新旧三馬鹿六人のインフィニット・ストラトス   作:ナナシのG愛好家

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いざ入試!!女尊男卑の世界をぶっ壊す☆

「いや~ようやくこの日が来たねぇ。」

 

 そんな事を呟き、更衣室でISスーツを纏うのは、クロトだ。

 

「待ちくたびれたぜ。ま、努力の後には、『お楽しみ(・・・・)』が待ってるもんだ。」

 

 そう言い、オルガは端正な顔を歪めながら靴紐を結ぶオルガ。

 

「何でもいいよ。ま、ステラ達には悪いね。オレ達先に楽しむわけだからさ。」

 

 そう呟くのは、シャニだ。彼らは今、IS学園の筆記試験を終え、来る実技試験に向けた準備をしている。

 

「それにしても、信じらんねぇな。まさかコイツがカラミティだなんてよ。」

 

 そう言うオルガが掲げるのは、本のしおりだ。サメのマークの描かれた水色のしおり。

 ISは基本、待機形態と言う状態になり、何処にでも持ち込むことが出来る。それだけじゃない。拡張領域と言うものが存在し、それに物をしまうことも出来るのだ。

 

「まぁねぇ。ボクのレイダーはオルガのより機能的だけど。」

 

 そう言うクロトが掲げるのは、黒と赤のダイバーズウォッチだ。白で、『Reider』の文字が彫り込まれている。

 

「そう?俺のの方が使えね?」

 

 そう言うシャニが見せるのは、携帯プレーヤーだ。鎌を模したレリーフのステッカーが貼られている。

 

「何でもいいよ。行くぜお前ら。時間だ。」

「一番手はオルガだっけ?頑張ってね~。」

「ダッセェとこ見せんなよ。」

「ハッ、言ってろ。」

 

 そう言うオルガは、待機室の扉を開け、カタパルトデッキに来た。

 

「ああ、ウズウズして来たぜ。お前もだろ?カラミティ。」

 

 手に持った本。それに挟まれたしおりに呟く。

 

「派手に暴れようぜ?相棒。」

 

 しおりが光に包まれ、手に持っていた本が拡張領域にしまわれる。

 現れるのは、青色ベースの、全身装甲のIS。

 背にそびえるキャノン。盾に仕込まれた連装砲、大型バズーカ。

 

「一番槍だ!!更地にしてやるぜぇ!!」

 

 咆哮と共に、カタパルトから、飛び立った。

 

「全く。ISは尊い女性だけの物。外卑た男が乗っていい代物ではありません!!」

 

 そう言うのは、教師の中でも、女尊男卑に染まっている教師の物だった。オルガはこれから、彼女と一対一で戦うのだ。

 

「(何だコイツ。いかにも自分()オレ()より偉いですって感じのオーラ出してやがる。気に入らねぇな。)」

「私と勝負しなさい。オルガ・サブナック。貴方の技量を見定め、このIS学園に入るに足る器か、確かめさせてもらいます!!」

「ウゼェ。前置きはいいから、やっちまおうぜ!!」

「下品な。なら、お望み通り!!」

 

 教師は、フランス製の量産型第二世代IS、ラファール・リヴァイブを駆り、ライフルを放ってくる。しかし、オルガは軽く盾で防いぎ、バズーカを見舞う。

 しかし、流石はIS学園の教師。それをあっさり躱し、上手く盾の隙間を三点バースト射撃で狙ってくる。

 素早く飛び上がったオルガ。カラミティには、リヴァイヴの様な対空能力は無い。せいぜい、スラスターで飛び上がるのが精いっぱいだ。しかし、オルガの狙いは高台を取る事。

 

「オラァ!!」

 

 背中のキャノン、スキュラをばら撒く。

 

「くっ!!」

 

 とっさに躱すが、そこに盾の二連装砲、ケーファー・ツヴァイに、バズーカ、トーテス・ブロックの射撃をばら撒く。

 量産機で、この弾幕を受けきれる筈もなく。

 

「くっ!!」

 

 ライフルが破壊され、そこにトーテス・ブロックの弾が直撃した。

 

「ハハッ!!撃ち落としてやったぜぇ!!」

 

 ぐっ、墜落し、地面を転がるリヴァイブ。ISにはシールドエネルギー、SEと呼ばれるものがあり、パイロットにダメージは無いが、揺れれば脳震盪が起きるし、SEにも限界はある。

 競技用に定められたSEは600。トーテス・ブロックの一撃は、一撃でSEを450ももぎ取った。

 

「くっ!!あの男、中々でき………ッ!!」

 

 ふらつく足で立ち上がろうとした時、ハイパーセンサーに上からの反応があった。

 とっさに見上げようとしたが、その瞬間、すさまじい衝撃が走った。

 

「がぁっ!?何がっ………。」

「ハロー。」

「ッ!?」

 

 その正体は分かった。自分のISは蹴飛ばされ、片足でカラミティに踏みつけられているのだ。

 

「離れろッ!!このっ………。」

 

 近接ブレードで反激しようとしたが、ブレードに衝撃が加わり、刀身が吹き飛んだ。

 

「ククッ、残念だったなァ。」

 

 銃弾を放ったのは、オルガのケーファー・ツヴァイだ。

 

「くッ、」

「どうよ、人生初の、男への敗北は。」

「黙れっ、私はまだ………がっ!!」

 

