提督「手を出してはダメだダメだダメだ…(ブツブツ」   作:笑顔号

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投稿してない間、妙にpv,ua数が伸びてるな…、と思ったら総合ランキングに入ってるだと…(驚愕)
すごいですね…ランキングに入ると…。伸びが凄まじい。衝撃で作者はあたふたしておりますが、なんとか最新話も完成しました。
楽しんでいただければ光栄です。


第7話

「報告は以上なのです。」

 

「ご苦労だった。」

 

報告を終え、電は執務室から退席する。

 

さて…、いつも通りの遠征任務。回収はボーキが250か…。しかし、報告にあったが雷が少し体調を崩しているらしい。特に問題はないそうだが、念のため検査を受けるようには言ってある。大事に至らなければいいのだが…。

 

……

 

「今日もお疲れ。」

 

「お疲れ様でした。」

 

バタン

 

日は沈み、今は夜7時過ぎ。本日分の仕事が終わり大淀を部屋に帰す。

 

あとは間宮のところで夕食を食べ、いつも通りならその前後で誰かしらとエンカウントし、そのまま寝るまでって流れだろう(常習犯)。たまにエンカウントせずにゆっくり出来ることもあるが…、まず無いだろう。ただ今日は雷のことがあるしさっさと夕食を食べて少し様子だけでも見ておくべきだな…。

 

提督はそう決めると、サッと風呂で汗を流し(本日は突入艦なし)夕食のため間宮の食堂の元へ向かった。

 

食堂には艦娘が何人かいたが、駆逐艦は今はいないようだ。

 

「おぅ。提督じゃねぇか!」

 

食堂にいた天龍に声をかけられ、同席することとなった。

 

………

 

「ごちそうさまでした。」

 

特に何ということは無く食べ終わった提督は、第六駆逐隊の部屋に向かおうと席を立った。

 

「なんだよ提督。もう行っちまうのかよ。」

 

「すまない。雷が少し体調が悪いらしく様子を見ておこうと思ってな…。」

 

「そういうことなら、さっさと行ってやんな。」

 

天龍は提督の言葉に潔く引き下がる。そして提督は間宮に一声かけると食堂を後にした。

 

提督は雷のいるであろう第六駆逐隊の部屋に向かっていた。その途中、廊下で提督は響がいるのに気がついた。

 

「あれは…、おーい響。」

 

響は提督に呼ばれるとこちらへ来た。

 

「司令官。ちょうど探していたところだったから良かった。どうしたんだい?」

 

「ん?私のことを探していたのか?あーいや、雷が少し体調が悪いと聞いていたからな…。少し様子を見ておこうと思ってな。」

 

「なら良かった。私もちょうどその事で司令官に雷を元気付けて欲しくて部屋に呼ぼうと思っていたんだ。じゃあいこうか。」

 

響はそう言うと提督の手をとり、第六駆逐隊の部屋まで連れていった。

 

部屋の前につくと、響は握っていた手を離した。

 

「雷、電、暁。司令官を連れてきたよ。」

 

ガチャ

 

「司令官!」

 

「こんばんわなのです。」

 

「…おつかれ~、司令官。」

 

暁・電は元気良く駆け寄ってきたが、雷は布団に横になりながら少し元気無く提督に挨拶をした。

 

「雷。大丈夫なのか?」

 

「…えぇ。問題ないわ。」

 

うむ…、少し元気がないな。最近は大規模作戦も無いから遠征任務くらいだ。特にハードワークという訳ではないはずだが…。

 

提督は原因について考え込んでいた。しかし特に普段の仕事が原因とは考えられなかった。提督は雷を心配し、二言三言言葉をかわす。そんな中、

 

「ねぇ司令官。私たち、これからお風呂に行くけど、雷は調子が悪いから私たちがお風呂に入ってる間ここにいてくれないかい?」

 

ふと響は、そう話を切り出した。提督は特に予定も無かったのでそのお願いを了承した。そして、三人は風呂に行く準備を整えると、

 

「じゃあよろしくね!司令官。」

 

三人はそう言うと部屋から出ていった。

 

五人居た部屋が急に二人になったことで静けさが一段と感じる中、雷は掛け布団をのかすとゆっくり体を起き上げこう切り出した。

 

「ねぇ…、司令官。あっちの机にお薬があるから取って欲しいわ。」

 

「分かった。」

 

ガサゴソガサ…

 

提督は机の上に置いてあったビニール袋から薬を取り出す。

 

薬はこれだな。…ん?んー?見間違いか…。

 

提督はその薬をよく見直す。

 

座薬…。……………!?座薬だと!

 

「えっと。雷?これは明石からもらったのか…?」

 

(※艦娘の簡易的な検査は明石が行う設定にしてます。重い病気などは別。)

 

「えっと…。響達が「これが一番効果がある。」って」

 

「因みに雷。これの使用方法は知っているのか…。」

 

まさか座薬であるとは思っていなかった提督は困惑した。そして、雷が知らずに貰ったのではないかと考えた。

 

「えぇ。お尻から入れるんでしょ?」

 

しかし雷は当たり前でしょ?と言わんばかりの顔で答えた。

 

…最近の子は座薬も当たり前なのか…。私は座薬など使ったことは無いぞ…。えぇ…。にしても少なくとも今、私に座薬を取らせるのもどうかと思うぞ雷…。

 

「司令官…。実はまだこのお薬…使ったことないの…。手伝って欲しいな…。」

 

唐突に現れた座薬に困惑する提督だが、雷はそんな中で弱々しくそうお願いした。

 

いやいやいやいや…。ダメだろ…。そんなこ…雷。そんなうるうるした目でこっちを見るな。そんな目をしたってダメなものはダメだ。

 

提督は即座に脳内で否定するが雷は無言でこちらを見つめる。

 

