提督「手を出してはダメだダメだダメだ…(ブツブツ」 作:笑顔号
どうも。私はある鎮守府を任されている提督である。
この鎮守府を任され早3年。初めの頃はいくら座学や訓練を受け着任したとはいえ右往左往、四苦八苦、とにかく大変であった…。それでも幾度の決戦を艦娘たちと乗り越え、今ではそれなりに大きな鎮守府となった。あぁ…何か感慨深いものがあるな…。
ところで私は今、何をしてるかだって…………?
我慢している…。めちゃくちゃ我慢している。何をかって……………?理性をだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
なぜだ。なぜこうなった。確かに私は着任した頃から艦娘には出来る限り気を使い、コミュニケーションを取り上手くやって来たつもりだ。その甲斐あってそれなりには信頼されている。
しかし!!距離感が近い。しかもそれがほぼ駆逐艦で下心がないのがタチがわるい。確かに初めの頃は父に甘えることが出来ないことを思い、多少のスキンシップは許していた。しかし徐々にエスカレートし、いつからか風呂にまで来るようになった。
この間の時津風と雪風なんて
「しれぇ!体洗ってあげるね!」
って自分の体いっぱいに密着して隅々まで洗ってきた。流石にまずいと風呂は別々にと駆逐艦達に言っても断られる始末…。
えっ、注意の仕方が悪いんじゃないかだって?
なら君たちは時津風や雪風が涙目になって
「しれぇは雪風のことが嫌いになったの?」
だの、夕立が
「提督が言うなら仕方がないっぽい…(シュン)」
って犬の耳みたいな髪がしょんぼりしてるのを見ても止めさせることができるのかっ!!!!!!
おっと、取り乱してしまった。すまない。しかし、なんとか対策を取ろうと戦艦や重巡の子達に相談したのだが
「提督にならばあの子達を任せても問題ないだろう。」
「榛名は大丈夫です!」
「ふっ、そんなことより今晩飲まないか?」
長門よ、そういう話じゃないんだよ。榛名よ、何が大丈夫なんだ…。那智よ、いやもうコメントするのも疲れた。とにかく他の艦娘達は当てにならなかったのだ。
そして現在だが、島風と天津風が私の布団の中にいる。ただ一緒に寝るだけならまだいい。
「……スゥスゥ…オッソーイ…」
「…ムニャムニャ……」
あぁ!島風!止めろ止めるんだ…。そんな服装で足を絡めるな!天津風!胸を腕に押し付けるな!
「ムニャムニャ…オイシソウナケーキ……」
あーー、耳を噛むな!やめ…やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
次の日の朝。
はぁはぁ、なんとか朝を迎えることができた…。しかし今回は特に厳しいものであった。結局ほぼ一睡もできなかったからな。それにしてもここ最近は本当に危うい…。本当に下心がないのかさえ疑問に感じている。いやいや、まさか駆逐艦達がねぇ。そんなはずはないだろう…。
コンコンコン ガチャ
「提督、おはようございます。」
「あぁ、おはよう大淀。」
「本日もよろしくお願…、提督?少しクマが出来ているようですが大丈夫でしょうか?」
大淀は心配そうに提督に尋ねた。
そりゃクマもできるわ!おっと流石に大淀相手に「駆逐艦に欲情してしまいそうになり寝れませんでした。」とはいえない…。そんなもん憲兵さんものだわ。
「ふむ、少し夜中に目が覚めてしまってな。そこからしばらく寝れなかったのだよ。」
「そうですか…。お身体には充分気をつけて下さいね…。それからお二人もそろそろ起きて下さい。では本日もよろしくお願いいたします。」
パタン
そう言うと、大淀は部屋を出ていった。
しかし…大淀よ…。両サイドに駆逐艦がいる状況に反応無しとは。私のことを信用してくれてると思うと有難いことなのだが、少しは注意があってもいいと思うぞ。
「ムニャムニャ…おはよお司令官」
「…ムニャムニャ……」
しかし今回はなんとか誤魔化せたが、これだと私の体が持たんぞ。早急に対策を打たねば…。
ある部屋の中…
「うーん。今回も失敗かぁ…。」
「手を出してくれそうな気配すら無かったのよね。」
「やっぱり私達は恋愛対象じゃないんじゃ…。」
「まだよ!まだ諦めるには早いわ!ついにあの子達も私達の計画に賛同してくれたわ!」
「でも…あの子達でもし司令官が手を出してしまったら、それこそ私達がそういう対象じゃないってことになるんじゃないかい?」
「うっ…確かに…。で…でもおんなじ駆逐艦だから大丈夫よ!どちらにしてももう近いうちにあの子達が仕掛けることは決定済みなんだから!」
「それもそうだね。」
新たな刺客が動き出す。
果たして新たに動き出した人物とは?そして提督の理性の運命はどうなる!?
ここまでご覧頂きありがとうございました。
しかし短い。とても短い!個人的には5000字は書いたつもりでしたが半分も無いとは…。毎回10000字とか書いている方達にはリスペクトしかないです。
次回以降については現段階では白紙のためわかりません。ただしばらくは暇だと思うのでそのうち投稿すると思います。