提督「手を出してはダメだダメだダメだ…(ブツブツ」 作:笑顔号
「ほ…本日秘書艦を勤めます潮です。よろしくお願いします。」
「あぁ、よろしく頼む。」
あの後、二人はいつものように朝食まで一緒に過ごし、仕事が始まると共に帰っていった。二人と一緒だと対策を考える暇もなく…
「あ…あの提督。少しお疲れのようですが大丈夫でしょうか…?何か暖かい飲み物でもご用意しますか?」
あぁクマができ、さらに対策を考えようと少し難しい顔をしていたようだ…。
「あぁすまないね。大丈夫だ。少し考え事をしていただけだ。そうだな…。ではお茶を頂こうか。」
「はい。わかりました。」
潮は、温かいお茶を淹れるため執務室の脇にある洗い場に向かった。
しかし、潮も初めの頃はもっとおどおどしていてコミュニケーションをとるのも苦労したが、かなり話もしてくれるようになったな。
コトッ
「どうぞ。」
「ありがとう。しかし潮はよく気がきくものだ。いつも助かっている。」
「いえ…//」
潮は少し照れながら答える。
「そういえば、潮はあまり褒美などねだらないが、何か欲しいものなどはないのか?先週もMVPを取っていただろう。何か私にさせて欲しい。」
「わ、私なんかがご褒美なんてっ」
潮は即座に提督の提案を否定すると、せっせと資料の整理を始めた。
ふむ、潮は駆逐艦の中でも引っ込み思案なところがあるんだよな。他の駆逐艦ならほぼ間違いなく何か欲しがることだろう。それこそ聞く相手を間違えれば…憲兵さん行きにされるようなことを要求されそうなものだ…。それに比べると潮は欲しがることが無い分こちらから多少強引にでも聞かないといけない。ちなみに夕立あたりはほぼ毎週、撫でる・褒める・甘味は当たり前だ。
「私は潮には感謝している。私が着任して間もない頃からこの鎮守府の一員として頑張ってくれた。もう3年近くになるか…。そんな功労者に私はあまり褒美さえあげることが出来ていない。これは私の我が儘でもある。潮。何か私に出来ることは無いだろうか?」
「………。えっと何でもよろしいのでしょうか?」
提督の言葉に潮は作業の手を止め少し考え込むと、こちらの顔色をうかがいながら質問してきた。
「ふむ、私のできる範囲はあるが範囲内であれば大丈夫だぞ。」
「で…では、その…提督は最近、一緒に駆逐艦の子達とお風呂に入っていると聞きました(雪風に)。よ…よろしければ、私も提督のお背中を流させて下さいっ!」
アウトーーーーーーーーーッ!!!!!!
潮、お前もか!
なんでや。普通、異性との風呂なんて嫌がるだろう!艦娘は羞恥心がないのか?そうなのか?いや、そんなことより潮、お前はダメだ。どことは言わんが完全にアウトだ。…ん?じゃあRJは大丈夫なのか?
とある寝室
「誰かうちの禁忌に触れたな…呪い○ろす」
(ブルッ
おっと…、脱線してしまった(急に心臓が握り潰されたかと思った…)
とにかく、まだ子供らしい雪風達ならまだしも潮はまずい…。どうにか考えを変えてもらわないと!
