今回は少し読みやすいようにと、台詞と台詞の間を一行空けて見ました。
大洗女子学園が戦車を手に入れ、練習を始めてから数日が経った頃。生徒会室にて、杏と柚子と桃、そしてりほの4人は話し合いをしていた。
「いきなり練習試合か。まぁ、実際の戦車道を経験すると言う意味では良いかもしれないね」
「相手は聖グロリアーナ女学院です」
「しかも全国大会の常連校が相手かい。向こうが受け入れたこともそうだが、よく戦おうと思ったものだ。勝てると見込んでの挑戦かい?」
「まさか。実戦経験は積んでおいた方が良いという判断ですよ」
「急ピッチだねぇ。けどまぁ、嫌いじゃない」
それは、練習試合が組み込まれたと言うもの。しかも、相手は聖グロリアーナ女学院という高校だ。
聖グロリアーナ女学院は、所謂“お嬢様学校„の校風が強い。戦車道も強く、りほの言う通り全国大会の常連校だ。初心者がいきなり強豪校と戦うのは無謀かもしれないが、確かに一度は、実際の戦いを経験した方が良いだろう。
「ま、試合の時は両校の戦車を直すのがあたしの仕事だからね。そこから先の行動は君たちに任せるよ」
「勿論です」
そうして、練習試合の日は近づいていった。
練習試合当日。りほを含めた戦車道連盟の整備士たちは、会場で待機していた。
「
「全国大会を目指してるんだ。ハードスケジュールだが、やるしか無いだろうさ」
生徒たちは朝6時頃に集合してるらしいが、会場のスタッフ達はそれよりも早く集合している。ミーティング等で危険な場所や発砲禁止区域の確認をしたり、観客用モニターの点検など、やることはあるのだ。
眠気覚ましに、少し濃い目のブラックコーヒーを飲むりほ。強い酸味と苦味が、重い瞼を引き締めさせる。
「姐さん、来ましたよ!」
「おっ、いよいよか」
会場へと運ばれる戦車達が見えたため、その姿を見ようとスタッフ専用テントから出ていく。勿論コーヒーを飲みながら。
「聖グロは、やっぱりマチルダIIとチャーチルか」
「あれ? クルセイダーも居ませんでした?」
「あー……。クルセイダーの小隊長ちゃんがねぇ……」
少し前に聖グロリアーナ女学院から緊急の依頼があり、クルセイダー巡航戦車を修理した事があった。その時に煤まみれになった赤い髪の少女が、額の広い金髪の生徒に怒られていたことを思い出した。聖グロは『優雅な戦車道』をモットーとしている為、それに反するとして今回の試合から外されたのだろう。
「次は大洗女子学園……」
「どうし……ブフォォッ!?」
後輩の声が突然小さくなったのでりほも目を向けた瞬間、思わずコーヒーを吹き出した。
そこには、カラフルな戦車達が居たのである。後輩は思わず絶句し、りほは苦笑いを浮かべた。
「ピンク……金色……上り旗……!」
「こりゃまた、随分と気合い入ってるねぇ。迷彩効果は別として」
ピンク色に塗られたM3中戦車リー、金色の38(t)、上り旗が付けられたⅢ号突撃砲、何か文字が書かれている八九式と個性豊かである。Ⅳ号戦車は唯一シンプルな塗装だった。
「(さーて、今回の試合であの娘たちは何を学ぶかね)」
「カッコいい戦車がー!」と嘆く後輩を余所に、りほは姪たち大洗女子学園の生徒たちを見つめた。
もしもりほが、戦車道大作戦に登場していたら~学園メニュー~
台詞その1:「まほちゃんとみほちゃんの、幼い頃の話でも聞くかい?」
台詞その2:「西住しほが、あたしの姉さんさ。似てないってよく言われるけどね」
台詞と台詞の間は、空けたほうが良い?
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良い
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良くない(今まで通り詰めて書いてほしい)