西住しほの妹、その名はりほ:リメイク   作:G大佐

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更新が遅くなって申し訳ありません。色々と忙しかったために遅れました。

アンケートの結果、台詞と台詞の間を一行空けてみることにしました。投票してくださりありがとうございました。

いよいよ今週、最終章第3話が公開ですね。観に行きたいのですが……地元の映画館ではやっておらず、別の映画館がある地域では例のウイルスの感染者が増加してるとか……。ガルパンの神様は私に観るなと言いたいのでしょうか……。


練習試合

 練習試合が始まった。相手は、全国大会の常連校てある聖グロリアーナ女学院。ルールは殲滅戦。聖グロと大洗のどちらかが全車両を撃破すれば、試合終了となる。

 整備スタッフ専用のテントで、りほ達はモニターから状況把握に努めていた。

 

「大洗は、隊列を組んでる聖グロを挑発して、攻撃ポイントまで誘導する作戦ですかね?」

 

「シンプルかつ初心者にとっても立てやすいからねぇ、その作戦は」

 

「けど、大丈夫ッスかね? 相手は経験豊富な聖グロっスよ? 見抜いてると思うんスけど」

 

「いいや向こうは挑発に乗るさ。敢えて、だけどね」

 

「敢えて?」

 

 予想通り、みほ達の乗るⅣ号戦車が聖グロの隊列に挑発をかけた。聖グロ戦車隊はⅣ号戦車を攻撃しつつ追いかけ始める。

 

「な?」

 

「おぉー! このままポイントまで行けば!」

 

 だが、敵戦車ではなくⅣ号戦車がポイントに到達した瞬間に、Ⅲ突、M3リー、38(t)、八九式による一斉攻撃が始まった。幸いⅣ号に当たって無いが、味方に攻撃されたのでは堪ったものではないだろう。

 

「うえぇぇ!? ちょ、タイミング早すぎるっしょ!」

 

「大洗の子達にとって初めての実戦だからねぇ。緊張してた奴が撃ったのを切っ掛けに、周りの車輌も……てところかな?」

 

「初っ端からグダグダで大丈夫ッスかねぇ……」

 

 むやみやたらと撃ちまくり、命中していない。その間にも2両のマチルダが回り込んでいる。その様子を見たりほは、ふと自分なりの作戦を考えてみた。

 

「(崖を撃って、岩を落として道を塞げば……いや、無理か。崖が硬すぎる)」

 

 一方、後輩は衝撃的な光景を見る。砲弾の飛び交う中、戦車の外に出る生徒達を見つけたのだ。それは大洗女子学園の一年生チームだった。

 

「姐さん! M3リーの生徒達が車外に!」

 

「っ! 回収班を向かわせろ! 万が一に備えて救護班も待機!」

 

「M3リー、撃破! 38(t)、履帯が外れて行動不能!」

 

「38(t)の判定は?」

 

「有効ならず!」

 

 残りの3両(Ⅳ号、八九式、Ⅲ突)はその場から離脱、聖グロ戦車隊は追撃を始めた。

 

 

 

 

 

 市街戦の様子をモニターで観戦していたりほだったが、その光景に関心していた。

 

「旗に紛れて待ち伏せ攻撃か。良いねぇ、それこそがⅢ突の強みだよ。側面に撃ち込んだのもナイスだ」

 

「八九式も上手いですよ、ほら!」

 

 1両のマチルダⅡが立体駐車場を通りがかるが、そこでは昇降機のブザーが鳴っている。シャッターが開くのを待ち伏せするが、その後ろからも昇降機が上がっていた。そこには八九式の姿が。これにはりほもヒューと口笛を吹いた。

 

「おぉー、これは上手い」

 

 マチルダⅡの車長が気付いたようだが時すでに遅し。八九式の砲撃は燃料タンクに命中した。しかし、車体は無事だったらしく、八九式も撃破された。

 

 一方その頃、Ⅲ突も路地裏へ回り込んで攻撃をしようとしたが……上り旗をつけていたことが災いし、そのまま撃破された。

 

「(これで残るは……)」

 

 姪がどのように立ち回るのかを見守りつつ、りほは回収班と整備班に指示をした。

 

 

 

 

 

 それから暫くして、試合は終了した。

 

「大洗、負けちゃいましたね」

 

「……そうだね」

 

「……姐さん、何で笑顔なんスか?」

 

「なぁに、あの娘たちは伸びるなって思ってね。初戦でいきなり、待ち伏せ攻撃が出来る子がいるってだけでも相当さ」

 

 残念ながら、大洗女子学園は負けた。履帯を修復した38(t)が駆けつけたが、砲撃を外した為に撃破される。これで残り1両になった。

 しかし、みほの乗るⅣ号が次々とマチルダを撃破し、残るはチャーチルのみとなった。そこまでは良かったのだがあと一歩及ばず、撃破されたのである。

 

「(これは実りある敗北になったんじゃないかねぇ)」

 

 りほはニヤリと笑った。

 

「面白いことになりそうだ」

 

 そう呟かずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 試合を終え、両校の戦車の修理も終えたりほは、あんこう祭りを見に来ていた。

 

「みほちゃんは何処に行ったのかねぇ……」

 

 缶ビールを片手にみほを探していると、何やら音楽が聞こえてきた。

 

「お? 祭りの音頭かな?」

 

 聞こえてきた方へと向かい、踊りが披露されてるであろうトラックを見上げ……絶句した。

 

「あう、あうあうあう……!」

「もうお嫁に行けない~!」

「こうなったら仕方ありません!」

「もう堂々といっちゃいましょう!」

「そうするか」

 

「いや、何やってんのぉぉぉぉぉ!?」

 

 ピンク色のピチピチスーツに身を包んだみほ達を見て、そう叫ばずにはいられなかった。

 




もしもりほが、戦車道大作戦に登場していたら~その2~

台詞その3:「レオポンさんチームの子達は、良い腕してるね。連盟の整備士にスカウトしたいよ」

台詞その4:「流派に関係なく、どんな戦車も直すのがあたしのモットーさ。例え島田流でもね」
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