 しかし、シールドのとがった先端が、彼女の腹にめり込んだ。

 

「何かムカつくんだよなぁ。お前。俺のこと汚ねぇモン見るような目で見やがってよォ。オレはドブネズミか何かですか?アァ?」

「こ、この」

「あぁ、冷めたわ。初戦だから期待してたのに、ぜんっぜん楽しくねぇ。ザコじゃぁ相手にならねぇよ。」

「なっ!!貴様アアァァァァッ!!」

「ハッ、いっちょまえに吠えてんじゃねぇよ!!」

 

 腹にケーファー・ツヴァイが炸裂し、教師のISはSEが0になり、停止した。

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「へぇ、キミがボクの相手をしてくれるのかな?」

 

 レイダーを狩るクロトは、日本産量産IS、打鉄に乗る教師を見た。近接武器の刀が装備された、オリジナルユニットだ。

 

「ええ、私も国を背負って立つ者の端くれ、代表候補生だった者です!!教師の面子もあります!!油断も傲りも無し。本気で行きますよ!!」

「いいねぇ、やってみなよ!!」

 

 挑発的な言動のクロトに、刀を構えた。

 

「行きます。ハアアァァァッ!!」

 

 刀での上段切りを、彼は右手に装備された鉄球、ミョルニルを使って器用に防ぐ。

 

「ダメだよそんなんじゃ!!ほらほら!!もっとボクを楽しませてよ!!」

 

 そう挑発すると、

 

「ッ!!舐めるなぁッ!!」

 

 怒った教師は渾身の斬りつけを見舞うが、クロトはそれを、機体を回転と同時に変形させ、潜り抜けた。

 

「なっ!?変形した………だと!?」

「遅い遅い!!射殺!!」

 

 とっさに振り返ったが、反転したレイダーが、バルカンでの弾幕を張って来た。

 

「ッ!!」

 

 とっさに防ぎ、距離を取ろうとするもレイダーは弾幕を張りながら接近してきた。

 

「何ッ!!」

 

 反撃しようとするが、防いでいてもガリガリと削られていくSEを、これ以上無駄にするわけにはいかない。それを悟った教師は、急降下で射線から逃れた。

 

「反撃を………ぐあッ!?」

 

 しかし、そこに、銀色の物が飛んできた。もろに食らい、SEが更に削られ、残すところ109となった。

 

「何が………ッ!!ハンマーか!!」

「アタリ。けど、遅いよ!!」

 

 気が付いた時には、脚にミョルニルが巻き付いていた。

 

「ハンマーが?ッ!!」

「そら―ッ!!撃殺ッ!!」

 

 そのまま、ミョルニルを引っ張り、クロトは教師を叩きつけた。

 

「この程度でッ!!ッ!?」

 

 地面にたたきつけられた教師が見たのは、腕に付いた機銃を構えた、レイダーの姿だった。

 

「お終いだよッ!!抹殺!!」

「お見事………!!」

 

 機銃の弾幕が叩きつけられ、勝負は終了した。

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「へぇ、アンタが俺の相手?」

「なめた口を。貴様のような男なぞ、叩き潰してくれる!!」

 

 そう言う女教師は、ラファール・リヴァイブを身に纏っていた。しかし、先ほどの教師が身に着けていた物とは違う。チューニングの施された改修機だ。

 

「イヤな奴。気に入った。」

 

 ツインアイのヘルメットの奥、シャニはニヤリ、と笑った。

 

「なめた口を!!」

「利けなくしろよッ!!」

 

 そう言うが否や、鎌をリヴァイヴ目掛けて振りかざした。

 

「その程度!!」

 

 しかし、流石は教師か、素早く回避し、ライフルを撃とうとしたが

 

「ウラァーッ!!」

「ッ!?鎌を!?」

 

 シャニは機体をひねり、鎌を投擲したのだ。

 驚いてとっさに躱すと、さらにバックパックを被ったシャニは、レールガンを向けていた。

 

「しまっ!!」

「これやるよ。」

 

 二回。二連装レールガンが放たれた。一発はラファールのライフルを破壊し。残りの三発でSEを450も削った。

 

「このッ!!」

「こいつはオマケ。」

 

 そう言ったシャニが放ったのは、ビームカノンだ。かなりの火力を有するビームが放たれるが、

 

「くっ!!舐めるなぁッ!!」

 

 教師の意地で、紙一重で躱した。

 

「これでェッ!!」

 

 そして、近接用のブレードで接近戦を仕掛けようとするが、

 

「もらった。」

「何?ぐああっ!!」

 

 背後から躱したはずのビームが飛んできたのだ。

 放ったビームを一度、好きな角度に屈折させることのできる兵器。フレスヴェルグだ。

 

「はい。俺の勝ち~。」

 

 着地し、ISを解いたシャニはニヤリと笑って歩いて行った。

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「次俺達の番だってよ。スティング。」

 

 そう彼に声をかけたアウル。そわそわしているのか、手に持ったサメを模した懐中時計を握り締めている。

 

「そうか。予想より早かったな。」

 

 そう言うスティングは、本を置き、机の上に置いていた日記帳を手に取った。

 

「ステラは準備出来てるってよ。行こうぜ。」

「おうよ。やるからには、楽しもうな。アウル。」

 

 そう言う二人は、新しい人生と言うものに、期待を膨らませていた。

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