「雷。やり方は分かるだろう?流石にこれは自分でやることだと思うぞ。」

 

提督は諭すように雷に答える。

 

「自分だと思いきって奥まで押しきれないから…。だから…」

 

シュルシュル

 

雷はおもむろにズボンとショーツを脱いだ。提督は止めることが出来ず、咄嗟に別の方向に向くことしかできなかった。

 

「司令官…。お願い。」

 

申し訳なさそうな顔でそうお願いする雷に提督はお願いを訊くしかなかった。

 

雷は体調が悪いんだ。それを治すことが最優先じゃないのか?座薬だって立派な薬だ。邪な考えがあったのは私だ。そうだ。これは子供に対する医療行為だ。医療行為だから何の問題もない。ただ薬を入れるだけだ。だから私のすることは何の落ち度もない。

 

提督はそう自分に言い聞かせる。

 

「とりあえず雷、体を横にして寝転んで膝を曲げてくれ。掛け布団はかけて大丈夫だ。」

 

「分かったわ…。」

 

ゴソゴソ

 

雷は体勢を整える。提督は「医療行為だ。問題ない」とずっと心の中で唱える。

 

「よし。じゃあ入れるから力を抜いてくれ。痛くはない。心配するな。」

 

「うん…。」

 

ふぅぅぅ…。やるんだな?それでいいんだな?医療行為だもんな?雷が楽になるなら問題ないな!いくぞ!

 

提督は最後にそう自分に問いかけ、そして覚悟を決めた。

 

ニュプン

 

「ひゃあ///」

 

とその時だった…。

 

ガチャ

 

「雷?どうしたんだい?」

 

最悪のタイミングで響が帰って来た。他の二人はまだのようだ…。しかしこの光景、掛け布団はしているため詳細には判断できないが、「雷に手を出している提督」と見えかねない。

 

あっ終わった。

 

提督はそう瞬時に悟った。しかし響は…

 

「なんだ司令官。そういうことなら私も入れてくれないか?」

 

何を思ったのか響はパジャマを脱ぎはじめる。

 

「ちょっ!待て待て。何を勘違いしている。私は医療行為をしていただけだ!」

 

とりあえず今はこの場を治めようと提督も必死に弁解する。しかし…

 

「大丈夫。私は嬉しく思うよ。でもヤるなら私も入れてしよう。問題ない。合意の上なんだから。」

 

響はパジャマの脱ぎ捨てると雷と提督のいる布団へ。そして提督に近づき

 

「私は激しくして欲しいかな?」

 

そう呟いた。そして提督の右腕にくっつく。そしていつの間にか雷も左腕に絡み付いていた。

 

…あかん。これ逃げられへん。どないすんねん。もう無理やん。憲兵さん。相手から迫られた場合は問題ないってことは無いでしょうか?検討お願いします。

 

提督はそんな状況に完全に現実逃避していた。

 

そんな提督に響は顔を提督に近づけてくる。

そして響の唇が提督の唇に触れようとした時…

 

ガチャ

 

「ただいまー!……にゃっ///!な、何してるのよ響、雷!」

 

このタイミングで暁が部屋に戻ってきた。

 

「二人とも離れなさい!もう司令官も何ボーッとしてるのよ!」

 

暁は腕に絡み付く二人を引きはがした。

 

そしてその後、暁は事情を三人に尋ねたが提督ら三人はなんとか誤魔化してその場は収まった。

 

こんな時、純粋な暁は本当に助かる…。

 

提督は心の底からそう思った。

しかし提督は自室に戻って改めて冷静にこの出来事を振り返り、暁と電はまだしも響と雷に対して今後どう接すればいいかと考え、夜はあまり眠れなかった。

 


ある部屋

 

「だから言ったじゃない!暁もこっち側に引き込もうって!」

 

「なら雷…。あの純粋で提督と手が触れるだけで顔が赤くなるような暁に私達のヤるべきことを説明することが出来るかい?」

 

「はわわわ。暁ちゃんは今のままでいて欲しいのです!」

 

「くっ…。確かに…。未だに赤ちゃんはコウノトリが運んでくるって本気で信じてるわ…。そんな暁に赤ちゃんは男のピーでピーしてピーするなんて教えることはできないわ…。」

 

「だろう?ならば、私達は今は三人でヤるしかないんだ。しかし電?私が部屋に行ってから君が暁を足止めするはずだっただろう?」

 

「ごめんなさいなのです…。提督が部屋にいるからってあんなにワクワクした顔で早く戻ろうとする暁ちゃんを見てると…」

 

「…っ。それは確かに難しいな…。今回は仕方ないね。」

 

「それよりこれからどうするのよ!今回で完全に提督にバレちゃったわよ?」

 

「仕方ないさ…。これからは正攻法で行くしかないね。」

 

いつか必ず提督を仕留めてみせる…。

 

さて、これから第六駆逐隊(暁抜き)と提督はどうなるのでしょうか…?提督の理性は守り抜かれるのか?次回以降に続く…

 

一方その頃暁は…

 

「Zzz…。ムニャムニャ。エヘヘ。シレェカンノテオオキイナ~♪…ムニャムニャ。」

 

 




言葉使いで1話から分かっていたかも知れませんがついに登場しました!第六駆逐隊!しかし…これは医療行為だから健全ですよね…?いや健全です!

補足としては雷の体調不良から座薬、響が突入するタイミングまで全てが仕組まれていた出来事です。えっなぜ雷らは座薬込みの作戦にたどり着いたのかだって?それは想像にお任せしますよ…フフフ。ただ第六駆逐隊の三人も暁の純粋さには勝てないようですね。

来週、用事で数日前から準備がいるので少し投稿期間が開く可能性があります。エタるということでは無いのでご心配なく!
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