「なぁ…潮。ほ…他には何かないのか…?」
「やっぱり潮なんかじゃダメですよね…」(シュン)
あぁ!めっちゃ落ち込んでる。ヤバいヤバいヤバい。
「いや、潮よ。私の背中を流すとなると私がして貰う側になってしまうではないか。そうではなく潮がだな…」
提督はなんとか潮が悲しまないようにただ別のものに変えてもらおうとした。しかし潮は…
「そんなことありません!雪風ちゃんが言っていました。「しれぇと一緒にお風呂に入って家族になれた」と。私はまだ着任して間もないころに提督から「私達は家族である。」と教わりました。私は着任してから提督とはたくさんお話しました。戦いも乗り越えました。でも私はまだ提督とお風呂に入っていません!これじゃあ私はまだ家族に、提督の支えになれません。うっ…うえぇぇぇん。」
ついに潮は泣き出してしまった。
マズイマズイマズイ。潮ガチ泣きじゃないか。しかしなぜ 一緒に風呂=家族になれる になるんだよ!雪風も一緒に風呂に入って家族になれたって、どういうことだよ!訳わかんねぇよ!確かに「私達は家族だ」的なことは言ったよ。けど誰が一緒に風呂に入ることが家族になることになるんだよ。あぁ、それよりも潮をどうにかしないと。
「潮。私達はもうすでに家族だ。同じ屋根の下、同じ飯を食べ、共に苦難を乗り越えてきた家族だ。何か不安に思ったかもしれないが私は潮はかけがえのない存在なんだ。だから泣かないでくれ。」
なんとか泣き止んでもらうように提督は必死になって潮
に話しかける。
「うっ…うっ…、で、でも雪風ちゃん達はあんなに嬉そうに話していました。それを見ると私置いてきぼりにされてるみたいだなって不安になって…」
「置いてきぼりなわけないだろう。そもそも私の風呂に入ってきたのもごく一部だし、そうなると他の戦艦、空母、重巡、軽巡なんかの艦娘達はどうなるんだ。みんな一緒に風呂なんて入ってないぞ。」
「で、でも、雪風ちゃんは同じ駆逐艦です。」
「いや、確かにそうだが…。」
潮は発育済みだからダメだ、とはいえん…。しかし、流石に潮はダメだろ。
「やっぱり、提督は潮なんて…うぇぇぇん…」
「わかった!わかったから!一緒に入ろう!存分に私の背中を流せ!」
これには提督も折れるしかなかった。
「ふぇ…?い、いいんでしょうか?」
「あぁ、私達は家族だ。多少の我が儘くらい聞くのも私の仕事の範疇だ!」
「ありがとうございます(満面スマイル)」
あぁ、結局こうなってしまう。しかしこれだけ笑顔になってくれるならもういいか…(諦め)
それから1日の仕事が終わり夜…。
「て、提督、入りますね?」
「あ、あぁ…」
ヤバいよぉ。憲兵さんものだよぉ。さっきはもういいか、ってなったけどよくよく考えるとやっぱりダメだろう。憲兵さん。大丈夫です。私、理性ハツヨイカラ…。
ガラガラガラ
「失礼します…」
流石にタオルは巻いてくれているのが幸いか…。い…いや、あれはマズイぞ。素数だ!素数を数えよう!
334…334…334…334(ナンデヤ、ハンシンカンケイナイヤロ
あぁダメだ。とにかく落ち着け。落ち着こう。
「ヒィー、ヒィー、フゥァーー。」
「えっと、提督?」
「あぁ、すまない。では早速背中を流してもらおうか。」
「そうですね。で、では失礼します。」
すると、潮は持参したであろうボディソープを泡立てると、一生懸命に提督の背中を洗い初めた。
「っん!っん!っん!」ゴシゴシゴシ
おい、待て。なんかエロいぞ…。いや違うんです憲兵さん。これはただ背中を洗ってもらっているだけなんです。けしていやらしいナニかをしている訳じゃないんです!信じて下さい!
…………
「提督、終わりましたよ?」
「あぁ。ありがとう。とても上手だった。」
あぶねぇ。もう少しで元気溌剌になってしまうところだった…。しかしこの破壊力はマズかった…。今後はある程度選別するのは必至だな。(←混浴禁止という選択肢はないようだ…。)
その後、(風呂で)潮とたくさん話した。時折提督が危うくなりかけたりもしたが、特に事故が起きることもなく、無事に潮と新の家族になりました。
潮ちゃん、良かったね!家族(意味深)になれたよ!
無事2話は完成しましたが、今後の構成も何も無いのでどうしよう…(アホです)
あと風呂シーンはどこからがR指定が入るラインなのかがわからなくて一番ソフトな感じになりました。(ちょっとソープでの洗いかたとか調べたのはここだけの秘密)
とにもかくにも、ここまでご覧になられた方ありがとうございます。今後はより自分のペースで更新出来ればと考えておりますので、気長にお待ち下さい。
(追記)
こんなにはやく評価がつくとは思いませんでした。高評価ありがとうございます。制作の活力になります。