手札のカードが光った
梨璃「え?ドラゴンフォースが、光ってる?」
本来は必殺の型をデッキに入れていた。しかし、さらに進化し新たなカードが生まれた
梨璃「よし!バルフレイムをドロップゾーンに!!」
コウヤ「一体何をする気だ?」
梨璃の体が虹色のように光っている
梨璃「これが、ドラゴンフォースが進化した新たな力!
ドラゴンフォース!"超太陽の型"!解放!!
夢結「ドラゴンフォース、超太陽の型?」
キリト(まさか!あの箱に無かった超太陽の型を生み出したというのか!ドラゴンフォースは、俺が今入れてる正義の型、そして姉さんのデッキに入れている逆襲の型、そして必殺の型、この3枚しか無かったのにさらに進化させたというのか!)
梨璃「このドラゴンフォースは、攻撃力7000、打撃力2!さらに2回攻撃を持っている!」
コウヤ「まさか、ドラゴンフォースが進化するだと?未来を信じたからこそ生まれたものなのか!」
梨璃「キャスト!太陽神の選択!ドロップゾーンのモンスター1枚をゲージに!」
ゲージ5→6
コウヤ「太陽神の選択?いやそれよりも、エレメントを移動してもきっと何かをするだろう、、、だが、エレメントをセンターに移動!」
コウヤは移動させようか悩んだが、センターに移動させることにした
梨璃「バルソレイユの効果!センターのモンスターを破壊!」
コウヤ「無駄だ!ソウルガード!」
ソウルガードにより、復活した
梨璃「私と一緒に連携攻撃!」
バル『バルシャインブレード!!』
しかし、すぐに攻撃により破壊された
梨璃「2回攻撃!!」
バル『バルシャインブレード!!』
コウヤ「くっ!」
ライフ13→8
司会「一気にライフを減らしたー!しかしまだライフは8!このまま決まらないのか!!」
コウヤ「ふふふ、次の2回攻撃で倒してあげるよ」
梨璃「まだ私のターンは終わっていません!!
ファイナルフェイズ!!
梨璃「まず、超太陽の型は、ファイナルフェイズになった時再び再攻撃が可能となり、手札かドロップゾーンから必殺モンスターをコール出来る!」
コウヤ「ドロップゾーンからコール出来るのか!だけど、君のドロップゾーンには必殺モンスターが無いじゃないか!」
梨璃「ドロップゾーンの太陽神の選択の能力発動!デッキの上から3枚をドロップゾーンに置いて、その中の必殺モンスターをコール出来る!」
コウヤ「なんだと!?」
1枚目は、太陽の盾
2枚目、メラブレードドラゴン
3枚目、、、
バルソレイユ"エターナル・バルブラスター"
キリト「必殺モンスター!!」
リン「やった!!」
梨璃「必殺コール!ゲージ3を払って、バルソレイユを必殺モンスターに!!」
ゲージ6→3
梨璃「サイズ3、攻撃力防御力共に10000!打撃力3のモンスターとなり、ドラゴンフォースを装備していればこのカードの攻撃は無効化されない!さらに!太陽神の選択の効果で登場した時、太陽竜のアイテムと連携攻撃したこのターン中、攻撃力と打撃力は∞になる!」
コウヤ「防ぐことが出来ず、さらに受けるダメージは∞だと!?」
梨璃「いっけええええ!!!!!」
バル『エターナル!バル・ブラスター!!!!!」
虹色の光線がコウヤに命中した
コウヤ「これが、未来を信じた者の力か、、、」
ライフ8→0
梨璃の勝利!
司会「ゲームエンド!winner!一柳梨璃!!諦めずにファイトをし、見事!竜の姿となったコウヤ選手に勝利した!!!!」
梨璃「ありがとうございました!」
コウヤ「素晴らしい、見事な勝利だ。おめでとう」
梨璃「あ、ありがとうございま、、、」
すると梨璃は倒れかけたが、コウヤが支えた
コウヤ「おおっと、大丈夫か?」
梨璃「は、はい、、、なんか、疲労が来て、、、」
キリト「フューチャーフォースを使いこなせてないからか、、、」
リン「キリトさんはどうなんですか?」
キリト「いや、俺もまだまだだ。だけど、使いこなせればいつかこの力を使って戦う時がある」
夢結「そうなのかしら?」
???ー
?『フューチャーフォースか、厄介な力だが、ヤミゲドウの餌にしたらもっと強くなるな。なぁ、ヤミゲドウ?』
ヤミゲドウは咆哮して返した
?『もう待ちきれんか、いいだろうそろそろ挨拶しなければな!!』
人型ヒュージはそう言い、その場から消えた
続く、、、
キリト先生のバディファイト講座
今回は、ドラゴンフォース”超太陽の型”について解説するよ
バルソレイユの力が秘められているトリプルカードのドラゴンフォース
場にサイズ3のバルソレイユがいるなら解放出来て、さらに2回攻撃を持っている
梨璃「つ、つよい!!」
さらにファイナルフェイズになった時、再攻撃が可能となり手札かドロップゾーンの必殺モンスターをコストを払ってコール出来るよ
梨璃「今だ!必殺!バルブラスター!!」
あはは、、、
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ついに決勝です!と、言いたいですが、どうやら不穏な感じがしますね、、、。一体どうなる!
では!また次回!!